JPS5831328B2 - エキソ−テトラヒドロジシクロペンタジエンの製造方法 - Google Patents

エキソ−テトラヒドロジシクロペンタジエンの製造方法

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JPS5831328B2
JPS5831328B2 JP55096798A JP9679880A JPS5831328B2 JP S5831328 B2 JPS5831328 B2 JP S5831328B2 JP 55096798 A JP55096798 A JP 55096798A JP 9679880 A JP9679880 A JP 9679880A JP S5831328 B2 JPS5831328 B2 JP S5831328B2
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JP
Japan
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isomerization
aluminum chloride
hydrogenation
exo
sludge
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JP55096798A
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English (en)
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JPS5732232A (en
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ステイーブン・シー・ハウ
リチヤード・ブイ・ノートン
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Ashland LLC
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Ashland Oil Inc
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Publication date
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
    • Y02P20/50Improvements relating to the production of bulk chemicals
    • Y02P20/52Improvements relating to the production of bulk chemicals using catalysts, e.g. selective catalysts

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はエキソ−テトラヒドロジシクロペンタジェンの
製造方法、すなわちテトラヒドロジシクロペンタジェン
の立体化学的異性化を接触的に行う方法に関するもので
ある。
容積の限定されたジェット推進系用例えば、ミサイル用
の炭化水素燃料は、この目的に有用であるためには、緒
特性が所要のごとく組合わされている必要がある。
先ず第一に、かかる燃料は高い密度、従って対応する多
量の燃焼熱を有していることが必要である。
さらに、かかる高エネルギー燃料は低い凝固点および極
めて優れた化学安定性を有していることが必要である。
上述の必要条件に合致する炭化水素組成物は複雑な化学
的構造を有し、これは普通合成するのが困難である。
このような種類の高エネルギー燃料の例としてはエキソ
−テトラヒドロジシクロペンタジェン(エキソ−THD
CPD )があり、これは米国空事によっであるジェッ
ト推進系用に採用され、Jp−10と名付けられている
JP−10を製造する方法では最初ジシクロペンタジェ
ンを完全に水素化してテトラヒドロ誘導体のエンド立体
異性体を生成する。
エンド−THDCPDは、融点が高く77℃であるため
、これ自体は燃料として不適当である。
従つて、JP−10を得るには、エンド異性体である先
駆物質を凝固点的−79℃のエキソ形態に転化する。
この異性化工程は、比較的困難が多いので、全合成プロ
セスのうち最も重要な部分である。
米国特許第3381040号には、強酸触媒を使用する
ことにより上述の異性化を行うことができることが教示
されている。
かかる触媒の例としてはブレンステッド酸およびルイス
酸がある。
好ましい酸である硫酸のようなブレンステッド酸の場合
には、得られる転化収率が商業的生産には経済的に受は
入れられないという問題がある。
他方、強ルイス酸を使用すると異性化反応がエキソ異性
体よりさらに進行して好ましくないトランスデカリンお
よびアダマンタンが多量に生成する傾向がある。
次いでこの分野で、異性化反応温度を注意して制御する
ならば塩化アルミニウムを異性化触媒として有効に使用
することができ、かつ上述の従来技術について説明した
困難を最小にすることができることが提案された。
米国特許第4086284号はかかる従来技術の一例で
ある。
この米国特許は、トランスデカリンおよびアダマンタン
の生成を回避しかつ制御されぬ発熱が生じるのを防止す
るには、温度を90℃より高くすべきではなく約70℃
程度とするのが好ましいことを教示している。
かかる操作法の第1の欠点は商業的に許容できない転化
率である。
しかも反応を上述の比較的低い温度で実施する際に出合
う取扱いの物理的困難さのために不活性溶媒を存在させ
ることが実際に必要になることにより、この欠点は一層
太き(なる。
本発明の目的は異性化触媒として塩化アルミニウムを使
用してエンド−THDCPDをそのエキソ異性体形態に
効率良くかつほぼ完全に転化する方法を得ようとするに
ある。
本発明の要点は、前記エンド−THD CP Dを得る
際に使用した使用済みニッケル水素化触媒の存在下に異
性化反応を実施する場合には塩化アルミニウムが上述の
優れた結果を与えることを見い出したことにある。
関連する従来技術にはエンド−シンクロペンタジェンの
水素化を行う際に使用する種々の金属水素化触媒が包含
されているが、本発明を実施する際には使用できるニッ
ケル触媒を利用する。
このために使用できる触媒量はDCP装入量のl〜1.
5重量%程度である。
その他の点では、本発明を実施する際に、水素化を行う
ための従来技術の好適方法を使用することができる。
この方法では水素化を2段階で行う。
第1段階では、三量化生成物の8.9位を普通的120
℃程度の温度で水素化する。
ジヒドロ誘導体は比較的熱安定性が大きいので、第2段
階では著しく高い温度、すなわち約215℃程度の温度
を使用することができる。
第2段階では生成物が約70℃以上の融点を示すまで水
素化を行う。
適当な水素濃度は水素化を約5〜15気圧の範囲の中程
度の圧力下に行うことにより得られる。
代表的な水素化実験を後述の実施例で説明する。
粗水素化生成物はそのまま次の異性化工程で使用するが
、所要に応じて粗生成物を蒸留して残留オレフィン系物
質を除去して再循環することができる。
次いで塩化アルミニウム触媒の存在下に異性化を行う。
塩化アルミニウム触媒は無水形態で使用する場合にはエ
ンド−THDPCD装入量の約0.5〜5.0重量%の
範囲、好ましくは1〜3重量%程度の分量で使用する。
塩化アルミニウムの存在下に行われる代表的なアルキル
化反応においてそうであるように、実際の触媒有価物は
反応過程における塩化アルミニウムと炭化水素基材との
間に形成する複合体である。
かかる複合体は普通塩化アルミニウムスラッジと称され
ている。
従ってこのスラッジは新鮮な塩化アルミニウムで含有量
を増大すると幾度も繰返し有利に使用することができ、
この結果費用のかかる塩化アルミニウムの使用量を全体
的に著しく減少することができる。
上述のように本発明を実施することにより望ましいこと
には反応温度を従来推奨されていた温度より著しく高く
することができる。
使用できる反応温度の範囲は約100〜150℃である
この範囲内で操作すると反応混合物を容易に緊密に混合
することができるので、転化率が改善される。
必要ではないが、不活性溶媒を使用すると反応の初期段
階における混合を一層容易に行うことができる。
このように種々の溶媒を使用することができるが、好ま
しい溶媒は予備形成されたエキソTHDCPDである。
エキソ異性体への転化程度は気液ガスクロマトグラフィ
ーにより好都合に監視することができる。
はぼ完全な転化、すなわち98±%の転化を達成した際
に、反応混合物を約80℃に冷却して沈降により明確な
メカニカスを有する二相系を形成させるのが好ましく、
これによりスラッジからの燃料の回収を簡単なデカンテ
ーションにより容易に行うことができる。
あるいはまた、高温遠心分離または沢過手段を使用でき
る場合には、上述の冷却工程を行うことなく相分離を達
成することができる。
次に本発明を実施例について説明する。
なお実※※施例において部および%は特記しない限り重
量部および重量%を意味するものとする。
実施例 1 容量250ガロン(946,35A)の圧力容器内で、
ガードラー(商品名: G 1rdler ) G −
49Bニツケル触媒を使用してパイロットプラント規模
で市販のジシクロペンタジェンを水素化した3、若干の
代表的な実験に関する処理条件の詳細および得られた結
果を次の第1表に示す。
次の実験は本発明方法によりエンド− THDCPDをエキン異性体に異性化する方法を例示す
るものである。
各実験において粗エンドTHDCPDは水素反応で使用
した使用済みのニッケル触媒を含有していた。
粗水素化生成物を加熱して溶融状態とし、次いで塩化ア
ルミニウム触媒を添加し、反応による発熱により反応温
度を断熱的に上昇させた。
反応の詳細および得られた結果を次の第2表に示す。
実施例 2 (1) 水素化:圧力容器内でガードラーG−498
1ニッケル触媒200Jb (90,7kg)を使用し
て市販のジシクロペンタジェン35000Jb(158
76kg)を商業的規模で水素化した。
第1段水素化を温度95〜100℃および圧力150
psig (10,5kg/cnt? )において4
時間行い、次いで第2段水素化を温度180〜190℃
および圧力150 psig (10−5kg/cm
s’)において3時間行った。
(2)第1回異性化:水素化反応で使用した使用済みの
ニッケル触媒を含有する(1)の水素化生成物に塩化ア
ルミニウム触媒200Jb (90,7kg)を添加し
、エキソ異性体含有量が96%に達するまでエンド−T
HDCPDをエキソ異性体に異性化した。
この第1回異性化の反応混合物を冷却し、30分間沈降
させ、しかる後にデカンテーションによりスラッジを分
離した。
(3)第2回異性化:水素化反応で使用した使用済みの
ニッケル触媒を含有する(1)の水素化生成物に、第1
回異性化のスラッジおよび新鮮な塩化アルミニウム50
Jd (22,7kg)を添加し、エキソ異性体含有
量が96%に達するまでエンド−THDCPDをエキソ
異性体に異性化した。
次いで、第1回異性化と同様にして反応混合物からスラ
ッジを分離した。
(4)第3回異性化:第1回異性化のスラッジの代りに
第2回異性化のスラッジを使用した点を除き、第2回異
性化と同様にしてエンド THDCPDをエキソ異性体に異性化した。
次いで第2回異性化と同様にして反応混合物からスラッ
ジを分離した。
(5)第4回異性化:第1回異性化のスラッジの代りに
第3回異性化のスラッジを使用した点を除き、第2回異
性化と同様にしてエンド THDCPDをエキソ異性体に異性化した。
次いで第2回異性化と同様にして反応混合物からスラッ
ジを分離した。
実施例2かも、異性化反応生成物から得た塩化アルミニ
ウム スラッジに新鮮な塩化アルミニウムを添加して塩
化アルミニウム含有量を増大すると、新鮮な塩化アルミ
ニウムの使用量が1/4に減少することが分る。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 エキソ−テトラヒドロジシクロペンタジェンを製造
    するに当り、 (a)ニッケル触媒の存在下にシクロペンタジェンのエ
    ンドニ量体を水素化して70℃以上の融点を有する粗エ
    ンドーテトラヒドロジシクロペンタジェン誘導体を生成
    し; (b) (a)の粗生成物を塩化アルミニウムと直接
    接触させ、この接触している粗生成物を100〜150
    ℃の温度に維持して前記エンド異性体を対応するエキソ
    異性体形態にほぼ完全に転化させ; (e) この異性化反応混合物のスラッジ成分から前
    記エキソ異性体を分離する。 ことを特徴とするエキソ−テトラヒドロジシクロペンタ
    ジェンの製造方法。 2 最初に水素化を95〜108℃の温度で行って前記
    エンドニ量体の8および9位をほぼ完全に水素化し、次
    いで水素化を150〜200℃の温度で完結する特許請
    求の範囲第1項記載の方法。 3 異性化反応において粗エンドーテトラヒドロジシク
    ロペンタジェンと塩化アルミニウム含有量を増大したス
    ラッジとを接触させる特許請求の範囲第2項記載の方法
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JPS5013370A (ja) * 1973-06-06 1975-02-12

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