JPS5833203A - 光通信線材 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、パイプの中に光伝送線が収容されてなる光通
信線材に関するものである。

光ファイバは、・金属電線に比べて伸びに対する許容量
が小さく、金属電線では許容されるような伸びであって
も光ファイバの場合社破断事故に到ることが多い。

このような破断事故を避けるため、パイプの中にそのパ
イプの長さ以上の長さをもつ直線状の光７アイパ心線を
九るみをもたせて収容した光通信線材が提案されている
。この光通信線材は、張力が加わった際に光フアイバ心
線の良るみ部分が伸びて光フアイバ心線が破断されない
構造となっている。

しかしながら、このような構造の光通信線材では、張力
や熱伸縮環が繰り返し加わると、光フアイバ心線の弾発
力やパイプとの摩擦力で光フアイバ心線の九るみ部分が
移動し、これにより光フアイバ心線のたるみ部分がパイ
プの長手方向に偏在するようになってパイプ内に光フア
イバ心線の直線部分が生じ、その後に加えられる張力で
光フアイバ心線の直線状部分が切断され易くなる欠点が
あった。

本発明の目的は、張力で光７アイパが破断されるのを確
実に防止できる光通信線材を提供するにある。

本発明の光通信線材は、パイプの中に伸縮自在に光伝送
線がその長手方向に沿って収容され、前配光伝送線は保
護層相の光ファイバの外周に繊維強化熱硬化性樹脂より
なる形状保持層が設けられ、前記形状保持層は螺旋状又
は波形状等に折曲成形されて硬化されており、前記保護
層相の光７アイパは前記形状保持層の中で前記形状保持
層の成形形状に応じ良形状に保持された構造とし、繊維
強化熱硬化性樹脂よりなる形状保持層で螺旋状又は波形
状等の成形形状保持能力を格段に向上させ、耐張力性能
を向上させに屯のである。

以下本発明の実施例を図面を参照して詳細に説明する。

第１図及び第２図は本発明に係る光通信線材１の第１実
施例を示し友ものである。本実施例の光通信線材１は、
金属又はプラスチックよシなるパイプ２の中に伸縮自在
に光伝送線δを収容した構造となっている。本実施例の
光伝送１ｍ１３は、光ファイバ４の外周に保護層５と形
状保持層６とが順次設けられた層構造となっている。保
護層５は、本実施例の場合では、光ファイバ４の外周に
シリコンゴム等よシなる１次被−覆層５ａと、この１次
被覆層５１よ如弾性のよいシリコンゴム勢よりなる緩衝
層５ｂと、ナイロン等よシなる２次被覆層５ｃとが順次
設けられた層構造となっている。

この保１層５は、１次被覆層５ａだけの場合、或は１次
被覆層５ａと緩衝層５ｂだけの場合もある。

形状保持層６は、ガラス繊維やポリアミド系繊維等より
なる繊維６ａにエポキシ樹脂やポリエステル樹脂等より
なる熱硬化性情＠６ｂを塗布含浸させた繊維強化熱硬化
性樹脂よりなっていて、螺旋状に折曲成形されて硬化さ
れ、その形状の維持が行われている。これに伴って、形
状保持層６の中の保護層付光フアイバ６拡形状保持層６
の成形形状に応じ良形状に折曲されている。

このような形状保持層６の形成及び螺旋状の折曲成形は
、次のようにして行うことができる。保護層５の外周に
繊維６１を被覆する。繊維６ａの被覆の仕方として社、
例えｄ編組、一方向の螺旋巻き、二方向螺旋巻き等のい
ずれでもよい。螺旋巻きの場合は、例えば繊維６ａをひ
も状、織布テープ状等にして保護層５の外周に巻付ける
ことができる。繊Ｍ６ｍをテープ状にした場合には、縦
添え被覆することもできる。この繊＠　６　ａの層に対
して熱硬化性情１１１６ｂを亀）布含浸させ、この樹＠
６ｂを半硬化状態にすることにより形状保持層６を、可
撓性があってべとつかないプリプレグ層とする。この状
態で光伝送Ｓａを例えばはソ同じ太さの線材と共に撚り
合せて加熱炉の中に通し、形状保持層６を熱硬化させ、
その後に前記線材を取り去り、螺旋状に成形された光伝
送線６を得る。

このようにすると、光伝送線るの折曲横幅りは光伝送線
６の外径ｄの約２倍以内となり、光通信線材１の細径化
上非常に好適であるＯ このような光通信線材１は、張力が加わると、内部の光
伝送線るは螺旋のピッチが伸ばされ、とのＩＩＫｇ旋が
完全に伸ばされるまでは光ファイＩ（４に張力がか＼ら
ず、光ファイノ（４の破断が防止される。張力が除去又
社消滅すると、光伝送Ｉ１６はスプリング力に１９再び
元の状態にもどる。このとき、光伝送線６祉パイプ２の
中に収容されているので、他の線材勢に邪魔されずに伸
縮運動ができ、光ファイバの破断事故防止上好適である
。

＝　５− 更に、光伝送線６は、繊維強化熱硬化性樹脂より力る形
状保持層６を備えているので、熱可塑性樹脂の層に比べ
て形状保持性能が格段に優れており、螺旋状の成形形状
の安定性が良く、長期にわたって耐クリープ性を維持で
きる利点がある。

第５図及び第４図は本発明に係る光通信線材１の第２実
施例を示したものである。本実施例の光通信線材１は、
パイプ２内に収容した光伝送線６の形状保持層６が、波
形（又は蛇行状）に折曲成形されて硬化されている点に
特徴がある。その他の点は第１実施例と同様の構成とな
っている。

仁のような構造でも第１実施例と同様の効果を得ること
ができる。

本実施例のように形状保持層６が波形に折曲成形された
光伝送ＩＩ６は、例えば幅のある耐熱エンドレスベルト
にその幅方向の両縁に沿って互い違いにビンを突設して
おき、これらビンにプリプレグよｐなる形状保持層６を
もつ光伝送ｓｒｓを波形に引っ掛け、その状態で加熱炉
に通すことにより形状保持層６を熱硬化させて成形し、
その後にビ　６− ンから成形済の光伝送線δを外すことによシ製造するこ
とができる。この場合にも、光伝送線δの折曲横幅りを
光伝送＊ａの外径ｄの約２倍以内としておくことが、光
通信線材１の細径化のうえで好オしい。

第５図は本発明に係る光通信線材１の第５実施例を示し
友ものである。本実施例の光通信線材１は、アル＜ニク
ム勢の金属パイプ２の中に伸縮自在に光伝送ｌｓ６を収
容して構成されている。光伝送ＩＩ６は光ファイバ４、
保護層５、形状保持層６からなる層構造をもっていて、
繊維強化熱硬化性樹脂よりなる形状保持層６が螺旋状に
成形され、硬化されている点は第１．第２実施例と同様
であゐ。特に本実施例のものは、光フアイバ４０本数及
び各層の構成材料に耐熱材を使用し次点に特徴がある。

光７アイパ４はシリコンゴム等よりなる１次被覆層５ａ
をつけた状態で６本撚シ合わされ、その外周に弾性のよ
いシリコンゴム等よやなる緩衝層５ｂが被覆され、その
外周に耐熱性樹脂よシなる２次被覆層５ｑが被覆されて
いる。耐熱性樹脂としては、例えば耐熱性の高いポリイ
ミド、ポリアミトイオド、各ｓフッ素樹脂郷を用いる。

保護層５の外周に設けられた形状保持層６拡、保護層５
の外周にガラス繊維、金属繊維又は有機繊維等の繊維６
ａが被覆され、この繊維６＆の層にエポキシ樹脂又はポ
リエステル樹脂等の熱硬化性樹脂６ｂが塗布含浸され、
プリプレグとした状態で螺旋状に折曲成形されて硬化さ
れている。なお、この場合も波形状等に成形して啄よい
。また、この場合も光伝送線３の折曲横幅線光伝送線ろ
の外径の約２倍以内とすることが、光通信線材１の細径
化の上で好ましい。

このような光通信線材１によれば、第１．第２與施例の
ものより耐熱性を向上させることができる。

なお、ｔＩＮ２図及び第４図に示す第１．第２爽施例の
光伝送線６において亀、第５図に示す光伝送＃Ｉ６と同
様にψ心に複数本の光ファイバ４を内蔵させることがで
きる。

第４１１１は第５図に示す本発明の光通信線材１を用い
九光通信曽入り架空送電線路用複合１ｉ＊１１の例を示
し友ものである。複合撚線１１は、アル建被鋼線、アル
電曽、鋼纏の如き金属線１２を複数本多層に層撚シして
なる撚線のうちの１本若しくは数本を第５図に示す本発
明の光通信線材１で置換し友ものである。

このような複合撚１ｓ１１は、例えば架空地線或は架空
送電線として使用でき、且つ光通信線材１を利用して変
電所間等の通信を誘導障害を受けずに行う仁とができる
。壕九、第５図に示す本発明の光通信線材１によれば、
−ｇｏ°〜＋１５０℃のヒートサイクル、或は１５０℃
常時、或紘り００℃瞬時（ａ７５秒）勢のきびしい温度
条件でも耐え得ることが確認されている。

なお、本発明の光通信線材１は上述し九用途のほかに、
光ケーブル、複合電カケープル等の光通信線材としても
使用することができる。

また、パイプ２の外周に外被をかけて単独で配＼ 線材等として４使用することができる。

　９− 以上説明したように本発明に係る光通信線材は、パイプ
の中に伸縮自在に光伝送線を収容し、光伝送線は繊維強
化熱硬化性樹脂よ〕なる形状保持層を有し、この形状保
持層が螺旋状又は波形状等に折曲成形された状態で硬化
されていて、その中に保護層相の光７アイパが収容され
て形状保持層の１０− 成形形状に応じ良形状に保持された構造となっているの
で、張力が加わつ九場合には内部の光伝送線は螺旋又は
波形部が伸びるととによシこれを吸収し、光ファイバの
張力による破断を防止することができる。を九、本発明
のように光伝送線がパイプの中に収容されていゐと、他
の線材等に邪魔されずに伸縮運動ができ、光７アイパの
破断事故防止上好適である・更に、光伝送線は、硬化状
態の繊維強化熱硬化性樹脂よシなる形状保持□層を備え
ているのて、熱可塑性樹脂の層に比べて螺旋域又は波形
状等の形状保持性能が格段に優れてお９、螺旋等の形状
の安定性が曳く、長期にわ九って耐クリープ性を維持で
きる利点がある。また、本発明の光通信線材によれば、
従来の光通信線材と違って金ｌｌｌ４ＩＩｔＩＩり合せ
る同程度の配慮で容易に撚り合せがで龜る利点がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る光通信線材の第１実施例の縦断面
図、ＪＩ２図はｊｌｌｌｍのト」線断面図、第８図は本
発明に係る光通信線材の第２実施例の縦断面図、第４図
は第３図のｍＶ−ＩＶ線断面図、第５図線本発明に係る
光通信線材の第５実施例の横断面図、第６図は本発明に
係る光通信線材を用いた光通信線入り架空送電線路用壷
金撚線の一例を示す横断面図である。 １・・・光通信線材、２・・・パイプ、３・・・光伝送
線、４・・・光７アイパ、５・・・保護層、６・・・形
状保持層。 −■ 第３図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. パイプの中に伸縮自在に光伝送線が長手方向に沿って収
   容され、前記光伝送線は保饅層付の光ファイバの外周に
   繊維強化熱硬化性樹脂よシなる形状保持層が設けられ、
   前記形状保持層は螺旋状又拡波形状勢に折重成形されて
   硬化されてシシ、前記保饅層付の光ファイバ杜前記形状
   保持層の中で前記形状保持層の成形形状に応じた形状に
   保持され九構造となっていることを特徴とする光通信線
   材Ｏ