JPS5832537A - 鋼棒材等の通電加熱方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は鍛造等の前工程として行なわれる鋼棒材等の通
電加熱方法に関する。

本発明は下位通電体の間欠上下運動と被加熱素材送り装
置の間欠往復運動の合成同期運動にて素材の送りと通電
加熱とを連続的に行なわせる通電加熱方法を提供する。

本発明は上記によって通電加熱装置の機構の簡素化と合
理化を達成可能とする。殊に本発明は被加熱素材を複数
の加熱ステージへ順送りして段階的に昇温させ、鍛造に
必要な高温加熱を得る場合に最適に用いられる通電加熱
法を提供する３、図面は本発明を実施せる通電加熱装置
の原理機構例を示す。図示のように同通電加熱装置は下
位通電体１と、該下位通電体１上方に設けられた被加熱
素材送シ装置２と、該被加熱素材送シ装置２の上方に設
けられた上位素材押さえ３とを備える。

下位通電体１及び上位素材押され３は通電加熱ステージ
数に応じ複数対、等間隔で並設する。

素材送り装置２はシリンダーＳ２にて間欠往復運動に設
けられる。又各加熱ステージａ１〜ａ４に対応せる等ピ
ッチの素材支持溝４を備え、該各支持溝４に被加熱素材
Ｐ１〜Ｐ４を横並列状態に支持し後記するタイミングで
間欠往復運動することにより、各対の下位通電体１と上
位素材押さえ３間に素材Ｐ１〜Ｐ４を順送シする機能を
有する。

下位通電体１はシリンダーＳ１にて間欠往復運動可に設
けられる。図示するように素材Ｐ１〜Ｐ４を定位置に支
持するＶ形の通電溝５を備え、後記するタイミングで第
１図Ａ図に示す下位待機位置から上昇することにより、
被加熱素材送り装置２に支持された被加熱素材Ｐ１〜Ｐ
４を該通電溝５内に収雪しつつ突き上げ、該突き上げに
て上位素材押さえ３の各々に素材Ｐ１〜Ｐ４を押し付け
、第１図Ｂ図に示す如く両者間で素材Ｐ１〜Ｐ４を一定
時間ホールドし通電加熱を促す。

素材送り装置２は既述のように間欠往復運動に設けられ
、上記通電加熱の間、同Ｂ図に示すように１ピツチ空復
動し待機する。通電加熱後、上記下位通電体１を下位待
機位置まで下降させ、同Ｃ図の如く該下降過程で素材Ｐ
を上記被加熱素材送り装置２の支持溝４に再支持させる
。素材送り装置２はｌピッチ復動した状態にあり、上記
によって素材Ｐは夫々突き上げ前の支持溝４から次段の
素材支持溝４に再支持されることとなる。素材送り装置
２が１ピツチ後退することにより、前段の支持溝４に空
きができ、これへ同Ｃ図に示す如く未加熱素材Ｐ１′の
補給が可能となる１、次で同Ｃ図の状態から同り図の状
態へ素材送り装置２を再びｌピッチ往動させる。これに
よって各素材が次加熱ステージへ夫々順送りされ、同Ａ
図の状態が再び形成される。上記補充素材Ｐ１′は上記
１ピツチ往動にて牙ｌ加熱ステージａ１に送られ、同時
に終段の加熱ステージａ４の加熱済素材Ｐ４は前方ステ
ージ外へ移動され、適宜の手段で機外へ排出される。

引続き第１図Ａ図〜Ｄ図の動作を繰シ返すことにより、
所望の高温に加熱された素材を連続的に得ることができ
る。

本発明は上記の如く下位通電体の間欠上下運動と、被加
熱素材送シ装置の間欠往復運動とを上記の如く組合せ同
期動作させることによって鋼棒材の通電加熱を連続的に
行々わせることを特徴とするもので、素材の送り、通電
加熱の繰り返し機構が極めて単純、合理的に構成でき、
通電加熱の自動化、量産化に効果的に対処し得る。

殊に本発明によれば被加熱素材を所望の高温に達するま
で複数の加熱ステージで段階的に通電加熱する場合に好
適に応用でき、段階加熱における素材コントロールが頗
る単純に行なえ、ラインの複雑化、大型化を招かず、少
ない機素且つ単純なる機構運動で効果的な加熱目的達成
を図り得る。

又素材送り装置は間欠往復運動を利用するものであるか
ら、往動と復動のストロ−久設定が精度高く、又加熱ス
テージの間隔に応じたストローク設定が容易に行なえ、
素材を下位通電体と上位素材押さえとの間に正確に位置
づけるのに適している。

図示の実施例は上記作用効果を更に高めるため、第２図
、第３図に示すように被加熱素材Ｐ１〜Ｐ４の両端を夫
り下位通電体１で支える構成とすると共に、両端を導通
通電体２１で交互に直列に接続する構成とし、初段の加
熱ステージａ１の波力ｎＭ素材Ｐ１の一端と、終段の加
熱ステージａ４の被加熱素材Ｐ４の一端とを給電トラン
スＴへ接続する構成とすることにより、全素材を直列通
電にて加熱する方式を採用している。

又第１図に示すように上位素材押さえ３はノ（才、６に
て定位置に弾持し、下位通電体１が素材を突き上げてこ
れに圧力下で押し当てた時に、／（ネ６を弾縮させつつ
、上位素材押さえ３を若干押上げ、反作用として素材押
さえ３が一定の下方加圧力を以って下位通電体１との間
で素材をホールドし各通電溝４内に素材を遊びなく保持
させ、且つ通電溝壁と素材との接触を安定且つ確実なも
のとする、。

通電溝４は前記の如く７字溝となし、上記素材支えをそ
の鋼壁の二点よ、上位素材押さえ３の下面るようにし、
接触面積を少なくして接触部の貧加熱発生を可及的に抑
制した。父上位素材押さえ３は耐熱性の絶縁材で構成す
るのが好ましく、図示の実施例ではこれをセラミックで
構成した。

尚以上説明した実施例中、通電加熱ステージ数は実施に
応じ定められるものであり、又往復運動、上下運動の運
動源はシリンダーの他、カム類、クランク機構等に代え
ることができる。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の実施例を示し、第１図Ａ乃至り図は通電
加熱装置の原理機構を作動順を追って示す側面図、第２
図は同装置の通電方法を説明する平面図、第３図は同正
面図、第４図は通電加熱部の拡大側面図である。 １・・・下位通電体、２・・・被加熱素材送り装置、３
・・・上位素材押さえ。 特許出願人　　　株式会社白山製作所 代理人　弁理士　　　　中　　畑　　　　孝第２図 第４図 第３図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 下位通電体に間欠上下運動を行なわせ、その上昇により
   該下位通電体の上方に配した被加熱素材送り装置から被
   加熱素材を突上げ、該突上げにて上記被加熱素材送シ装
   置の上方に配した上位素材押さえとの間で被加熱素材を
   ホールドして通電加熱を促し、該通電加熱後上記下位通
   電体を下降させ、該下降過程において被加熱素材を上記
   被加熱素材送り装置に再支持させると共に、上記被加熱
   素材送り装置に間欠往復運動を行なわせ、その往動位置
   にて上記下位通電体による素材突上げを行なわせ、その
   復動位置にて上記素材再支持を行なわせ、該素材再支持
   後往動させて素材を順送シし、上記下位通電体の再上昇
   を繰り返すことを特徴とする鋼棒材等の通電加熱方法。