JPS5833029B2 - 塗装方法 - Google Patents

塗装方法

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JPS5833029B2
JPS5833029B2 JP49007585A JP758574A JPS5833029B2 JP S5833029 B2 JPS5833029 B2 JP S5833029B2 JP 49007585 A JP49007585 A JP 49007585A JP 758574 A JP758574 A JP 758574A JP S5833029 B2 JPS5833029 B2 JP S5833029B2
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painting area
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バーンハム ロバーツ ジヨン
アール ロバーツ ロバート
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【発明の詳細な説明】 現行の塗装装置は屡々各々が供給される空気の流れと塗
料の乾燥によって生じた気化した有機性液体を含む排出
される空気の流れとを有する複数の塗装領域からなって
いる。
通常、供給される空気の流れは濾過され恐らくは加温さ
れかつ湿り気を与えられた新鮮な空気である。
屡々、排出される空気の流れは、大気中に直接に排出さ
れるか。
または塗料の粒子および小滴を除去するための処理をう
けた後大気中に排出される。
しかしながら、大部分の国における大気汚染防止法は排
出される空気の流れの中に含まれている実質的な量の気
化した有機性液体を大気中に排出する前に除去しなけれ
ばならないことを規定している。
これは大部分の噴霧塗装装置の中に塗装領域からの多大
な容積の排出空気が存在しかつ大気汚染防止装置のコス
トおよびそれらを操作するためのコストが屡々処理され
るべき空気の総容積に略々比例するので非常にコスト高
につく。
本発明によれば、供給される空気の流れとその領域中の
塗料の乾燥から生じた気化した有機性液体を含む排出さ
れる空気の流れとを有する塗装領域にと、供給される空
気の流れとその領域中の塗料の乾燥によって生じた気化
した有機性液体を含む排出される空気の流れとを有する
塗装領域Bとからなる塗装装置において、塗装領域Aか
ら排出される空気の流れを総量で塗装領域Aから排出さ
れる空気の流れまでの量において塗装領域Bに供給され
る空気の流れの中に向け、かつ塗装領域Bに本来供給さ
れる空気の流れの容積を塗装領域Bに供給される空気の
流れの中に向けられる塗装領域Aから排出される空気の
流れまでの量だけ減少させるための手段を含むような塗
装装置が提供されている。
また、本発明によれば、空気を塗装領域入の中に供給し
かつ塗装領域A中の塗料の乾燥から生じた気化した有機
性液体を含む空気を塗装領域Aから排出し、かつ空気を
塗装領域Bの中に供給しかつ塗装領域B中の塗料の乾燥
から生じた気化した有機性液体を含む空気を塗装領域B
から排出することからなる塗装方法において、塗装領域
Aから排出される空気の流れを総量で塗装領域Aから排
出される空気の流れまでの量において塗装領域Bに供給
される空気の流れの中に向け、かつ塗装領域Bに本来供
給される空気の流れの容積を塗装領域Bに供給される空
気の流れの中に向けられる塗装領域Aから排出される空
気の流れまでの量だけ減少させることを含む塗装方法が
提供されている。
本発明は噴霧塗装装置から排出される空気の総容積を減
少させる。
その結果、噴霧塗装装置と共に用いられている大気汚染
防止装置に関して、それらのコストおよびそれらを操作
するためのコストを減少させることができる。
本発明のその他の態様については以下説明することにす
る。
本発明に用いられている「塗装装置」なる用語は塗装プ
ラントを意味する。
塗装装置の一例は生産ライン上にある自動車のような物
品の噴霧塗装である。
本発明に用いられている「塗装領域づなる用語は、塗装
された物品の乾燥から気化した有機性液体が生ずるよう
な領域を意味する。
好ましくは、本発明に用いられている「塗装領域」なる
用語は物品の塗装がなされかつ気化した有機性液体が塗
装された物品の乾燥力も生ずるような領域を意味する。
本発明においては、霧吹き、ブラシかけ、浸漬(つけ塗
り)等を含む任意の好適な塗装手段を用いることができ
る。
そのうちで特に好適な塗装手段は霧吹きである。
指向させることができる塗装領域から排出される空気の
流れは下記を含むいくつかの要素によって左右される。
すなわち、(1)その中に排気空気が向けられる塗装領
域中の気化した有機性液体の最高許容濃度、(2)その
中に排出空気が向けられる塗装領域中に生じた気化した
有機性液体の量、(3)向けられる排出空気中の気化し
た有機性液体の濃度、(4)各々の領域を通じて流れる
空気の速度および(5)各々の領域のサイズである。
領域Aから排出される空気に含まれる気化した有機性液
体の濃度が低い場合には、恐らくそのすべてを領域Bに
対して供給される空気の流れの中に向けることができる
この−例は生産ラインにおける自動車の噴霧塗装であり
、その場合自動車は先づ一つの領域で自動噴霧塗装装置
によって塗装され、その後別の一領域で自動噴霧塗装装
置により塗装されなかった部分および/または自動噴霧
塗装装置による塗装の欠陥部分を塗装するために塗装員
の手により塗装される。
手塗装員が配置される領域では、その塗装領域中の気化
した有機性液体の最高許容濃度が塗装員の健康に障害と
なる値によって制限されているので、排出される空気の
流れの中の気化した有機性液体の濃度は普通比較的に低
い。
これに関して屡屡用いられている用語はTLVなる略号
で呼ばれる初期限界値である。
この初期限界値は気化した有機性液体の空気中に浮遊す
るものの濃度をいい、かつ殆んどすべての塗装員が健康
上の悪影響を受けないで毎日繰返して曝されてもよいと
信ぜられている状態を表わす。
勿論、手塗装員が彼等自体に新鮮な空気を供給する装置
または呼吸装置を備えた保護服を着ていれば、手塗装領
域中の気化した有機性液体の濃度はTLVを越えてもよ
い。
自動噴霧塗装がなされる領域中の気化した有機性液体の
濃度は通常手塗装領域のそれよりも遥かに高い。
これは自動化された塗装の領域では空気中の気化した有
機性液体の制限濃度がLELという略号で呼ばれる下位
爆発限界であるからである。
このLELは火花または火焔に曝されたときに爆発する
空気中の気化した有機性液体の濃度である。
噴霧塗装の多くの実際の応用においては、LELはTL
Vの10倍またはそれ以上であるので、手塗装領域から
の空気の容積および速度が自動塗装領域に対して好適で
あると想定すると1手繰作噴霧塗装領域から排出される
空気全体を自動化された噴霧塗装領域に向けることがで
きる。
しかしながら5殆んどの塗装領域において気化した有機
性液体の濃度をLELに到達させてはならず、むしろそ
の濃度はLELの分数となるであろう所望の安全濃度を
越えてはならないことに留意されたい。
たとえ、塗装領域Aから排出される空気の流れが塗装領
域B中に存在しうる気化した有機性液体よりも高い濃度
の気化した有機性液体を含んでいるとしても、領域Aか
ら排出される空気の流れの一部を領域Bに向けることが
できる。
しかしながら、その領域Bに向けられる量は、領域Bに
供給される残りの空気および領域Bにおける塗装によっ
て生じた気化した有機性液体と混合されたときに、領域
B中の気化した有機性液体の最高許容濃度を越えないよ
うな量である。
勿論、ある塗装装置では、空気を連続して一つ以上の噴
霧領域に向けることが可能である。
領域Bに向けられた排出空気の流れの中に望ましくない
量の塗料の粒子および/または塗料の小滴が存在してい
る場合には、濾過、洗滌等のような任意の適当な手段に
よって領域Bに向ける前に処理してそれらを取除くこと
ができる。
別の塗装領域を実質上包囲してそれにより噴霧塗装装置
から失なわれる新鮮な空気の量、噴霧塗装装置中に導入
される新鮮な空気の量および一つの塗装領域から他の塗
装領域への空気の混合を最小限にとどめることが好まし
い。
例えば生産ラインの塗装装置では、屡々自動車のような
物品が塗装が行なわれる一つのトンネルまたは一連のト
ンネルを通しである型式のコンベヤ上を移動することに
なろう。
もしも各々のトンネルに唯一つの塗装領域があるのであ
れば、そのトンネルの入口および出口こはシルエット状
の仕切壁のような閉鎖手段が設けられるべきである。
このシルエット状の仕切壁は、噴霧塗装装置からの空気
の損失が最小となりかつ噴霧塗装装置中への新鮮な空気
の導入量が最小となる状態で塗装される物品を運搬する
ことができるように、その物品の輪かくと合致した形状
の開口を有する壁体、パネルまたはそれに類似したもの
の型式とすることができる。
もしも一つのトンネルの内部に複数の別々の塗装領域が
あるとすれば、それらの領域にそれらを分離するシルエ
ット状仕切壁のような閉鎖手段を設けてそれにより一つ
の領域から他の領域への空気の混合を最小にとどめるよ
うにすべきである。
第1図は自動車のボディを噴霧塗装するための生産ライ
ンの相並んで相互に連結された部分を断面で示した図、
かつ第2図は第1図に示したダクトのかわりに使用でき
るダクトおよび関連装置を示した図である。
さて、以下諸塗装領域を含むスプレーブーストンネルを
通じて多少とも連続的に運搬される自動車のボディを噴
霧塗装するための生産ラインについて本発明の詳細な説
明する。
本発明の視覚による理解を容易ならしめるために、スプ
レーブーストンネルの二つの横断面を並べて示した。
第1図の右側半分には、自動車のボディの左側に噴霧塗
装を施す塗料スプレーガン3aを担持する塗装置3およ
びボディの右側にスプレーガン4aを通じて噴霧塗装を
施す別の塗装置4と共に、コンベヤ2上の自動車のボデ
ィ1が示されている。
自動車のボディがレール上に跨乗したコンベヤ2上に載
った状態で示されているが、自動車のボディをモルレー
ルから吊すようなその他の運搬手段を用いることができ
る。
フレイムの用語を用いると、自動車のボディ1ならびに
塗装置3および4はスプレーブーストンネル5の部分す
なわち、領域Aの内部に配置されている。
第1図の左側半分には、コンベヤ8の上に載った別の自
動車のボディ7を有するスプレーブーストンネル6の部
分、すなわち、領域Bが設けられている。
ボディ7には、スプレーガン9aを有する自動噴霧塗装
機9およびスプレーガン10aを有する別の一つの自動
噴霧塗装機10によって塗料が吹き付けられる。
また、スプレーガン11aを有する高架自動噴霧塗装機
11が設けられている。
このスプレーガン11aは自動車の屋根およびトランク
に吹き付けられる塗料の大部分を吐出するように構成さ
れている。
これらの三つの自動噴霧塗装機は単に例示のためのもの
であって、特定の自動車のボディの輪かく形状の如何に
よってこの数より多くするかまたは少くしてもよい。
第1図の右半分を参照すると、供給空気は送風機13に
よって取入口フード12を通じて吸い込まれる。
その空気は右端の図に示されているスプレーブーストン
ネル5の上方の風室を通じて長手方向に分配される。
その空気は慣用のエヤフィルタ15を通った後給温用ノ
ズル17を含む空調部分16を通る、給温用ノズル17
にはパイプ18によって調節された量の水が供給される
過剰な散水は散水排出機19に捕捉され、また浄化され
、湿り気を与えられかつ温度が調整された空気が空気室
(プレナム室)20の中に通される。
空気室20もまた前述の風室14と同様にスプレーブー
ストンネル5の手操作噴霧塗装領域Aの長手方向に延び
ている。
空気は空気室からドライフィルタ21を通って下向きに
噴霧塗装領域人の上側部の中に入り、その後作業員およ
び塗料を吹き付けられる自動車のボディを越えて下向き
に流れ、そこで鉄格子床22を通過してこの床の下方の
水洗領域の中に入る。
領域Aを含むスプレーブーストンネルの底部は下向きに
流れる空気によって運ばれる粒子状の過剰な噴霧の大部
分を集めるプールを形成する水の浅い層24を収納する
大きいパン23の型式のものである。
適当な洗浄剤を含む水がノズル25によって供給される
水のプール24の表面上を通過した空気は噴霧除去板2
6を越えて上方に向けられる。
これらの噴霧除去板26はノズル27により洗浄剤を含
むより多量の水によって湿潤されている。
過剰な塗料の粒子および水溶性の気化した有機性液体の
ある部分が除去されているが依然として水に不溶解の気
化した有機性液体の大部分を担持する。
塗装領域Aから排出される空気は送風機28によって捕
捉されかつダクト29を通って第1図の左側半分に示さ
れている隣接のスプレーブーストンネル6の風室30の
中に運ばれる。
その後、空気はエヤフィルタ31を通って空気室44の
中に入り、その後最終の組のドライフィルタ32を通っ
て前述の自動噴霧塗装機9,10および11を含む塗装
領域Bの中に入る。
この点を通って下向きに通過する空気は只今述べたよう
な水洗技術適用抜気化した有機性液体のいかなる残留物
をも含んでおり、かつ自動噴霧塗装機および自動車のボ
ディ7を越えかつ別の一つの鉄格子床33を通って下向
きに流れてパン34により保持されてノズル45を通じ
て洗浄剤を含む付加的な水を供給される水のプール35
を含むスプレーブーストンネルの下方の水洗領域の中に
入るときに付加的な気化した有機性液体および過剰に吹
き付けられた塗料の粒子を捕捉する。
この空気はノズル37によってより多量の洗浄剤を含有
する水によって湿潤された噴霧除去用そらせ板36を越
えて上向きに流れ、最後に送風機38を通じて外方に排
出される空気の流れ39に向って流れ、そこで気化した
有機性液体を含む空気は大気汚染防止装置に送られる。
風室14および30の各々は、空気室20および44が
隣接の空気室から分離されていると同様に、仕切壁によ
って隣接の風室から分離されている。
同様に、塗装領域AおよびBはシルエット状の仕切壁4
1および42(これらの仕切壁において切取られた開口
部がコンベヤに載って通過する自動車のボディの形状に
似ているのでこのような名称を付した)によって隣接の
仕切壁によって分離されてそれにより一つの塗装領域か
ら隣接の塗装領域に向って最小量の空気が通るようにし
て低い濃度の気化した有機性液体を含む空気とより高い
濃度の気化した有機性液体を含む空気との混合を最小限
にとどめている。
同様に、スプレーブーストンネルの水洗下側部分は全般
的に40および46で例示した仕切壁によって相互に分
離されている。
生産ラインの両方の図面において、照明装置43の横断
面が示されている。
図面は相並んだ二つの塗装領域を示しているが、これら
の塗装領域は普通スプレーブーストンネル5の中の塗装
領域Aからの浄化された空気をスプレーブーストンネル
6の中の塗装領域Bの中に送るように配置された相互連
結用ダクト29によって交互に一直線上に配置される。
第2図は第1図に示したダクト29のかわりに使用しう
るダクトおよび関連装置を示す。
第2図において、ダクト54の右側部は第1図に示した
送風機28に連結され、かつダクト54の左側部は第1
図に示した風室30に連結されている。
第2図に示した48,49および53は空気の流れを調
整するために用いることができる制御ゲートである。
第2図のダクト52は領域Bであるスプレーブーストン
ネル6の部分に本来供給される空気の流れの通路である
第2図の55はダクト52と組み合された取入口フード
であり、かつ第2図の51はダクト52と組み合された
送風機である。
ダクト47は領域人であるスプレーブーストンネル5の
部分から本来排出される空気の流れの通路である。
第2図に示すように、制御ゲート48および53は閉ざ
されて、それにより領域Aから排出されるすべての空気
を領域Bに向けかつ領域Bに供給される空気の総量とし
て使用することを可能ならしめている。
第2図に示した作動位置以前の状態では、制御ゲート4
9が閉ざされかつ制御ゲート48および53が開かれそ
れにより本来供給される空気の流れおよび本来排出され
る空気の流れを有する領域人と、別個の本来供給される
空気の流れおよび本来排出される空気の流れを有する領
域Bとを与える。
第1図と第2図とを比較すると理解できるように、第1
図は領域Aから本来排出される空気の流れのすべてが領
域Bに供給されるべき空気の流れの総量として用いられ
るために(1)領域Bに本来供給される空気の流れに用
いるダクトおよび関連装置と(2)領域Aから本来排出
される空気の流れに用いるダクトおよび関連装置とがも
はや必要でないという理由から除去されているような本
発明の一実施例を示す。
自動車のボディを塗装するための通常の生産ラインでは
、例えばプライマーコート、シーラーコート(下地固め
塗装)および−同法またはそれ以上のトップコートのよ
うないくつかの塗装工程がある。
本発明によれば、手塗装領域の各々から排出される空気
は、必要であるかまたは所望されれば、過剰に吹きつけ
られた塗料の小滴および粒子を除去するために洗滌され
かつ濾過された後に、空気の濃度が手塗装領域における
初期限界値および自動塗装領域における下位爆発限界の
安全と認められた部分を越えないかぎりは、その塗装装
置に対して最も迅速かつ安価な方法で自動塗装領域のい
づれかまたは自動塗装領域に引続いて分配することがで
きる。
しかしながら、手塗装員がそれら自体に新鮮な空気を供
給する装置または空気呼吸装置を備えた保護服を着用し
ていれば、手操作塗装領域中の気化した有機性液体の濃
度はTLV以上であってもよく、恐らくは下位爆発限界
の安全と認められる部分であってもよい。
次の例は本発明を例示したものである。
例 自動車を噴霧塗装するための生産ラインがその長手方向
に一色の塗料を塗布するための二つの隣接した噴霧塗装
領域を含んでいる。
該噴霧塗装領域はトンネルの内部に配置されている。
これらの領域の一方、すなわち自動噴霧塗装領域には、
毎時430標準立方フイートの気化した有機性液体を発
生させるために十分な塗料を共に吹き付ける三つの自動
噴霧塗装機械が設けられている。
他方の領域、すなわち手塗装領域には塗装置が配属され
、それらの塗装置の吹き付けは毎時181標準立方フイ
ートの気化した有機性液体を生ずる。
各各の領域は長さ10フィート幅18フィートであり、
かつ各々の領域を通じて毎分総量で16,000標準立
方フイートの空気の流れに対して手塗装員および自動噴
霧塗装機械を越えて毎分89フイートの速度を有する下
向きの空気によって操作せしめられる。
各々の領域から排出される空気の流れは塗料の噴霧の粒
子および小滴のような大部分の微粒子状物質を除去する
ために濾過される。
塗装置が配置された手塗装領域中の気化した有機性液体
の濃度は初期限界値以下である。
両方の噴霧塗装領域中の気化した有機性液体はヘキサン
、ナフトライト、ミネラルスピリット、メチルエチルケ
トン、トルエンおよびキシレンを含んでいる。
米国のナショナル・ファイアプロテクション・アソシエ
ーションにより発行された1969年および1970年
のナショナルファイアコード第2巻の86A項(92頁
および93頁)から、各々の成分の下位爆発限界を容積
%で求めることができる。
各々の成分の下位爆発限界に気化した有機性液体の全体
の中のそのそ水部分を乗じ、かつ各々の成分について得
られた積を加えることにより気化した有機性液体の下位
爆発限界が得られ、それは1.18容積%であることが
判明した。
手塗装領域から排出される空気の総量を自動噴霧塗装領
域に供給される空気として用いることが所望される。
自動噴霧塗装領域中の気化した有機性液体の濃度がその
下位爆発限界を越えなければ。
これを実施することができる。
手塗装領域および自動噴霧塗装領域の両方から生じた気
化した有機性液体の合計は毎時430+181=611
標準立方フイートである。
空気の流量に対するこの蒸気の容積的な流量の比率を計
算することによって下記のように実際に気化した有機性
液体の濃度が得られる。
このようにして、手塗装領域から排出される空気の総量
を自動噴霧塗装領域に供給する空気として使用すること
ができ、それによりさもなければ大気汚染防止装置にと
って付加的な負荷となるであろう毎分16,000標準
立方フイートの気化した有機性液体を含む空気を排除す
ることになる。
その上、気化した有機性液体の濃度が大気汚染防止法に
規定された限界または下位爆発限界のある部分である所
望された安全濃度に到達するまでは、その自動噴霧装置
領域から排出される空気をいくつかの付加的な自動噴霧
塗装装置に連続して使用することができる。
地下に本発明の要旨ならびに実施の態様の代表例を列記
するが、これらの態様例はいづれも特許法第65条の3
にいう発明の実施の態様に包含されるものである。
■、供給される空気の流れとその領域中の塗料の乾燥か
ら生じた気化した有機性液体を含む排出される空気の流
れとを有する塗装領域Aと、供給される空気の流れとそ
の領域中の塗料の乾燥から生じた気化した有機性液体を
含む排出される空気の流れとを有する塗装領域Bとから
なる塗装装置において、塗装領域Aから排出される空気
の流れを総量で塗装領域Aから排出される空気の流れま
での量において塗装領域Bに供給される空気の流れの中
に向け、塗装領域Bに本来供給される空気の流れの容積
を塗装領域Bに供給される空気の流れの中に向けられる
塗装領域Aから排出される空気の流れまでの量だけ減少
させるための手段を含むことを特徴とする塗装装置。
2、塗装がスプレーガンによってなされる前記1記載の
塗装装置。
3、塗装領域訓こおいて塗装が手によって保持されたス
プレーガンによってなされ、かつ塗装領域Bにおいて塗
装が自動スプレーガンによってなされる、前記2記載の
塗装装置。
4、塗装領域Aから排出されかつ塗装領域Bに向けられ
る空気の流れの中に含まれた塗料の粒子および小滴が塗
装領域Bに供給される空気の流れの中に向けられる前に
除去されるように構成された、前記2記載の塗装装置。
5、塗装領域Aから排出されかつ塗装領域Bに向けられ
る空気の流れの中に含まれた塗料の粒子および小滴が塗
装領域Bに供給される空気の流れの中に向けられる前に
除去されるように構成された、前記3記載の塗装装置。
6、領域Aがシルエット状仕切壁によって領域Bから分
離される、前記2記載の塗装装置。
7、領域Aがシルエット状仕切壁によって領域Bから分
離される、前記3記載の塗装装置。
8、領域Aがシルエット状仕切壁によって領域Bから分
離される、前記4記載の塗装装置。
9、領域Aがシルエット状仕切壁によって領域Bから分
離される、前記5記載の塗装装置。
10、領域Bから排出される空気の流れの少くとも一部
分が少くとも一つのその他の塗装領域に供給される空気
の流れに向けられる、前記1記載の塗装装置。
11、領域Bから排出される空気の流れの少くとも一部
分が少くとも一つのその他の塗装領域に供給される空気
の流れに向けられる、前記2記載の塗装装置。
12、領域Bから排出される空気の流れの少くとも一部
分が少くとも一つのその他の塗装領域に供給される空気
の流れに向けられる、前記3記載の塗装装置。
13、領域Bに本来供給される空気の流れの容積が領域
Bに供給される空気の流れの中に向けられる領域Aから
排出される空気の量だけ減少せしめられる、前記1記載
の塗装装置。
14、領域Aから排出される空気の流れの全量が領域B
に供給される空気の流れの中に向けられる、前記13記
載の塗装装置。
15、塗装装置がそれを通じて塗装される物品を運搬す
るトンネルと、前記トンネルの内部に配置された領域人
および領域Bと、領域Aおよび領域Bを分離するシルエ
ット状仕切壁と、前記トンネルの入口および出口におけ
るシルエット状仕切壁とを含む、前記1記載の塗装装置
16、空気を塗装領域人の中に供給しかつ塗装領域A中
の塗料の乾燥から生じた気化した有機性液体を含む空気
を塗装領域Aから排出し、かつ空気を塗装領域Bの中に
供給しかつ塗装領域B中の塗料の乾燥から生じた気化し
た有機性液体を含む空気を塗装領域Bから排出すること
からなる塗装方法において、塗装領域Aから排出される
空気を、総量で塗装領域Aから排出される空気の流れま
での量にお、いて塗装領域Bに供給される空気の流れの
中に向け、かつ塗装領域Bに本来供給される空気の流れ
の容積を塗装領域Bに供給される空気の流れの中に向け
られる塗装領域入から排出される空気の流れまでの量だ
け減少させることを含むことを特徴とする塗装方法。
【図面の簡単な説明】 第1図は自動車のボディを噴霧塗装するための生産ライ
ンの相並んで相互に連結された部分を断面で示した図、
かつ第2図は第1図に示したダクトのかわりに使用でき
るダクトおよび関連装置を示した図である。 1・・・・・・自動車のボディ、2・・・・・・コンベ
ヤ、3゜4・・・・・・塗装置、3a、4a・・・・・
・スプレーガン、5・・・・・・スプレーブーストンネ
ル(領域A)、6・・・・・・スプレーブーストンネル
(領域B)、7・・・・・・別の自動車のボディ、8・
・・・・・コンベヤ、9,10・・・・・・自動噴霧塗
装機、9a、10a・・・・・・スプレーガン、11・
・・・・・高架自動噴霧塗装機、11a・・・・・・ス
プレーガン、12・・・・・・取入口フード、13・・
・・・・送風機、14・・・・・・風室、15・・・・
・・エヤフィルタ、16・・・・・・空調部分、17・
・・・・・給温用ノズル、18・・・・・・パイプ、1
9・・・・・・散水排出機、20・・・・・・空気室、
21・・・・・・ドライフィルタ、22・・・・・・鉄
格子床、23・・・・・・パン、24・・・・・・水の
浅い層、25・・・・・・ノズル、26・・・・・・噴
霧除去板、27・・・・・・ノズル、28・・・・・・
送風機、29・・・・・・ダクト、30・・・・・・風
室、31・・・・・・エヤフィルタ、32・・・・・・
ドライフィルタ(最終の組の)、33・・・・・・別の
鉄格子床、34・・・・・・パン、35・・・・・・水
のプール、36・・・・・・噴霧除去用そらせ板、37
・・・・・・ノズル、38・・・・・・送風機、39・
・・・・・排出される空気の流れ、40,41.42.
46・・・・・・仕切壁、43・・・・・・照明装置、
44・・・・・・空気室、45・・・・・・ノズル、4
7・・・・・・ダクト、48.53・・・・・・制御ゲ
ート%49,51・・・・・・部材、50・・・・・・
送風機、52.54・・・・・・ダクト。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 空気を塗装領域Aの中に供給しかつ塗装領域A中の
    塗料の乾燥から生じた気化した有機性液体を含む空気を
    塗装領域Aから排出し、かつ空気を塗装領域Bの中に供
    給しかつ塗装領域B中の塗料の乾燥から生じた気化した
    有機性液体を含む空気を塗装領域Bから排出することか
    らなる塗装方法において、塗装領域Aから排出される空
    気を、総量で塗装領域kから排出される空気の流れまで
    の量において塗装領域Bに供給される空気の流れの中に
    向け、かつ塗装領域Bに本来供給される空気の流れの容
    積を塗装領域Bに供給される空気の流れの中に向けられ
    る塗装領域Aから排出される空気の流れまでの量だけ減
    少させることを含むことを特徴とする塗装方法。
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