JPH11323407A - 熱間押出粉末成形方法 - Google Patents

熱間押出粉末成形方法

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Publication number
JPH11323407A
JPH11323407A JP12900798A JP12900798A JPH11323407A JP H11323407 A JPH11323407 A JP H11323407A JP 12900798 A JP12900798 A JP 12900798A JP 12900798 A JP12900798 A JP 12900798A JP H11323407 A JPH11323407 A JP H11323407A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hot extrusion
raw material
powder
molding method
molded
Prior art date
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Pending
Application number
JP12900798A
Other languages
English (en)
Inventor
Kimitaka Maruyama
公孝 丸山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shibaura Machine Co Ltd
Original Assignee
Toshiba Machine Co Ltd
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Filing date
Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 キャニング及び熱間押出成形後の容器の除去
の工程を不要にすることによって、工程を簡略化し且つ
製造コストを削減することができる熱間押出粉末成形方
法を提供する。 【解決手段】 成形対象の合金の粉末からなる原料粉末
(若しくは当該合金の組成に相当する金属粉末の混合物
からなる原料粉末)を準備する。この原料粉末を、CI
P(冷間静水圧プレス)によって所定の半製品形状に成
形した後、これを仮焼結する。次いで、熱間押出成形に
よって焼結と同時に目標の断面形状に成形する。なお、
上記の原料粉末は、成形品の金属組織を微細かつ緻密に
するため、粒径を150μm以下とすることが望まし
い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、金属の熱間押出成
形を用いた粉末成形方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、熱間押出成形を用いた粉末成形方
法では、次の様な工程が採用されていた。先ず、炭素鋼
あるいは合金鋼などを用いて容器を製作する。この容器
の中に、原料となる合金の粉末若しくは当該合金の組成
に相当する金属粉末の混合物からなる原料粉末を充填す
る。容器の中を真空脱気することによって、いわゆるキ
ャニングを行う。これを熱間押出装置に装填して熱間押
出成形を行う。成形後に成形品の表面を覆っている上記
の容器を機械加工で取り除き、目標とする成形品に仕上
げる。
【0003】上記の様なキャニング作業は、相当の工数
及びコストが掛かる。また、熱間押出成形後に、成形品
の表面を覆っている上記の容器を機械加工により取り除
く工程は、成形品の形状によっては多大な手間が掛り且
つ困難な場合があり、作業コストを引き上げる要因とな
っていた。更に、原料粉末及び容器の組成によっては、
容器と接触していた表層部分が変質するので、その部分
を機械加工によって取り除かなければならず、一層の手
間が掛かっていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、以上の様な
従来の熱間押出成形による粉末成形方法の問題点に鑑み
成されたもので、本発明の目的は、キャニング及び熱間
押出成形後の容器の除去の工程を不要にすることによっ
て、工程を簡略化し、且つ製造コストを削減することが
できる熱間押出粉末成形方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の熱間押出粉末成
形方法は、熱間押出粉末成形方法において、成形対象の
合金の粉末からなる原料粉末若しくは当該合金の組成に
相当する金属粉末の混合物からなる原料粉末を準備し、
この原料粉末を所定の半製品形状に成形した後、これを
仮焼結し、次いで、熱間押出成形によって焼結と同時に
目標の断面形状に成形することを特徴とする。
【0006】本発明の方法によれば、従来の方法におい
てキャニングのために使用されていた容器を使用するこ
となく、原料となる合金粉末(若しくは、当該合金の組
成に相当する金属粉末の混合物)からなる原料粉末のみ
を用いて、熱間押出成形を行うことができる。これによ
って、熱間押出成形後の容器除去のための機械加工が不
要になるとともに、成形品の表面の材質が変質する問題
も解消することができる。
【0007】なお、好ましくは、前記原料粉末を半製品
形状に成形する際、CIP(冷間静水圧プレス)法を用
いる。また、上記の原料粉末の粒径は、成形品の金属組
織を微細かつ緻密にするために、150μm以下とする
ことが望ましい。
【0008】
【発明の実施の形態】C:0.25wt%、Si:5.
5wt%、Mn:0.6wt%、Ni:9.2wt%、
Cr:3.5wt%、Mo:0.25wt%、残部が実
質Feからなる低熱伝導率を備えた合金を、高周波炉内
で1600℃でるつぼ溶解し、ガスアトマイズ法により
粒子化した後、分級することによって、粒径150μm
以下の合金粉末に調整した。この合金粉末を、焼結によ
る収縮量を加味したゴム型に充填して、CIP(冷間静
水圧プレス)によって成形し、直径160mm、長さ6
00mmのビレットを製作した。
【0009】このビレットを、10-2Torr(10-3
〜10-1Torr)の真空雰囲気中で、1000℃(9
00〜1100℃)に加熱して仮焼結した。この仮焼結
体を、1200℃(1100〜1200℃)に加熱した
後、熱間押出成形機に装填し、押出し成形すると同時
に、直径120mmの円形断面の棒状体に焼結した。
【0010】この結果得られた成形品の特性は、以下の
通りであった。 引張り強さ:1300 N/mm2 熱伝導率 :13.0 W/m・K 熱衝撃抵抗:850ΔT 上記の値は、キャニングしてから熱間押出成形を行う方
法によるものと比較して遜色が無く、表層部分まで欠陥
の無い微細な結晶粒からなる緻密な組織であることが確
認された。
【0011】なお、上記の方法によれば、キャニングの
ための容器が不要になり、成形後の機械加工も不要とな
るので、キャニングして熱間押出成形を行う従来の方法
と比較して、製造コストを2/3以下に抑えることがで
きた。
【0012】
【発明の効果】本発明に基づく熱間押出粉末成形方法に
よれば、表層部分まで欠陥の無い材質を実現することが
可能で、従来の方法と比較して遜色が無い特性を備えた
成形品が得られる。更に、熱間押出成形後の容器除去の
ための機械加工が不要になるので、製造コストの大幅な
削減を実現することができる。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱間押出粉末成形方法において、 成形対象の合金の粉末からなる原料粉末若しくは当該合
    金の組成に相当する金属粉末の混合物からなる原料粉末
    を準備し、 この原料粉末を所定の半製品形状に成形した後、これを
    仮焼結し、 次いで、熱間押出成形によって焼結と同時に目標の断面
    形状に成形すること、 を特徴とする熱間押出粉末成形方法。
  2. 【請求項2】 前記原料粉末をCIPによって所定の半
    製品形状に成形することを特徴とする請求項1に記載の
    熱間押出粉末成形方法。
  3. 【請求項3】 前記原料粉末は、粒径が150μm以下
    であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載
    の熱間押出粉末成形方法。
JP12900798A 1998-05-12 1998-05-12 熱間押出粉末成形方法 Pending JPH11323407A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106670467A (zh) * 2016-12-28 2017-05-17 北京有色金属研究总院 一种快速凝固粉末冶金高硅铝合金脱皮热挤压的制备方法
CN116275055A (zh) * 2023-03-24 2023-06-23 温州医科大学附属口腔医院 一种大面积电偶腐蚀结构的可降解金属骨架增强Zn粉末冶金生物医用材料的制备方法

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