JPS5831130B2 - 送受信装置 - Google Patents

送受信装置

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JPS5831130B2
JPS5831130B2 JP7758977A JP7758977A JPS5831130B2 JP S5831130 B2 JPS5831130 B2 JP S5831130B2 JP 7758977 A JP7758977 A JP 7758977A JP 7758977 A JP7758977 A JP 7758977A JP S5831130 B2 JPS5831130 B2 JP S5831130B2
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  • Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は三相三線式電力線を利用して信号の送受信を行
なう送受信装置に関する。
従来より、遠方の複数個の被制御装置を制御する場合に
は、R,S及びT相からなる三相三線式電力線を利用し
た送受信装置を設けるようにしたものが供されており、
この送受信装置は、例えば送信側に第1及び第2の送信
器を配設するとともに、前記被制御装置のある受信側に
番1及び第2の受信器を配設した構成で、第1の送信器
は自己に割当てられた例えばR,T組型力線を利用して
信号で例えば20KHzの搬送波を変調して送信し、第
2の送信器は自己に割当てられたS、T組型力線を利用
して信号で同様の搬送波を変調して送信し、一方策1の
受信器は自己に割当てられたR2T相電力線から被変調
波を受信復調して前記被制御装置の内の自己に対応する
被制御装置に出力信号を与えて作動させ、第2の受信器
は自己に割当てられたS、T組型力線から被変調波を受
信復調して前記被制御装置の内の自己に対応する被制御
装置に出力信号を与えて作動させるようにしている。
ところが、上記従来の構成では、電力線間例えばR,S
組型力線間にコンデンサ分圧形測定器等コンデンサを有
する装置が接続されたりすると、例えば第1の送信器か
らR,T組型力線に送信された被変調波がそのコンデン
サを介してS、T組型力線にも伝達されるようになり、
第1の受信器ばかりでなく第2の受信器も受信し、本来
作動すべきでない被制御装置を作動させる危険があった
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、その目的は
、互に位相がずれ且つ互に一部重複する定幅定周期の送
信信号で搬送波を変調して自己に割当てられた二本の電
力線により送信する第1及び第2の送信器を設け、前記
送信信号に対応する同期信号が夫々与えられ自己に対応
する第1及び第2の送信器に割当てられた二本の電力線
から被変調波を受信復調しその受信信号と自己の同期信
号とを比較して両者が一致した時に出力信号を発生する
第1及び第2の受信器を設け、そしてこれらの受信器に
受信信号と同期信号との合成信号の幅が所定値以上の時
に検出信号を発生する異常検出器を設ける構成とするこ
とによって、電力線間にコンデンサ分相形測定器等のコ
ンデンサを有する装置が接続されて受信器が自己に対応
する送信器以外の送信器から送信信号を受信した時にこ
れを異常として確実に検出できる送受信装置を提供する
にある。
以下本発明の実施例につき図面を参照して説明する。
1は三相三線式電力線であり、これはR,S及びT組型
力線2,3及び4からなり、この三相三線式電力線1を
利用するための送信側Xには50Hz若しくは60Hz
の周波数を通過させるフィルタ5を接続し、受信側Yに
はクレーン等の適宜の負荷6を接続する。
7及び8は前記送信側X及び受信側Yに設けられる交流
電源回路及び位相信号発生回路であり、以下これについ
て第2図及び第4図に従って説明する。
即ち、9,10及び11はR,S、T組型力線2,3及
び4に接続される電源端子、12,13並びに14は第
1、第2並びに第3の変圧器であり、これらの変圧器1
2,13並びに14の一次巻線12P、13P並びに1
4Pを前記電源端子9及び10間、10及び11間並び
に11及び9間に夫々接続し、二次巻線12S。
138並びに148の位相反転用の中間タップ12M、
13M並びに14Mを接地する。
そして第1の変圧器12の二次巻線12Sの両端を入力
端子15.16に、第2の変圧器13の二次巻線13S
の両端を入力端子17.18に、及び第3の変圧器14
の二次巻線14Sの両端を入力端子19.20に夫々接
続し、以上を以って交流電源回路7を構成する。
位相信号発生回路8はダイオードマトリックス回路から
なるもので、21乃至26はその出力端子であり、以下
この位相信号発生回路8について詳述すれば、入力端子
15と出力端子21との間に抵抗27、正の半波を通過
させる極性のダイオード28及び29を直列に接続して
正半波電路30を構成し、入力端子16と出力端子22
との間に抵抗31、負の半波を通過させる極性のダイオ
ード32及び33を直列に接続して負半波電路34を構
成し、以下同様にして、入力端子17と出力端子23と
の間に抵抗35゜ダイオード36及び37からなる正半
波電路38を、入力端子18と出力端子24との間に抵
抗39、ダイオード40及び41からなる負半波電路4
2を、入力端子19と出力端子25との間に抵抗43、
ダイオード44及び45からなる正半波電路46を並び
に入力端子20と出力端子26との間に抵抗47、ダイ
オード48及び49からなる負半波電路50を夫々構成
する。
そして、これらの各正、負半波電路30,34,38,
42゜46及び50に互に60度位相の異なる電圧を順
方向のダイオードを介して加えてクリップするために、
正及び負半波電路30及び34には入力端子18及び1
1を夫々に対して順方向のダイオード51及び52を各
別に介して分配接続し、同様に正及び負半波電路38及
び42には入力端子20及び19をダイオード53及び
54を夫々介して分配接続し、正及び負半波電路46及
び50には入力端子16及び15をダイオード55及び
56を夫々介して分配接続する。
而して、今電源端子9,10及び11に三相交流電源を
印加すると、入力端子15,17及び19には第4図A
、B及びCで示すように三相交流電源のR,S及びT相
に相当する夫々120度位相がずれた第1、第2及び第
3の主信号用交流源が得られ、又入力端子16,18及
び20には前記第1、第2及び第3の主信号用交流電源
A。
B及びCを夫々180度位相反転させた第4図り。
E及びFで示すような第1、第2及び第3の副信号用交
流電源が得られる。
そして、これら第1、第2及び第3の主信号用交流電源
A、B及びCは正半波電路30,3B及び46によって
正半波が通加するように、又第1、第2及び第3の副信
号用交流電源り、E及びFは負半波電路34 、42及
び50によって負半波が通加するように夫々区分され、
且つ正半波電路30.38及び46に60度位相が進ん
だ副信号用交流電源E、F及びDがダイオード51.5
3及び55を介して加わり、又負半波電路34.42及
び50に60度位相が進んだ主信号用交流電源B、C及
びAがダイオード52.54及び56を介して加わって
クリップ作用が生じ、結局出力端子21,23及び25
並びに22.24及び26には第4図斜線で示すように
両者の波形の重複する部分が取出されて波形が同一極性
で重複せず且つ正及び負対称となる略三角波状の六個の
位相信号電圧■1.■2及び■3並びに■4.■5及び
■6が生ずることになる。
このように構成した交流電源回路7及び位相信号発生回
路8を夫々送信側X及び受信側Yに夫々配設するもので
あるが、説明の便宜上第1図はおいては夫々の符号にX
及びYを附して示す。
さて、送信信側Xについて説明する。
57は第1の送信器であり、これは電圧比較増幅回路5
8゜選択スイッチ装置59及び変調回路60を有する。
又、61は第2の送信器で、これは電圧比較反転増幅回
路62、選択スイッチ装置63及び変調回路64を有す
る。
そして、前記位相信号発生回路8Xの出力端子を電圧比
較増幅回路58及び電圧比較反転増幅回路62の入力端
子にともに接続する。
この場合、電圧比較増幅回路58は位相信号発生回路8
Xからの位相信号電圧■1.■2及び■3(第4図及び
第5図a参照)と基準電圧■1とを比較して位相信号電
圧■1.■2及び■3が基準電圧■、より犬なる時にパ
ルス信号を発生するようになっており、従ってこの電圧
比較増幅回路58の出力端子からは、第5図すで示すよ
うに、定幅(例えば位相角で80度)で定周期(電源電
圧と同一周期)の送信信号たるパルス信号P1.P2及
びP3を発生する。
又、電圧比較反転増幅回路62は位相信号発生回路8X
からの位相信号電圧v4.■5及び■6を反転した反転
信号電圧と基準電圧■2とを比較して反転信号電圧が基
準電圧■2より小なる時にパルス信号を発生するように
なっており、従ってこの電圧比較反転増幅回路62の出
力端子からは、第5図Cで示すように、前記パルス信号
P1.P2及びP3とは所定角度(例えば60度)位相
がづれ且つ一部(例えば20度)重複する定幅(例えば
位相角度80度)で定周期(電源電圧と同一周期)の送
信信号たるパルス信号P4. P、及びP6を発生する
そして、前記電圧比較増幅回路58の出力端子を選択ス
イッチ装置59の入力端子に接続し、電圧比較反転増幅
回路62の出力端子を選択スイッチ装置63の入力端子
に接続する。
ここで、選択スイッチ装置59は前記パルス信号P1.
P2及びP3に夫々対応する三個の選択スイッチを内蔵
しており、これらの選択スイッチが閉成されると自己に
対応するパルス信号を出力端子に通過させるようになっ
ている。
又、選択スイッチ装置63は前記パルス信号P4tP5
及びP6に夫々対応する三個の選択スイッチを内蔵して
おり、これらの選択スイッチが閉成されると自己に対応
するパルス信号を出力端子に通過させるようになってい
る。
更に、前記選択スイッチ装置59及び63の出力端子を
夫々変調回路60及び64の一方の入力端子に接続する
とともに、該変調回路60及び64の他方の入力端子に
は例えば20KHzで発振する発振回路65の出力端子
をともに接続する。
而して、変調回路60は選択スイッチ装置59からのパ
ルス信号P1.P2及びP3で発振回路65からの発振
出力たる搬送波を変調するもので、従って出力端子から
は、第5図dで示すように、パルス信号P1.P2及び
P3に夫々対応する被変調波S、 、 S2及びS3を
発生する。
又、変調回路64は選択スイッチ装置63からのパルス
信号P4+P5及びP6で発振回路65からの発振出力
たる搬送波を変調するもので、従って出力端子からは、
第5図eで示すように、パルス信号P4. P5及びP
6に夫々対応する被変調波S4.S5及びS6を発生す
る。
そして、変調回路60の二個の出力端子をコンデンサ6
6゜66を介して第1の送信器57に割当でられたR2
T相電力線2,4に夫々接続し、変調回路64の二個の
出力端子をコンデンサ67.67を介して第2の送信器
61に割当てられたS、T相定力線3.4に夫々接続し
、以ってR,T組型力線2゜4を利用してパルス信号P
1.P2及びP3に対応する被変調波S1.S2及びS
3を受信し、S、T組型力積3,4を利用してパルス信
号P4. P5及びP6に対応する被変調波S4.S5
及びS6を送信する。
一方、受信側Yについて述べる。
68は前記第1の送信器57に対応する第1の受信器で
あり、これは変圧器60、復調回路70、位相比較選択
回路71及び電圧比較増幅回路72からなり、変圧器6
9の一次巻線の両端を一端にコンデンサT3を介してR
,T組型力線2,4に夫々接続している。
74は第2の受信器であり、これは変圧器75、復調回
路76、位相比較選択回路77及び電圧比較反転増幅回
路78からなり、変圧器75の両端を一端にコンデンサ
79を介してS。
T和室力線3,4に夫々接続している。
而して、電圧比較増幅回路72は前記送信側Xの電圧比
較増幅回路58と同一構成をなすもので、入力端子が位
相信号発生回路8Yの出力端子に接続されて前記パルス
信号P1.P2及びP3にに夫々対応する同期信号たる
パルス信号P1′、P2′及びP3′を発生するように
なっており(第6図a参照)、又電圧比較反転増幅回路
78は前記電圧比較反転増幅回路62と同一構成をなす
もので、入力端子が位相信号発生回路8Yの出力端子に
接続されて前記パルス信号P4. P5及びP6に対応
する同期信号たるパルス信号p4/ 、 p /及びP
61を発生する。
さて、前記第1の受信器68の具体的電気回路の構成に
ついて第3図に従い説明する。
即ち、変圧器69の二次巻線の中間タップを接地すると
ともに、該二次巻線の両端を図示極性のダイオード80
.81を各別に介して共通に接続し、その共通接続点を
コンデンサ82を介して接地し、復調回路70を形成す
る。
83乃至85は位相比較選択回路71を形成するための
アンド回路であり、その第1の入力端子を前記復調回路
70の出力端子たるダイオード80.81の共通接続点
に接続し、第2の入力端子を前記電圧比較増幅回路72
の出力端子72□乃至723に夫々接続し、出力端子を
図示しない複数個例えば三個の被制御装置の制御端子8
6乃至88に接続する。
この場合、電圧比較増幅回路72の出力端子721,7
22及び733には同期信号として夫々パルス信号P1
′。
P2′及びP3′が発生するようになっている。
又、前記被制御装置はアンド回路83,84或は85か
ら出力信号が一定の周期(1150秒若しくは1/60
秒)で連続的に与えられると作動してクレーン等の負荷
6に前進、後退或は旋回等の動作を行なわせるようにな
っている。
一方、第3図において、89は第1の受信器68に設け
た異常検出器であり、以下これについて説明する。
即ち、90はノア回路であり、その第1の入力端子を前
記復調回路70の出力端子たるダイオード80゜81の
共通接続点に接続し、第2乃至第4の入力端子を前記電
圧比較増幅回路72の出力端子721乃至723に夫々
接続し、出力端子をNPN形のトランジスタ91のベー
スに接続する。
このトランジスタ91のエミッタを接地するとともに、
コレクタを正の直流電源端子92と接地間に直列に接続
された時定数回路を形成する可変抵抗93及びコンデン
サ94の共通接続点に接続する。
95はプログラムユニジャンクショントランジスタ(以
下PUTと略称する。
)であり、そのアノードを前記可変抵抗93及びコンデ
ンサ94の共通接続点に接続し、カソードを抵抗96及
びコンデンサ97の並列回路を介して接地し、ゲートを
前記直流電源端子92と接地間に直列に接続された抵抗
98及び99の共通接続点に接続する。
100はNPN形のトランジスタであり、そのベースを
前記PUT95のカソードに接続し、エミッタを接地す
る。
そして、異常検出器89の出力端子たるトランジスタ1
00のコレクタを二分岐し、その第1の分岐端を抵抗1
01を介して直流電源端子92に接続するとともに、第
2の分岐端を前記位相比較選択回路71を形成するアン
ド回路83乃至85の第3の入力端子に接続する。
以上は第1の受信器68の具体的電気回路の構成である
が、第2の受信器74も同様に構成されており、且つ異
常検出器89と同一構成の異常検出器102が設けられ
ている。
次に、以上の構成の本実施例の作用につき説明する。
異常検出器89(異常検出器102も同様)においては
、コンデンサ94の端子間電圧が■3(第6図C参照)
に達するとUJT95がオンしてトランジスタ100が
オンし、そのトランジスタ100のコレクタ電位が低く
なり(これを便宜上論理信号「0」として示す。
)、異常検出を行なったことになるが、通常時はUJT
95はオフでトランジスタ100もオフであり、そのト
ランジスタ100のコレクタ電位が低くなり(これを便
宜上論理信号「0」として示す。
)、異常検出を行なったことになるが、通常時はUJT
95はオフでトランジスタ100もオフであり、そのト
ランジスタ100のコレクタ電位が高くなっている(こ
れを便宜上論理信号「1」として示す。
以上第6図a参照。
)。従って、通常時はトランジスタ100の出力信号「
1」がアンド回路83乃至85の第3の入力端子に与え
られている。
今、例えば第1の送信器57の選択スイッチ装置59の
内のパルス信号P1に対応する選択スイッチを選択閉或
したとすると、該第1の送信器57から被変調波S1が
R,T組型力線2,4に送電される。
そして、この被変調波S1はR,T組型力線2,4から
第1の受信器68により受信され、その復調回路70に
よって受信信号たるパルス信号R1に復調され、これが
論理信号「1」としてアンド回路83乃至85の第1の
入力端子及びノア回路90の第1の入力端子に与えられ
る。
一方、電圧比較増幅回路72の出力端子72.、72□
及び723には第6図aで示すようにパルス信号P1′
、P2′及びP3′が発生してこれが論理信号「1」と
してアンド回路83,84及び85の夫々の第2の入力
端子に与えられるとともにノア回路90の第2、第3及
び第4の入力端子に与えられるようになっており、従っ
てアンド回路83の入力信号が全て「1」となって出力
信号「1」を生じ、これを被制御装置の制御端子86に
与えるようになっている。
従って、この被制御装置が作動してクレーン等の負荷6
を例えば前進動作させる。
又、前記ノア回路90においては、第1及び第4の入力
端子の入力信号が「1」でその他の入力端子の入力信号
は「0」であることから、出力信号は「0」であり、従
ってトランジスタ91はオフでコンデンサ94の端子間
電圧は第6図Cで示すように上昇する。
その後、復調回路70からのパルス 信号P、及び電圧
比較増幅回路72の出力端子71、からのパルス信号P
1′が消失すると、 ノア回路90の入力信号は全てr
OJとなって出力信号が「1」となり、トランジスタ9
1がオンとなってコンデンサ94の充電電荷は瞬時に放
電する。
即ち、パルス信号P1.P1′の幅だけの時間ではコン
デンサ94の端子間電圧はUJT95のターンオン電圧
■3には達しないようになっている。
以上は、第1の送信器57から被変調波S1を送信した
場合であるが、被変調波S2.S3を送信した場合若し
くは第2の送信器61から被変調波S4 + S5 t
s6を送信した場合の動作も同様である。
ところで、今例えば第2の送信器61からパルス信号P
5に対応する被変調波S5が送信された場合において、
R,T組型力線2,4間にコンデンサ分圧形測定器等コ
ンデンサ103を有する装置が接続されたとすると、前
記被変調波S、は第2の受信器74によって受信される
ことは勿論のこと上記コンデンサ103を介して第1の
受信器68によっても受信されることになる。
そして、第1の受信器68によって受信された被変調波
S5は復調回路70により受信信号たるパルス信号P5
に復調されてアンド回路83乃至85の第1の入力端子
に与えられるようになり、又アンド回路84.85の第
2の入力端子には夫々第6図a及びbで示すようにパル
ス信号P5とは一部重複するパルス信号P 2’ t
P 3’が電圧比較増幅回路72の出力端子72□、7
23から与えられるので、結果としてアンド回路84.
85は誤出力信号として出力信号「1」を生じて制御端
子87.88に与えるようになり、この制御端子87.
88における被制御装置が誤作動することになる。
しかしながら、このような場合に本実施例では次のよう
に異常検出を行なうようになる。
即ち、電圧比較増幅回路72の出力端子722からパル
ス信号P2′がノア回路90に与えられると、トランジ
スタ91がオフしてコンデンサ94の端子間電圧が第6
図Cで示すように上昇するようになり、そのパルス信号
P2′が消失すると本来ならばノア回路90の出力信号
が「1」となることによりトランジスタ91がオンして
コンデンサ94は放電するが、前述したように第1の受
信器68が被変調波S5を受信して復調回路70からパ
ルス信号P、を発生すると、これがノア回路90に与え
られて該ノア回路90の出力信号は引続きrOJとなり
、トランジスタ91はオフ状態を続行することになって
コンデンサ94の充電が続行されることになる。
その後、所定時間経過すると即ち同期信号たるパルス信
号P2′と受信信号たるパルス信号P、の合成信号の幅
が所定輻以上になった時に、第6図Cに示すように、コ
ンデンサ94の端子間電圧がターンオン電圧■3に達し
、UJ T 95がターンオンすることになる。
これにより、コンデンサ94がUJ T 95を介して
放電するとともに、トランジスタ100がオンしてその
コレクタ電位が低くなり、検出信号たる出力信号「0」
を生じる(第6図a参照)。
このトランジスタ100の出力信号「0」はアンド回路
83乃至85の第3の入力端子に与えられることになり
、該アンド回路83乃至85は第1及び第2の入力端子
の入力信号に関係なく出力信号がrOJとなり、制御端
子86乃至8Bにおける被制御装置は全て不作動状態に
なるものである。
この場合、誤信号たるパルス信号P5によってアンド回
路84.85は誤出力信号としての出力信号「1」を生
ずることになるが、1個のパルス信号P、を第1の受信
器68が受信した後は異常検出器89の作用によってア
ンド回路83乃至85の出力信号は全て「O」とされる
ので、アンド回路84及び85の出力信号が「1」とな
るのは極く短時間(1150秒若しくは1/60秒以下
)であり、一定の周期(1150秒若しくは1/60秒
)で連続的にパルス信号(出力信号「1」)が与えられ
ることにより作動を続行する制御端子87及び88にお
ける被制御装置は実質的に不作動状態になるものである
以上は、第1の受信器68の異常検出器89について述
べたものであるが、第2の受信器74の異常検出器10
2の動作も全く同様である。
尚、本発明は上記し且つ図面に示す実施例にのみ限定さ
れるものではなく、例えば異常検出器の検出信号によっ
てブザー等の警報器を作動させるようにしてもよい等、
要旨を逸脱しない範囲内で適宜変形して実施し得ること
は勿論である。
本発明は以上説明した実施例から明らかなように、三相
三線式電力線を利用して信号の送受信を行なうものにお
いて、電力線間にコンデンサ分圧形態定器等のコンデン
サを有する装置が接続されて受信器が自己に対応する送
信器以外の送信器からの送信信号を受信した時にこれを
異常として確実に検出することができる送受信装置を提
供できる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の一実施例を示し、第1図は全体の電気的
構成説明図、第2図は位相信号発生回路の電気的結線図
、第3図は受信器及び異常検出器の電気的結線図、第4
図は位相信号発生回路における各部の波形図、第5図a
乃至eは送信器における各部の波形図、第6図a乃至d
は受信器及び異常検出器における各部の波形図である。 図面中、1は三相三線式電力線、2,3及び4はR,S
及びT組型力線、6は負荷、8,8X及び8Yは位相信
号発生回路、57は第1の送信器、58は電圧比較増幅
回路、59は遺族スイッチ装置、60は変調回路、61
は第2の送信器、62は電圧比較反転増幅回路、63は
遺族スイッチ装置、64は変調回路、65は発振回路、
68は第1の受信器、70は復調回路、11は位相比較
選択回路、72は電圧比較増幅回路、74は第2の受信
器、76は復調回路、77は位相比較選択回路、78は
電圧比較反転増幅回路、89及び102は異常検出器、
■1乃至■6は位相信号電圧、Pl乃至P6はパルス信
号(送信信号、受信信号)、Sl乃至S6は被変調波、
P1′乃至P6′はパルス信号(同期信号)を示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 三相三線式電力線からの交流電源から定幅定周期の
    送信信号を得てこの送信信号で搬送波を変調した後その
    被変調波を前記三相三線式電力線の内の自己に割当てら
    れた二本の電力線に送信する第1の送信器と、前記三相
    三線式電力線からの交流電源から前旧送信信号とは位相
    がずれ且つこれと一部重複する定幅定周期の送信信号を
    得てこの送信信号で搬送波を変調した後その被変調波を
    前記三相三線式電力線における前記第1の送信器に割当
    てられた二本の電力線の内の一本の電力線を除く残りの
    二本の電力線に送信する第2の送信器と、前記三相三線
    式電力線からの交流電源から前記第1の送信器の送信信
    号に対応する同期信号を得るとともに該第1の送信器に
    割当てられた二本の電力線から前記被変調波を受信復調
    しその受信信号と前記同期信号とを比較して両者が一致
    した時に出力信号を発生する第1の受信器と、前記三相
    三線式電力線からの交流電源から前記第2の送信器の送
    信信号に対応する周期信号を得るとともに該第2の送信
    器に割当てられた二本の電力線から前記被変調波を受信
    復調しその受信信号と前記同期信号とを比較して両者が
    一致した時に出力信号を発生する第2の受信器と、これ
    らの第1及び第2の受信器に夫々設けられ自己に属する
    受信器の同期信号と受信信号との合成信号の幅が所定幅
    以上となった時に検出信号を発生する異常検出器とを具
    備してなる送受信装置。
JP7758977A 1977-06-29 1977-06-29 送受信装置 Expired JPS5831130B2 (ja)

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