JPS5836281Y2 - ブレ−キクラッチ機構 - Google Patents

ブレ−キクラッチ機構

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JPS5836281Y2
JPS5836281Y2 JP5110881U JP5110881U JPS5836281Y2 JP S5836281 Y2 JPS5836281 Y2 JP S5836281Y2 JP 5110881 U JP5110881 U JP 5110881U JP 5110881 U JP5110881 U JP 5110881U JP S5836281 Y2 JPS5836281 Y2 JP S5836281Y2
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JP
Japan
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clutch
brake shoe
brake
main body
reel shaft
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Expired
Application number
JP5110881U
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English (en)
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JPS57164568U (ja
Inventor
柳二 小倉
Original Assignee
有限会社 サンバ−クラタ
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は一本釣装置のブレーキクラッチ機構の改良に関
する。
一般漁業に用いられる一本釣装置には導糸の解放及び巻
取りを行なうリールのリール軸にクラッチ機構とブレー
キ機構を取付けた構造となっている。
上記の様な一本釣装置において、従来ではクラッチ機構
部は装置ケーシング内に内蔵されているが、ブレーキ機
構部はケーシングの外側に取付けられており、かつまた
両機構の操作レバーも各々に設けられている。
特にブレーキ機構部はケーシングとリールとの間に設け
られているため、その操作ハンドルが導糸に近く、絡み
ついて作業に支障をきたすものであった。
またクラッチ部、ブレーキ部の操作を別個に行なう必要
があり、作業性及び作業能率にも問題を有していた。
本考案は、上記の欠点を解消するために考案されたもの
で、その目的はブレーキ機構を一本釣装置のケーシング
内へ内蔵させると共に、クラッチ機構内に実質的に組込
み、かつ操作レバーを単一となしてクラッチ作動とブレ
ーキ作動を行ない得るようにし、作業性を向上させ、一
本釣装置自体のコンパクト化を図ることのできるブレー
キクラッチ機構を提供せんとするものである。
本考案は(イ)一本釣装置の本体内に基部を有しかつ先
端が同本体外に突出するリール軸、(ロ)同リール軸の
基部に間隔をおいて相対回転自在に取付けられる高速用
及び低速用スプロケット、(ハ)両スプロケット間にお
いて、上記リール軸に軸線方向には移動自在にかつ同リ
ール軸と一体的に回転可能に取付けたクラッチ本体、(
ニ)同クラッチ本体の外周面に凹設した環状の保合溝、
(ホ)上記クラッチ本体の外周面上に半径方向に接離自
在に取付けられるブレーキシュー、(へ)同ブレーキシ
ューの内周面に設けられ上記クラッチ本体の係合溝に嵌
合するガイド、(I・)上記本体内に配設されブレーキ
シューをリール軸に対して半径方向及び軸線方向に移動
可能に支持する支持杆、(チ)本体外に設けられ上記支
持杆に連係し、同支持杆を介してブレーキシューをクラ
ッチ本体外周面に接離させるとともにガイドと係合溝と
の係合によりクラッチ本体を上記高速用または低速用ス
プロケットのいずれかに係合させる操作レバー、とより
なることを特徴とするブレーキクラッチ機構に係るもの
である。
以下、本考案に係るブレーキクラッチ機構を具備した一
本釣装置の一実施例を具体的に説明する。
添付図面の第1,2図に一本釣装置の内部構成が示され
ており、その構成をまず大概的に述べると、1は一本釣
装置本体、2は電動機、3はトルク伝達機構部、4はト
ルク負荷設定装置、5は被駆動軸、Aは本実施例では例
えばスプロケットとスプロケットチェーンよりなる動力
伝達部、6はリール軸、Bは本考案に係るブレーキクラ
ッチ機構部、7は綾取り用回転軸、8はブレーキクラッ
チ機構を操作する操作レバーである。
またCは自動ストップ装置部である。
上記構成の一本釣装置の各要部についてその駆動順序に
従ってさらに述べると、まず電動機2からのスプロケッ
トチェーンにて動力伝達されるトルク伝達機構部3の構
造が第3図に示されており、図中3はトルク伝達機構本
体、5は被駆動軸、9は被駆動軸5に固着され外周にテ
ーパ面を形成したコーンホイール、10はコーンホイー
ル9のテーパ面に係合するテーパ面を内周面に形成した
コーン本体で、被駆動軸5にシール機構11を介在させ
て同心円的に回動自在に取付けられる。
また12はコーン本体10の一端に取付けられ、所望の
減速機構を介してスプロケットチェーンで伝動連結する
スプロケットである。
13はコーン本体10の一端開口部に取付けられ筒状コ
ーン本体10とともに油密封空間Eを形成するコーンカ
バー、14は被駆動軸5の外周面にシール機構14′を
介して回動自在に取付けられるスリーブ状のスプリング
押えであり、外周面に突出部14aを形成してなるもの
である。
そしてコーンカバー13とスプリング押え14はシール
機構13′を介して相互に回転可能に取付けられる。
さらに15はスプリング押え14の突出部14aで係止
されるごとく設けられたスラストベアリング環16はス
ラストベアリング環15とコーンホイール9間に介在し
、同コーンホイール9をコーン本体10に押圧するため
のスプリングである。
従って、前述の油密封空間E内に被駆動軸5に同心円的
にコーンホイール9、スプリング16、スラストベアリ
ング環15、及びスプリング押え14とその突出部14
aを内蔵させ、所要の手段にて潤滑油を同空間Eに充
填させることによりトルク伝達による逆回転機構が得ら
れる。
次に動力伝達部Aについて述べると、17.17’は被
駆動軸5に固着された第1スプロケツト、18゜18′
はリール軸6に回動自在となる様に所要の手段にて取付
けられた第2スプロケツトである。
そして第1のスプロケット17と第2のスプロケット1
8をスプロケットチェーン23で連結する一組の動力伝
達系と第1のスプロケット17′と第2のスプロケット
18′で連結した他の一組の動力伝達系が得られ、また
各スプロケットの外径を図示のように異に構成している
ので、上記の伝達系において前者は高速回転、後者は低
速回転を後述するブレーキクラッチ機構を用いることに
よって各リール軸に選択的に与える。
次に、本考案の要旨をなすブレーキクラッチ機構Bにつ
いて述べると、19はリール軸口6にリール軸の軸線方
向には摺動自在に、またリール軸回転方向にはリール軸
6と一体的に回転可能に取付けられたクラッチ本体で、
その外周面をブレーキドラム面19′として形成するも
のである。
また19aはクラッチ本体19の外周面、即ちブレーキ
ドラム面19′の中央に凹設された保合溝である。
さらに20は内周面がクラッチ本体19の外周面と同じ
曲率にて形成された弧状のブレーキシュー、20aは同
ブレーキシュー20の中央部から半径方向に突出したガ
イドであり、前記のクラッチ本体19に凹設された保合
溝19 aと係合するものである。
従ってガイド20 aの突出長さは係合溝19 aの溝
深長より若干短かく形成されたものである。
また20 bはブレーキシュー20の支持杆であり、リ
ール軸6に対し、その半径方向への移動、及び軸線方向
への左右の移動が可能に取付けられ、支持杆20 bに
連設した操作レバー8によりこれらの作動を行ない得る
ものである。
そして通常は、ブレーキシュー20の内周面がクラッチ
本体の外周面と若干の間隙をおいて、さらにクラッチ本
体19が中立位置(第1図の位置)となるように構成し
ており、ブレーキ、及び動力伝達時に操作レバー8を操
作することにより所望の作動が得られるものである。
即ち、操作レバー8により支持杆20 bを左右に動か
せば、ブレーキシュー20のガイド20 aがクラッチ
本体19の係合溝19 aと係合してクラッチ本体19
が左右に動くことになり、第2スプロケツト18.18
’の突出係合部と係合連結されリール軸6に動力が伝達
される。
また操作レバー8をリール軸6と直角をなす方向に動か
すことにより支持杆20bを介してブレーキシュー20
をクラッチ本体19のブレーキドラム面19′を弾圧し
てブレーキ作用を行なうことができる。
上記の主構成要素よりなる一本釣装置1を用いて操業す
る場合の同装置の作動について述べると、まず、操作レ
バー8によりクラッチ本体19を中立位置(第1図の位
置)におき、リール軸6が自由回転するようにして、リ
ール21に巻きとられている導糸22を海面下へ投じる
この時導糸22に付属した重錘が加速度を増して落下し
てゆくために、リール21が高速回転して、解き放たれ
る導糸が追随できずにばらついたり、もつれたりする。
これを防止するため本考案に係るブレーキクラッチ機構
のブレーキを作動させるのである。
その作動方法は、操作レバー8を第2図の矢印方向に引
けば連設する支持杆20 bがリール軸6の軸心方向に
移動し、リール軸と共に高速回転しているクラッチ本体
19のブレーキドラム19′に、ブレーキシュー20の
内周面が接触する様になる。
そしてさらに操作レバー8を引くことによりフ゛レーキ
シュー20がブレーキドラム19′が弾圧し、両者の摩
擦によってクラッチ本体19の回転が抑止され、従って
リール軸回転が減速されて導糸22の解放が緩やかに行
なわれ、前記のような支障をきたすことが防止できる。
なお、トルク伝達による逆回転機構3において、トルク
設定装置4にて予め設定トルクを得るようにしておく。
この方法としては、まず、トルク設定装置4のハンドル
4aを回、勲させ、所要の手段にて連動する前記スプリ
ング押え14を被駆動軸5方向に移動させ、スプリング
押え14の外周突出部14aに係止されたスラストベア
リング環15及びそれに続くスプリング16を弾圧する
従って、コーンホイール9とコーン本体10のテーパ状
係合面での押圧力を調整することにより、駆動側コーン
本体10から被駆動側コーンホイール9へのトルク伝達
力が設定されるものである。
上記の様にトルク伝達機構3が調整された時の動力伝達
経路を順を追って説明すれば、まず電動機2から本実施
例の場合ではスプロケットチェーンにてトルク伝達機構
3のコーン本体10に連設されたスプロケット12へ動
力伝動されてコーン本体10が回転し、前記の様にトル
ク設定されたコーンホィール9ヘテーパ状係合面を介し
て回転運動が伝わり、コーンホイール9とキーを介して
固着した被駆動軸が回転する。
次に動力伝達部Aの第1のスプロケツ) 17.17’
が被駆動軸5の回転と共に回転し、スプロケットチェー
ン23を介してリール軸6に回動自在に取付けられた第
2のスプロケツ)−18,18’を回転せしめる。
上記の様な動力伝達系では、クラッチ本体19が作用し
ないので、リール軸は自由回転しており、この間にブレ
ーキを前述の如く適宜作用させながら魚が餌を喰んで、
導糸を引く状態となるまで持続させる。
そして、魚を引き上げる時に本考案に係るブレーキクラ
ッチ機構を再び作動させるが、その手順を以下に述べる
まず操作レバーを第4図中の矢印方向へ動かすことによ
り、連設された支持杆20bがリール軸の軸心に略平行
に左右に移動する。
この時、ブレーキシュー20の内周面に突設されたガイ
ド20 aがクラッチ本体19の係合溝19 aと係合
し、支持杆20 bの移動に伴ない所要の方向へクラッ
チ本体19が移動して第2のスプロケット18.18’
の突出面とが保合連結されて駆動源からの動力が伝達さ
れ、クラッチ本体19が回転し、続いてリール軸が引上
げ方向に回転を始める。
以上のようにして魚が海面上まで引上げるが、魚が反発
し、その反発力がトルク伝達機構3のトルク設定値より
大となるときコーン本体10からコーンホイール9への
トルク伝達は打ち負かされて回転運動は伝達されない状
態となり、魚は導糸を引き下げて海中を泳ぎ続ける。
そして魚が疲労しその反発力が弱ます、トルク伝達機構
3の設定トルク以下の引張り力になれば、同機構が再び
トルク伝達を開始してさらに魚を引き上げる。
これを繰返すことによって魚を海面上へ至らしめて魚を
魚獲することで一連の作業を完了するものである。
なお、導糸を海面上に引き上げる時は、船べりから例え
ば1m程の地点に来た時自動的に電動機を停止させる自
動ストップ装置Cを一本釣装置内に兼備しておくことが
好ましい。
上述の様に、本考案に係るブレーキクラッチ機構は下記
の効果を奏することができる。
(1)リール軸の制動及び駆動が単一操作レバーで行な
えるので操作しやすく作業性が向上する。
(2)リールに近いブレーキ専用レバーを不要とするの
で導糸が絡みつくことが避けられ作業に支障をきたすこ
とがなくなる。
【図面の簡単な説明】 第1図は一本釣装置の内部構造を示す平面図、第2図は
同側面図、第3図は逆回転機構の側断面図、第4図は一
本釣装置の外観斜視図である。 19:クラッチ本体、19′ニブレ一キドラム面、19
a:係合溝、20ニブレーキシユー、20aニガイド、
20b:支持杆、8:操作レバー

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (イ)一本釣装置の本体内に基部を有しかつ先端が同本
    体外に突出するリール軸、 (ロ)同リール軸の基部に間隔をおいて相対回転自在に
    取付けられる高速用及び低速用スプロケット、 (ハ)両スプロケット間において、上記リール軸に軸線
    方向には移動自在にかつ同リール軸と一体的に回転可能
    に取付けたクラッチ本体、 (ニ)同クラッチ本体の外周面に凹設した環状の保合溝
    、 (ホ)上記クラッチ本体の外周面上に半径方向に接離自
    在に取付けられるブレーキシュー、(へ)同ブレーキシ
    ューの内周面に設けられ上記クラッチ本体の保合溝に嵌
    合するガイド、(1・)上記本体内に配設されブレーキ
    シューをリール軸に対して半径方向及び軸線方向に移動
    可能に支持する支持杆、 (チ)本体外に設けられ上記支持杆に連係し、同支持杆
    を介してブレーキシューをクラッチ本体外周面に接離さ
    せるとともにガイドと係合溝との係合によりクラッチ本
    体を上記高速用または低速用スプロケットのいずれかに
    係合させる操作レバー、とよりなることを特徴とするブ
    レーキクラッチ機構。
JP5110881U 1981-04-09 1981-04-09 ブレ−キクラッチ機構 Expired JPS5836281Y2 (ja)

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JP5110881U JPS5836281Y2 (ja) 1981-04-09 1981-04-09 ブレ−キクラッチ機構

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JP5110881U JPS5836281Y2 (ja) 1981-04-09 1981-04-09 ブレ−キクラッチ機構

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JPS57164568U JPS57164568U (ja) 1982-10-16
JPS5836281Y2 true JPS5836281Y2 (ja) 1983-08-16

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JP5110881U Expired JPS5836281Y2 (ja) 1981-04-09 1981-04-09 ブレ−キクラッチ機構

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2946482B2 (ja) * 1996-10-02 1999-09-06 株式会社東和電機製作所 漁業用自動釣機

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JPS57164568U (ja) 1982-10-16

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