JP2851269B2 - ラテックス - Google Patents

ラテックス

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JP2851269B2
JP2851269B2 JP29562396A JP29562396A JP2851269B2 JP 2851269 B2 JP2851269 B2 JP 2851269B2 JP 29562396 A JP29562396 A JP 29562396A JP 29562396 A JP29562396 A JP 29562396A JP 2851269 B2 JP2851269 B2 JP 2851269B2
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    • D06M15/00Treating fibres, threads, yarns, fabrics, or fibrous goods made from such materials, with macromolecular compounds; Such treatment combined with mechanical treatment
    • D06M15/19Treating fibres, threads, yarns, fabrics, or fibrous goods made from such materials, with macromolecular compounds; Such treatment combined with mechanical treatment with synthetic macromolecular compounds
    • D06M15/21Macromolecular compounds obtained by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds
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  • Processes Of Treating Macromolecular Substances (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】本発明は織物材料およびその材料の製造方
法に関する。 【0002】織物材料(textile materi
als)の分野は単独または複合物品の構成部分として
工業用および家庭用のいずれの観点においてある形態ま
たは他の形態で使用する織布(wovens)、不織
布、メリヤス織物(knitted article
s)、糸(therads)、ヤーン(yarns)、
ロープなどを包含する繊維集成体(fib assem
blies)のすべての製造形態を含んでいる。これら
すべての用途には織物材料において1または2以上の類
似要求が提出されている。ほとんど例外なく、織物材料
はその意図する目的によって適当な引張強さが要求され
ている。この引張強さは湿条件および乾条件下でしばし
ば要求される。織物をさらす、もっとも一般的な「湿」
条件は製造中、使用中および洗濯中に生じ、水、石鹸溶
液および/またはパークロロエチレンの如きドライクリ
ーニング溶液にさらされる場合を包含される。製造、使
用または洗濯中に屈曲力または引張力にさらされる織物
材料は適当な融通性、伸び(破断しないで伸びる能力)
および保形性(ゆがめられた後、元の寸法に戻る能力)
が要求される。多くの織物は製造および使用中に摩耗作
用をうけるから、適当な摩耗抵抗を保持する必要がある
と共に、洗浄作業にさらされる織物は適当な耐洗濯性)
scrub resistatance)、耐溶剤性お
よび耐洗浄剤性を有する必要がある。被服物品、ドレー
プおよび種々の家庭用および工業用織物の如き多くの織
物は美学的目的または利用目的のために適当な「風合
い」(触感)を有するのが望ましい。また、多くの織物
は熱、光、洗浄剤、溶剤、および物理的特性の変化およ
び/または変色、例えば黄変を防止する他の条件に対し
て化学的および物理的に十分に安定にする必要がある。
また、色安定性、すなわち、熱、光、洗浄剤などにさら
された後の織物の元の色の保持性は多くの織物材料にお
いて、特に美学的な興味が要求される織物材料において
要求される。 【0003】広範囲にわたる上述するすべての特性は使
用する織物の化学的組成および織物材料における機械的
配置に影響され、しばしばこれらの特性は製造に使用さ
れる化学的物質、特に重合結合剤の組成に影響される。
重合結合剤は織物材料の殆どのすべての形態の1または
2以上の物理的特性を改善するのに広く使用されてい
る。例えば、結合剤は織布および不織布織物、ニット、
ヤーンなどの保形性、耐摩耗性、耐洗濯性、および物理
的および化学的安定性を改善するために使用されてい
る。かかる結合剤を引張強さおよび他の望ましい物理的
特性を得るのに使用することは澱粉、にかわまたは合成
重合体の如き接合媒質と共に結合する無作為または配向
繊維のウェブまたはマットとして一般に特徴付けられる
不織布織物(または「形成」織物(“formed”f
abrics)として知られている)の製造に特に必要
とされる。合成重合体は、主として改善された物理的特
性を製品織物に与えるために不織布または他の織物材料
の製造において、しばしば置き替えられる結合剤であ
る。 【0004】合成重合体は、一般に水性媒質に溶解また
は分散した溶液または分散物として織物材料に被着す
る。勿論、この溶液および分散物は織物製造に使用しや
すい特性を保有する必要がある。例えば、溶液または分
散物並びに重合体は織物繊維を適当に湿潤して適当な分
布、被覆面積(coverage)および凝集性を得る
ようにする。凝集性は、主として織物繊維に被着する重
合体マトリックスの能力に関係し、特に製造中および硬
化中に生ずる。また、すみやかな硬化速度(被着重合体
に対して適当な強さを織物材料に発生させるのに必要と
される時間)は、高速度で製造しやすくするために、製
造において重要なことである。蓚酸の如き硬化触媒はN
−メチロールアミドを含む重合体のようなある重合体を
硬化するのに使用し、硬化速度および物理的特性を向上
するが、勿論、これらの触媒の必要性を回避するのが望
ましい。触媒により重合体を硬化する必要性はコストを
高め、織物製造の技術を複雑にし、かつ完成品に望まし
くない毒性残留物を残留する。 【0005】広く実施されている水以外の溶剤の使用は
その使用経費および溶剤蒸気を制御する経費および危険
のために望ましくない。それにもかかわらず、溶剤は水
−ベースド システムに使用できない重合体で織物材料
を結合するのに必要である。それ故、水−ベースド重合
体ラテックスは、必要な物理的および化学的特性を達成
するという条件で織物製造工業において好ましい。しか
しながら、水−ベースド ラテックスを溶剤ベース重合
体で置き替える際に、1または2以上の物理的特性が失
われる。N−メチロール−アミド官能基を含有する重合
体のラテックスは殆どすべての点において物理的特性を
改善することで知られている。しかしながら、かかる重
合体は、硬化した場合にホルムアルデヒドを遊離し、完
成品にホルムアルデヒドを残留する。ホルムアルデヒド
は作業所および家庭において監視を高めることになり、
特に医薬用途、女性衛生製品、ダイヤパーおよび類似品
において望ましくない。1973年の日本の法律第11
2では、いかなる目的のために使用するすべての織物の
場合にはホルムアルデヒドは最大で1g当り75マイク
ログラムとし、幼児着用品の場合には零にすることが規
定されている。この日本の法律は米国において提案され
ており、州および連邦政府のヘルス アンドセーフィテ
ィー アドミニストレーション(OSHA)では工場作
業者に対してホルムアルデヒドにさらされることを厳重
に制限している。 【0006】水−ベース ラテックスの二三のレオロジ
ー特性は、特に織物材料の製造における上記ラテックス
の有用性に関して重要である。例えば、ラテックス粒子
の大きさおよび粒子大きさの制御は多くの重合体ラテッ
クスにおいて望ましい物理的特性を実現化するのに臨界
的である。他のファクター、すなわち、ラテックス粘度
は重合体分布、充填量および繊維湿潤において影響する
ために、織物製造装置におけるラテックス有用性を制限
する。 【0007】このために、織物材料に、および該材料の
製造に使用する重合体溶液および分散物に要求される物
理的および化学的特性は使用する重合体システムにおい
てさまざまに要求され、時には矛盾する。明らかに、織
物材料の製造に望ましい広範囲にわたる特性を保持する
重合体システム、好ましくは水−ベース システムを得
るのが望ましい。 【0008】改善された物理的特性を有する織物材料
は、織物繊維(textile fibers)の集成
体を重合オレフィン不飽和カルボン酸エステル単量体お
よび式(1): 【0009】 【化4】 【0010】(式中、Rは少なくとも3個の原子の鎖
長を有する二価の有機基およびXは有機アシルまたはシ
アノを示す)で表された側鎖を持った官能基(pend
antfunctional froups)を含有す
る重合体で結合することによって得ることができる。水
性分散物は、重合体溶剤を使用する場合よりコストを軽
減でき、かつ危険性がないから、実際上、好ましいけれ
ども、有効な重合体は溶液または水性分散物として繊維
集成体に被着することができる。かかる重合体は織布、
不織布、ニット、糸、ヤーンおよびロープを包含する殆
どすべての形態の織物材料の物理的特性を改良するのに
使用でき、特に不織布、メリヤス(knitted)お
よびルース・組織(loose−weave)材料の製
造に有利である。重合体は、硬化中にホルムアルデヒド
を遊離するN−メチロールアミドの如き単量体の不存在
において織物材料の湿および乾引張強さを含む物理的特
性を改善する。湿および乾引張強さを改善するほかに、
これらの重合体は熱、光、洗浄剤および溶剤にさらされ
た際に改良された耐摩耗性、色安定性、耐洗濯性および
物理的安定性(物理的強さの保持)を有する織物材料を
得ることができる。また、かかる重合体は、引張強さを
高めるのにしばしば使用されるN−メチロールアクリル
アミドの如き他の単量体を含有する重合体より黄変する
傾向が少ない。重合体は硬化前、硬化中および硬化後に
極性官能基を含有する繊維に高い凝集性を示し、完成織
物材料は比較しうる重合体使用量において高い融通性、
破壊前の高い伸びおよび高い保形性を有する。これらの
改善は、強さおよび耐摩耗性を著しく高めることのでき
る重合体組成および/または濃度の使用により、しばし
ば得られる融通性および「風合い」の如き他の望ましい
特性を犠牲にしては達成できない。それ故、完成織物は
1または2以上の点において改善された特性だけが付与
されるものでなく、そのうち望ましい特性の改善された
バランスとして示される。 【0011】この事は本発明の織物製造方法に使用する
重合体溶液およびラテックスによって達成することがで
きる。それ故、織物材料の製造における重要な考察、す
なわち、ラテックス粘度は記載された官能単量体を含有
しない重合体の他の同じラテックスの粘度より低く、他
の同じN−メチルロールアクリルアミド(NMOA)含
有重合体の粘度より低い。更に、ラテックス粘度はラテ
ックス粘度または粒度分布によって僅かに影響される。
また、たとえあるとしても、ラテックス粘度および分布
は他の同じ条件下で最終織物特性に影響をあまり及ぼさ
ない。それ故、種々の粒度および粒度分布のラテックス
はラテックス性能または製品特性において変化の少ない
同じ織物物品を製造する同じ製造方法に使用でき、粒度
または分布をバッチからバッチに制御する必要がない。
ラテックスおよび溶液は低い粘度(類似固形分におい
て)を有しているから、これらは許容されうる粘度制限
を越えないようにして高い充填材および/または重合体
濃度で織物物品の製造に使用できる。蓚酸,多価錯化金
属または金属化合物,グリコールなどの如き硬化触媒お
よび架橋剤は適当な結合を達成するのに必要でないか
ら、かかる材料は経費および取扱いにくさにおいて同一
程度にこれらの組成物から除去することができる。有効
な水ベースド重合体分散物による改善された繊維湿潤性
および高められた硬化速度は織物製造の容易さおよび速
さを促進する。本発明の方法および織物製品により示さ
れる種々の有益な特性は有効な重合体溶液または分散物
の僅かな再配合によりまたは再配合(reformul
ation)なしで多様性の織物材料の製造を可能に
し、これによって種々の製品の製造に要求される重合体
材料の在庫品(inventory)を減少する。 【0012】完成織物の物理的特性はN−メチロールア
クリルアミド含有重合体ラテックスのような他の重合体
ラテックスによる場合よりラテックスpHによる影響の
程度が小さい。N−メチロールアクリルアミド含有重合
体のラテックスは、織物基材にpH約2で被着する場合
には、最大の織物引張強さを生じ、完成物品の引張強さ
はpHの増加につれて減少する。NMOA−含有重合体
のこの挙動は織物繊維に被着でき、かつ製造するおよび
取扱う装置を酸性腐食性ラテックスにさらすpH範囲を
著しく制限する。これに対して、本発明において用いる
ラテックスにより得られる最終引張強さはpHによる変
化が小さく、一般にpHが約2〜7に増するにつれて高
くなり、約4〜7の範囲のpHで最大になる。更に、全
pH範囲以上、すなわち、0.5〜12の付近から最終
製品引張強さにおける変化はNMOA−含有重合体によ
って観察された引張強さより著しく小さい。それ故、本
発明の方法は製品引張強さを著しく犠牲にすることなく
広いpH範囲にわたって実施できる。同じ理由から、こ
れらの方法は酸感受性(acid−sensitiv
e)材料を処理するのに用いることができ、かつ酸性ラ
テックスにさらされることによって劣化する酸感受性成
分を含有することができる。 【0013】本発明においては重合オレフィン不飽和カ
ルボン酸エステル基および式: 【0014】 【化5】 【0015】(式中、Rは少なくとも3個の原子の鎖
長さを有する二価の有機基、およびXは有機アシルまた
はシアノを示す)で表わされる側鎖を持った官能基を有
する重合体を含有する繊維集成体からなる改良された物
理的特性を有する織物材料を提供する。異なるRおよ
びX基を含有する官能基は同じ重合体分子に含有でき、
また異なるRおよびX基を含有する重合体は同じ溶液
または分散物に配合できる。有効な重合体は(1)カル
ボン酸エステル基を含み、(2)2個のカルボニル基ま
たは上述するように単一メチレン基で分離したカルボニ
ルおよびシアノ基を含有する官能基を含み、および
(3)メチレン基は少なくとも4個の原子によって重合
体主鎖から分離する(Rには「内部」カルボニル基が
加わる)必要がある。それ故、Rは長さに少なくとも
3個の原子を有し、すなわち、内部カルボニル基と重合
体主鎖との間の最短結合は少なくとも3個の原子の長さ
を有する。また、Rの分子量、構造および元素組成は
たれ下った側鎖(pendantsidechain
s)の二元(dual)ケトンまたはケトン−シアノ官
能性の効果を無効にしない。それ故、Rは、例えば以
下に示す任意の適当な付加反応によって重合性オレフィ
ン不飽和単量体の1部として、または好ましい重合体に
置換することによって側鎖を持った官能基を重合体主鎖
に導入するのに十分な任意の分子量にできる: 【0016】 【化6】 【0017】(式中、nは整数を示し、および−O−R
は上記式(1)に示すRを示す)。Rは酸素,硫
黄,りんおよび窒素の如きヘテロ原子;カルボニル,カ
ルボキシ−エステル,チオおよびアミノ置換基の如き官
能基を含有でき、かつ芳香族,オレフィンまたはアルキ
ニル不飽和を含むことができる。代表的なRは3〜約
40個の原子の鎖長を有する、すなわち、重合体主鎖と
内部カルボニル基との間の最短鎖に3〜約40個の原子
を有する環式または非環式二価有機基である。入手しや
すい反応物から製造しやすくするために、Rは式: 【0018】 【化7】 【0019】(式中、YおよびZはそれぞれO,Sおよ
びNRから選択でき、およびRは少なくとも1個、
好ましくは2〜約40個、特に好ましくは2〜約20個
の原子の鎖長を有する二価の有機基を示す)で表わされ
る基が好ましい。YおよびZは好ましくは0であり、お
よびRはHまたは一価の有機基、好ましくはHまたは
6個までの炭素原子を有するヒドロカルビル基である。 【0020】Xは−CO−Rまたは−CN、好ましく
は−CO−Rであり、Rは水素または好ましくは水
素以外の10までの原子(すなわち、基に存在できる水
素原子を数えない10個までの原子)を有する一価の有
機基である。Rは約40個まで、好ましくは約20個
までの原子の鎖長を有する置換または非置換アルキレ
ン,ポリオキシアルキレン,ポリチオアルキレンおよび
ポリアミノアルキレンから選択するのが特に好ましい。
置換および非置換ポリチオ−,ポリオキシ−およびポリ
アミノアルキレンは、次の反応式で示すようにアルキレ
ン オキシド,アルキレン アミン,グリコール,ジア
ミンおよびジチオールの周知の縮合によって容易に得る
ことができる: 【0021】 【化8】 【0022】(ここにRはHまたは一価有機基、好ま
しくはHまたはアルキル基を示す)。上述する側鎖を持
った官能基(式1)は重合体主鎖に、他の単量体(後述
する)を式: 【0023】 【化9】 【0024】の重合性単量体と共重合して導入できる。
上記式3においてXは式1と同様の意味を有し,R
よびRはヒドロキシ,ハロ,チオ,アミノ,および水
素以外の10個までの原子を有する一価有機基、特に好
ましくは10個までの炭素原子を有するアルキル基から
選択する。式1に示されている基Rの代りに式2に示
されている基Rの好ましい形を用い、もっとも好まし
い官能性単量体: 【0025】 【化10】 【0026】(式中R,R,R,X,YおよびZ
は上記と同様の意味を有する)を得ることができる。こ
の場合、Rが水素の場合には、Xは−CO−Rであ
り、RおよびRはメチルであり、YおよびZは0で
あり、およびRはエチレン基であり、生成する単量体
はアセトアセトキシエチルメタクリレートであり、単量
体の種類の1部は米国特許第3,554,987号明細
書に記載されている。この単量体はエチレングリコール
をメタクリル酸で処理してヒドロキシエチルメタクリレ
ートを形成し、次いでこれを上記米国特許明細書に記載
されているジケテンで処理してアセトアセトキシエチル
メタクリレートを形成する。比較的に入手しやすく官能
単量体の特に好ましい種類は上記米国特許明細書に記載
されている単量体であり、この単量体は上記式(4)
(ここにRは水素、YおよびZは酸素、Rは水素ま
たは12個までの炭素原子を有するアルキル基、R
10個までの炭素原子を有するアルキレン基、Xは−C
O−R、およびRは8個までの炭素原子を有するア
ルキル基を示す)に相当する単量体である。 【0027】有効な重合体は、官能単量体の存在しない
類似重合体を含む類似織物材料に関する完成織物材料の
1または2以上の物理的特性を改善するのに十分な量の
1または2種以上の官能単量体を含有する。一般に、こ
れらの重合体は全単量体含有量に対して少なくとも約
0.5重量%、しばしば少なくとも約1重量%の官能単
量体を含有する。上記官能単量体の濃度を、一般に20
重量%以上のレベルに高めるのにつれて、有意に高い技
術効果が生じなくなる。それ故、官能単量体濃度は、通
常、約0.5〜約20重量%、特に約0.5〜約10重
量%の範囲にする。通常、上述する物理的特性における
有意な改良は約0.5〜約10重量%の官能単量体濃度
で達成できる。 【0028】有効な官能単量体は、有意量の重合オレフ
ィン不飽和モノ−および/またポリカルボン酸エステル
を含有する重合体と用いた場合に、織物特性に有意な改
良が得られる。それ故、一般に重合体は少なくとも約1
0重量%、しばしば約20重量%および好ましくは少な
くとも約30重量%の上述する官能単量体以外のオレフ
ィン不飽和カルボン酸エステル単量体を含有することが
できる。もっとも好ましい重合体は少なくとも約50重
量%、一般に少なくとも約80重量%のかかるエステル
単量体を含有することができる。好ましいエステル単量
体は10個までの炭素原子を有するオレフィン不飽和モ
ノ−またはジカルボン酸のエステル、および分子当り1
〜約30個の炭素原子、好ましくは、1〜約20個の炭
素原子を有するヒドロキシ−,アミノ−またはチオ−置
換または非置換アルコールである。上述する不飽和カル
ボン酸としてはアクリル酸,メタクリル酸、フマル酸,
マレイン酸,イタコン酸などを例示できる。上述するヒ
ドロキシ−,アミノ−およびチオ−置換ケルコール,ア
ミンおよびチオールとしてはグリセロール,1−ヒドロ
キシ−5−チオドデカン,2−アミノ−5−ヒドロキシ
ヘキサンなどを例示できる。主としてコストおよび入手
可能性から好ましいエステルとしてはブチルアクリレー
ト,2−エチルヘキシル アクリレート,メチルメタク
リレート,ヒドロキシエチル アクリレートなどの如き
アクリル酸およびメタクリル酸のヒドロキシ−置換およ
び非置換アルコールエステルである。 【0029】上述する官能単量体およびエステル単量体
は全重合体組成を構成でき、またこれら2種の単量体種
類により考慮されない重合体分子の部分は任意の重合性
オレフィン不飽和単量体または単量体の組合わせであ
る。他の重合性単量体としては、例えば1〜約20個の
炭素原子を含有する酸部分(acidmoiety)を
有するカルボン酸のビニルエステル(例えばビニル ア
セテート,ビニル プロピオネート,ビニルイソノノエ
ート(vinyl isononoate);エチレ
ン,プロピレン,スチレンおよびビニルトルエンの如き
芳香族または脂肪族,α−β−不飽和炭化水素;塩化ビ
ニルおよび塩化ビニリデンの如きハロゲン化ビニル;ア
クリロニトリルの如きオレフィン不飽和ニトリル;およ
びアクリル酸,メタクリル酸,クロトン酸,イタコン酸
およびフマル酸の如き10個までの炭素原子を有するオ
レフィン不飽和カルボン酸である。少量のオレフィン不
飽和カルボン酸および/またはかかるカルボン酸のスル
ホアルキルエステルは完成織物材料の引張強さおよび/
または他の物理的特性を向上する。それ故、重合体は、
約10個までの炭素原子を有する重合性オレフィン不飽
和カルボン酸、および/またはスルホエチル メタクリ
レート,スルホエチル イタコネート,スルホメチル
マロネートなどの如き上記酸のスルホアルキルエステル
を少なくとも約0.1重量%、通常約0.1〜約10重
量%、好ましくは約0.1〜約5重量%の割合で含有す
るのが好ましい。 【0030】有効な重合体はN−メチロールアミド、例
えはN−メチロールアクリルアミド(NMOA)の如き
他の官能単量体を含有できるけれども、かかる他の官能
単量体は完成織物材料における許容しうる物理的特性を
達成するのに必須でないこと、および硬化中に開放され
るホルムアルデヒドのような上記単量体の存在で会合す
る有害物を上記N−メチロールアミドの濃度を最小にす
ることによって、またはこれらすべてを除去することに
よって回避できることを見出した。それ故、重合体はN
−メチロールアミド単量体単位を約1%以下、特に約
0.5%以下の分量で含むのが好ましく、特にN−メチ
ロールアミド単量体単位を全く含まないのが好ましい。 【0031】完成織物物品の適当な物理的特性を、アル
デヒド硬化剤の如き架橋剤または硬化剤(例えばホルム
アルデヒド,ムコクロム酸など)、米国特許第4,40
8,018号明細書に記載されている強塩基触媒の如き
架橋剤、またはりん酸またはメタン スルホン酸の如き
酸触媒、金属および金属化合物の如き錯化剤、または反
応性単量体(例えばグリコール,ポリアミドなど)を必
要としないで達成できることを見出した。かかる硬化剤
の添加は重合および/または織物製造の複雑さおよび経
費を高めるから、およびかかる硬化剤は本発明の重合体
の有する所望の物理的特性を達成するのに必要としない
から、重合体および完成織物はかかる硬化剤およびその
残留物を殆ど含まないようにするのが好ましい。それに
もかかわらず、上記材料の存在が風合い、たわみ性また
は伸びの如き望ましい織物特性に有害な影響を与えない
場合、および上記材料の有益な作用が経済的である場合
には、少量のかかる材料を有効な重合体溶液または分散
物に存在することができる。 【0032】有効な重合体の水性分散物および溶剤含有
溶液は、アクリル酸エステル重合体の如きオレフィン不
飽和カルボン酸エステル重合体の調整に適当な既知の手
段で作ることができる。例えば、水性重合体分散物は、
各卓量体を水性反応媒質に同時に最終重合体における各
単量体の分量に比例する割合で徐々に添加し、および水
性反応媒質に適当な重合触媒を供給することによって重
合を開始および継続するようにして調整することができ
る。かかる触媒としては過酸化水素,ペルオキシ二硫酸
カリウムまたはアンモニウム,過酸化ジベンゾイル,過
酸化水素,過酸化ラウリル,ジーターシャリー ブチル
パーオキシド,ビスアゾジイソブチロニトリルの如き遊
離基開始剤およびレドックスシステムを例示でき、また
これらは単独でまたは重亜硫酸ナトリウム,メタ重亜硫
酸ナトリウム,グルコース,アスコルビン酸,エリソル
ビックアシッド(erythorbic acid)な
どの如き1種または2種以上の還元性成分と共に用いる
ことができる。 【0033】反応は、添加したすべての単量体が消費す
るまで、適当な反応速度を維持するのに十分な温度で、
攪拌しながら継続する。単量体添加は、通常、ラテック
ス(分散物)が約10〜約60重量%の重合体濃度にな
るまで継続する。分散物の物理的安定性は、水性反応媒
質に、非イオン,アニオンおよび/または両性表面活性
剤の如き1種または2種以上の表面活性剤(乳化剤)を
添加することによって達成できる。非イオン表面活性剤
としてはラウリル,オレイルおよびステアリルアルコー
ルのエトキシル化生成物またはココナッツ脂肪族アルコ
ールのようなかかるアルコールの混合物の如きアルキル
ポリグリコール エーテル;およびオクチル−またはノ
ニルフェノール,ジイソプロピル−フェノール,トリイ
ソプロピル−フェノール、ジ−またはトリ−ターシャリ
ー ブチルフェノールなどのエトキシル化生成物の如き
アルキルフェノール ポリグリコールを例示できる。ア
ニオン表面活性剤としてはアルキル,アリールのアルカ
リ金属またはアンモニウム塩またはアルキルアリール
サルホネート,サルフェート,ホスフェート,ホスホネ
ートなどを例示できる。また、ナトリウム ラウリル
サルフェート,ナトリウムオクチルフェニル グリコー
ルエーテル サルフェート,ナトリウムドデジルベンゼ
ン スルホネート,ナトリウム ラウリルジグリコール
サルフェート,アンモニウム トリーターシャリーブ
チルフェノール,およびペンターおよびオクターグリコ
ール サルフェートを包含する。適当なイオン,非イオ
ンおよび両性表面活性剤の他の例ば米国特許第2,60
0,831;2,271,622;2,271,62
3;2,275,727;2,787,604;2,8
16,920および2,739,891号明細書に記載
されている。 【0034】保護コロイドは水性重合体分散物に反応期
間中またはその後に添加できる。保護コロイドとしては
アラビアゴム,殿粉,アルギン酸塩、および変性天然物
質,例えばメチル−,エチル−,ヒドロキシアルキル−
およびカルボキシメチル セルロース、および合成物
質、例えばポリビニルアルコール,ポリビニルピロリド
ン、および1種または2種以上のこれらの物質の混合物
を例示できる。分散性クレーの如き充填剤および/また
は増量剤、および顔料および染料の如き着色剤を水性分
散物に重合中または重合後に添加できる。 【0035】本発明において使用する重合体の1つの付
加利点は、その溶液および分散物、特に水媒質において
の分散物が本発明において使用する官能単量体を含有し
ないエステル重合体より粘度が低いこと、およびN−メ
チロールアミド含有重合体分散物より粘度が一層低いこ
とである。それ故、ラテックスは40重量%またはそれ
以上、および50重量%またはそれ以上の重合体濃度
で、21℃で測定した約100センサポイズまたはそれ
以下、しばしば約50センチポイズまたはそれ以下の粘
度を有する。約40〜約70%の重合体濃度は乳化重合
から得られる多くのラテッスクを包含し、好ましいラテ
ックスは約40〜約60重量%の重合体固形分の固形分
を有する。濃縮ラテックスの観察低粘度挙動は比較しう
る分子量を有する重合体に対して、および比較しうる粒
度のラテックスに対して特に不規則である。一般に、こ
れらの重合体は少なくとも約40,000、特に少なく
とも約50,000の数平均分子量を有している。一般
に、最大の重合体分子量は約150,000またはこれ
以下、通常約100,000またはこれ以下である。ラ
テックスにおける分散重合体粒子は意図する使用に応じ
て適当に任意の大きさにできるが、粒度があるレベルよ
り著しく減少するとラテックス粘度が増大するから、少
なくとも約120ナノメーターの粒度が好ましい。上述
するラテックスはCoulter Electroni
cs,Inc.より入手しうるN−4「ナノシザー(N
anosizer)」について測定した場合に約120
〜約300ナノメーターの範囲内の重合体粘度を有して
いる。従って、水性分散物および溶液の重合体含有量は
高めることができ、また分散物および溶液へのクレー,
顔料および他の増量剤の装填量は許容しうる粘度限界を
超えない程度に増すことができる。例えば、水性分散物
および溶液は2%以上、一般に5%以上、特に10%以
上の充填剤,着色剤および/または増量剤を含有するこ
とができる。 【0036】有効な重合体の溶液は、上述する単量体
を、単量体および重合体を溶解する液剤中で重合するこ
とによって作ることができる。適当な溶剤としてはキシ
レンおよびトルエンの如き芳香族溶剤およびブタノール
の如きアルコールを包含している。重合開始剤および還
元性成分は選択した溶剤またはその混合物に溶解させる
必要がある。上記有機溶剤に溶解する重合体開始剤とし
ては過酸化ジベンゾイル,過酸化ラウリルおよびビスア
ゾジイソブチロニトリルを例示できる。エリソビック
アシッドおよびアスコルビン酸は極性有機溶剤に溶解す
る還元性成分である。 【0037】本発明の物品および方法に使用する織物基
体としては繊維、好ましくは極性官能基を含有する繊維
の集成体を包含している。引張強さおよび他の物理的特
性は、未処理の非極性ポリオレフィン繊維のような比較
的に非極性の繊維に対して天然、または合成極性基含有
繊維に重合体を被着することによって著しく改善するこ
とができる。しかしながら、上記非極性の繊維も使用す
ることができる。更に、カルボニル(例えばケト)およ
びヒドロキシル基の如き極性基は既知の酸化技術よって
ポリオレフィン,スチレン−ブタジエン重合体および他
の比較的に非極性の繊維に導入することができ、この処
理重合体は本発明の物品および方法に使用することがで
きる。 【0038】本発明の目的のために、「繊維(fibe
rs)」とは比較的に短いフィラメントまたは繊維、並
びにしばしば「フィラメント」と称される長い繊維を包
含するものとする。適当な繊維に含まれる極性官能基と
しては、例えばヒドロキシ,エーテラル(ethera
l),カルボニル,カルボン酸(カルボン酸塩を含
む),カルボン酸エステル(チオエステルを含む),ア
ミド,アミンなどを挙げることができる。殆んどすべて
の天然繊維は1種または2種以上の極性官能基を含んで
いる。この繊維としては、例えば綿,木部繊維,ココナ
ッツ繊維,ジュート,大麻の如き未使用および再生セル
ロース繊維、およびウールおよび他の動物下毛(ani
mal−fur)の如きプロテナシウス材料(prot
enaceousmaterials)を挙げることが
できる。極性官能基を含む合成繊維としてはポリエステ
ル,ポリアミド,カルボキシル化スチレン−ブタジエン
重合体などを例示できる。ポリアミドとしてはナイロン
−6,ナイロン−66,ナイロン−610などを例示で
き、ポリエステルとしては「ダクロン(Dacro
n)」,「フォートレル(Fortrel)」および
「コデル(Kodel)」を例示でき、アクリル系繊維
としては「アクリラン(Acrilan)」,「オーロ
ン(Orlon)」および「クレスラン(Cresla
n)」を例示できる。モダクリル繊維としては「ベレル
(Verel)」および「ダイネル(Dynel)」を
例示できる。極性を示す他の使用しうる繊維としては合
成炭素,シリコンおよび珪酸マグネシウム(例えば石
綿)重合体繊維、およびアルミニウム,金および鉄繊維
の如き金属繊維を例示できる。 【0039】極性官能基を含む上述する繊維および他の
繊維は織布,不織布,ニット,糸,ヤーンおよびロープ
を包含する種々の織物材料の製造に広範囲にわたって使
用できる。かかる物品の物理的特性、特に引張強さ,耐
摩耗性,耐洗濯性および/または保形性は風合い,たわ
み性,伸び,および物理的および着色安定性の如き他の
望ましい特性を劣化することの少ないまたは劣化しない
有効な重合体を添加することによって高めることができ
る。 【0040】有効な重合体は、他の重合材料を織物に被
着するのに用いる任意の手段によって選択織物材料に被
着できる。それ故、織物は代表的な浸漬タンク操作にお
いて重合体溶液または分散物に浸し、重合体溶液または
分散物を噴霧し、または重合体分散物および溶液を織物
基体に被着するのに用いるロールまたは織物「プリンテ
ィング」装置と接触させることができる。被着溶液また
は分散物における重合体濃度は被着装置、使用する手段
および所望の全重合体被着量(完成織物の重合体含有
量)によって主として著しく変えることができる。この
ために、重合体濃度は約1%のように低い濃度から60
%またはこれ以上のように高い濃度に変えることができ
るが、約5〜約60重量%のラテックス固形分を含む溶
液または分散物を用いることができる。 【0041】相当量の重合体溶液またはラテックスで湿
潤した織物繊維集成体は、一般にパッドロール,ニップ
ロールおよび/またはドクターブレードで絞り、過剰の
溶液または分散物を除去し、ある場合にはラテックスを
破壊および合体し、重合体分散および分布、および重合
体−繊物湿潤を向上させる。次いで、重合体含有繊維集
成体は、溶剤または水を蒸発させることによって周囲温
度で硬化することができる。しかし、一般にこの硬化は
重合体含有繊維集成体を90〜200℃の如き幾分高い
温度にさらすことによって促進することができる。有効
重合体の1つの利点は硬化が速いことである。それ故、
重合体と繊維との、および個々の繊維間の結合強さが速
やかに生ずる。速い硬化速度は、一般に表面粘着性を速
やかに低下させ、かつ繊維相互の結合強さを高めるのに
望ましいから、重合体を織物に被着する殆んどすべての
方法において重要である。この事は、特に荒い織布織物
(loosewoven textiles),ニッ
ト,およびすべての種類の紙を含む不織布に適用でき
る。適当な結合強さおよび十分に低い表面粘着性は、か
かる織物に有意な応力を付与しおよび/または次の処理
を施す前に、織物に達成する必要がある。硬化速度は一
層厳格な条件、例えば高い温度の使用によって高めるこ
とができるけれども、この処理は付加装置を必要とし、
操作コストを高め、かつ完成織物に高い温度による悪い
作用を与えるので望ましくない。 【0042】完成織物の重合体含有量は、所望とする物
理的特性を改良する程度に著しく影響する。例えば、極
めて少量の有効重合体は織物繊維集成体の引張強さ,保
形性,耐摩耗性および/または耐湿−洗濯性を高めるの
に十分である。それ故、少なくとも約0.1重量%、一
般に少なくとも約0.2重量%の重合体濃度は、多くの
織物において探知しうる物理的特性の改良に十分であ
る。しかしながら、完成重合体含有織物物品乾燥重量に
対して少なくとも約1重量%、好ましくは少なくとも約
2重量%の重合体濃度を使用できる。約1〜約95重量
%の重合体濃度を用いることができ、また完成織物乾燥
重量に対して約1〜約30重量%の濃度も一般に用いる
ことができる。 【0043】もっとも有意な改良を得る製品特性は、処
理繊維集成体を構造に少なくともある程度影響する。例
えば、比較的に長く、緊張して巻いたまたは織り交ぜた
繊維および緊張織布織物は本来の状態において有意な引
張強さを、一般に保有しており、重合体処理から得られ
る引張強さの増加割合は荒い織布,ニットおよび不織布
の如き他の製品の有する割合より比較基準に対して小さ
い。特に、耐摩耗性および耐選択性において有意な改良
は糸,ロープおよび緊張織布織物において達成でき、引
張強さ(湿および乾)における有意な改良は比較的に短
い繊維から作り、かつその本来の形状における比較的に
低い引張強さを有するかかる製品において実現できる。
一般に、荒い織布織物において考えられる有意な改良は
保形性(隣接する織物ストランドの相対間隔の保留性を
含む)、耐摩耗性および耐洗濯性であり、これらの改良
は本発明の方法および物品によって達成することができ
る。また、同様の改良はメリヤス生地においても得られ
る。 【0044】有効な方法および織物物品のもっとも有意
な利点は不織布の分野において得られる。不織布はその
物理的特性に対するおよび使用におけるかかる保持性に
対する繊維−重合体結合の強さおよび持続性に主として
影響する。本発明の織物物品のような結合不織布織物
は、一般に結合剤によってランダムまたは配向ウェブま
たはマットに共に保持される繊維の集成体として規定す
ることができる。多くの不織布材料は約1.23〜約1
2.70cm(約0.5〜約5インチ)の長さのけん縮
繊維から作られると共に、短いまたは長い繊維を使用で
きる。かかる不織布は診療用シート,ガウン,マスクお
よび包帯から路床下敷支持体,おむつ,ルーフィング
材,ナプキン,コーテッドファブリック,多様性紙,タ
イル支持体(tile backings)(設置前の
セメントしっくいしないタイル(ungrouted
tile)および他の種々の用途に利用される。これら
の物理的特性は剛性な厚板状の同質および複合紙製品か
ら軟質の被覆性(drapeable)織物(例えばド
レープ生地(drapes)および衣料)およびふくも
の(wipes)の広い範囲にわたる。種々多様性の不
織布製品は、一般に「フラット品(flat good
s)」および「ハイロフト品(highloft)」と
して特徴付けられたカテゴリーに区分され、各カテゴリ
ーは使捨ておよび耐久性製品を包含する。最近、使い捨
てフラット品不織布の主な最終使用にはおむつカバー素
材,手術用ドレープ生地,ガウン,フェース マスク,
包帯,作業衣,および消費者および工業用ふくものおよ
びペーパー タオルのようなタオルおよび女性衛生用品
を包含している。耐久性フラット品不織布の主な使用に
は衣服のインターライニングス(interlinin
gs)およびインターフェーシングス(interfa
cings),衣類(drapery)およびカーペッ
ト裏材,自動車用部品(複合ランド−自動動屋根の部品
のような),カーペットおよび敷物裏材,および充填骨
材の保持に使用する路床下敷材,および複合ルーフィン
グ材,並びに絶縁,柔軟なまたは可撓性の羽目,内壁お
よび天井仕上材などを包含している。 【0045】いわゆる、「ハイロフト(highlof
t)」不織布とは最終使用に影響する弾性,物理的保全
性(physical integrity)および耐
久性の種々の度合を得る種々のかさ(bulks)を有
する結合不織布繊維構造体とのように広範囲にわたって
規定することができる。最近、ハイロフト不織布の主な
使用にはキルト(quilts),マットレス パッ
ド,マットレスカバー,寝袋,家具下敷材(詰め物),
エアーフィルター,カーペット下敷材(例えばカーペッ
ト パッド),ウィンター クロス(wintercl
othing),ショルダー パッドおよびブラジャー
パッド,自動車用,家庭用および工業用絶縁材および詰
め物,貯蔵材料用および輸送材料用の詰め物および包装
材,および他の硬質表面材(例えば自動車の屋根,床,
イスなど),洗浄用,磨き用,緩衝用およびストリッピ
ング用の床保護パッド,家庭用ロープ(テリ織りクロス
(terrycloth)),小屋反動パット(cri
b kick pads),家具および動揺(tos
s)クッション,成形パッケージ,台所および工業用ふ
き取り用パッドの製造を包含している。 【0046】有効な重合体および方法は上述するすべて
の不織布の製造に用いることができ、特にホルムアルデ
ヒドまたは他の潜在的毒性成分の存在しないまたは少な
いレベルの不織布で、かつ比較に高い湿および乾引張強
さ,耐摩耗性,着色安定性,および熱,光および溶剤安
定性,たわみ性,伸び,保形性および/または許容しう
る「風合い」を有する不織布の製造に有利である。ま
た、有効な重合体および方法は、比較的に短い硬化時間
(速やかな結合速度)、比較的に高い重合体−繊維凝集
性、温度安定性(硬化中および後の処理において)を要
求する製造方法に、および/または僅かに酸性で中性ま
たはアルカリ性被着用溶液または分散物の使用に有用で
ある。 【0047】 【実施例】更に、本発明を特定の例について説明する
が、本発明はこれにより制限されるものでない。 【0048】例 1 35.5重量%のメチルアクリレート、63.5重量%
のエチルアクリレートおよび1重量%のイタコン酸を含
むアクリレート重合体を次のようにして調製した:単量
体−表面活性剤予備乳化物(pre−emulsio
n)を131.6gの脱イオン化水、6.1gのイタコ
ン酸、11.2gの1モル当り50モルの酸化エチレン
を有するポリエトキシル化ノニルフェノール表面活性
剤、11.2gのモル当り40モルの酸化エチレンを有
するポリエトキシル化ノエルフェノール表面活性剤、1
3.6gのモル当り9モルの酸化エチレンを有するポリ
エトキシル化ノニルフェノール表面活性剤および38
6.8gのエチルアクリレートを乳化して作った。最
初、反応器に300.3gの水および30mlの単量体
−表面活性剤予備乳化物を装填し、生成混合物を窒素で
清浄にした(purged)。次いで、この混合物を5
1.7℃に加熱し、攪拌しながら0.6gのペルオキシ
ニ硫酸カリウムおよび0.6gのメタ亜硫酸ナトリウム
を添加し、しかる後混合物を61.1℃に加熱して反応
を開始させた。残留部分の単量体−表面活性剤予備乳化
物、ペルオキシ二硫酸カリウム2.62gを脱イオン化
水100mlに溶解して得た35mlの溶液、およびメ
タ亜硫酸ナトリウム2.4gを脱イオン化水100ml
に溶解して得た35mlの溶液を4時間にわたり攪拌し
ながら反応器に徐々に秤量した。反応媒質を反応中6
1.1℃に維持した。0.8gの水酸化アンモニウム、
0.12gのペルオキシニ硫酸カリウムおよび0.2g
のメタ重亜硫酸ナトリウムを後添加して反応を完了し、
重合体乳化物は0.96gの1,2−ジブロモ−2,4
−ジシアノブタン殺生物剤(biocide)に安定で
あった。 【0049】例 2 クロマトグラフィー等級のフィルター紙を例1において
得た重合体ラテックスで飽和し、炉内において3分間1
50℃で乾燥して23.1重量%の重合体を含む含浸紙
試料を形成した。この試料の2.54×10.16cm
(1インチ×4インチ)試験片を1%「エアゾールOT
(Aerosol OT)」溶液に4秒間浸し、112
2型式のインストロンで張力を測定することによって湿
引張強さを試験した(「エアゾールOT」はAmeri
can Cyanamid Inc.により製造された
表面活性剤である)。0.87kg(1.8lb)の湿
引張強さを得た。硬化フィルター紙の同じ試料を、パー
クロロエチレンで処理した後、引張強さについて試験し
た。この場合、試料を生のパークロロエチレンに4秒間
浸し、1122型式のインストロンで張力を測定した。
1.45kg(3.2lb)の引張強さを得た。これら
の試験結果を表1に示す。 【0050】例 3 54.2重量%の重合体固形分を含む重合体乳化物を例
1に記載すると同様にして作った。ただし、この場合あ
る分量のN−メチロールアクリルアミドを、4重量%の
N−メチロールアクリルアミドを最終重合体に導入する
のに十分な単量体−表面活性剤予備乳化物に添加した。
重合体中の残留単量体の濃度を比例して減少させて約1
重量%のイタコン酸、4重量%のN−メチロールアクリ
ルアミド、34重量%のメチルアクリレートおよび61
重量%のエチルアクリレートを含む重合体を得た。重合
体乳化物を、フィルター紙試料に19重量%の重合体固
形分を含有させて例2に記載すると同様にして湿および
PCE(パークロロエチレン)張力について試験した。
これらの結果を表1に示す。 【0051】例 4 アセトアセトキシエチルアクリレート含有重合体を、例
1に記載すると同様の組成および手順を用いて行って調
製した。ただし、この場合十分なアセトアセトキシエチ
ルアクリレートを単量体−表面活性剤予備乳化物に添加
して4重量%のかかる単量体を含む最終重合体を得た。
残留単量体濃度を約1重量%のイタコン酸、34重量%
のメチルアクリレートおよび61重量%のエチルアクリ
レートに比例して減少させた。重合体乳化物を例2に記
載すると同様にして湿およびPCE張力について評価
し、これらの結果を表1に示す。 【0052】例 5 アセトアセトキシエチルメタクリレート含有重合体を例
1に記載すると同様の組成および手順を用いて調製し
た。ただし、この場合十分なアセトアセトキシエチルメ
タクリレートを単量体−表面活性剤予備乳化物に添加し
て4重量%の単量体を含む最終重合体組成物を得た。残
留単量体濃度を約1重量%のイタコン酸、34重量%の
メチルアクリレートおよび61重量%のエチルアクリレ
ートに比例して減少させた。湿およびPCE張力を例2
に記載すると同様にして測定し、これらの結果を表1に
示す。 【0053】 【表1】【0054】これらの結果から、少量の有効な官能単量
体がこれを含まない同じ重合体と比較して湿およびPC
E張力を著しく高めることがわかる。また、有効な官能
単量体によって得た引張強さは評価条件下でNMOA含
有重合体により得た引張強さに等しくなく、これらは多
くの環境において重合体と競合し、ホルムアルデヒド−
放出材料の使用を回避する。 【0055】例 6 イタコン酸、アクリルアミド、ブチルアクリレートおよ
びエチルエクリレートの基幹重合体を次のようにして調
製した:表面活性剤−単量体予備乳化物を、5.3gの
タイコン酸、10.6gのアクリルアミド、251.7
gのブチルアクリレート、255.8のエチルアクリレ
ート、32.7gのモル当り40モルの酸化エチレンを
含むポリエトキシル化ノニルフェノール表面活性剤、1
0.6gのモル当り50モルの酸化エチレンを含むポリ
エトキシル化ノニルフェノール表面活性剤および4.5
gのラウリル硫酸ナトリウム(30%活性)を133.
6gの水に乳化して調製した。最初、反応器に353.
4gの脱イオン化水および1.1gの溶解りん酸水素ア
ンモニウムを装填し、次いでこれに70mlの単量体−
表面活性剤予備乳化物を添加した。生成混合物を窒素で
清浄にし、約43℃に加熱した。次いで、この混合物に
メタ重亜硫酸ナトリウム(0.45g)およびペルオキ
シ二硫酸カリウム(0.75g)を攪拌しながら添加
し、反応器を60℃に発熱した。次いで、残分の単量体
−表面活性剤予備乳化物を、反応器にペルオキシ二硫酸
カリウム4.8gを水100mlに溶解した溶液57m
l、およびメタ重亜硫酸ナトリウム4.4gを水100
mlに溶解した溶液31mlと一緒に3時間にわたり徐
々に添加した。次いで、ターシャリーブチル ヒドロパ
ーオキシド(0.4g)を添加してすべての単量体を重
合させた。生成ラテックスは48.4重量%のラテック
ス固形分、2.9のpH、および1重量%イタコン酸:
2重量%アクリルアミド、48重量%ブチルアクリレー
トおよび49重量%エチルアクリレートの重合体組成を
有していた。不織布の湿およびPCE張力の改良に対し
て得られた重合体ラテックスの能力を例2に記載すると
同様にして評価て、結果を表2に示す。 【0056】例 7 4重量%のN−メチロールアクリルアミドを含む重合体
のラテックスを例6に記載すると同様の組成および手順
を用いて調製した。ただし、この場合十分なN−メチロ
ールアクリルアミドを単量体−表面活性剤予備乳化物に
添加して最終重合体における4重量%のNMOAを得
た。NMOA単量体を含有させて他の単量体の濃度を約
1重量%のイタコン酸、1.9重量%のアクリルアミ
ド、46.1重量%のブチルアクリレートおよび47重
量%のエチルアクリレートに比例して減少させた。すべ
ての他の組成および条件は例6に記載すると同様にし
た。生成ラテックスを用いて不織布フィルター紙の試料
に含浸し、硬化し、例2に記載すると同様にして湿およ
びPCE引張強さについて試験し、これらの結果を表2
に示す。 【0057】例 8 4重量%のアセトアセトキシエチルエクリレート(AA
EA)を含む重合体のラテックスを例6に記載すると同
様の組成および手順を用いて調製した。ただし、この場
合十分なAAEAを単量体−表面活性剤予備乳化物に導
入して4重量%のかかる単量体を含有する重合体を得
た。他の単量体の濃度を約1重量%のイタコン酸、1.
9重量%のアクリルアミド、46.1重量%のブチルア
クリレートおよび47重量%のエチルアクレリートに比
例して減少させた。すべての他の組成および条件を例6
に記載すると同様にした。生成ラテックスを用いて不織
布フィルター紙に含浸させ、湿およびPCE張力を例2
に記載すると同様に試験して得た。これらの結果を表2
に示す。 【0058】 【表2】 【0059】例 9 イタコン酸、アクリルアミド、エチルアクリレート、ブ
チルアクリレートおよびアクリロニトリルの重合体の素
材ラテックスを次のようにして作った。単量体予備乳化
物を、287.4gの脱イオン化水、14.4gのC1
4〜C16アルキル硫酸ナトリウム、3.2gのイタコ
ン酸、3.2gのアクリルアミド、196gのエチルア
クリレート、363gのブチルアクリレートおよび31
gのアクリロニトリルを配合して作った。反応器には2
81.4gの水および70mlの単量体−表面活性剤予
備乳化物を装填し、窒素で洗浄し、65.6℃に加熱し
触媒(60gの水に溶解した2.4gの過硫酸ナトリウ
ムおよび0.6gの重炭酸ナトリウム)を徐々に添加
し、次いで活性剤(60gの水に溶解した2.4gのエ
リソルビック アシッド)を添加し、反応温度は発熱に
より71.1℃になった。次いで、残りの予備乳化物溶
液を触媒および活性剤溶液と3時間にわたり添加し、し
かる後すべての予備乳化物および45mlの各触媒およ
び活性剤溶液を添加した。ターシャリー ブチル ヒド
ロパーオキシド(0.6g)および0.3gのエリソル
ビック アシッドを反応器に添加して反応を完全にし
た。生成重合体は0.53重量%のイタコン酸、0.5
3重量%のアクリルアミド、32.8重量%のエチルア
クリレート、60.9重量%のブチルアクリレートおよ
び5.2重量%のアクリロニトリルを含有していた。こ
のラテックスを9個の部分に分け、各部分のpHをそれ
ぞれ2,3,4,5,6,7,8,9または10に調整
した。次いで、pH−調整ラテックス試料を用い、これ
を不織布フィルター紙に例2に記載すると同様にし含浸
させ、各含浸硬化紙試料の湿引張強さを例2に記載する
と同様にして評価した。16重量%の重合体付着量(p
olymer−loadinglevel)において測
定した値を表3に示す。 【0060】例 10 N−メチロールアクリルアミド含有重合体ラテックスを
例6に記載すると同様の組成および手順を用いて調製し
た。ただし、この場合17.9gのN−メチロールアク
リルアミドを単量体−表面活性剤予備乳化物に添加し、
他の単量体の濃度を比例して減少して同じ全単量体濃度
を保持した。生成ラテックスを例9に記載すると同様に
各部分に分け、pHレベルに調整し、湿張力値を評価し
た。これらの結果を表3に示す。 【0061】例 11 アセトアセトキシエチルアクリレート重合体を例9に記
載すると同様の組成および手順を用いて調製した。ただ
し、この場合17.9重量%のアセトアセトキシエチル
アクリレートを単量体−表面活性剤予備乳化物に添加
し、他の単量体の重量および割合を比例して減少させて
例9におけると同じ全単量体濃度を維持させた。生成ラ
テックスを各部分に分け、各部分を例9に記載すると同
様にしてpHを調整し、湿引張強さを評価した。これら
の結果を表3に示す。 【0062】例 12 アセトアセトキシエチルメタクリレート含有重合体ラテ
ックスを例9に記載すると同様にして調製した。ただ
し、この場合17.9gのアセトアセトキシエチルメタ
クリレートを単量体−表面活性剤予備乳化物に添加し、
他の単量体の濃度を比例して減少させて同じ全単量体濃
度を維持させた。生成ラテックスを各部分に分け、各部
分を例9に記載すると同様にしてpH値を調整し、湿引
張強さを評価した。これらの、結果を表3に示す。 【0063】 【表3】【0064】これらの結果は、アセトアセトキシ単量体
含有重合体が試験pH範囲にわたって素材(stoc
k)重合体より優れており、また同じ条件下で7および
これより高いpH値においてNMOA含有重合体に匹敵
するかまたは優れていることがわかる。 【0065】例 13 アセトアセトキシエチルメタクリレート含有重合体を例
9に記載すると同様の組成、手順および条件を用いて調
整した。ただし、この場合29.2gのアセトアセトキ
シエチルメタクリレート(AAEMA)を単量体−表面
活性剤予備乳化物に添加した。残留単量体の添加量を比
例的に減少させて同じ全単量体重量を維持した。生成重
合体は0.5重量%のイタコン酸、0.5重量%のアク
リルアミド、5.0重量%のアセトアセトキシエチルメ
タクリレート、31.2重量%のエチルアクリレート、
57.9重量%のブチルアクリレートおよび4.9重量
%のアクリロニトリルを含有していた。このラテックス
の1部を用い、このラテックスを例2に記載する不織布
フィルター紙に不変のラテックスのpH(2.7)でお
よびpH6で含浸させ、引張強さ(湿およびパークロロ
エチレンにおける)を例2に記載すると同様にして得
た。これらの結果を表4に示す。 【0066】例 14 重合体ラテックスを例13に記載すると同様にして調整
した。ただし、この場合AAEMAの代わりに29.2
gのアセトアセトキシメチルエチルアクリレート〔AA
(ME)A〕を添加した。ラテックスを各部分に分け、
これらの部分を用い不織布フィルター紙にpH2.8お
よびpH6で含浸させ、試料を硬化し、例1、3に記載
すると同様にして水−湿およびPCE引張強さについて
試験した。これらの結果を表4に示す。 【0067】例 15 AAEMAの代わりに29.2gのアセトアセトキシ−
n−ブチルアクリレート〔AA(n−C)A〕を用い
る以外は、例13に記載する重合および生成物試験手順
を繰り返した。pH2.8およびpH6における湿およ
びPCE引張強さの結果を表4に示す。 【0068】例 16 AAEMAの代わりに29.2gのアセトアセトキシ−
n−ヘキシルアクリレート〔AA(n−C)A〕を用
いる以外は、例13に記載すると同様に重合および生成
物を評価した。pH2.7およびpH6における湿およ
びPCE引張強さを評価し、これらの結果を表4に示
す。 【0069】例 17 AAEMAの代わりに29.2gのアセトアセトキシ−
2,2−ジエチルプロピルアクリレート〔AA(diE
tC)A〕を用いる以外は、例13に記載する重合お
よび生成物評価条件および手順を繰返し用いて試験し
た。pH2.7およびpH6における湿およびPCE引
張強さを評価し、これらの結果を表4に示す。 【0070】例 18 AAEMAの代わりに29.2gのアリルアセテートを
用いる以外は、例13に記載すると同様に重合および生
成物評価手順および条件を繰返し用いて試験した。pH
3.0およびpH6における湿およびPCE引張強さを
評価し、これらの結果を表4に示す。 【0071】例 19 AAEMAの代わりに29.2gのアセトキシエチルア
クリレートを用いる以外は、例13に記載すると同様に
して重合および生成物評価手順および条件を繰返し用い
て試験した。pH3.0およびpH6における湿および
PCE引張強さを評価し、これらの結果を表4に示す。 【0072】 【表4】【0073】これらの結果から、有効単量体を含有する
重合体の湿およびPCE引張強さは、2個のカルボニル
が架橋する「活性」メチル基をアリルアセトアセテート
(例18)の場合におけるように3個のみの炭素原子で
重合体主鎖から分離する単量体含有重合体で得られた引
張強さより両pHレベルにおいて著しく高いことがわか
る。また、有効単量体を含有する重合体によって得られ
た値はアセトアセトキシエチルアクリレート(例19)
の場合におけるように官能単量体に1個のケト基を含有
する重合体で得られた値より著しく高いことがわかる。
すべての単量体の重量%を同じに(いずれの場合におい
ても5重量%)維持するから、単量体のモル濃度は単量
体分子量の増加につれて減少した。有効単量体のモル濃
度を減少することによって、活性官能基−−2個のカル
ボニルを架橋する「活性」メチレンのモル濃度は減少す
る。モル濃度におけるこの減少は、分子量の増加につれ
て両pHレベルでの湿引張強さにおける見掛け減少のた
めである。更に、142の分子量を有するアリルアセト
アセテートは、270の分子量を有するアセトアセトキ
シ−2,2−ジエチルプロピルアセテートのモルの約二
分の一で生成した4.6の湿引張強さに対して4.4の
湿引張強さを達成した。それ故、物理的特性における実
質的利益は、メチレン基が3個以上の炭素原子で重合体
主鎖から離間する重合体主鎖に2個のカルボニル基の架
橋する(bridging)メチレン基を導入すること
によって達成する。 【0074】本発明は、その実施態様として以下のもの
を含む。 1. 繊維の集成体および少なくとも約10重量%のオ
レフィン不飽和カルボン酸エステル単量体および式: (式中、Rは少なくとも3個の原子の鎖長を有する二
価の有機基を示し、RおよびRはそれぞれ水素、ヒ
ドロキシ、ハロ、チオ、アミノまたは1価の有機基から
選択し、およびXは−CO−Rまたは−CNを示し、
ここにRは水素または水素以外の約10個までの原子
を有する一価の有機基を示す)で表わされる少なくとも
1種の重合体官能単量体からなる重合体結合剤からなる
ことを特徴とする織物材料。 2. Rは3〜約40個の原子を有する二価の環式ま
たは非環式有機基であり、およびXは−CO−Rであ
る 第1項記載の織物材料。 3. 前記重合体は少なくとも約0.5重量%の式: (式中、R,RおよびRは上記と同様の意味を有
し、Rは少なくとも1個の原子を有する二価の有機基
を示し、YおよびZはそれぞれO,SおよびNRから
選択し、およびRはHまたは一価の有機基を示す)で
表される少なくとも1種の官能単量体からなる
第1項記載の織物材料。 4. 前記重合体は少なくとも約30重量%の前記カル
ボン酸エステル単量体からなり、R4は水素または約8
個までの炭素原子を有するアルキルとし、およびR
2〜約20個の原子の鎖長を有する二価の有機基とした
第3項記載の織物材料。 5. YおよびZはそれぞれをOとした
第4項記載の織物材料。 6. 前記重合体は約1〜約10重量%のアセトアセト
キシエチルメタクリレート、アセトアセトキシエチルア
クリレートおよびその組合せからなる群から選択する物
質および少なくとも約30重量%の他のカルボン酸エス
テル単量体からなる 第1項記載の織物材
料。 7. 前記繊維はヒドロキシ、カルボニル、カルボン酸
エステル、チオエステル、アミドおよびアミン基からな
る群から選択する極性官能基およびその組合せを含む
第1項記載の織物材料。 8. 織布、不織布、ニット、糸、ヤーンおよびロープ
からなる群から選択する材料からなり、前記官能単量体
は少なくとも約1重量%の前記重合体を構成する第1項
記載の織物材料。 9. 織物材料は不織布織物からなり、前記繊維はヒド
ロキシ、カルボニル、カルボン酸エステル、チオエステ
ル、アミドおよびアミン基からなる群から選択する官能
基およびその組合せを含む 第4項記載の
織物材料。 10. 前記重合体は約1重量%以下のN−メチロール
アミドを含む第1項記載の織物材料。 11. 前記重合体はN−メチロールアミドを含まない
第1項記載の織物材料。 12. 前記重合体は架橋剤およびその残分を実質的に
含まない第1項記載の織物材料。 13. 前記重合体は重合性酸単量体からなる
第1項記載の織物材料。 14. 前記重合体は少なくとも約0.1重量%の約1
0個までの炭素原子を有するオレフィン不飽和カルボン
酸からなる群から選択する重合性酸および/または該オ
レフィン不飽和酸のスルホアルキルエステルまたはその
組合せからなる第1項記載の織物材料。 15. 繊維の集成体、および少なくとも約10重量%
のオレフィン不飽和カルボン酸エステル単量体および
式: (式中、Rは少なくとも3個の原子の鎖長を有する二
価の有機基を示し、およびRはHまたは水素以外の約
10個までの原子を有する一価の有機基を示す)で表さ
れる側鎖を持った官能基からなる重合体結合剤からなる
ことを特徴とする織物材料。 16. 前記重合体は少なくとも約30重量%の前記カ
ルボン酸エステル単量体および約1重量%以下のN−メ
チロールアミド単量体からなり、前記繊維はヒドロキ
シ、カルボニカルボン酸エステル、チオエステル、アミ
ドおよびアミン基からなる群から選択する官能基および
その組合せを含み、および前記織物材料は織布、不織
布、ニット、糸、ヤーンおよびロープからなる群から選
択し、および少なくとも約0.2重量%の前記重合体を
含む 第15項記載の織物材料。 17. 前記重合体は少なくとも約30重量%の前記カ
ルボン酸エステル単量体および約1重量%以下のN−メ
チロールアミド単量体からなり、前記繊維はヒドロキ
シ、カルボニル、カルボン酸エステル、チオエステル、
アミドおよびアミン基からなる群から選択する官能基お
よびその組合せを含み、前記繊維材料は不織布織物およ
び少なくとも約0.2重量%の前記重合体を含む
第15項記載の織物材料。 18. 前記重合体はN−メチロールアミド基を実質的
に含まない第17項記載の織物材料。 19. 前記重合体は架橋剤およびその残分を実質的に
含まない第16項記載の織物材料。 20. Rは式: (式中、YおよびZはそれぞれ酸素、硫黄およびNR
からなる群から選択し、Rは約2〜約40個の原子の
鎖長を有する2価の有機基を示し、およびRはHまた
はヒドロカルビルを示す)で表される基である
第17項記載の織物材料。 21. Rは飽和および不飽和アルキレン、アルキレ
ン−オキシ、アルキレン−イミンおよびアルキレン−チ
オ基からなる群から選択する 第20項記
載の織物材料。 22. Rはエチレン基であり、Rはメチル基であ
り、前記繊維はヒロドキシ、カルボニル、カルボン酸エ
ステル、チオエステル、アミドおよびアミン基からなる
群から選択する官能基およびその組合せを有し、前記織
物材料は少なくとも約0.2重量%の前記重合体を含む
不織布からなり、および前記重合体は約1重量%以下の
N−メチロールアミドを含む不織布織物からなる
第15項記載の織物材料。 23. 前記重合体は少なくとも約0.1重量%の約1
0個までの炭素原子を有するオレフィン不飽和カルボン
酸からなる群から選択した重合性酸、該オレフィン不飽
和酸のスルホアルキルエステルおよびその組合せからな
る第15項記載の織物材料。 24. 少なくとも約10重量%の重合オレフィン不飽
和カルボン酸エステル単量体および少なくとも約0.5
重量%の式:(式中、Rは少なくとも2個の原子の鎖長を有する二
価の有機基を示し、およびRは水素または水素以外の
約10個までの原子を有する有機基を示す)で現れる側
鎖からなる少なくとも約0.1重量%の重合体で結合し
た織物の集成体からなることを特徴とする織物材料。 25. 極性官能基からなる繊維の集成体、および少な
くとも約10重量%のカルボン酸エステル単量体および
少なくとも約0.5重量%の式: (式中、Rは2〜約40個の原子の鎖長を有する二価
の有機基を示し、Rは水素以外の1〜約10個の原子
を有する一価の有機基を示す)で表される側鎖からなる
少なくとも約1重量%の重合体からなり、織物材料は織
布、不織布、ニット、糸、ヤーンおよびロープからなる
群から選択することを特徴とする織物材料。 26. 極性官能基を含む繊維の集成体、および少なく
とも約30重量%のカルボン酸エステル単量体および少
なくとも約0.5重量%の式: (式中、Rは2〜約40個の原子の鎖長を有する二価
の有機基を示し、Rは水素または水素以外の約10個
までの原子を有する有機基を示す)で表される少なくと
も約0.5重量%の側鎖からなる少なくとも約2重量%
の重合体からなり、織物材料は不織布織物からなること
を特徴とする織物材料。 27. 極性官能基を含む繊維の集成体、および少なく
とも約30重量%のカルボン酸エステル単量体および少
なくとも約0.5重量%の式: (式中、Rは2〜約40個の原子の鎖長の二価の有機
基を示し、Rは水素または水素以外の約10個までの
原子を有する有機基を示す)で表される少なくとも約
0.5重量%の側鎖からなり、かつ約1重量%以下のN
−メチロールアミド基を含有する少なくとも約0.2重
量%の重合体からなり、織物材料は織布、不織布、ニッ
ト、糸、ヤーンおよびロープからなる群から選択するこ
とを特徴とする織物材料。 28. 極性官能基を含む繊維の集成体、および少なく
とも約30重量%のカルボン酸エステル単量体、少なく
とも約0.1重量%の約10個までの炭素原子を有する
オレフィン不飽和カルボン酸からなる群から選択した重
合性酸および/または該オレフィン不飽和カルボン酸の
スルホアルキルエステルまたはその組合せおよび少なく
とも約0.5重量%の式: (式中、Rは2〜約40個の原子の鎖長を有する二価
の有機基を示し、Rは水素以外の約10個までの原子
を有する有機基を示す)で表される側鎖からなりかつ約
1重量%以下のN−メチロールアミド基を含有する少な
くとも約2重量%の重合体からなり、織物材料は不織布
織物からなることを特徴とする織物材料。 29. ヒロドキシ、カルボニル、カルボン酸エステ
ル、チオエステル、アミドおよびアミン基からなる群か
ら選択する官能基およびその組合せからなる繊維の集成
体、および少なくとも約30重量%のカルボン酸エステ
ル単量体および少なくとも約0.5重量%の式: (式中、Rは2〜約40個の原子の鎖長を有する二価
の有機基を示し、およびRは水素以外の約10個まで
の原子を有する一価の有機基を示す)で表される側鎖か
らなり、かつN−メチロールアミド基を実質的に含まな
い少なくとも約2重量%の重合体からなり、織物材料は
不織布織物からなることを特徴とする織物材料。 30. セルロース繊維、ポリエステル、ポリアミド、
およびその組合せからなる群から選択する材料からなる
繊維の集成体、および少なくとも約30重量%の重合オ
レフィン不飽和カルボン酸エステル単量体および少なく
とも約0.5重量%の式: (式中、Rは2〜約40個の原子の鎖長を有する二価
の有機基を示し、およびRは水素以外の約10個まで
の原子を有する有機基を示す)で表される側鎖からな
り、かつ約1重量%以下のN−メチロールアミド基を含
有する上記繊維を結合するのに十分な量の重合体からな
ることを特徴とする不織布織物材料。 31. 多数の繊維を、少なくとも約10重量%の重合
オレフィン不飽和カルボン酸エステル単量体および少な
くとも約0.5重量%の式: (式中、Rは少なくとも3個の原子の鎖長を有する二
価の有機基を示し、RおよびRはそれぞれ水素、ヒ
ドロキシ、ハロ、チオ、アミノまたは一価の有機基から
選択し、およびXは−CO−Rまたは−CNを示し、
ここにRは水素または水素以外の約10個までの原子
を有する一価の有機基を示す)で表される少なくとも1
種の重合性官能基からなる重合体の溶液または分散物
と、前記重合体を前記繊維に結合するのに十分な条件下
で接触させることを特徴とする織物物品の製造方法。 32. 多数の前記繊維を前記重合体の水性分散物と接
触させる第31項記載の方法。 33. 多数の前記繊維を前記重合体の溶液と接触させ
る 第31項記載の方法。 34. 前記水性分散物を前記繊維と約4〜約8の範囲
のpHで接触させる第32項記載の方法。 35. 前記水性分散物を前記繊維と少なくとも約4の
pHで接触させる第32項記載の方法。 36. 前記水性分散物を前記繊維と少なくとも約6の
pHで接触させる第32項記載の方法。 37. Rを2〜約40個の炭素原子を有する環式お
よび非環式二価有機基から選択する 第3
1項記載の方法。 38. 前記水性分散物は少なくとも約20重量%の前
記重合体およびかかる分散物の全湿量に対して、少なく
とも約5重量%の前記重合体以外の分散物質から成る
第32項記載の方法。 39. 前記重合体以外の前記分散物質を充填剤、顔料
およびその組合せから選択する 第38項
記載の方法。 40. 前記水性分散物は全湿量の前記分散物に対して
少なくとも約10重量%の前記分散物質からなる
第38項記載の方法。 41. 前記繊維を前記溶液または分散物と、前記織物
物品の最終重量に対して、少なくとも1重量%の前記重
合体を前記繊維と結合するのに十分な条件下で接触させ
る 第31項記載の方法。 42. 前記重合体は少なくとも約0.5重量%の式: (式中、R,RおよびRは 第31
項に記載すると同様の意味を有し、Rは少なくとも1
個の原子を有する二価の有機基を示し、YおよびZはそ
れぞれO,SおよびNRから選択し、およびRはH
またはヒドロカルビルを示す)で表される少なくとも1
種の単量体からなる 第32項記載の方
法。 43. 前記重合体は少なくとも約30重量%の前記カ
ルボン酸エステル単量体からなり、Rは水素、または
約8個までの炭素原子を有するアルキルとし、およびR
は2〜約20個の原子の鎖長を有する二価の有機基と
する第42項記載の方法。 44. YおよびZはそれぞれOとする
第43項記載の方法。 45. 前記重合体はアセトアセトキシエチルメタクリ
レート、アセトアセトキシエチルアクリレートおよびそ
の組合わせからなる群から選択する約1〜約10重量%
の物質、および少なくとも約30重量%の他のカルボン
酸エステル単量体からなる 第32項記載
の方法。 46. 前記繊維はヒドロキシ、カルボニル、カルボン
酸エステル、チオエテスル、アミドおよびアミン基から
なる群から選択する極性官能基およびその組合せを含む
第31項記載の方法。 47. 前記織物材料を織布、不織布、ニット、糸、ヤ
ーンおよびロープからなる群から選択し、前記官能単量
体は少なくとも約1重量%の前記重合体を構成する
第31項記載の方法。 48. 前記織物材料は不織布織物集成体からなり、前
記繊維はヒドロキシ、カルボニル、カルボン酸エステ
ル、チオエステル、アミドおよびアミン基からなる群か
ら選択する官能基およびその組合せを含む
第32項記載の方法。 49. 前記重合体は約1重量%以下のN−メチロール
アミド単量体を含む第31項記載の方法。 50. 前記重合体はN−メチロールアミド単量体を含
まない 第31項記載の方法。 51. 前記溶液または分散物は架橋剤を実質的に含ま
ない 第31項記載の方法。 52. 前記重合体は重合性酸単量体からなる
第31項記載の方法。 53. 前記重合体は少なくとも約0.1重量%の約1
0個までの炭素原子を有するオレフィン不飽和カルボン
酸からなる群から選択する重合性酸、かかるオレフィン
不飽和酸のスルホアルキルエステルおよびその組合せか
らなる第31項記載の方法。 54. 極性官能基を含む織物繊維の集成体を、少なく
とも約10重量%のカルボン酸エステル単量体および少
なくとも約0.5重量%の式: (式中、Rは少なくとも3個の原子の鎖長を有する二
価の有機基およびRはHまたは水素以外の少なくとも
10個までの原子を有する一価の有機基を示す)で表さ
れる側鎖を持った官能基からなる重合体の溶液または分
散物と接触させることを特徴とする織物材料の製造方
法。 55. 前記重合体は少なくとも約50重量%のカルボ
ン酸エステル単量体および約1重量%以下のN−メチロ
ールアミド単量体からなり、前記繊維はヒドロキシ、カ
ルボニル、カルボン酸エステル、チオエステル、アミド
およびアミン基からなる群から選択する官能基およびそ
の組合せを含み、および前記織物材料は織布、不織布、
ニット、糸、ヤーンおよびロープからなる群から選択
し、かつ少なくとも約0.2重量%の前記重合体からな
る 第54項記載の方法。 56. 前記重合体は少なくとも約50重量%のカルボ
ン酸エステル単量体および約1重量%以下のN−メチロ
ールアミド単量体からなり、前記繊維はヒドロキシ、カ
ルボニル、カルボン酸エステル、チオエステル、アミド
およびアミン基からなる群から選択する官能基およびそ
の組合せを含み、および前記織物材料は不織布織物およ
び少なくとも約0.2重量%の前記重合体からなる第5
4項記載の方法。 57. 前記重合体はN−メチロールアミド基を実質的
に含まない第56項記載の方法。 58. 前記重合体は架橋剤およびその残分を実質的に
含まない第56項記載の方法。 59. Rは式: (式中、YおよびZはそれぞれ酸素、硫黄およびNR
からなる群から選択し、Rは約2〜約40個の原子の
鎖長を有する2価の有機基を示し、およびRはHまた
はヒドロカルビルを示す)で表される基とする
第56項記載の方法。 60. Rは置換および非置換アルキレン、アルキレ
ン−オキシ、アルキレン−イミンおよびアルキレン−チ
オ基からなる群から選択する 第59項記
載の方法。 61. Rをエチレン基とし、Rをメチル基とし、
前記繊維はヒドロキシ、カルボニル、カルボン酸エステ
ル、チオエステル、アミドおよびアミン基からなる群か
ら選択する官能基およびその組合せを含み、前記織物は
少なくとも約0.2重量%の前記重合体を含む不織布織
物からなり、および前記重合体は約1重量%以下のN−
メチロールアミド単量体を含む 第54項
記載の方法。 62. ヒドロキシ、カルボニル、カルボン酸エステ
ル、チオエステル、アミドおよびアミン基からなる群か
ら選択した官能基およびその組合せを含む織物繊維の集
成体を、少なくとも約10重量%のオレフィン不飽和カ
ルボン酸エステル単量体および少なくとも約0.5重量
%の式: (式中、Rは約2〜約40個の原子の鎖長を有する二
価の有機基を示し、およびRは水素または水素以外の
約10個までの原子を有する有機基を示す)で表される
側鎖からなる重合体の溶液または分散物と接触させるこ
とを特徴とする織物材料の製造方法。 63. ヒドロキシ、カルボニル、カルボン酸エステ
ル、チオエステル、アミドおよびアミン基からなる群か
ら選択した官能基およびその組合せを含む織物繊維の集
成体を、少なくとも約10重量%の重合オレフィン不飽
和カルボン酸エステル単量体および少なくとも約0.5
重量%の式: (式中、Rは2〜約40個の原子の鎖長を有する二価
の有機基を示し、Rは水素以外の1〜約10個までの
原子を有する一価の有機基を示す)で表される側鎖から
なる重合体の溶液または分散物と接触させて織布、不織
布、ニット、糸、ヤーンおよびロープからなる群から選
択する織物材料を得ることを特徴とする織物材料の製造
方法。 64. 極性官能基を含む織物繊維を、少なくとも約3
0重量%の重合オレフィン不飽和カルボン酸エステル単
量体および少なくとも約0.5重量%の式: (式中、Rは約2〜約40個の原子の鎖長を有する二
価の有機基を示し、およびRは水素または水素以外の
約10個までの原子を有する有機基を示す)で表される
側鎖からなる重合体の水溶液または水性分散物と接触さ
せ、この場合前記織物繊維の前記集成体を前記溶液また
は分散物と、乾燥基準で少なくとも約2重量%の前記重
合体を前記繊維集成体と結合するのに十分な条件下で接
触させることを特徴とする織物材料の製造方法。 65. ヒドロキシ、カルボニル、カルボン酸エステ
ル、チオエステル、アミドおよびアミン基からなる群か
ら選択する極性官能基を含む織物繊維の集成体を、少な
くとも約30重量%の重合オレフィン不飽和カルボン酸
エステル単量体および少なくとも約0.5重量%の式: (式中、Rは少なくとも約2個の原子の鎖長を有する
二価の有機基を示し、およびRは水素または水素以外
の約10個までの原子を有する有機基を示す)で表され
る側鎖からなり、かつ約1重量%以下のN−メチロール
アミド単量体基を含む重合体の溶液または分散物と接触
させて織布、不織布、ニット、糸、ヤーンおよびロープ
からなる群から選択する織物材料を得ることを特徴とす
る織物材料の製造方法。 66. 極性官能基を含む織物繊維の集成体を、少なく
とも約30重量%の重合オレフィン不飽和カルボン酸エ
ステル単量体および少なくとも約0.5重量%の式:(式中、Rは少なくとも2個の原子の鎖長を有する二
価の有機基を示し、およびRは水素または水素以外の
約10個までの原子を有する有機基を示す)で表される
側鎖からなる重合体の溶液または分散物と、乾燥基準で
少なくとも約2重量%の前記重合体を前記繊維集成体と
結合するのに十分な条件下で接触させ、この場合前記織
物材料は不織布織物からなり、および前記重合体は少な
くとも約0.1重量%のオレフィン不飽和カルボン酸か
らなる群から選択する重合性酸および/または該オレフ
ィン不飽和酸のスルホアルキルエステルまたはその組合
せ、および約1重量%以下のN−メチロールアミド単量
体基からなることを特徴とする織物材料の製造方法。 67. ヒドロキシ、カルボニル、カルボン酸エステ
ル、チオエステル、アミドおよびアミン基からなる群か
ら選択する官能基およびその組合せを含む織物繊維の集
成体を、少なくとも約30重量%の重合オレフィン不飽
和カルボン酸エステル単量体および少なくとも約0.5
重量%の式: (式中、Rは少なくとも約2個の原子の鎖長を有する
二価の有機基を示し、およびRは水素または水素以外
の約10個までの原子を有する一価の有機基を示す)で
表される側鎖からなり、かつN−メチロールアミド単量
体基を実質的に含まない重合体の溶液または分散物と、
少なくとも約2重量%の前記重合体を前記繊維集成体と
結合するのに十分な条件下で接触させて不織布織物から
なる織物材料を得ることを特徴とする織物材料の製造方
法。 68. 織物繊維の不織布集成体を、少なくとも約30
重量%の重合オレフィン不飽和エステル単量体および少
なくとも約0.5重量%の式: (式中、Rは少なくとも約2個の原子の鎖長を有する
二価の有機基を示し、およびRは水素または水素以外
の約10個までの原子を有する有機基を示す)で表され
る側鎖からなり、かつN−メチロールアミド単量体基、
および架橋剤およびその残留物を実質的に含まない重合
体の溶液または分散物と、乾量基準で少なくとも約2重
量%の前記重合体を前記繊維と結合するのに十分な条件
下で接触させることを特徴とする織物材料の製造方法。 69. 不織布織物繊維を、少なくとも約30重量%の
重合オレフィン不飽和カルボン酸エステル単量体および
少なくとも約0.5重量%の式: (式中、Rは水素およびメチルを示し、Rは1〜4
個の炭素原子を有する一価アルキルを示し、Rは水素
および一価のヒドロカルビル基を示し、およびRはア
ルキレン、アルキレン−オキシおよびポリアルキレン−
オキシ基から選択する二価の有機基を示す)で表される
単量体からなり、かつ約1重量%以下のN−メチロール
アミド単量体を含む重合体の水性分散物と、乾量基準で
少なくとも1重量%の前記重合体を前記繊維と結合する
のに十分な条件下が接触させることを特徴とする織物材
料の製造方法。 70. 前記分散物を前記繊維集成体と約4〜約12の
pHで接触させる第69項記載の方法。 71. 前記分散物を前記繊維集成体と約4〜約8の範
囲内のpHで接触させる第69項記載の方法。 72. 前記分散物は少なくとも約30重量%の前記重
合体および少なくとも約5重量%の前記重合体以外の不
溶性分散物質からなる 第69項記載の方
法。 73. 前記重合体はN−メチロールアミド単量体を実
質的に含まない第69項記載の方法。 74. 繊維の不織布集成体を、連続水性媒質、および
少なくとも約30重量%のオレフィン不飽和カルボン酸
エステル単量体および式: (式中、Rは少なくとも3個の原子の鎖長を有する二
価の有機基を示し、RおよびRはそれぞれ水素、ヒ
ドキロキシ、ハロ、チオ、アミノまたは一価の有機基か
ら選択し、およびXは−CO−Rまたは−CNを示
し、ここにRは水素または水素以外の約10個までの
原子を有する一価の有機基を示す)で表される少なくと
も1種の重合性官能単量体からなる重合体の分散粒子か
らなる水−ベースド ラテックスと接触させる工程を含
む方法によって形成した極性官能基を有する織物繊維の
不織布集成体からなることを特徴とする不織布織物材
料。
フロントページの続き (72)発明者 ジェイ・シー・ソロバー アメリカ合衆国カリフォルニア州 92381 サンシティ トウリラ レイン 28000 (72)発明者 デイビッド・マイケル・イングル アメリカ合衆国カリフォルニア州 91780 テンプル シティ イースト オリーブ ストリート9510 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) D06M 15/00 - 15/72 D04H 1/00 - 18/00

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 1.連続水性媒質、並びに少なくとも約50重量%のオ
    レフィン不飽和カルボン酸エステル単量体および約0.
    5〜約20重量%の式: 【化1】 (式中、Rは少なくとも3個の原子の鎖長を有する二
    価の有機基を示し、RおよびRはそれぞれ水素、ヒ
    ドロキシ、ハロ、チオ、アミノまたは一価の有機基から
    選択し、およびXは−CO−Rまたは−CNを示し、
    ここにRは水素または水素以外の約10個までの原子
    を有する一価の有機基を示す)で表される少なくとも1
    種の重合性官能単量体からなる重合体の分散粒子を含む
    ことを特徴とする水−ベースド ラテックス。 2.前記重合体は少なくとも約80重量%の前記オレフ
    ィン不飽和カルボン酸エステル単量体および約0.5〜
    約10重量%の式: 【化2】 (式中、R、RおよびRは請求項1に記載すると
    同様の意味を有し、Rは少なくとも1個の原子を有す
    る二価の有機基を示し、YおよびZはそれぞれ酸素、硫
    およびNRからなる群から選択し、およびR
    または一価の有機基を示す)で表される少なくとも1
    種の重合官能単量体からなる請求項1記載のラテック
    ス。 3.少なくとも約5重量%の前記重合体以外の分散固形
    分を含む請求項2記載のラテックス。 4.前記重合体の分散粒子は少なくとも約120ナノメ
    ーターの粒度を有する請求項2記載のラテックス。 5.連続水性媒質、並びに少なくとも約50重量%のオ
    レフィン不飽和カルボン酸エステル単量体、および約
    0.5〜約20重量%の、重合した時に重合体に式: 【化3】 (式中、Rは少なくとも3個の原子の鎖長を有する二
    価の有機基を示し、R水素または水素以外の約10
    個までの原子を有する一価の有機基を示す)で表される
    側鎖を持った官能基を導入する重合性官能単量体からな
    る少なくとも約40重量%の重合体の分散粒子を含むこ
    とを特徴とする水−ベースド ラテックス。 6.前記重合体は少なくとも約80重量%の前記オレフ
    ィン不飽和カルボン酸エステル単量体および約0.5〜
    約10重量%の式: 【化4】 (式中、YおよびZはそれぞれ酸素、硫黄およびNR
    からなる群から選択し、Rは約2〜約40個の原子の
    鎖長を有する二価の有機基を示し、およびR水素
    たは一価の有機基を示す)で表される基Rを有する重
    合性官能単量体からなる請求項5記載のラテックス。 7.少なくとも約5重量%の前記重合体以外の分散固形
    分を含む請求項6記載のラテックス。 8.前記重合体の分散粒子は少なくとも約120ナノメ
    ーターの直径を有する請求項6記載のラテックス。
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