JPS5834522B2 - タングステン焼結体の製造方法 - Google Patents
タングステン焼結体の製造方法Info
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- JPS5834522B2 JPS5834522B2 JP54115201A JP11520179A JPS5834522B2 JP S5834522 B2 JPS5834522 B2 JP S5834522B2 JP 54115201 A JP54115201 A JP 54115201A JP 11520179 A JP11520179 A JP 11520179A JP S5834522 B2 JPS5834522 B2 JP S5834522B2
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Landscapes
- Powder Metallurgy (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はタングステン焼結体の製造方法に関し、さらに
詳しくは一定粒度のタングステン粉末から炉焼結により
タングステン焼結体を製造する方法に関するものである
。
詳しくは一定粒度のタングステン粉末から炉焼結により
タングステン焼結体を製造する方法に関するものである
。
タングステンと同様な用途を有するモリブデンの融点は
約２６００℃であり、その焼結体は炉焼結又は通電焼結
法により製造されているが、タングステンについてはそ
の融点が約３４００℃と非常に高く、その焼結は通電焼
結法に頼らざるを得ない。
約２６００℃であり、その焼結体は炉焼結又は通電焼結
法により製造されているが、タングステンについてはそ
の融点が約３４００℃と非常に高く、その焼結は通電焼
結法に頼らざるを得ない。
しかも、タングステンのパイプについては細いものなら
通電焼結法により焼結可能であるが、太いものは通常の
通電焼結法によっては充分に焼結することができず、ま
た大電流を要するため特別の高価な装置を必要とする。
通電焼結法により焼結可能であるが、太いものは通常の
通電焼結法によっては充分に焼結することができず、ま
た大電流を要するため特別の高価な装置を必要とする。
従来、タングステンを炉焼結せんとしても、炉の温度は
せいぜい１８０００Ｃであり、充分な焼結が行なわれず
、炉焼結法によるタングステン焼結体の製造は不可能と
考えられ、全〈実施されていなかった。
せいぜい１８０００Ｃであり、充分な焼結が行なわれず
、炉焼結法によるタングステン焼結体の製造は不可能と
考えられ、全〈実施されていなかった。
本発明者は、工業的な電気炉の最高温度すなわち１８０
０℃前後で、タングステン焼結体を製造する条件を鋭意
探索した結果、出発原料のタングステン粉末の粒度を選
び、一定の真比重を有する成形体としたものは、驚くべ
きことに、１８００℃前後における炉焼結法により優れ
た焼結体を与えることを見出し本発明を完成するに到っ
た。
０℃前後で、タングステン焼結体を製造する条件を鋭意
探索した結果、出発原料のタングステン粉末の粒度を選
び、一定の真比重を有する成形体としたものは、驚くべ
きことに、１８００℃前後における炉焼結法により優れ
た焼結体を与えることを見出し本発明を完成するに到っ
た。
本発明の目的は、炉焼結法によりタングステン焼結体を
製造する方法を提供することである。
製造する方法を提供することである。
本発明は、すなわち、粒径０．５〜２．０μｍのタング
ステン粉末を真密度９ｇ／ｄ以上の成形体とした後、１
７００〜１９００℃で炉焼結することを特徴とするタン
グステン焼結体の製造方法である。
ステン粉末を真密度９ｇ／ｄ以上の成形体とした後、１
７００〜１９００℃で炉焼結することを特徴とするタン
グステン焼結体の製造方法である。
本発明の最も特徴的な部分は、出発原料であるタングス
テン粉末の粒径を０．５〜２．０μｍ１好ましくは１〜
１．５μｍに調整することにある。
テン粉末の粒径を０．５〜２．０μｍ１好ましくは１〜
１．５μｍに調整することにある。
この粒度の調整は、例えば三酸化タングステンからタン
グステンに還元する際に還元条件を制御する方法によっ
て行なうことができる。
グステンに還元する際に還元条件を制御する方法によっ
て行なうことができる。
そして、本発明で用いるタングステン粉末は、その純度
が９８重量％以上のものであり、具体的にはＪＩＳＨ２
１１６の品質の項で規定するようなものである。
が９８重量％以上のものであり、具体的にはＪＩＳＨ２
１１６の品質の項で規定するようなものである。
なお、出発原料のタングステン粉末には、脱酸のため０
．０１重量％程度の炭素が含まれていることが好ましい
。
．０１重量％程度の炭素が含まれていることが好ましい
。
今一つの重要な本発明方法の特徴は、上記した粒径を有
するタングステン粉末を真密度９以上の成形体とする点
にあるが、この成形体は、例えばタングステン粉末を予
備成形した後、水圧プレス法等によって得ることができ
る。
するタングステン粉末を真密度９以上の成形体とする点
にあるが、この成形体は、例えばタングステン粉末を予
備成形した後、水圧プレス法等によって得ることができ
る。
成形体において、真密度が９未満では、得られる焼結体
の比重が不足し、機械的強度が充分でない。
の比重が不足し、機械的強度が充分でない。
なお、真密度が９．５を超えると、焼結時に成形体中の
ガスが抜けにくくなりかえって比重が不足することがあ
る。
ガスが抜けにくくなりかえって比重が不足することがあ
る。
かくして得られる成形体を１７００〜１９００℃の炉焼
語法により、焼結体とすることができる。
語法により、焼結体とすることができる。
このとき１７００℃より低い温度では、焼結体の比重が
不足する。
不足する。
炉焼結は通常トンネル炉型式の電気炉等を用いて行なわ
れ、焼結時間は焼結温度、加熱スケジュール、炉型式等
によって異なるが、通常は５〜１０時間である。
れ、焼結時間は焼結温度、加熱スケジュール、炉型式等
によって異なるが、通常は５〜１０時間である。
かくして得られる炉焼結による焼結体は、いわゆる通電
焼結法によって得られたものに比べ比重及び曲がり等に
於て、同等もしくはそれ以上の性質を示す。
焼結法によって得られたものに比べ比重及び曲がり等に
於て、同等もしくはそれ以上の性質を示す。
又、本発明方法に従えば、通常の通電焼結では充分に焼
結させ難かった形状のものも比較的容易に焼結させるこ
とができる。
結させ難かった形状のものも比較的容易に焼結させるこ
とができる。
本発明方法は、トンネル型電気炉を用いてフロー形式で
焼結を行なえば、量産にも適したタングステン焼結体の
製造法である。
焼結を行なえば、量産にも適したタングステン焼結体の
製造法である。
以下実施例を挙げて本発明方法をさらに詳しく説明する
が、本発明はこれにより何ら制限を受けるものではない
。
が、本発明はこれにより何ら制限を受けるものではない
。
実施例 １
平均粒径１．３μｍで純度９８重量％のタングステン粉
末を静水圧によるラバープレス装置にて圧縮成形しく圧
力約２トン／ｄ）、所定寸法の丸棒体を得た。
末を静水圧によるラバープレス装置にて圧縮成形しく圧
力約２トン／ｄ）、所定寸法の丸棒体を得た。
得られた成形体の真密度は９．２ ｇ／ｃｙｙｆであっ
た。
た。
この成形体を従来の通電焼結法と、本発明方法とでそれ
ぞれ焼結し比較した。
ぞれ焼結し比較した。
本発明方法のものは、水素雰囲気中で１８００℃×５時
間の炉焼結を施した。
間の炉焼結を施した。
焼結体は３０φＸ６００１の棒状体である。
その結果本発明方法により得られたものの平均比重は１
８．４であり、従来方法のものの平均比重１８．５とほ
とんど変らず、充分焼結されたものであった。
８．４であり、従来方法のものの平均比重１８．５とほ
とんど変らず、充分焼結されたものであった。
本発明方法は、トンネル型の炉中を、例えば３〜１５關
／分程度の微速度で通過させればよく、従来方法と比較
すると実用上著しく有利である。
／分程度の微速度で通過させればよく、従来方法と比較
すると実用上著しく有利である。
実施例 ２
静水圧プレスにて純度９８重量％のタングステン粉末を
圧縮成形し、焼結径外径５０φ×内径４６φ×長さ１０
０１００（となるような所定寸法のタングステン容器を
得た。
圧縮成形し、焼結径外径５０φ×内径４６φ×長さ１０
０１００（となるような所定寸法のタングステン容器を
得た。
タングステン粉末の平均粒径は１．２μｍであり、成形
はラバープレスにて、成形体内部にマンドレルを配設し
て行なった。
はラバープレスにて、成形体内部にマンドレルを配設し
て行なった。
得られた成形体の真密度は９９／ａであり、この成形体
を還元雰囲気中１８００℃で６時間保持して炉焼結を行
なった。
を還元雰囲気中１８００℃で６時間保持して炉焼結を行
なった。
得られたものの比重は１８．３で、充分焼結されていた
。
。
なお、タングステン焼結体としては、比重１７．５以上
あれば実用に供し得るものと考えてよい。
あれば実用に供し得るものと考えてよい。
この容器を高融点金属、例えば白金溶融用ルツボに使用
したところ、溶融体が浸透することなく充分使用に耐え
得るものであった。
したところ、溶融体が浸透することなく充分使用に耐え
得るものであった。
以上述べたように本発明方法によれば、従来は製造が不
可能と考えられていたような形状のタングステン焼結体
を得ることができる。
可能と考えられていたような形状のタングステン焼結体
を得ることができる。
また、従来通電焼結法により製造していたものでも、工
業上有利に本発明方法を適用することができる。
業上有利に本発明方法を適用することができる。
Claims (1)
- １ 粒径０．５〜２．０μｍで純度９８重量％以上のタ
ングステン粉末を真密度９ｊ９／−以上の成形体とした
後、１７００〜１９００’Ｃで炉焼結することを特徴と
するタングステン焼結体の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP54115201A JPS5834522B2 (ja) | 1979-09-10 | 1979-09-10 | タングステン焼結体の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP54115201A JPS5834522B2 (ja) | 1979-09-10 | 1979-09-10 | タングステン焼結体の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5641301A JPS5641301A (en) | 1981-04-18 |
| JPS5834522B2 true JPS5834522B2 (ja) | 1983-07-27 |
Family
ID=14656852
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP54115201A Expired JPS5834522B2 (ja) | 1979-09-10 | 1979-09-10 | タングステン焼結体の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5834522B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5752270B2 (ja) * | 2011-12-19 | 2015-07-22 | 昭和電工株式会社 | タングステンコンデンサの陽極及びその製造方法 |
-
1979
- 1979-09-10 JP JP54115201A patent/JPS5834522B2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5641301A (en) | 1981-04-18 |
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