JPS5835508B2 - ω,ω−ビス(アルキルチオ)−もしくはω,ω−(アルキレンジチオ)−2,5−ジオキソアルカン及びその製法 - Google Patents

ω,ω−ビス(アルキルチオ)−もしくはω,ω−(アルキレンジチオ)−2,5−ジオキソアルカン及びその製法

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JPS5835508B2
JPS5835508B2 JP51100232A JP10023276A JPS5835508B2 JP S5835508 B2 JPS5835508 B2 JP S5835508B2 JP 51100232 A JP51100232 A JP 51100232A JP 10023276 A JP10023276 A JP 10023276A JP S5835508 B2 JPS5835508 B2 JP S5835508B2
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acid
alkylthio
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JP51100232A
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国雄 湖上
明 藤田
春栄 廖
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HASEGAWA CO Ltd
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HASEGAWA CO Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明はそれ自体、持続性香料物質、賦香、変調剤等の
用途に有用であるほかに、シス−ジャスモン系香料物質
その他の有用化合物の中間体等の分野にも有用な新規化
合物ω・ω−ビス(アルキルチオ)−もしくはω・ω−
(アルキレンジチオ;−2・5−ジオキソアルカン及び
その製法に関する。
本発明化合物は、下記式CI)、 級アルキレン基好ましくはC2〜C4の低級アルキレン
基を示す)、nはO〜4の整数を示す、で表わされるω
・ω−ビス(アルキルチオ)−もしくはω・ω−(アル
キレンジチオ)−2・5−ジオキンアルカンであって、
文献未記載の化合物である。
上記式〔■〕化合物は、下記式CI[、l、但し、式中
nはO〜4の整数を示し、Rは同一でも異っていてもよ
く、夫々、低級アルキル基もしくはアラルキル基を表わ
すか、又は、二つのSRは一緒になって式 で表わされる前記式(II)化合物を、水及び酸触媒の
存在下に、水混和性有機溶媒中で開環せしめることによ
って高収率高純度で容易に形成できる。
従って、本発明の目的は、前記諸分野に有用な前記式C
I)の新規化合物ω・ω−ビス(アルキルチオ)−もし
くはω・ω−(アルキレンジチオ)2・5−ジオキンア
ルカンを提供するにある。
本発明の他の目的は、上記式CI)化合物を高収率高純
度で且つ容易に製造できる製法を提供するにある。
本発明の上記諸目的及び更に多くの他の目的及び利点は
、以下の記載から一層明らかとなるであろう。
本発明の前記式〔■〕新規化合物は、例えば、下記式〔
■〕、 但し式中、n及びRは前記したと同じ、 で表わされる化合物を、水及び酸触媒の存在下に、水混
和性有機溶媒中で閉環、通常、加熱により開環せしめる
ことによって製造することができる。
上記式(II)化合物の製造は、同一出願人の同日付出
願に係わる特開昭53−25554号(特願昭51−1
00231号)〔発明の名称:2−(ω°ω−ビス(ア
ルキルチオ)−もしくはω。
ω−(アルキレンジチオ)−アルキル)−5−メチルフ
ラン及びその製法〕に詳細に説明されており、公知原料
化合物である下記式〔2〕 下に、−価もしくは多価低級チオール、好ましくはC1
〜C4の一価低級チオール、チオールの炭素数が01又
はC2のアラルキルチオール及びC2〜C4の多価低級
チオールよりなる群からえらばれたチオール類と反応せ
しめることにより、高収率高純度で且つ容易に製造でき
る。
上記式〔2〕アルデヒド化合物とチオールとの反応で副
生ずる水は、所望により糸外に除去しながら反応を行う
ことができ、種々、好ましい結果を与える。
上記チオールとの反応は、溶媒の不存在下に行うことも
できる。
反応は望むならば、不活性有機溶媒を用いて行うことも
でき、例えば、ベンゼン、キシレン、トルエン、ハロゲ
ン化ベンゼン、ニトロベンゼン等の芳香族炭化水素及び
その誘導体類:クロロホルム、塩化メチレン、トリクロ
ロエタン、ヘキサン、ヘプタン等の脂肪族炭化水素及び
その誘導体類をあげることができる。
望むならば、ジオキサン、テトラヒドロフラン、エーテ
ルの如き他の有機溶媒も利用可能である。
反応は、加熱条件下で行うのが好ましく、例えば、約り
0℃〜使用したチオール又は溶媒の沸点程度の加熱条件
が例示でき、好ましくは加熱還流条件下に行われる。
反応は大気圧条件下もしくは自然発生圧条件下に行うの
が普通であるが、望むならば加圧もしくは減圧条件を採
用することもできる。
例えば、大気圧もしくは約50kg/crA〜約1gH
gの範囲内の加圧もしくは減圧条件を例示できる。
上記−価もしくは多価低級チオールの好ましい例として
は、たとえばメタンチオール、エタンチオール、n
’t)しくは1sO−プロパンチオール、n −1so
−もしくはte rt−ブタンチオールの如きC1〜C
4の一価低級チオール:エタンジチオール、プロパンジ
チオール、ブタンジチオールの如き02〜C4の多価低
級チオール等を例示することができる。
又、上記酸触媒としては、広い範囲の無機もしくは有機
酸が利用でき、例えば、塩酸、硫酸、リン酸などの如き
鉱酸類やパラトルエンスルホン酸、しゆう酸などの如き
有機酸類を例示できる。
これら酸触媒の使用量は少量でよく、例えば、上記1価
もしくは多価低級チオール、または使用溶媒に基いて約
0.1重量%〜約10重量%程度の使用量で利用できる
また、上記チオールの使用量は式〔2〕化合物に基づい
て、重量で約1倍〜約20倍程度で用いるのが普通であ
る。
反応後、反応生成物系に水を注ぎ、ベンゼン、トルエン
、ヘキサンなどのような水非混和性の有機溶媒を加えて
抽出し、水洗したあと、有機溶媒を留去して、前記式〔
■〕の2−(ω°ω−ビス(アルキルチオ)−もしくは
ω・ω−(アルキレンジチオ)−アルキルクー5−メチ
ルフランを得ることができる。
得られた化合物は、所望により、減圧蒸留して更に精製
することができる。
本発明方法において、式CII、l化合物の開環反応は
水及び酸触媒の存在下に、水混和性有機溶媒中で行うこ
とができる。
反応は、加熱条件下で行うのが好ましく、例えば、約り
0℃〜使用した有機溶媒の沸点程度の加熱条件が例示で
き、好ましくは加熱還流条件下に行われる。
反応は大気圧条件下もしくは自然発生圧条件下に行うの
が普通であるが、望むならば加圧もしくは減圧条件を採
用することもできる。
例えば、大気圧もしくは約50kg/cnt〜約1 m
rnHgの範囲内の加圧もしくは減圧条件を例示できる
反応時間は、例えば約2時間〜約15時間程度である。
上記水混和性有機溶媒の例としては、たとえばメタノー
ル、エタノール、n−もしくは1so−プロピルアルコ
ール、n−1iso−もしくはtert −ブタノール
の如き低級アルコール:アセトン、ジオキサン、テトラ
ヒドロフラン、C1〜C4の有機カルボン酸等を例示す
ることができる。
又、上記酸触媒としては、広い範囲の無機もしくは有機
酸が利用でき、例えば、塩酸、硫酸、リン酸などの如き
鉱酸類やパラトルエンスルホン酸、しゆう酸などの如き
有機酸塩を例示できる。
これら酸触媒の使用量は少量でよく、例えば、上記使用
溶媒に基いて約0.5重量%〜約20重量%程度の使用
量で利用できる。
また、上記溶媒の使用量は式(II)化合物に基づいて
、重量で約1倍〜約20倍程度で用いるのが普通である
又、水は式〔■〕化合物に対して等量乃至上記溶媒の約
%重量倍程度が普通である。
反応後、反応生成物系に水を注ぎ、ベンゼン、トルエン
、塩化メチレンなどのような有機溶媒を加えて抽出し、
水洗したあと、有機溶媒を留去して、前記式〔■〕のω
・ω−ビス(アルキルチオ)もしくはω・ω−(アルキ
レンジチオ)−2・5−ジオキソアルカンを得ることが
できる。
得られた化合物は、所望により、減圧蒸留して更に精製
することができる。
本発明方法で得られる前記式CI、l化合物は、それ自
体持続性香料物質、賦香・変調剤などの用途に有用であ
るほかに、ジス−ジャスモン系香料物質その他の有用化
合物の中間体としても有用である。
更に又、同一出願人の出願に係わる同日付出願〔特開昭
53−25542号(特願昭51100233号):2
−(ω・ω−ビス(アルキルチオ)−もしくはω・ω−
(アルキレンジチオ)−アルキル)−3−メチル−2−
シクロペンテン1−オン及びその製法〕に詳述された化
合物の製造原料としても有用である。
以下、本発明式CI)化合物の製造及び利用の数例につ
いて更に具体的に示す。
製造例 1 8・8−ビス(エチルチオ)−2・5−ジオキソオクタ
ンの製造 3−(5−メfルー2−フリル)プロパナール82.8
f (0,6モル)、エタンチオール74.4r(1
,2モル)、ベンゼン400TL11パラトルエンスル
ホン酸2゜Olを加えアゼオ装置をつげて攪拌しながら
加熱還流する。
等量の水がアゼオ装置に留出したところで反応を止める
(約3時間)。水を注キ、ベンゼンで抽出し、減圧蒸留
すると、沸点130〜132℃/ 3mvtHg、nD
l、5233αfig1.0413の2−(3・3−ビ
ス(エチルチオ)プロピル)−5−メチルフラン145
1(埋☆☆論収率89%)が得られる。
つぎにこのジエチルチオ化合物145fにメタノール5
00?、濃硫酸25z、水251を加えて5時間攪拌し
ながら加熱還流する。
放冷後、水を注ぎ、塩化メチレンで抽出し、減圧蒸留す
ると、標題化合物1281(理論収率83%)が得られ
る。
製造例 2 8・8−(エチレンジチオ)−2・5−ジオキソオクタ
ンの製造 3−(5−メチル−2−フリル)プロパナール138r
(1,0モル)、1・2−エタンジチオール94f(1
,0モル)、ベンゼン1t1パラトルエンスルホン酸3
.Ofを加え、アゼオ装置をつげて攪拌しながら加熱還
流する。
等量の水がアゼオ装置に留出したところで反応を止める
(約3時間)。
水を注ぎベンゼン抽出し、減圧蒸留すると沸点128〜
130℃/ 3 mrnHg、 np = 1.477
α了:=1.os21の2−〔3・3−(エチレンジチ
オ)プロピル) −5−メチル−77ン191f(理論
収率89%)が得られる。
次にこのエチレンジチオ化合物1901にメタノール6
00f、濃硫酸30?、水301を加えて5時間攪拌し
ながら加熱還流する。
放冷後、水を注ぎ、塩化メチレンで抽出し、減圧蒸留す
ると標題化合物1711(理論収率83%)が得られる
製造例 3 上記製造例1又は2と同様に行って、下掲表1に示した
式CI)化合物が得られた。
利用例 1 製造例3で得られた8・8−ビス(プロピルチオ)オク
タン−2・5−ジオンをシーフード・フレーバーへの賦
香組成物の応用例を下記に示す。
成分 カプリル酸エチル 力グリン酸エチル ラウリン酸エチル パルミチン酸エチル オレイン酸エチル カプロン酸 5 5 5 5 ■ 戒 分 カプリル酸 ■ カプリン酸 1.5 ラウリン酸 1.5 ジメチルスルフィド 69 8・8−ビス(プロピルチオ) オクタン−2・5−ジオン 000 上記ベースを用途に応じた溶剤で10〜20%に希釈し
たフレーバーを製品に賦香した場合、エビ、カニなどの
肉感が著しく向上する。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 下記式CI) オキソアルカンの製法。
JP51100232A 1976-08-24 1976-08-24 ω,ω−ビス(アルキルチオ)−もしくはω,ω−(アルキレンジチオ)−2,5−ジオキソアルカン及びその製法 Expired JPS5835508B2 (ja)

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JPS5325514A JPS5325514A (en) 1978-03-09
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