JPS5832503A - タンデムミルの連続圧延方法 - Google Patents

タンデムミルの連続圧延方法

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JPS5832503A
JPS5832503A JP56131834A JP13183481A JPS5832503A JP S5832503 A JPS5832503 A JP S5832503A JP 56131834 A JP56131834 A JP 56131834A JP 13183481 A JP13183481 A JP 13183481A JP S5832503 A JPS5832503 A JP S5832503A
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rolling
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Katsuya Kondo
勝也 近藤
Shigeru Tajima
田島 滋
Yukio Matsuda
行雄 松田
Tetsuya Kuwayama
桑山 哲也
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21BROLLING OF METAL
    • B21B37/00Control devices or methods specially adapted for metal-rolling mills or the work produced thereby

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は冷間タンシムミルの連続圧延に関するものであ
る。冷間タンデムミルにおいては一般にi圧ffiコイ
ルの1コイルごとに通板、加速1通常圧延、減速及び灰
抜の作業を繰返しているが、通板、灰抜時には熟練した
操作技術を要するが、その技術をもってしても種々のト
ラブルを生じがちで作業能率の低下を招来することが多
い。特にストリップの破断、絞り込み等が発生するとロ
ール替を必要とし、多大の出費を強いられることになる
。また通板時のトップ部及び灰抜時のボトム部にけ夫々
前方張力、及び後方張力が作用しないので、その部分が
オフゲージになるのは不可避であって、歩留シ向上を図
る上での制約になっている。
このような問題を解決するのがタンデムミルの連続圧延
技術、即ち、入側にて先行フィルのボトムと後続コイル
のトップとを溶接し、出側にて溶接部を走間剪断してコ
イルを分割することとして、複数のコイルを恰かも1つ
のコイルであるように圧延を連続的に行わせる技術であ
る。仁のような連続圧延を実施するためI/cII′i
入側における溶接を行っている1〜2分の間にも圧延を
停止させることなく続行させるべく、数百メートルに及
ぶストリップを蓄積しておくループカーの設置を必要と
し、多額の設備費用を要する。このため既設のタンデム
ミルを連続圧延方法可能なものに改造することは1、前
述の如き問題瀘−気に解決されるとは言え、投資効率の
面で難点がある。本発明は斯かる事情に鑑みてなされた
ものであって、上述の如き大規°模なループカーを用い
ることなく、タンデムミルでの圧延の連続化を可能とす
る連続圧延方法を提供することを目的とする。
以下まず本発明の基本的な考え方について説明する。
上述したようにタンデムミルの連続圧延方法を可能とす
るためKは入側で先行コイルのボトムと後続コイルのト
ップとを溶接することが必要であり、この溶接に約1〜
2分の時間が必要である。
この溶接の闇は少くとも溶接機の位置では両コイルを停
止させることが必要であり、この闇のタンデムミルの操
業条件を如何にするかが問題であり、溶接時にタンデム
ミルを超低速とし、又は停止することを可能ならしめれ
ば、入側にごくわずかのループを形成するか、又は、ル
ープを形成することなく、連続化を実現することができ
る。しかし、従来はこのようにタンデムミルを超低速と
し、又は停止すゐ場合には大きな板厚変動が発生し、こ
の板厚変動を防止する技術が開発されていないために、
前述したように入側に巨大なループ形成装置を作らざる
を得なかったのである。
一方、出側の剪断についてみると、その部分でのストリ
ップの停止は必ずしも必要ではないがタンデムミルを超
低速とし、又社停止できれば剪断装置の簡素化が図れ、
制御も容易になり、連続圧延システム全体のコスト低減
に実益がある。このような次第であるから、大規模ルー
/(を用いることなく連続圧延を可能とするためKは、
タンデムミルの超低速運転、又は一時停止による板厚変
動の解消が不可欠であるとして、本発明者らはタンデム
ミルを超低速とし、又は停止したときに板厚、  変動
を引き起す種々の要因を研究し、それぞれ解決策を検討
し、その結果からそれらをナベで解決するための総合板
厚制御システムを完成し、これによって連続圧延を可能
とした。
本発明に係るタンデムミルの連続圧延方法は、圧延コイ
ルの溶接時には圧延速度を該タンデムミルの最高圧延速
度の5%以下に減速することを基本的な特徴とする。な
お出側における剪断時においては走間剪断機を使用し、
また交互使用される2つのテンションリールを使用する
ような場合には、特には上述の如き減速を行うことを要
しないが、同様の減速を行うことによシ剪断機の簡素化
がり能になり、またテンションリールを一基とすること
が可能になる等、優れた効果が得られる。
次に上述のように溶接時の圧延速度を最高圧延速度の5
%以下に限定した理由につき説明する。
実際のタンデムミルにおいて速度を超低速にすると10
0声調以上の板厚変動が発生し、このままではオフゲー
ジになる〔第7図■参照〕。この板゛1.。
厚変動の原因についてみると、まず各スタンドのメイン
モータ(ロール駆動モータ)の揃速性の問題がある。メ
インモータの速度はASR(自動速度制御装置)Kよっ
て与えられた目標速度に制御されているが、その制御精
度は最高速度の±0.5%が通常である。したがって速
度が低くなる程誤差は大きくなり、最高速度の5%の速
度(例えば通板速度は一般的にこの程度の値である)の
場合には制御精度Fi5%に対する±0.5%、すなわ
ち±10%となる◇ メインモータの速度誤差と板厚変動とは略々同程度に変
化することが知られているからメインモータの速度誤差
が±lθ%である場合は板厚変動も±10%となる。こ
の±lθ%の板厚変動はオフゲージを発生させないため
の極限の値である。
従って、従来では通板速度以下の速度で圧延する時はオ
フゲージになることが避けられず、例えばストリップ表
面のキズチェックなどのようKやむを得7ない場合にの
み超低速の運転が行なわれていた。このような次第であ
るから、従来にあってはオフゲージ発生が不可避である
として、圧延速度を最高圧延速度の5%以下にすること
は、オフゲージ発生止むなしとする場合以外は適用され
ていなかった。本発明はこのような揃速性の制御精度の
限界、揃速性の乱れに起因する板厚変動での臨界条件を
以下に詳述するような方法によって打破し、最高圧延速
度の5%以下の超低速圧延を可能としたのがその数値限
定理由である。なお入側でのループ形成量を可及的に小
さくする上からは区延速度は可及的に遅いことが望まし
く、後述する実施例では最高圧延速度の0.22%を実
現して諭る。
さて本発明においては揃速性の乱れを防止するた゛めに
各スタンド間での張力を一定にする制御を行う。前述し
たところから理解されるように各スタンドの揃速性が乱
れると各スタンド間の張力変動を惹起し、その結果板厚
変動を生じる。つまり揃速性の乱れはスタンド間張力の
変動として検出されることKなる。従ってこの張力変動
が無くなるように各スタンドのメインモータの回転数を
修正する制御を行うことKより結果として各スタンドの
揃速性が一定に保たれ、板厚変動は生じないととKなる
このようにして超低速圧延時における各スタンドの揃速
性を維持できたとしても、その他に板厚変動を引き起す
原因として摩擦係数の変化がある。
上記した通板速度以上の速度では圧延油のワークロール
とストリップ上の付着状況は比較的安定しているが通板
速度以下になると圧延油の付着状況が急漱に変化し、摩
擦係数の増大を引き起゛す。これにより圧延荷重が増大
し、スタンド間張力を増加させ、その結果板厚を°厚く
する。このような摩擦係数の変化に対しては圧延速度の
変化に応じて圧下位置を修正すると同時に各スタンド間
の張力を一定にすべくメインモータの速度を修正する。
なお上述の摩擦係数の変動は物理的現象に起因するもの
であるが、一般には圧延速度が通板速度より低い速゛度
になった場合にはストリップ上での滞留を防止するため
に圧延油の供給を停止しているが、本発明の実施にあた
っては圧延速度に見合う少量の圧延油供給を継続する。
また圧延速度が低くなると速度変化の比率が太麺くなり
、変形抵抗の歪速度変化が無視できなくなる。すなわち
、圧延速度が低くなるほど変形抵抗が小さくなシ、正負
符号は逆であるがMW係数の変化と同様の外乱要因とな
るので、これについてもやはり速度に応じて圧下を修正
することが必要である。
次に板厚変動の要因としてバックアップロール軸受部の
+13膜厚みの変化が挙げられる。通板速度以上の速度
鎖酸では圧延速度−油膜厚みの関係は比較的簡単な曲線
で近似できるので、従来は、この速度の領域でlII]
BIX厚変化を測定し、実際の油膜厚補正としてこの曲
線に従って圧下位置を修正していた。しかしこの従来の
測定曲線を通板速度以下の超低速領域に適用することは
不可能であり、本角明に係る超低速Tl域について油膜
厚変化を測定し、この測定値に従って圧下位置を修正す
る。
以上説明した本発明の方法を5スタンドタンデムミルの
場合について、第5スタンド(最下流側スタンド)の速
度を基準として、即ち第5スタンドをキースタンドとし
て、数式を用いて説明すると次のようになる。
(以下余白) (jsc)i  :谷スタンドの圧下位置修正量Aij
 * Bij ”各愛飲間の影響係数のマトリックスす
なわち、(1)式にて右辺の各外乱の影響による板厚変
動および張力変−を計算し、(2)式を用いてこの板厚
変動および張力変動を修正するに必要なメインモータ回
転数修正量及び圧下位置修正量を計算し、圧延機の制御
系へ出力する。なお(1)式左辺器)の実測結果を用い
ることとしてもよい。または圧延速度に従って変化する
ので、圧延速度の変化を検出して予測した値を用いる。
これには予測演算を行わせるか、或は予め作成しである
メモリテーブルを参照するかのいずれかが選択される。
第1図は上述した如く圧延速度の変動から算出される板
厚変動とテンションメータの実測値から得られる張力変
動とを防止すべく圧延速度及び圧下位置を制御する場合
の実施状態を示している。
図示の例は5スタンドのタンデムミルで’りすSTI〜
ST、#iそれぞれ第1〜第5スタンドを示し、また1
は圧延されるストリップ、FRはフィードリール、WI
/i入側の溶接機、SHU出側の走間剪断機、TRはテ
ンションリール、NTはその駆動相モータを示す。CO
MPは本発明の制御を実施するための計算機であり、入
力として各スタンド間テンションメータの出力T1〜T
、と各スタンドのメインモータ(ASR等その速度制御
装置も含む)Nl〜N。
の速度を入力し、本発明の方法にもとづき各スクンドの
メインモータN1〜N、にその速度を修正する為の制御
出力を、また各スタンドの圧下位置制御系S1〜S、に
圧下位置を修正するための制御出力を送る。また第1ス
タンドST1及びfJ5スタンドST5夫々の出側にお
けるX線厚み計x1およびxsにより実際の板厚偏差が
検出されるので、これに基く修正を(ハ/h ) j=
l、 sに施して各スタンドにつきメインモータ速度お
よび圧下位置を変更する。
以上の制御により圧延速度を通板速度以下に落してもオ
フゲージを発生させなくすることができるので、連続化
に必要な入側ループ長さは非常に小さくなり、図KLを
付して示したような簡単なループ装置で連続化を実現で
きる。なおこの実施例ではテンションリールTR#i1
つしか設けられておらず、このために出側での剪断時に
も最高圧延速度の5%以下の超低速に減速され、この間
に先行コイルがテしジョンリールTRから抜き収られ、
後続コイルをテンションリニルTHにセットすることが
行われる。
次に本発明の他の実施例につき説明する。
(1)式の左辺である出口板厚偏差()h/h ) i
とスタンド間張力質dJs (at/l)iとについて
みると、後者は前述したようにテンションメータにより
測定される。一方、前者を全スタンドの出口板厚につい
て検出遅れなく測定するにはゲージメータ厚を利用する
ことができる。ゲージメータ厚は次式で表わされる。
Δhg:ゲージメータ板厚変化 ΔS :圧下位置変化 ノP :圧延荷重変化 M :ミル定数 従って(1)式において摩擦係数変動(Δ声/メ)iお
よび変形抵抗質#(Δに/K)i等を推定した上で(Δ
h/h)i、()t/l)iを算出する方法[4!!え
てゲージメータ板厚を用い、これKよって実際の板厚変
動(〕h/h)t  を測定、1、テンションメータか
ら求めた(ハ/ t ) i  と共にこれを(2)弐
に適用することによ抄前述したところと同様の圧延速度
及び圧下位置の制御が0T能となる。もちろんノ(ツク
アップロール部の油膜厚変化はゲージメータ板厚の外乱
破産となるので速度に応じた油膜厚変化を推定して補正
する必要がある。
而してゲージメータ厚を用いた制御としては以下の式を
用いる。
P )hg=ΔS+にム一  =O・・・(4)Kムはゲー
ジメータ制御のゲインであって、0〜1.0の値がとら
れ、1.OK近づく程制御され九結果の板厚偏差は小さ
くなる。
このようなゲージメータ制御自体は従来に6つて屯油圧
圧下ミルなどにおいてミル剛性ハードのll11制御と
して単独に実施されていたが、従来は通板の時は通常の
ミル剛性とし、通板が終了し九後にその時の圧下位置お
よび圧延荷重をメモリー(ロックオン)シ、そのメモリ
ー値からの圧下位置変化および荷重変化を用いて(4)
式を計算していた。
すなわち、通板速度よシ速い圧延速度に対して実施され
ていたのであり、通板速度以下の低速においてはミル剛
性ハードの制御は実施されていなかった。また本発明の
ように張力の制御と組み合せてタンデムミルの連続化を
実現する技術は全く考えられていなかった。
前述したようにこの方法tri (2)式を参照すると
、(2)弐右辺の出口板厚偏差(7h/h)jK袴えて
ゲージメータ板厚偏差(hg/h ”) j  を用い
て(2)弐にもとづく制御を実施することになる。第2
図はこの方法による実施状想を示しており、第1図の実
施例と同様のものには同符号を付しである。この実施例
ではゲージメータ板厚を用いる都合上、圧延荷重検出の
丸めにロードセルLC,〜LCSを設け、各スタンドの
ロードセルL C* ”” L Csより圧延荷重を、
また圧下位置制御系S1〜S、よシ圧下位置の信号をそ
れぞれ計算機COMPに入力し、(4)式にもとづいた
ゲージメータの演算制御を行うべく圧下位置制御系51
〜S、に制御信号を出力する。同時にこの圧下位置修正
にもとづく張力変動を修正するために(2)式に基く演
算を行い、メインモータN、〜N、の速度を修正する信
号を出力する。この場合にテンションメータT1〜T4
からの信号による(ハ/l)jカ用いられることは勿論
である。
なお部属圧下ミルが備っている場合にはミルll1lI
J性ハードの制御を行なっている油圧圧下ミル1iiI
J at系にこのゲージメータ板厚の制御を行なわせて
も良い。
次に本発明の更に他の実施例につき以下に説明する。本
実施例では(3)式のゲージメーク板厚の代りにマス7
0−ゲージを用いて各スタンドの板厚を計算する。マス
70−ゲージは圧延が行なわれてもストリップの体積は
変化しないことがら成立する次の関係式を用いて出口板
厚を計算するものである。
bv=HV       ・・・(5)h:圧延機出口
板厚 V:圧延機出口板速度 H:圧延機入口板厚 V:圧延機入口板速度 したがってタンデムミノ−入側に厚み計を設置し、\ 各スタンドの人、出口板速度を、・テンションメータの
ロールなどの回転数から検出すれば、スタンド間をスト
リップが進′行する状況を追跡することにより各スタン
ドの出口板厚を計算することができる。タンデムミル入
口に厚み計が無い場合に汀、殆んどのミルに備えられて
いる第1スタンド出口の厚み計を用いて、その厚み叶よ
り下流側の板厚をマスフローゲージにもとづいて計算す
るようにしても良い。
第3図はこの方、法の実施状態を示して騒る。第1i2
j、第2図の実施例と同様のものは同符号を付しである
。この実施例ではタンデムミルillに厚み計X0を設
け、またテンションメータT1〜T、のロール等と連動
回転してそ、の回転速度、従ってストリップ1の$動速
度を検出するパルス発信器pL。
〜PL4を設けているが、ロードセルLC,−LCよ不
要である。そして厚み計X0の検出値を計算機COMP
へ入力する。計算機COMP Vi厚み計X0がら第1
スタンドST□にストリップの検出厚みが移動するのを
、追跡し、ス搭ンドST、に到来した時に、その時の入
口板速度をごくルス発信器PL0より、また出口板速度
をパルス発信器PL1より検出して(5)式を変形した
次式 h−一・H・・・(6) ■ により、第1スタンドST、の出口板厚を計算する。
次に第1スタンドST□の出口板厚を圧延速度(V、、
−V、)に応じて第2スタンドS”T!tでシフトして
行き、同様の方法で第2スタンド出口板厚を計算する。
仁のようにすれば第1〜第5スタンド夫々の出口板厚が
計算できる。なお、第1スタンド出口厚み計X1を用い
れば、この出口厚み計X工より下流側の板厚を計算する
ことができるのは勿論である。このようKして各スタン
ドについて板厚!#(jh/h)−を得、またテンショ
ンメータTl〜T4から(i t/l ) jを得、こ
れらと前述の(2)式とにより、板厚変動を修正すべく
圧下位置制御系s1〜SsK制御信号を送ると同時にメ
インモータN1〜N。
の速度もスタンド間張力が変化しないように修正する。
次に本発明方法を実施する場合の他の考え方について説
明する。圧延速度を通板速度以下の超低速で圧延するに
際しての問題点として、メインモータ速度制御系の誤差
、1擦係数変動、変形抵抗f幼などについて述べた。こ
れらの変化による板厚変動を防止するためKはいま一つ
の方法が考えちれる。即ち、メインモータ速度制御系の
誤差については、通板速度以下の超低速においても精度
の高い速度検出が可能な速度検出器を設置し、この検出
速度を用いて各スタンドの低速におけるメインモータ回
転数を制御することによシ各スタンドの速度比率、すな
わち揃速性を一定に保つ。次に各スタンドの摩擦係数お
よび変形抵抗などの変動については、それらが仕上板厚
の変化に及ぼす影響を検討した結果、スタンド間張力に
#i大きな影響を及ぼすものの、仕上板厚Kd第1スタ
ンドST、での変動を除いて、他のスタンドの摩擦係数
変動及び変形抵抗質#は大きな影響を与えないことが明
らかになった。一番重要なのは仕上板厚の変動であるか
ら、スタンド間張力の変化を無視して板厚変動のみを制
御することを考えればメインモータの速度及び圧下位置
の修正量は少くて済むということができる。
このような考え方に立てば、(1)および(2)式は次
のように簡略化される。
なお、(8)式の右辺において(rt/1)j=oとし
ているのは、(Δh/h ) jを修正した場合には張
力変化をゼロにするように圧下位置と囮時にメインモー
タ速度を修正することを示している。
(7)、 (8)式にもとすく制御と、先に述べたモー
タの揃速性を維持する制御を同時に行うのが超低速での
圧延を可能とするいま一つの制御の考え方である。
第4図はこの方法での実施例を示しており、第1図〜第
3図と同様のものには同符号を付している。D工〜D、
は速度検出器であり、低速でも精度良く検出できるアナ
ログタイプもしくはディジタルタイプの検出器を設置し
、速度検出データを計算機COMP K入力する。sc
、−sc、h計゛鼻機COMPが低速部での揃速制御機
能を有していることを特に明記したものであるが、この
機能にてタンデムミル全体の速度が低速になっても各ス
タンドの速度比率が一定になるようにメインモータの回
転数を制御する。この制御の為には各スタンド毎にメイ
ンモータ回i数が指令速度に一致するよう制御しても良
いし、各スタンドの速度比率を計算してこの比率が常に
一定になるように、それぞれのスタンドの速度を計算し
、計算結果を実現するように制御しても良い。
また、速度検出器D□〜D、にパルス発信器を用い、基
準のスタンド(例えば第5スタンド)と他のスタンドと
の間で発信パルスを減算(パルスキャンセル)すること
によりディジタル回路でありながら、速度比率の誤差を
実質的に常時検出するようにし、この検出結果に基いて
メインモータ回転数を修正するようにしても良い。
このようにして各スタンドの速度比率を一定に制御する
と共に計算機COMF #′i圧延速度変動にもとづく
摩擦係数変化・変形抵抗変化・軸受部油膜厚変化などを
予測し、(7)および(8)式に従って圧下位置修正信
号およびメインモータ回転数修正信号を出力する。テン
ションメータTI−T、の出力信号は常時監視し、張力
が上下限値を越えてストリップの破断又は絞り込みの危
険性がある場合などは圧下位dもしくはメインモータ回
転数を修正する。
xlおよびX、の厚み計によって板厚偏差が検出された
場合は、これを修正すべく圧下位置又はメインモータ回
転数を修正する。
以上の方決においては板厚変動(jh/h)3は(7)
式から求めるが、前述したところと同様にゲージメータ
板厚変動又はマスフローゲージ板厚変動に基いて実施す
ることも可能である。第5図に示す実施例はゲージメー
タ板厚変蛸を用いる場合のものであり、また第6図に示
す実施例はマス70−ゲージによる板厚変動を用いる場
合のものであり、前者にはロードセルLC,〜LC,を
設け、また後者にはパルス発信器PL0〜PL、を設け
ているのは、$2図、第3図の場合と同様である。第5
図の場合は第4図の場合と同様にメインモータの低速時
の揃速制御を行い、それに加えて(7)、式左辺の板厚
変動に替えてゲージメータ板厚を用いて(8)式の制御
を行う。第6図の場合は第4図の場合と同様に速度検出
器D1〜D5および揃速lIノ御機能SC1〜SC。
を用いて低速時の揃速制御を行い、それに加えて(7)
式左辺の板厚変動に替えてマスフローゲージを用いて板
厚変動を検出し、(8)式の制御をする。
次に本発明方法の効果について説明する。第7図は仕上
厚0.8綱のストリップの圧延中に圧延速度をコイル相
互の溶接のために1700 am、4から10+w/分
に減速した場合における本発明方法の効果を示すもので
あって、同図囚は仕上圧延速度の変化を、(6)は本発
明方法を実施した場合の仕上板厚偏iを倉、(Qは本発
明方法を実施しなかった場合の仕上板厚偏差を夫々示し
ている。図から明らかな如く本発り1方法による場合は
仕上板厚偏差が殆んどないのに対し、本発明方法を実施
することなく、単に超低速に減速した場合は100/1
111 以上もの板¥偏差を惹起し、オフゲージとなる
第8図は本発明方法を実施する場合の仕上圧延速度につ
いての操業スケジュールを示している。
実線で示す先行コイル■のスケジュールは期fmAにお
いて定常速度(1800%/分)にて圧延されているが
、そのボトム耶が溶接機Wに接近するとそこで減速し、
溶接のための超低速圧延の期間Bにおいては約41分(
=0.22%)としている。この間前述のようにして板
厚変動を防止する圧延制御を行う。仕上圧延速度にて4
#/分ということはタンデムミル入側における速度は1
m/分以乍であり、タンデムミル入側において形表すべ
きループLは11〜2肩(溶接時間1〜2分相当)とい
うことになり、入側のルーバは簡単な構造のもので足り
る。
次の期間CFi溶接点をタンデムミルに通すために若干
増速させる期間であり、溶接点の前後において圧延サイ
ズが相違する場合は、この期間CKて走間板厚変更を行
わせる。溶接点が第5スタンドに至ったところで減速を
開始し、剪断aSHの部分にて期間Bにおけると同様の
低速として、その剪断を行う。先行コイル■は剪断され
た後、テンションリールTRK巻取られるが、短い増速
期間Eはこの巻取り時を示している。一方、破線で示す
後続コイル■は期間りにおいて切離されたあと期間Eに
おいては4*/分の速度で進行しており、先行コイルの
接収シを終えたあとにテンションリールTRに到達する
こととなって、テンションリールへの巻付けのあと期間
Fにて増速、更には定常速度での圧延が行われることに
なる。
なお第8図に示す加減速時の勾配を緩やかにすることに
よりその部分の板厚制御精度は向上する。
また本発明方法を実施するにあたりコイルの溶接中及び
剪断中にタンデムミルを停止させても、前述した各種の
制御を適用する限り、板厚がオフゲージになることがな
い。
以上詳述した如く本発明方法による場合は大規模なルー
プカーを用いることなく、タンデムミルでの連続圧延が
OT能となり、省力化、歩留向上を少い投資で実現でき
る。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施例を示すものであって、第1図乃至
第6図は本発明方法の実施状忠を示す模゛式図、第7図
囚、 (B)、 (0#−1本発明の効果を示すグラフ
、第8図は仕上圧延における操業スケジュールの1例を
示ナグラフである。 COM P・・・計算機、FR−・・フィードリール 
W・・・濱接俵 SH・・・剪断機 TR・・・テンシ
ョンリールST、、 ST、@@・ST、・・・スタン
ド N1+島・・・N、・、。 メインモータ Sl、 S、・・・S、・・・圧下位置
制御系特 許 出 願 人   住友金属工業株式会社
代理人 弁理士  河 野 登 夫

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、圧延コイルを連続化するために入側に溶接機を、ま
    た出側に剪断機を備えたタンデムミルにおいて、圧延コ
    イルの溶接時には、圧延速度を該タンデムミルの最高圧
    延速度の5%以下に減速することを特徴とするタンデム
    ミルの連続圧延方法。 2、圧延コイルを連続化するために入側に溶接機を、ま
    た出側に剪断機を備えたタンデムミルにおいて、圧延コ
    イルの溶接時及び剪断時には、圧延速度を該タンデムミ
    ルの最高圧延速度の5%以下に減速することを特徴とす
    るタンデムミルの連続圧延方法◇ 8、圧延コイルを連続化するために入側に溶接機を、ま
    た出側に剪断機を備えたタンデムミルにおいて、圧延コ
    イルの溶接時及び/又は剪断時には、圧延速度を該タン
    デムミルの最高圧延速度の5%以下に減速すると共に、
    板厚変動及び張力変動を防止すべく各スタンドの圧延速
    度及びロール圧下位−を制御す暮ことを特徴とするタン
    デムミルの連続圧延方法。 4、前記圧延速度及びロール圧下位置の制御は各スタン
    ドでの圧延速度のス励に関連して求められる各スタンド
    での板厚変動に基いて実行する特許請求の範囲第3項記
    載のタンデムミルの連続圧延方法。 5、前記圧延速度及びロール圧下位置の制御は各スタン
    ドでのゲージメータ板厚ffi′動に基いて実行する特
    許請求の範囲第3項記載のタンデムミルの連続圧延方法
    。 6、 前記圧延、速度及びロール圧下位置の制御は各ス
    タンドでのマスフローゲージ板厚変動に基いて実行する
    特許請求の範囲第3項記載のタンデムミ、ルの連続圧延
    方法。 7、圧延コイルを連続化するために入−リに藩接、機を
    、また出側に剪断機を備えたタンデムミルにおいて、圧
    延コイルの溶接時及び/又は剪断時には、圧延速度を該
    タンデムミルの最高圧延速度の5%以下に減速すると共
    に、各スタンドの速度比率を一定に保ち、且つ板厚変動
    を防止すべく、各スタンドの圧延速度及びロール圧下位
    置を制御することを特徴とするタンデムミルの連続圧延
    方法。 8、 前記圧延速度及びロール圧下位置の制御は各スタ
    ンドでの圧延速度の変動に関連して求められる各スタン
    ドでの板厚変動に基いて実行する特許請求の範囲第7項
    記載のタンデムミルの連続圧延方法。 9゜前記圧延速度及びロール圧下位置の制御は各スタン
    ドでのゲージメーク板厚変動に基いて実行する特許請求
    の範囲第7項記載のタンデムミルの連続圧延方法。 10、前記圧延速度及びロール圧下位置の制御は各スタ
    ンドでのマスフローゲージ板厚変動に基いて実行する特
    許請求の範囲$7項記載のタンデムミルの連続圧延方・
    、・法”、。
JP56131834A 1981-08-22 1981-08-22 タンデムミルの連続圧延方法 Granted JPS5832503A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60206505A (ja) * 1984-03-30 1985-10-18 Sumitomo Metal Ind Ltd 冷間連続圧延方法
CN103717323A (zh) * 2011-06-08 2014-04-09 Sms西马格股份公司 用于轧制金属带的方法、计算机程序和轧机机组

Cited By (3)

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JPS60206505A (ja) * 1984-03-30 1985-10-18 Sumitomo Metal Ind Ltd 冷間連続圧延方法
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CN103717323B (zh) * 2011-06-08 2016-01-27 Sms集团有限责任公司 用于轧制金属带的方法、计算机程序和轧机机组

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