JPS5832244B2 - 噴流反力駆動型水力モニタ−による柱状固結体の築造工法 - Google Patents
噴流反力駆動型水力モニタ−による柱状固結体の築造工法Info
- Publication number
- JPS5832244B2 JPS5832244B2 JP54121591A JP12159179A JPS5832244B2 JP S5832244 B2 JPS5832244 B2 JP S5832244B2 JP 54121591 A JP54121591 A JP 54121591A JP 12159179 A JP12159179 A JP 12159179A JP S5832244 B2 JPS5832244 B2 JP S5832244B2
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- reaction force
- monitor
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- Consolidation Of Soil By Introduction Of Solidifying Substances Into Soil (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は水力モニターによる柱状固結体の築造工法に関
する。
する。
高速気水の噴流を利用したコラムジェットパイル工法は
地盤改良、止水などに広く利用されている。
地盤改良、止水などに広く利用されている。
しかし、現在の工法の短所の一つとして、水力モニター
回転駆動部が地上にあり、このため■地上の機械装置が
大型になり、■回転駆動装置として電動機などを必要と
し、■施工深度が深くなるにつれてエネルギーの伝達ロ
スが大きくなり、確実な施工を期待する場合は大容量の
駆動装置が必要になる。
回転駆動部が地上にあり、このため■地上の機械装置が
大型になり、■回転駆動装置として電動機などを必要と
し、■施工深度が深くなるにつれてエネルギーの伝達ロ
スが大きくなり、確実な施工を期待する場合は大容量の
駆動装置が必要になる。
このような短所があるため、既設建家内から施工する基
礎地盤の改良とか、狭い道路わきでの施工といった、狭
隘な場所での施工が困難である。
礎地盤の改良とか、狭い道路わきでの施工といった、狭
隘な場所での施工が困難である。
本発明は、このような短所を改善するためになされたも
ので、水力モニターをそれより噴射される噴流の反力に
より回転させることにより(噴流反力駆動型水力モニタ
ー)、地上に回転駆動装置としての電動機などの設置の
必要をなくし、地上には水力モニターの引上げ装置だけ
を設ければよいようにしたものである。
ので、水力モニターをそれより噴射される噴流の反力に
より回転させることにより(噴流反力駆動型水力モニタ
ー)、地上に回転駆動装置としての電動機などの設置の
必要をなくし、地上には水力モニターの引上げ装置だけ
を設ければよいようにしたものである。
これにより古い建家の補修工などの基礎地盤の改良など
に利用した場合有効である。
に利用した場合有効である。
噴流反力駆動型水力モニターを利用した施工法には、■
注入材、例えばセメントミルクそのものを直接噴射する
場合、■高速水噴流と注入材を噴射する場合、および■
高速水噴流と空気噴流と注入材を噴射する場合の三つが
ある。
注入材、例えばセメントミルクそのものを直接噴射する
場合、■高速水噴流と注入材を噴射する場合、および■
高速水噴流と空気噴流と注入材を噴射する場合の三つが
ある。
これらの施工法、施工装置は基本的には同じであるから
、ここでは■について述べることとする。
、ここでは■について述べることとする。
試錐機、アースオーガーなどの穿孔機で柱状固結体を築
造すべき地盤Aに例えば直径15CIfL以上のガイド
孔Bを所定の深度まで穿孔する。
造すべき地盤Aに例えば直径15CIfL以上のガイド
孔Bを所定の深度まで穿孔する。
また地盤により第1図Iに示すように、噴流反力駆動型
水力モニター1の先端から水ジェツトを噴射して穿孔し
直接水力モニター1を地中に挿入する場合もある。
水力モニター1の先端から水ジェツトを噴射して穿孔し
直接水力モニター1を地中に挿入する場合もある。
次いで、水力モニター1をガイド孔Bに挿入し、第1図
■に示すように水力モニター1を柱状固結体築造予定深
度下端に設置する。
■に示すように水力モニター1を柱状固結体築造予定深
度下端に設置する。
水力モニター1に高圧水、高圧空気、注入材を送る部材
2としてはパイプであっても、ホースであってもよく、
図の例ではホースが用いられている。
2としてはパイプであっても、ホースであってもよく、
図の例ではホースが用いられている。
次いで、高圧水噴流発生用のポンプ、空気噴流発生用の
コンプレッサー、および注入ポンプ(共に図示せず)を
始動し、水力モニター1を懸吊している巻上げワイヤ3
を巻上げドラム4で巻取り、またホース2をドラムスイ
ベル5(スウイベル付きドラム)で巻取ることにより水
力モニター1を引揚げつつ水力モニター1から高圧水、
高圧空気および注入材、例えばセメントミルクを噴射し
、水噴流および空気噴流で地盤を破砕し、同時に注入材
を注入し、第1図■に示す柱状固結体Cを築造する。
コンプレッサー、および注入ポンプ(共に図示せず)を
始動し、水力モニター1を懸吊している巻上げワイヤ3
を巻上げドラム4で巻取り、またホース2をドラムスイ
ベル5(スウイベル付きドラム)で巻取ることにより水
力モニター1を引揚げつつ水力モニター1から高圧水、
高圧空気および注入材、例えばセメントミルクを噴射し
、水噴流および空気噴流で地盤を破砕し、同時に注入材
を注入し、第1図■に示す柱状固結体Cを築造する。
この際、高圧水および空気を水力モニター1の接線方向
に噴射させ、噴流の反力により水力モニター1を回転さ
せる。
に噴射させ、噴流の反力により水力モニター1を回転さ
せる。
なお、第1図において6はリーダーを、7はステーを、
また8は操作盤を示す。
また8は操作盤を示す。
前述の各噴流の噴射時の反力と水噴流の流量、流速およ
びセメントミルクなどの注入材の流量、速度に応じて、
水力モニターの回転速度を調節ねじでセットする(この
点については後で詳述する)。
びセメントミルクなどの注入材の流量、速度に応じて、
水力モニターの回転速度を調節ねじでセットする(この
点については後で詳述する)。
例えば、水噴流の吐出圧力300〜500kg/cri
t、流量5 Q l /min、またセメントミルクの
吐出圧力30kg/i、流量501/M(D場合は5
rpmとする。
t、流量5 Q l /min、またセメントミルクの
吐出圧力30kg/i、流量501/M(D場合は5
rpmとする。
また水力モニターの引揚げ速度は前述の流量、圧力の場
合5CI′rL/minとする。
合5CI′rL/minとする。
引揚げ装置としては、簡単な巻き上げ装置の他、一般に
利用されている巻上げ装置、ポーリング機などを利用で
きる。
利用されている巻上げ装置、ポーリング機などを利用で
きる。
第2図IないしVは本発明にかかる工法に使用される噴
流反力駆動型水力モニターの一例を示し、ガイドホール
穿孔用水およびセメントミルクのような注入材が通る流
路11Aを有する外筒11を備え、その外筒11の先端
にはノズル12が着脱自在に螺合されており、ノズル1
2からその接線方向にガイドホール穿孔用水およびセメ
ントミルクなどの注入材を噴射する。
流反力駆動型水力モニターの一例を示し、ガイドホール
穿孔用水およびセメントミルクのような注入材が通る流
路11Aを有する外筒11を備え、その外筒11の先端
にはノズル12が着脱自在に螺合されており、ノズル1
2からその接線方向にガイドホール穿孔用水およびセメ
ントミルクなどの注入材を噴射する。
外筒11内には高圧空気が通る流路13Aおよび高圧水
が通る流路13Bを有する内筒13が設けられており、
内筒13は回転しない外筒11に対して回転できるよう
になっていて、先端に接線方向に高圧水および空気を噴
射するノズル14が螺合手段などにより着脱自在に取付
けられている。
が通る流路13Bを有する内筒13が設けられており、
内筒13は回転しない外筒11に対して回転できるよう
になっていて、先端に接線方向に高圧水および空気を噴
射するノズル14が螺合手段などにより着脱自在に取付
けられている。
したがって、ノズル14から高圧水および空気を噴射す
ると噴流の反力により内筒13と共にノズル14が回転
する。
ると噴流の反力により内筒13と共にノズル14が回転
する。
また内筒13には回転制御装置15および回転制御ねじ
16が設けられていて、回転制御ねじ16で回転制御装
置15を制御することにまり内筒13、したがってそれ
に取付けられたノズル140回転速度を調節することが
できる。
16が設けられていて、回転制御ねじ16で回転制御装
置15を制御することにまり内筒13、したがってそれ
に取付けられたノズル140回転速度を調節することが
できる。
本発明の工法は次のような優れた作用効果を奏する。
(1)装置全体が小型になるので既設建家の補強など狭
隘な場所での施工が可能である。
隘な場所での施工が可能である。
(2)駆動エネルギーに水および注入材の噴射時C反力
を利用しているので、回転駆動装置が不必要であり、そ
のうえ回転速度を零から例えば25 r pmに無段変
速できる。
を利用しているので、回転駆動装置が不必要であり、そ
のうえ回転速度を零から例えば25 r pmに無段変
速できる。
(3)回転駆動部と回転部を一個所にまとめて地中に挿
入するので、エネルギーの伝達ロスがない。
入するので、エネルギーの伝達ロスがない。
(4)機器の操作が単純になり、地上では水力モニター
を引−上げるだけの操作をすればよい。
を引−上げるだけの操作をすればよい。
第1図Iないし■は本発明の工法を実施した実施例を示
し、■はガイド孔を穿孔した状態の側面図、■は水力モ
ニターを挿入した状態の側面図、■は柱状固結体を築造
した状態の側面図である。 第2図IないしVは本発明の工法に使用される噴流反力
1駆動型水力モニターの一例を示し、■は縦断面図、■
はIOA矢視図、■はIのX−X線断面図、■は■のY
−Y線断面図、VはIのZ−Z線断面図である。 A・・・・・・地盤、B・・・・・・ガイド孔、C・・
・・・・柱状固結体、1・・・・・・噴流反力駆動型水
力モニター、2・・・・・・ホース、3・・・・・・巻
上げワイヤー、4・・・・・・巻上げドラム、5・・・
・・・ドラムスイベル、11A・・・・・・ガイド孔穿
孔用水および注入材が通る流路、12・・・・・・ノズ
ル、13A・・・・・・高圧空気が通る流路、13B・
・・・・・高圧水が通る流路、14・・・・・・ノズル
15・・・・・・回転制御ねじ。
し、■はガイド孔を穿孔した状態の側面図、■は水力モ
ニターを挿入した状態の側面図、■は柱状固結体を築造
した状態の側面図である。 第2図IないしVは本発明の工法に使用される噴流反力
1駆動型水力モニターの一例を示し、■は縦断面図、■
はIOA矢視図、■はIのX−X線断面図、■は■のY
−Y線断面図、VはIのZ−Z線断面図である。 A・・・・・・地盤、B・・・・・・ガイド孔、C・・
・・・・柱状固結体、1・・・・・・噴流反力駆動型水
力モニター、2・・・・・・ホース、3・・・・・・巻
上げワイヤー、4・・・・・・巻上げドラム、5・・・
・・・ドラムスイベル、11A・・・・・・ガイド孔穿
孔用水および注入材が通る流路、12・・・・・・ノズ
ル、13A・・・・・・高圧空気が通る流路、13B・
・・・・・高圧水が通る流路、14・・・・・・ノズル
15・・・・・・回転制御ねじ。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 地盤改良、止水などを目的とする柱状固結体を水力
モニターにより築造する工法において、柱状固結体を築
造すべき地盤にガイド孔を穿孔し、そのガイド孔の柱状
固結体築造予定深度に水力モニターを設置し、その水力
モニターに対しその接線方向に向って取付けたノズルか
ら接線方向に向って噴流を噴射させ、その噴流の反力に
よってノズルを取付けた水力モニターを回転させると共
に、その噴流で地盤を破砕し、このように回転している
水力モニターを引揚げつつ噴流により地盤を破砕すると
共に注入材を注入して柱状固結体を築造することを特徴
とする噴流反力駆動型水力モニターによる柱状固結体の
築造工法。 2 水力モニターの先端より噴流を噴射させてその噴流
によりガイド孔を穿孔しつつ水力モニターを地中に挿入
することを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の噴
流反力駆動型水力モニターによる柱状固結体の築造工法
。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP54121591A JPS5832244B2 (ja) | 1979-09-22 | 1979-09-22 | 噴流反力駆動型水力モニタ−による柱状固結体の築造工法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP54121591A JPS5832244B2 (ja) | 1979-09-22 | 1979-09-22 | 噴流反力駆動型水力モニタ−による柱状固結体の築造工法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5646022A JPS5646022A (en) | 1981-04-27 |
JPS5832244B2 true JPS5832244B2 (ja) | 1983-07-12 |
Family
ID=14815031
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP54121591A Expired JPS5832244B2 (ja) | 1979-09-22 | 1979-09-22 | 噴流反力駆動型水力モニタ−による柱状固結体の築造工法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5832244B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6354909U (ja) * | 1986-09-22 | 1988-04-13 |
Families Citing this family (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0619135B2 (ja) * | 1985-08-06 | 1994-03-16 | ケミカルグラウト株式会社 | 地盤改良工法 |
JPH063043B2 (ja) * | 1987-11-01 | 1994-01-12 | 飛島建設株式会社 | Pc柱梁接合構造 |
JP5062793B1 (ja) * | 2012-07-09 | 2012-10-31 | 株式会社サムシング | 混合2液回転噴射装置 |
JP6236632B2 (ja) * | 2014-06-20 | 2017-11-29 | 那須 ▲丈▼夫 | 地盤改良装置及び地盤改良方法 |
JP6710166B2 (ja) * | 2017-02-02 | 2020-06-17 | 株式会社不動テトラ | 回転ノズル及び該回転ノズルを用いる地盤改良装置並びに地盤改良方法 |
JP6942001B2 (ja) * | 2017-08-03 | 2021-09-29 | 株式会社不動テトラ | 高圧噴射装置 |
JP6876843B2 (ja) * | 2020-03-19 | 2021-05-26 | 株式会社不動テトラ | 地盤改良装置及び地盤改良方法 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4977410A (ja) * | 1972-11-28 | 1974-07-25 |
-
1979
- 1979-09-22 JP JP54121591A patent/JPS5832244B2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4977410A (ja) * | 1972-11-28 | 1974-07-25 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6354909U (ja) * | 1986-09-22 | 1988-04-13 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5646022A (en) | 1981-04-27 |
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