JPS5831424B2 - 合成繊維から不織布を製造する方法 - Google Patents
合成繊維から不織布を製造する方法Info
- Publication number
- JPS5831424B2 JPS5831424B2 JP55003685A JP368580A JPS5831424B2 JP S5831424 B2 JPS5831424 B2 JP S5831424B2 JP 55003685 A JP55003685 A JP 55003685A JP 368580 A JP368580 A JP 368580A JP S5831424 B2 JPS5831424 B2 JP S5831424B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- parts
- weight
- synthetic fibers
- polymer
- butadiene
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は合成繊維から不織布を製造する方法に関する。
従来、合成繊維及び合成繊維と天然繊維の混合物を各種
ラテックスを用いて結合させて不織布を製造する試みは
多くなされており、例えば、米国特許３，２５６，２３
４号、３，７２０，５６２号、３．７６９，０６７号、
３，７８４，４０１号、３．９２０，８６８号及び４，
００１，１６３号等に開示されている。
ラテックスを用いて結合させて不織布を製造する試みは
多くなされており、例えば、米国特許３，２５６，２３
４号、３，７２０，５６２号、３．７６９，０６７号、
３，７８４，４０１号、３．９２０，８６８号及び４，
００１，１６３号等に開示されている。
この用途においてはスチレン−ブタジェンラテックスは
極めて経済的であるが、これらのラテックスは特に熱及
び光に対する安定性が悪く、又場合によっては湿潤強度
が不十分である等の欠点により歴史的にこの分野におい
て競争力に欠けるものである。
極めて経済的であるが、これらのラテックスは特に熱及
び光に対する安定性が悪く、又場合によっては湿潤強度
が不十分である等の欠点により歴史的にこの分野におい
て競争力に欠けるものである。
合印こ至るまで、望ましい強度特性と共に柔軟な布状感
触を有する不織布を得ることは困難であるとされている
。
触を有する不織布を得ることは困難であるとされている
。
本発明により、約２〜４重量饅の硬質成分単量体、約０
〜４５重量φのブタジェン又はイソプレン、約０〜４５
重量係のエステル部分の炭素数が１〜８のアクリル酸エ
ステル及び約２〜４重量係のエチレン性不飽和モノ−又
はジカルボン酸よりなる重合体を固形分として含む液状
バインダーに合成繊維を含浸させることにより、優れた
湿潤強度、熱及び光に対する安定性及び望ましい布状感
触を有する不織布が製造できることが見出された。
〜４５重量φのブタジェン又はイソプレン、約０〜４５
重量係のエステル部分の炭素数が１〜８のアクリル酸エ
ステル及び約２〜４重量係のエチレン性不飽和モノ−又
はジカルボン酸よりなる重合体を固形分として含む液状
バインダーに合成繊維を含浸させることにより、優れた
湿潤強度、熱及び光に対する安定性及び望ましい布状感
触を有する不織布が製造できることが見出された。
本発明の方法により作られた不織布は優れた湿潤強度、
熱及び光に対する安定性を有する他に布状感触を有する
ので、吸湿性布及び各種布製品の内張り等の製品に極め
て有用である。
熱及び光に対する安定性を有する他に布状感触を有する
ので、吸湿性布及び各種布製品の内張り等の製品に極め
て有用である。
本発明で用いられる硬質成分単量体は、例えば、スチレ
ン、アクリロニトリル又はメチルメタクリレートである
が、特にスチレンが好ましい。
ン、アクリロニトリル又はメチルメタクリレートである
が、特にスチレンが好ましい。
硬質成分単量体の使用割合は重合体固形分の４０〜４５
重量φが好ましい。
重量φが好ましい。
アクリロニトリルを硬質成分の全部又は一部に用いた場
合には、得られる製品は油又は空気フィルターのような
非皮膚接触用途又は道路建設における寸法安定剤に用い
るのが有利である。
合には、得られる製品は油又は空気フィルターのような
非皮膚接触用途又は道路建設における寸法安定剤に用い
るのが有利である。
重合体固形分の柔軟成分はブタジェンとアクリル酸ブチ
ルとによって構成されるのが好ましい。
ルとによって構成されるのが好ましい。
ブタジェンの量は約２０〜４０重量部の範囲が好ましく
、約３２〜３８重量部が最も好ましい。
、約３２〜３８重量部が最も好ましい。
重合体固形分のアクリル酸エステル成分の量は固形分の
約１５〜３５重量部が好ましく、約１５〜２５重量φが
最も好ましい。
約１５〜３５重量部が好ましく、約１５〜２５重量φが
最も好ましい。
不飽和カルボン酸の使用量は、固形分基準で２〜４重量
饅が好ましい。
饅が好ましい。
２重量部未満では、分散液の安定性が低下するのに対し
、４重量部を越えると耐熱性が低下する。
、４重量部を越えると耐熱性が低下する。
アクリル酸及びメタクリル酸のようなモノカルボン酸を
用いることもできるが、イタコン酸及びフマール酸のよ
うなジカルボン酸が好ましい。
用いることもできるが、イタコン酸及びフマール酸のよ
うなジカルボン酸が好ましい。
本発明において用いられるラテックスは公知の水性エマ
ルジョン重合法により製造することができる。
ルジョン重合法により製造することができる。
代表的方法を述べると、単量体を約０．０５〜５５〜５
重量部酸カリウムのような重合触媒及び約０．０５〜５
５〜５重量部体を乳化させ得る公知のｐＨ安定性の界面
活性剤を含有する水溶液に分散させる。
重量部酸カリウムのような重合触媒及び約０．０５〜５
５〜５重量部体を乳化させ得る公知のｐＨ安定性の界面
活性剤を含有する水溶液に分散させる。
重合開始は乳化混合物を通常６０°〜１００℃の温度で
加熱して行い、重合エマルジョンを所定の温度に保持し
て重合を継続する。
加熱して行い、重合エマルジョンを所定の温度に保持し
て重合を継続する。
所望の重合収率が得られた後、ラテックスを口過しで凝
固物を除去し、少量の公知の酸化防止剤を添加して安定
化させて貯蔵してもよい。
固物を除去し、少量の公知の酸化防止剤を添加して安定
化させて貯蔵してもよい。
好ましい方法は米国特許３，５６３，９４６号に開示さ
れている方法である。
れている方法である。
重合体製造に際し、Ｃｃｌｌいブロモホルム、アルキル
メルカプタン類のような連鎖移動剤を用いるのが有利で
ある。
メルカプタン類のような連鎖移動剤を用いるのが有利で
ある。
得られる重合体はガラス転移温度（Ｔｇ ）が約＋１０
℃〜−４０℃の柔軟で、粘着性のある重合体である。
℃〜−４０℃の柔軟で、粘着性のある重合体である。
該ラテックスは不織布業界で公知の添加剤、例えば、水
、洗剤及び溶媒に対する抵抗を改良するためのメラミン
−ホルムアルデヒド樹脂、難燃化添加剤、アニオン性、
非イオン性界面活性剤、熱、光安定剤及び充填剤等と配
合することもできる。
、洗剤及び溶媒に対する抵抗を改良するためのメラミン
−ホルムアルデヒド樹脂、難燃化添加剤、アニオン性、
非イオン性界面活性剤、熱、光安定剤及び充填剤等と配
合することもできる。
本発明の方法は各種合成繊維に対して用いることができ
る。
る。
具体例としては、ポリエステル、ポリプロピレン及びナ
イロン、並びにこれらの繊維とレーヨン及び木材パルプ
のような天然繊維との混合物等が挙げられる。
イロン、並びにこれらの繊維とレーヨン及び木材パルプ
のような天然繊維との混合物等が挙げられる。
本発明の方法には公知の手段及び装置を用いることがで
きる。
きる。
これらのうちの幾つかについては既に従来技術の説明の
段で述べた通りである。
段で述べた通りである。
以下、実施例により本発明を更に詳しく説明するが、特
に断りのない限り部数は全て重量部である。
に断りのない限り部数は全て重量部である。
又、不織ウェブは二枚の綿ガーゼスクリムの間に挟み、
このスクリム／繊維サンドインチをラテックス浴に浸漬
後直ちに絞りロール含浸機を通過させた。
このスクリム／繊維サンドインチをラテックス浴に浸漬
後直ちに絞りロール含浸機を通過させた。
重合体の含浸量はラテックスの固形分パーセント及びロ
ーラーにかける圧力を調節することによってコントロー
ルした。
ーラーにかける圧力を調節することによってコントロー
ルした。
実施例 １
下記処方によりラテックス（約５０多固形分）を調製し
た： スチレン ４２．５部ブタジェン
３５，０部アクリル酸ブチル
２０．０部イタコン酸 ２．５
０部四塩化炭素 ５．０部アニオン
性界面活性剤 １．０部過硫酸ナトリウム
０．８部ラテックスの安定化は下記物質を添
加して行った。
た： スチレン ４２．５部ブタジェン
３５，０部アクリル酸ブチル
２０．０部イタコン酸 ２．５
０部四塩化炭素 ５．０部アニオン
性界面活性剤 １．０部過硫酸ナトリウム
０．８部ラテックスの安定化は下記物質を添
加して行った。
酸化防止剤 ２．０部すン酸ニアン
モニウム ０．２５ 部キレート化剤
０．５０部ｐＨ（アンモニア水） °８
〜８．５２０多重合体含浸量で密度が５１ 、ｊｉｉ’
７７７１”のポリエステル製不織ウェブ（４Ｘ１４“
）に上記ラテックスを含浸させ、空気乾燥後１４９℃で
３分間硬化させた。
モニウム ０．２５ 部キレート化剤
０．５０部ｐＨ（アンモニア水） °８
〜８．５２０多重合体含浸量で密度が５１ 、ｊｉｉ’
７７７１”のポリエステル製不織ウェブ（４Ｘ１４“
）に上記ラテックスを含浸させ、空気乾燥後１４９℃で
３分間硬化させた。
得られた不織布の機械に対して横方向の物性は以下の通
りであった。
りであった。
乾燥引張強度（Ｄ）
伸張率饅
湿潤引張強度（５）
湿潤引張強度
Ｗ／Ｄφ
０．９４ｋｇ／ｃｍ
３
０、６１ ｋｇ／ＣｒＩＬ
８
５
この不織布は柔軟な布状感触を有し、熱及び光線に対す
る安定性にすぐれていた。
る安定性にすぐれていた。
実施例 ２
上記方法に従って、下記処方によりラテックス（約５０
係固形分）を調製して試験を行った：スチレン
３７．５部ブタジェン
４０．０部アクリル酸エチル ２０．０部イ
クコン酸 ２．５部四塩化炭素
４．０部アニオン性界面活性剤
０．７５部過硫酸ナトリウム ０．８部
安定剤： 酸化防止剤 １．５部すン酸ニアン
モニウム ０．２５部キレート化剤
０．５０部ｐＨ（アンモニア水） ８〜８
．５実施例１と同様にして作１１ｆｆしたポリエステル
不織布の物性： 乾燥引張強度（Ｄ） ０．９９ ｋｇ／ｃｒｆ
Ｌ伸び率φ ６３ 湿潤引張強度（Ｗ） ０．５０ ｋｇ／ｃｍ湿
潤伸び率％ ５７ Ｗ／Ｄφ ５１ 実施例 ３ 上記方法に従って、下記処方によりラテックス（約５０
φ固形分）を調製し、試験を行った：スチレン
４８．０部ブタジェン
３０．０部２−エチルへキシルアクリレート ２ｏ、ｏ
部イタコン酸 ２．０部四塩化炭素
１０．０部アニオン性界面活性剤
０，７５部過硫酸ナトリウム ０８
部 安定剤： 酸化防止剤 １．５部すン酸ニアン
モニウム ０．２５部キレート化剤
０．５０部ｐＨ（アンモニア水） ８〜８
．５実施例１と同様にして作成したポリエステルの不織
布（含浸量２５係）の物性： 乾燥引張強度（Ｄ） １．１３ ｋｇ／ｃｍ伸
び率係 ４９ 湿潤引張強度（Ｗ） ０．８７ ｋｇ／ｃｒｒ
ＬＷ／Ｄ係 ７５ この不織布は柔軟な布状感触を有し、熱及び光に対する
安定性に優れていた。
係固形分）を調製して試験を行った：スチレン
３７．５部ブタジェン
４０．０部アクリル酸エチル ２０．０部イ
クコン酸 ２．５部四塩化炭素
４．０部アニオン性界面活性剤
０．７５部過硫酸ナトリウム ０．８部
安定剤： 酸化防止剤 １．５部すン酸ニアン
モニウム ０．２５部キレート化剤
０．５０部ｐＨ（アンモニア水） ８〜８
．５実施例１と同様にして作１１ｆｆしたポリエステル
不織布の物性： 乾燥引張強度（Ｄ） ０．９９ ｋｇ／ｃｒｆ
Ｌ伸び率φ ６３ 湿潤引張強度（Ｗ） ０．５０ ｋｇ／ｃｍ湿
潤伸び率％ ５７ Ｗ／Ｄφ ５１ 実施例 ３ 上記方法に従って、下記処方によりラテックス（約５０
φ固形分）を調製し、試験を行った：スチレン
４８．０部ブタジェン
３０．０部２−エチルへキシルアクリレート ２ｏ、ｏ
部イタコン酸 ２．０部四塩化炭素
１０．０部アニオン性界面活性剤
０，７５部過硫酸ナトリウム ０８
部 安定剤： 酸化防止剤 １．５部すン酸ニアン
モニウム ０．２５部キレート化剤
０．５０部ｐＨ（アンモニア水） ８〜８
．５実施例１と同様にして作成したポリエステルの不織
布（含浸量２５係）の物性： 乾燥引張強度（Ｄ） １．１３ ｋｇ／ｃｍ伸
び率係 ４９ 湿潤引張強度（Ｗ） ０．８７ ｋｇ／ｃｒｒ
ＬＷ／Ｄ係 ７５ この不織布は柔軟な布状感触を有し、熱及び光に対する
安定性に優れていた。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 １ 合成繊維のウェブに水性分散体状の重合体を添加し
、水を除去して保持された重合体バインダーを硬化させ
ることにより合成繊維から柔軟な布状感触を有する不織
布を製造する方法において、約２〜４重量係の硬質成分
単量体、約１〜５重量係のブタジェン又はイソプレン、
約０〜４５重量饅のエステル部分の炭素数が１〜８のア
クリル酸エステル及び約１〜５重量φのエチレン性不飽
和モノ−又はジカルボン酸を必須成分としてなる重合体
を固形分として含む液状バインダーを合成繊維に含浸さ
せることを特徴とする方法。 ２ 硬質成分単量体がスチレンである特許請求の範囲第
１項記載の方法。 ３ バインダー紐取が約４０〜４５重量φのスチレン、
約０〜４５重量係のブタジェン、約１〜５重量饅のアク
リル酸ブチル及び約２〜４重量φのイタコン酸よりなる
特許請求の範囲第２項記載の方法。
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| US441879A | 1979-01-18 | 1979-01-18 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5598952A JPS5598952A (en) | 1980-07-28 |
| JPS5831424B2 true JPS5831424B2 (ja) | 1983-07-06 |
Family
ID=21710700
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP55003685A Expired JPS5831424B2 (ja) | 1979-01-18 | 1980-01-18 | 合成繊維から不織布を製造する方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5831424B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH04316766A (ja) * | 1991-01-09 | 1992-11-09 | Carl Freudenberg:Fa | 液体成分の排出のための装置 |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS492845A (ja) * | 1972-03-13 | 1974-01-11 |
-
1980
- 1980-01-18 JP JP55003685A patent/JPS5831424B2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS492845A (ja) * | 1972-03-13 | 1974-01-11 |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH04316766A (ja) * | 1991-01-09 | 1992-11-09 | Carl Freudenberg:Fa | 液体成分の排出のための装置 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5598952A (en) | 1980-07-28 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US4912147A (en) | Preparation of aqueous (meth)acrylate copolymer dispersions in two stages and their use as impregnating materials, coating materials and binders for sheet-like fibrous structures | |
| US4289676A (en) | Binders, impregnating agents and coating agents based on an aqueous dispersion of an amide-containing copolymer | |
| US4406660A (en) | Non woven fabrics suitable for diaper and diaper coverstock | |
| US5247008A (en) | Fluorine containing copolymers and aqueous dispersions prepared therefrom | |
| CA1139260A (en) | Non-woven fabrics bonded by radiation-curable, hazard-free binders | |
| US5021529A (en) | Formaldehyde-free, self-curing interpolymers and articles prepared therefrom | |
| JP2851269B2 (ja) | ラテックス | |
| KR100209440B1 (ko) | 가요성, 다공성 기질의 처리방법 | |
| EP0149880A2 (en) | Non-woven webs of synthetic fibres consolidated by means of carboxylated styrene-butadiene latices, and disposable articles made therefrom | |
| EP0084810B1 (de) | Verfahren zum Verfestigen von Fasergebilden mittels wässriger Kunststoffdispersionen | |
| EP0302588A2 (en) | Formaldehyde-free binder for nonwoven fabrics | |
| JPS6225781B2 (ja) | ||
| JPH07118450A (ja) | 低フォルムアルデヒド高ゲル率ラテックス結合剤 | |
| JPH09132853A (ja) | 再利用可能な繊維複合材料の製造方法、繊維複合材料及び繊維複合材料の再利用法 | |
| CA1279744C (en) | Formaldehyde-free latex and fabrics made therewith | |
| JPH07216164A (ja) | ホルムアルデヒドを含有しない合成樹脂水分散液 | |
| GB2145097A (en) | Addition of resins to latex bonded non-woven fabrics for improved strength | |
| US4268546A (en) | Method of making non-woven fabrics from synthetic fibers | |
| JP2559427B2 (ja) | アクリレート繊維間結合剤を含む不織布並びに該不織布の製造法 | |
| US5623015A (en) | Latex binder compositions | |
| JPS5831424B2 (ja) | 合成繊維から不織布を製造する方法 | |
| US5081178A (en) | Aqueous synthetic resin dispersions | |
| US3784401A (en) | Process for impregnating non-wovens with butadiene carboxyl polymer latices | |
| US3788878A (en) | Impregnating nonwovens with an alkyl acrylate polymer-carboxylic polymer latex | |
| JP2532089B2 (ja) | 繊維質シ−ト用結合剤 |