JPS5836108B2 - 繊維性積層物の製造方法 - Google Patents
繊維性積層物の製造方法Info
- Publication number
- JPS5836108B2 JPS5836108B2 JP55019371A JP1937180A JPS5836108B2 JP S5836108 B2 JPS5836108 B2 JP S5836108B2 JP 55019371 A JP55019371 A JP 55019371A JP 1937180 A JP1937180 A JP 1937180A JP S5836108 B2 JPS5836108 B2 JP S5836108B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fibrous
- processing agent
- fibrous material
- flame retardant
- oxide
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- Chemical Or Physical Treatment Of Fibers (AREA)
- Treatments For Attaching Organic Compounds To Fibrous Goods (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は繊維性積層物の製造方法に関し、さらに詳しく
は、白色の紫外線反射剤を含有する加工剤又は主として
該反射剤を含有する加工剤をもって処理し前記の白色の
紫外線反射剤を又は主として該反射剤を被覆した繊維性
積層物の製造方法に関する。
は、白色の紫外線反射剤を含有する加工剤又は主として
該反射剤を含有する加工剤をもって処理し前記の白色の
紫外線反射剤を又は主として該反射剤を被覆した繊維性
積層物の製造方法に関する。
一般に例えば雪によって被覆された地域における物品、
人員等を肉眼視察から隠蔽する場合、これらを白色シー
トで被覆することが知られている。
人員等を肉眼視察から隠蔽する場合、これらを白色シー
トで被覆することが知られている。
この場合通常使用される白色被覆材料には例えば二酸化
チタンなどの白色顔料を含有するものが使用される。
チタンなどの白色顔料を含有するものが使用される。
しかしながら、雪は照射される紫外線の70〜90係を
反射するのに対し従来の白色被覆材料は照射された紫外
線の大部分を吸収し殆んど反射しない性質をもっている
。
反射するのに対し従来の白色被覆材料は照射された紫外
線の大部分を吸収し殆んど反射しない性質をもっている
。
この結果、紫外線透過性のフィルタを装着した写真機を
もって写真撮影したり、或いは、例えば分光光度計等の
特殊測定器具を用いて観察すると従来の白色被覆材料の
場合雪から判然と区別されることとなり、隠蔽効果が失
われてしまう。
もって写真撮影したり、或いは、例えば分光光度計等の
特殊測定器具を用いて観察すると従来の白色被覆材料の
場合雪から判然と区別されることとなり、隠蔽効果が失
われてしまう。
本発明はかかる実情fこ鑑みなされたもので、肉眼視察
から隠蔽するのみならず、紫外線を用いる観察に対して
も、雪から判別困難な紫外線反射性を有する白色の繊維
性積層物を、さらには、高度に難燃化された白色の繊維
性積層物の製造方法を提供することをその目的とするも
のである。
から隠蔽するのみならず、紫外線を用いる観察に対して
も、雪から判別困難な紫外線反射性を有する白色の繊維
性積層物を、さらには、高度に難燃化された白色の繊維
性積層物の製造方法を提供することをその目的とするも
のである。
本願は繊維性物に特定の白色紫外線反射剤を被覆してな
る繊維性積層物と、同様繊維性物に特定の白色紫外線反
射剤と難燃化剤とを被覆してなる繊維性積層物に係る製
造方法に関してなされたものである。
る繊維性積層物と、同様繊維性物に特定の白色紫外線反
射剤と難燃化剤とを被覆してなる繊維性積層物に係る製
造方法に関してなされたものである。
本発明の特徴部分である加工剤はいずれも紫外線反射剤
である酸化ジルコン、硫酸バリウム、酸化マグネシウム
又は炭酸マグネシウムのいずれか1種又は2種以上を含
有するものであるが、これらはいずれも白色の粉末であ
り、その粒度は100メッシュより細かいものが好まし
く、特に350メッシュ程度のものがよい。
である酸化ジルコン、硫酸バリウム、酸化マグネシウム
又は炭酸マグネシウムのいずれか1種又は2種以上を含
有するものであるが、これらはいずれも白色の粉末であ
り、その粒度は100メッシュより細かいものが好まし
く、特に350メッシュ程度のものがよい。
これらの粉末は従来公知の方法例えば攪拌分散法等によ
り加工液に分散して使用する。
り加工液に分散して使用する。
加工剤はこれらの反射剤のみの分散液でも差支えないが
、分散安定性、反射剤の固着性等を考慮して重合体材料
を併用するのが一般的である。
、分散安定性、反射剤の固着性等を考慮して重合体材料
を併用するのが一般的である。
重合体材料としては、天然ゴム、合成ゴム例えばポリブ
クジエン、ブタジエンースチレン共重合体、ブタジエン
ーアクリ口ニトリル共重合体、ポリクロロプレン、ポリ
イソプレン、ポリイソブチレン、インブチレンーイソプ
レン共重合体、アクリル酸エステル共重合体、ポリウレ
タンゴム、クロルスルフオン化ポリエチレン等及び熱可
塑性合或樹脂例えば変性ポリビニルアルコール、ポリア
クリル共重合体、ポリ塩化ビニル、ポリエチレン、ポリ
プロピレン、エチレンー酢酸ビニルーアクリロニトリル
共重合体、ポリ塩化ビニリデンその他比較的無色の重合
体材料等から選ぶことができる。
クジエン、ブタジエンースチレン共重合体、ブタジエン
ーアクリ口ニトリル共重合体、ポリクロロプレン、ポリ
イソプレン、ポリイソブチレン、インブチレンーイソプ
レン共重合体、アクリル酸エステル共重合体、ポリウレ
タンゴム、クロルスルフオン化ポリエチレン等及び熱可
塑性合或樹脂例えば変性ポリビニルアルコール、ポリア
クリル共重合体、ポリ塩化ビニル、ポリエチレン、ポリ
プロピレン、エチレンー酢酸ビニルーアクリロニトリル
共重合体、ポリ塩化ビニリデンその他比較的無色の重合
体材料等から選ぶことができる。
このうち、特にアクリル系樹脂、ポリ塩化ビニル等が本
発明に好適である。
発明に好適である。
また、これらの重合体材料には本発明の目的を阻害しな
い限り可塑剤、各種安定剤、粘度調整剤その他の添加剤
を含んでいてもよい。
い限り可塑剤、各種安定剤、粘度調整剤その他の添加剤
を含んでいてもよい。
本発明に係る紫外線反射剤はこれらの重合体材料中に分
散され、溶液、エマルジョン、ラテックス、サスペンジ
ョンその他の形で含有される。
散され、溶液、エマルジョン、ラテックス、サスペンジ
ョンその他の形で含有される。
このようにして得られた加工剤は繊維性物に塗布、含浸
{貼着等により処理されるが、この場合の繊維性物は織
物、編物、不織布、紙秋物等のシート状物その他縫糸、
トワイン、ロープ、紐等の糸状材料、網、すだれ、テー
プ等の構造物のいずれであってもよい。
{貼着等により処理されるが、この場合の繊維性物は織
物、編物、不織布、紙秋物等のシート状物その他縫糸、
トワイン、ロープ、紐等の糸状材料、網、すだれ、テー
プ等の構造物のいずれであってもよい。
また、これを構成する材料は、長繊維、短繊維、テープ
状物、スプリット、パルプその他いずれでもよく、また
、材質もポリエチレンテレフクレートの如きポリエステ
ル、ナイロン6又はナイロン66の如きポリアミド、ア
クリロニトリル又はその共重合体、水不溶化されたポリ
ビニルアルコール、ポリプロピレン又はポリエチレン等
のポリオレフイン等が好んで使用されるがこれに限定さ
れるものではなくその他の有機又は無機材料も使用され
る。
状物、スプリット、パルプその他いずれでもよく、また
、材質もポリエチレンテレフクレートの如きポリエステ
ル、ナイロン6又はナイロン66の如きポリアミド、ア
クリロニトリル又はその共重合体、水不溶化されたポリ
ビニルアルコール、ポリプロピレン又はポリエチレン等
のポリオレフイン等が好んで使用されるがこれに限定さ
れるものではなくその他の有機又は無機材料も使用され
る。
これらの材料は編織成又は成型されたのち必要に応じ精
練、漂白その他の前処理をし、又はしないで加工剤を塗
布、含浸又は貼着等する。
練、漂白その他の前処理をし、又はしないで加工剤を塗
布、含浸又は貼着等する。
この場合加工剤に繊維性物を浸漬してマングル等で絞っ
てもよく、また、コーター等を用いてコーティングして
もよい。
てもよく、また、コーター等を用いてコーティングして
もよい。
またフイルム状物を貼着してもよく、その処理方法は特
に限定されない。
に限定されない。
処理乾燥後、固着させるが、この場合加工剤の固着量は
マトリックスに対し20〜200重量幅含有されている
と効果的である。
マトリックスに対し20〜200重量幅含有されている
と効果的である。
反射剤別でいえば、酸化マグネシウムでは20〜70重
量東炭酸マグネシウム20〜ioo重量宏酸化ジルコン
20〜200宏硫酸バリウム70〜150重量係の範囲
が好ましく、これらを組合わせて加成性をあげ総量で2
0〜200%としてもよい。
量東炭酸マグネシウム20〜ioo重量宏酸化ジルコン
20〜200宏硫酸バリウム70〜150重量係の範囲
が好ましく、これらを組合わせて加成性をあげ総量で2
0〜200%としてもよい。
総量で20係より少ないと紫外線の反射性が不十分であ
り、また、光遮断性も十分でない。
り、また、光遮断性も十分でない。
繊維性物の下地の白度が不十分であると表面の白度も小
となり肉眼で雪との間で判別し易くなり適当ではない。
となり肉眼で雪との間で判別し易くなり適当ではない。
逆に200%より多い場合には繊維性積層物の屈曲可撓
性が低下し硬くなり、特{こ、低温ではクラツクが入り
易くなり、さらに、紫外線反射率も含有量に比例して向
上せず有利でない。
性が低下し硬くなり、特{こ、低温ではクラツクが入り
易くなり、さらに、紫外線反射率も含有量に比例して向
上せず有利でない。
かくして得られた繊維性積層状物は良好な白色度を有す
るのみならず、波長300〜400ミリミクロンの紫外
線に良好な反射性を示し、例えば波長350ミリミクロ
ンの紫外線に対しては70係以上、時には80〜85幅
の反射率を示すもので、これらの繊維性積層物を雪面上
に置いた場合、これを肉眼又は紫外線による観察手段に
よって雪と判別することを著しく困難ならしめるものと
なる。
るのみならず、波長300〜400ミリミクロンの紫外
線に良好な反射性を示し、例えば波長350ミリミクロ
ンの紫外線に対しては70係以上、時には80〜85幅
の反射率を示すもので、これらの繊維性積層物を雪面上
に置いた場合、これを肉眼又は紫外線による観察手段に
よって雪と判別することを著しく困難ならしめるものと
なる。
また、本発明に係る繊維性積層物を洗滌して汚れを除去
し繰り返し使用する場合は繊維性物そのものを限定吟味
して使用すれば、さらに良く、その場合次の条件に合致
する繊維性物が好ましい。
し繰り返し使用する場合は繊維性物そのものを限定吟味
して使用すれば、さらに良く、その場合次の条件に合致
する繊維性物が好ましい。
即ち、繊維性物がJISZ−8722−1971「2度
視野XYZ系による物体色の測定方法」4.2「反射物
体の測定方法」4・2・1照明および受光の幾何学的条
件(4)条件■及び4・2・3分光反射率の測定(2)
方法■を使用していわゆるD−o,SIによる反射率6
0係以上のものは繰返し使用に十分耐えることが判明し
た。
視野XYZ系による物体色の測定方法」4.2「反射物
体の測定方法」4・2・1照明および受光の幾何学的条
件(4)条件■及び4・2・3分光反射率の測定(2)
方法■を使用していわゆるD−o,SIによる反射率6
0係以上のものは繰返し使用に十分耐えることが判明し
た。
本発明の好ましい実施態様として繊維性物は、加工剤が
施される前に予め難燃化処理されるとよい。
施される前に予め難燃化処理されるとよい。
これはこの種繊維性積層物の使用中において不慮の事故
により容易に引火する等のことなきよう配慮する必要が
あるからである。
により容易に引火する等のことなきよう配慮する必要が
あるからである。
この場合繊維性物はすてに難燃化された原綿糸からなる
ものを使用するとさらによいが通常の原綿糸からなるも
のでも難燃化剤により処理することにより目的を達しう
る。
ものを使用するとさらによいが通常の原綿糸からなるも
のでも難燃化剤により処理することにより目的を達しう
る。
勿論既に難燃化された原綿糸からなるものをさらに処理
することを妨げるものではない。
することを妨げるものではない。
本発明をこおいては、予め難燃化処理されたものが好ま
しいが、さらに、加工剤を紫外線反射剤のほか難燃化剤
を含むものとすることができる。
しいが、さらに、加工剤を紫外線反射剤のほか難燃化剤
を含むものとすることができる。
難燃化剤が例えば三酸化アンチモンの場合には通常2〜
10重量幅が、好ましくは4〜7重量係が含有されると
よい。
10重量幅が、好ましくは4〜7重量係が含有されると
よい。
三酸化アンチモン粉末は繊維性積層物の紫外線反射能を
殆んど損うことなく難燃化の目的を達成することが可能
である。
殆んど損うことなく難燃化の目的を達成することが可能
である。
その他使用し得る難燃化剤としては、
(1)尿素系化合物類例えばメラミン、トリアゾン、カ
ルバメート、ビグアナミド、ビウレット、グアニルウレ
ア、ジシアンジアミド、グアニジン、ウロン、アルキレ
ンウレア、チオウレア、ウレア、その他。
ルバメート、ビグアナミド、ビウレット、グアニルウレ
ア、ジシアンジアミド、グアニジン、ウロン、アルキレ
ンウレア、チオウレア、ウレア、その他。
(2)縮合リン酸アンモニウム類、例えばリン酸アンモ
ニウム、ポリリン酸アミドアンモニウム。
ニウム、ポリリン酸アミドアンモニウム。
(3)無機化合物例えば第二リン酸アンモニウム、硫酸
アンモニウム、スルフオン酸アンモニウム、ホウ酸、ホ
ウ砂、スズ酸ナトリウム、タングステン酸ナトリウム、
酸化第二鉄、酸化第二スズ、一酸化鉛、二酸化鉛、二酸
化マンガン、オキシ塩化アンチモン、その他。
アンモニウム、スルフオン酸アンモニウム、ホウ酸、ホ
ウ砂、スズ酸ナトリウム、タングステン酸ナトリウム、
酸化第二鉄、酸化第二スズ、一酸化鉛、二酸化鉛、二酸
化マンガン、オキシ塩化アンチモン、その他。
(4)燐酸エステル例えばトリクレジルフオスフェ、ー
ト、クレジルフエニルフオスフエート、トリフエニルフ
オスフエート、ジフエニルオクチルフオスフエート、ト
リブチルフオスフェート。
ト、クレジルフエニルフオスフエート、トリフエニルフ
オスフエート、ジフエニルオクチルフオスフエート、ト
リブチルフオスフェート。
(5)含ハロゲン燐酸エステル例えばトリス(β−クロ
ロエチル)フオスフエート、トリス(シクロ口ピ口ピル
)フオスフエート、トリス(2,3−ジブロモプ口ピル
)フォスフェート、トリス(ブロムク口ルプロピル)フ
オスフエート。
ロエチル)フオスフエート、トリス(シクロ口ピ口ピル
)フオスフエート、トリス(2,3−ジブロモプ口ピル
)フォスフェート、トリス(ブロムク口ルプロピル)フ
オスフエート。
(6)ハロゲン化合物例えば塩素化パラフィン、塩素化
ポリエチレン、塩素化ポリフエニル、パーク口ルペンク
シクロデカン、臭素化ポリフエニル、テトラブロムエタ
ン、テトラブロムブタン、ヘキサブロモシク口ドデカン
、テトラブロムベンゼ゛ン。
ポリエチレン、塩素化ポリフエニル、パーク口ルペンク
シクロデカン、臭素化ポリフエニル、テトラブロムエタ
ン、テトラブロムブタン、ヘキサブロモシク口ドデカン
、テトラブロムベンゼ゛ン。
(7)ビニル化合物例えばビニルクロルアセテート、プ
ロムスチレン、プロムフエニルアリルエーテル、クロル
エンド酸ジアリル。
ロムスチレン、プロムフエニルアリルエーテル、クロル
エンド酸ジアリル。
(8)酸基を含む化合物例えばヘット酸、無水ヘット酸
、テトラクロル無水フタル酸、テトラブロム無水フタル
酸。
、テトラクロル無水フタル酸、テトラブロム無水フタル
酸。
(9)水酸基を含む化合物例えばクロルプロパンジオー
ル、テトラブロムビスフェノールA1含燐ポリオール各
種。
ル、テトラブロムビスフェノールA1含燐ポリオール各
種。
(10)その他チタンーアンチモン錯化合物、テトラキ
スーヒドロキシメチルーホスホニウムクロリド、トリス
ー1−アジりジニルーホスフィンオキシド、リン酸一尿
素、ホスホリルアミド、プロモアリルホスフエート化合
物。
スーヒドロキシメチルーホスホニウムクロリド、トリス
ー1−アジりジニルーホスフィンオキシド、リン酸一尿
素、ホスホリルアミド、プロモアリルホスフエート化合
物。
等が繊維性物を前処理して、また反射剤をこ併用して使
用される。
用される。
以下実施例に基づいて本発明を説明する。
実施例1〜7及び比較例
下記組織のポリエステル乎織物(重量約195gr /
m2)を、 常法により精練漂白して使用し、下記組成の加工剤によ
り処理した。
m2)を、 常法により精練漂白して使用し、下記組成の加工剤によ
り処理した。
この加工液{こ、前記ポリエステル平織物乾燥物を浸漬
し、マングルでピックアップし約70%に絞り引続き1
00℃で乾燥し150℃で2分間固着処理を行った。
し、マングルでピックアップし約70%に絞り引続き1
00℃で乾燥し150℃で2分間固着処理を行った。
性能試験の結果は下表の通り。上表の如く、Ti02で
処理した比較例の場合には、可視光線に対する反射率は
抜群に良好であるが、反面紫外線反射率が極端に悪く雪
原における隠蔽物として不適当である。
処理した比較例の場合には、可視光線に対する反射率は
抜群に良好であるが、反面紫外線反射率が極端に悪く雪
原における隠蔽物として不適当である。
これに対し、本発明に係る繊維性積層物は可視光線、紫
外線ともに反射せしめうるバランスのとれた結果が得ら
れ、また、紫外線反射剤を処理してなる本積層物の表面
は織物の生地目が残り、風合も良好であり、さらに、縫
製時や使用時における.捌き性の面からも好ましいもの
であり、また、伸度、強度等の物理的特性も良く耐久性
を有する極めて好ましいものであった。
外線ともに反射せしめうるバランスのとれた結果が得ら
れ、また、紫外線反射剤を処理してなる本積層物の表面
は織物の生地目が残り、風合も良好であり、さらに、縫
製時や使用時における.捌き性の面からも好ましいもの
であり、また、伸度、強度等の物理的特性も良く耐久性
を有する極めて好ましいものであった。
ただし、本例に使用した基布の加工前の布の350mμ
fこおける反射率は35係であった。
fこおける反射率は35係であった。
この布は数度の使用をこ際しては十分実用性を有するも
のではあったが、繰返し使用により反射率の低下が見ら
れた。
のではあったが、繰返し使用により反射率の低下が見ら
れた。
実施例 8
ビニロン(ホルマル化ポリビニルアルコール繊維)より
なる紡積糸2 0 S/1を用いて組織の織物をつくり
、常法により精練漂白したのち実施例4と同一の加工剤
に対し難燃化剤である三酸化アンチモン10重量%添加
したもの{こ浸漬して同様に処理を施した結果、波長3
50mμの紫外線及び波長600mμの可視光線につい
て夫々87%.80%の反射性を示した。
なる紡積糸2 0 S/1を用いて組織の織物をつくり
、常法により精練漂白したのち実施例4と同一の加工剤
に対し難燃化剤である三酸化アンチモン10重量%添加
したもの{こ浸漬して同様に処理を施した結果、波長3
50mμの紫外線及び波長600mμの可視光線につい
て夫々87%.80%の反射性を示した。
また、本繊維性積層物の防炎性が格段に優れていた。
(JIS−Z−2150−B法による加熱時間2分間の
テストに基づく防炎1級) また、この加工前の布の350mμにおける反射率は6
0%であったが、繰り返し洗滌しての使用{こよっても
反射率の低下は少なく、反射率低下に伴うトラフル及び
危険性が極めて少いのが特徴である。
テストに基づく防炎1級) また、この加工前の布の350mμにおける反射率は6
0%であったが、繰り返し洗滌しての使用{こよっても
反射率の低下は少なく、反射率低下に伴うトラフル及び
危険性が極めて少いのが特徴である。
実施例 9
ナイロン紡積糸2 0 S/1を用いて組織を作成して
同様に処理し、これにチオ尿素を主体とした薬剤を施し
て難燃化処理即ち防炎加工したのち実施例8と同様の加
工剤を施した。
同様に処理し、これにチオ尿素を主体とした薬剤を施し
て難燃化処理即ち防炎加工したのち実施例8と同様の加
工剤を施した。
結果は、実施例8の場合と同様な反射特性が得られると
ともに、より優れた防炎性が得られた。
ともに、より優れた防炎性が得られた。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 酸化ジルコン、硫酸バリウム、酸化マグネシウム又
は炭酸マグネシウムから選ばれる少くとも1種の白色紫
外線反射剤を含有する加工剤をもって繊維性物を処理す
ることを特徹とする繊維性積層物の製造方法。 2 酸化ジルコン、硫酸バリウム、酸化マグネシウム又
は炭酸マグネシウムから選ばれる少くとも1種の白色紫
外線反射剤を含有する加工剤をもってJISZ− 8
7 7 − 1 9 7 1により波長3 5 0mμ
1こおける分光反射率が60cl)以上の繊維性物を処
理する特許請求の範囲第1項記載の繊維性積層物の製造
方法。 3 酸化ジルコン、硫酸バリウム、酸化マグネシウム又
は炭酸マグネシウムから選ばれる少くとも1種の白色紫
外線反射剤とともに難燃化剤を含有する加工剤をもって
繊維性物を処理することを特徴とする繊維性積層物の製
造方法。 4 酸化ジルコン、硫酸バリウム、酸化マグネシウム又
は炭酸マグネシウムから選はれる少くとも1種の白色紫
外線反射剤とともに難燃化剤を含有する加工剤をもって
JISZ−877−1971により波長350mμにお
ける分光反射率が60幅以上の繊維性物を処理する特許
請求の範囲第3項記載の繊維性積層物の製造方法。 5 酸化ジルコン、硫酸バリウム、酸化マグネシウム又
は炭酸マグネシウムから選ばれる少くとも1種の白色紫
外線反射剤とともに難燃化剤を含有する加工剤をもって
難燃化処理された繊維性物を処理する特許請求の範囲第
3項記載の繊維性積層物の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP55019371A JPS5836108B2 (ja) | 1980-02-19 | 1980-02-19 | 繊維性積層物の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP55019371A JPS5836108B2 (ja) | 1980-02-19 | 1980-02-19 | 繊維性積層物の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS56118963A JPS56118963A (en) | 1981-09-18 |
JPS5836108B2 true JPS5836108B2 (ja) | 1983-08-06 |
Family
ID=11997469
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP55019371A Expired JPS5836108B2 (ja) | 1980-02-19 | 1980-02-19 | 繊維性積層物の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5836108B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6037280A (en) * | 1997-03-21 | 2000-03-14 | Koala Konnection | Ultraviolet ray (UV) blocking textile containing particles |
JP6744241B2 (ja) * | 2017-03-03 | 2020-08-19 | 日本製紙株式会社 | 炭酸マグネシウムと繊維の複合繊維の溶解抑制 |
CN111254713B (zh) * | 2020-01-20 | 2023-03-31 | 薛德兴 | 一种高白度高紫外线反射率雪地涂料及其制备方法 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS56112523A (en) * | 1980-02-05 | 1981-09-04 | Hiraoka Shokusen | White ultravilot reflecting yarn structure |
-
1980
- 1980-02-19 JP JP55019371A patent/JPS5836108B2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS56112523A (en) * | 1980-02-05 | 1981-09-04 | Hiraoka Shokusen | White ultravilot reflecting yarn structure |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS56118963A (en) | 1981-09-18 |
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