JPS5831088B2 - 酸素および有機開始剤類によるエチレン重合 - Google Patents

酸素および有機開始剤類によるエチレン重合

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JPS5831088B2
JPS5831088B2 JP9874479A JP9874479A JPS5831088B2 JP S5831088 B2 JPS5831088 B2 JP S5831088B2 JP 9874479 A JP9874479 A JP 9874479A JP 9874479 A JP9874479 A JP 9874479A JP S5831088 B2 JPS5831088 B2 JP S5831088B2
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、遊離基触媒によるエチレンの高圧重合に関す
る。
約0.850−0.940の比較的狭い密度範囲および
約0.05〜10000の比較的狭い融解指数(メルト
インデックス)範囲を有するエチレン重合体を製造する
ために、細長い筒形反応器内でエチレンを単独か又は他
の共単量体とともに高圧条件下で重合させることは知ら
れている。
上記の如き両性質は、フィルム等級の樹脂および他等級
の樹脂に必要である。
また、如上の重合体を製造するために、上述の重合条件
下で単量体装入物の重合反応に触媒作用を及ぼすべく酸
素、アゾ化合物および有機過酸化物の如き遊離基触媒又
は開始剤が使用されうろことも知られている。
更にまた、エチレン重合体の分子量又は融解指数の調節
を助成するために、高圧重合反応系中に連鎖移動剤を使
用することも一般に行われていることである。
しかしながら、如上の条件下で如上の触媒を以て得られ
る転化率(%)は通常、比較的低く、具体的にはわずか
約10〜20%程度である。
転化率(%)は、本明細書中では、 を意味する。
単量体が筒形反応器内を通過する際に重合体へと転化せ
しめられるその割合を高めようとして、複数個の遊離基
開始剤が用いられることは知られている。
該開始剤の使用によって、重合体への転化率は改善され
うるげれども、しかしながら、如上の反応器内において
、複数個の開始剤が連鎖移動剤とともに使用されるが故
に、特定の融解指数および密度特性を有する樹脂から製
せられるフィルムの光学的性質を損わずしてフィルム等
級重合体への高い転化率をもたらすことは容易には実現
できなかった。
光沢および透明度の如き光学的性質の損失に加えて、複
数個の開始剤を以て製せられる重合体は、いくつかの例
で、望ましくない、高いヘキサン抽出弁すなわち低分子
量部分を有する傾向がある。
然るに、もしも、遊離基開始剤としての酸素を、特定さ
れた10時間半減期温度範囲を有する2種又はそれ以上
の開始剤と組合せて使用し、後に示す如き特定の反応条
件下で単量体装入物を重合させるならば、筒形反応器内
において高圧条件下、連鎖移動剤の存在でエチレンを単
独又は他の共単量体とともに、約27%程度の高い転化
率レベルで重合させて、比較的低い分子量部分および改
良された光学的性質を有するフィルム等級の樹脂を生成
せしめるようにしうろことが発見された。
本発明の一つの目的は、細長い筒形反応器内においてエ
チレンを単独で又は他の共単量体とともに高い圧力条件
下で重合させて、改良された光学的性質および低いヘキ
サン抽出弁を有するフィルム等級重合体へと高割合で転
化せしめるようにしうる方法を提供することである。
本発明の他の目的は、如上の樹脂を以って製せられる絶
縁材に改善された電気的性質および耐応力亀裂性を付与
することによって電線用絶縁材成分として高められた有
用性を有する樹脂を提供することである。
而して、本発明のこれらの目的は、後述の如き筒形反応
器内において連鎖移動剤の存在下、エチレンを単独で又
は他の共単量体と重合させるに当り、もしも、少くとも
3種の遊離基開始剤にして、少(ともその一つが分子酸
素であり、二つ目のものが123℃よりも低い好ましく
は79℃よりも低い10時間半減期温度を有する少くと
も1種の有機開始剤であり、そして三つ目のものが13
3℃よりも高い好ましくは160℃よりも高い10時間
半減期温度を有する少くとも1種の有機開始剤である如
き開始剤の組合せ物を用いることによって上記重合反応
に触媒作用が与えられるならば、容易に達成しうろこと
が発見された。
「10時間半減期温度」は、当初存在した開始剤の量が
希ベンゼン溶液中に在って10時間後半減する如き温度
を意味する。
遊離基触媒 既述の如く、本発明の方法で使用される開始剤又は触媒
は、酸素とそして少くとも2種の有機化合物開始剤を含
む。
斯かる有機開始剤としては、ペルオキシド、ヒドロペル
オキシド、アゾ化合物、アミンオキシド化合物、ヒドラ
ジン又はヒドラジニウム化合物、ベルエステル化合物お
よび有機次亜硝酸塩が挙げられる。
ペルオキシドには、ジアルキルペルオキシド、ペルオキ
シ酸、ジアシルペルオキシドおよび環状ペルオキシドが
包含される。
如上の有機開始剤のうち少くとも1種は、123℃より
も低い好ましくは79℃よりも低い10時間半減期温度
を有すべきであり、また他の有機開始剤のうち少くとも
1種は、133℃よりも高い好ましくは160℃よりも
高い10時間半減期温度を有する。
本発明の方法では、10時間半減期温度を123〜13
3℃範囲に有する有機開始剤は使用しない。
123℃よりも低い10時間半減期温度(溶媒としての
ベンゼン中で)を有し、而して本発明の方法に使用され
うる有機開始剤(以下、これを有機開始剤■と呼称)に
は、該温度が72℃のt−ブチルペルオキシ−2−エチ
ルヘキサノエート、64℃のプロピオニルペルオキシド
、同じ<64℃のアゾビスイソブチロニトリル、79℃
のt−ブチルペルイソブチレート、および55℃のt
−ブチルペルオキシピバレートが包含される。
斯かる開始剤Iは別個に使用することができ、或は互イ
ニ組合せて使用することができる。
本発明方法に用いることができしかも133℃よりも高
い10時間半減期温度(溶媒としてのベンゼン中で)を
有する有機開始剤(以下、これを有機開始剤■と呼称)
には、該半減期温度が172℃のt−7”チルヒドロペ
ルオキシド、167℃のビス(t−ブチルペルオキシ)
ジメチルシラン、180℃の(t−ブチルペルオキシ)
トリメチルシランおよび158℃のクメンヒドロペルオ
キシドが包含される。
これら有機開始剤■は別個に使用することができ、或は
互いに組合せて使用することができる。
如上の有機開始剤は、該開始剤、酸素、単量体、連鎖移
動剤および、本発明の方法で用いられる任意の他の助剤
に不活性であり、又は相溶性である有機溶媒中の溶液の
形で、下記の如く重合反応系に添加される。
有機開始剤と酸素とは通常、反応系に一緒に加えられる
有機開始剤は、これを不活性有機溶媒又は相溶性連鎖移
動剤中に約5〜100重量%好ましくは約10〜20重
量%の溶液中濃度になるように溶かした溶液形で添加す
ることができる。
有機開始剤類は互いに同じか又は異なる溶液で加えるこ
とができる。
斯かる有機溶媒としては、ヘキサン、イソプロパツール
、ミネラルスピリット(約130〜250℃範囲の沸点
を有する石油溶媒)および鉱油(石油より得られる液状
炭化水素の混合物)が挙げられる。
連鎖移動剤 本発明の方法に使用することのできる連鎖移動剤は、有
機開始剤、酸素、単量体、および本発明の方法で用いら
れる任意の他の助剤に不活性であるところの化学薬品で
ある。
連鎖移動剤は通常、そのまSで反応系に加えられるが、
いくつかの例において溶液の形で加えられうる。
本発明の方法に使用しうる連鎖移動剤は、遊離基触媒反
応によって製せられるエチレン重合体に連鎖移動を引起
こすことが知られているもの全てを包含し、しかして、
斯かるものとしては、水素、プロピレン、C1〜C20
またはそれ以上の飽和脂肪族炭化水素およびハロゲン置
換炭化水素例えばメタン、エタン、プロパン、ブタン、
イソブタン、n−へキサン、n−へブタン、シクロパラ
フィン類、クロロホルムおよび四塩化炭素;C1〜C2
0またそれ以上の飽和脂肪族アルコール例えばメタノー
ル、エタノール、プロパツールおよびイソプロパツール
:C1〜C20またはそれ以上の飽和脂肪族カルボニル
化合物例えば二酸化炭素、アセトンおよびメチルエチル
ケトン;C2〜C20またはそれ以上の飽和脂肪族エー
テルおよびエステル例えばメチルエーテルおよびエチル
エーテル;飽和脂肪族アルデヒド例えばホルムアルデヒ
ド、ならびに芳香族化合物例えばトルエン、ジエチルベ
ンゼンおよびキシレンの如き化合物が挙げられる。
エチレン重合に連鎖移動剤として一般的に用いられてい
る化合物については、モーチマー(Mor−timer
)がJ、 Po1y、 Sci、 AI 、 4.88
1(1966)に開示している。
エチレンとともに用いられる共単量体もまた、成る程度
連鎖移動剤として機能する。
連鎖移動剤は別個に使用することができ、或は互いに組
合せて使用することができる。
助剤 重合中の単量体流れに添加することのできる他の助剤又
は添加剤には、抗酸化剤が包含され、また重合体の生長
および重合体の枝分れを制御するために加えられる抑制
剤が包含される。
重合体 本発明の方法で製造される重合体はエチレンの単重合体
か、或は遊離基開始剤によって >15000psjの圧力下エチレンと共重合しうる1
種又は2種以上の単量体とエチレンとの共重合体である
約50重量%までの、好ましくは0.5〜50重量%の
単量体がエチレンと共重合させられる。
共単量体には、1個又は2個以上の重合性炭素−炭素二
重結合を含有するものが包含され、しかして斯かる共単
量体としてプロピレン、酢酸ビニル、アクリル酸および
アクリル酸エチルが挙げられる。
本発明の方法によって製造される重合体は次の如き性質
を有する; 0、8〜1.0 ? /cd好ましくは0.85〜0.
959/cr/lの密度(ASTM D−1505−
57Tによって測定するとき) 0.05〜10000dグ/分の融解指数(MI)(A
STM D−1238によって測定するとき)(但し
、MI <100については、44psi、190℃で
測定)。
乏100の融解指数については、3251重量を使用 〈5.3重量%好ましくはく2.5重量%のヘキサン抽
出分(重合体フィルム(1,5ミル)を50±1℃、大
気圧で2時間抽出することにより測定するとき) 2〜23%の曇り度(ASTM D−1003−52
により測定するとき) 65〜160%の光沢(ガードナー600スペキユラー
クロスメーター(鏡面光沢計)おヨヒオートマチック・
フォトメトリック・ユニット(自動測光装置)−AST
法[)−523−53Tによって特定された観察用およ
び照明用光線という手段による60°鏡面光沢によって
測定するとき)。
光沢(%)および曇り度(%)の物性は、評価対象の重
合体より製造したフィルム試料に関し測定される。
このフィルムは、重合体を押出成形することによって形
成される1、5ミル厚のシート形である。
重合法 本発明の重合プロセスは、直径か約イ〜4.0インチ好
ましくは7〜2.5インチで且つ直径に対する長さ比が
)1000好ましくは約1000〜3000である細長
い筒形反応器内で実施される。
反応は>15000psi好ましくは約30000〜5
0000psiの圧力下で行われる。
この圧力は、加圧せる単量体の供給によってもたらされ
る。
加圧された単量体は、筒形反応器の一方の端部である人
口端部に供給することができる。
或は、該単量体はまた、人口端部から下流で一つ又は二
つ以上の側流として反応器内に供給することができ、そ
してそれは該反応器内で重合せしめられる。
重合体は反応器の他端部である排出口から、未反応単量
体の流れによって吹き出され又は搬送される。
重合体は未反応単量体から分離される。未反応単量体は
回収されて、再び所望レベルの圧力に加圧され、そして
反応器の人口端部又は側部人口へと再循環される。
単量体は、8〜100 ft /秒好ましくは20〜4
0 ft /秒の速度で且つ80〜400000 lb
/hr好ましくは20000〜200000 lb/h
rの単量体容量で反応器に通される。
使用される単量体の速度は、約0.1〜300秒好まし
くは約35〜60秒という反応器内での単量体の接触時
間をもたらす。
開始剤および(又は)直鎖移動剤は、単量体を反応器内
に供給する前に該単量体と混合することができ、或は開
始剤および(又は)連鎖移動剤を単独で、単量体の供給
箇所よりも下流で反応器内に供給することができる。
使用される開始剤および連鎖移動剤の各濃度は次の如く
である。
加圧された単量体は、反応器内に導入される前に又は開
始剤および連鎖移動剤と混合される前に約100〜20
0℃の温度に予熱される。
また、この単量体と、そして反応系の他の全成分を、反
応器の予熱帯域内で約100〜200℃の温度に予熱す
ることができる。
この予熱帯域は筒形反応器の人口端部に位置し、また該
帯域は、単量体を所望開始温度に加熱するのに十分長い
この予熱は、反応系の温度を有機開始剤■の開始温度に
上げるべく企図される。
上述の如く、単量体に開始剤を加えるときには、通常該
開始剤を全て一緒に加える(すなわち一度に全部を加え
る)か、或は酸素を、有機側始剤溶液の添加直前か又は
添加直後に別個に加えることができる。
酸素は通常、空気の形で且つ約1000〜5000ps
iの圧力で加えられる。
3種の開始剤(■、02および■)は反応器の人口端部
で加えてもよく、或は反応器の人口端部より下流の1箇
所又は2箇所以上の側部入口で添加してもよい。
結果的に、開始剤は、反応器内部で、予熱帯域があれば
該帯域から下流で、単量体の一部分を種々の温度におい
て重合開始せしめるのに使用される。
3種の開始剤は各々、開始温度(IT)とそれよりも高
いピーク温度(PT)を有する。
開始温度は、開始剤が単量体の重合を開始しはじめると
きの温度である。
反応が発熱であるので、系は、優勢な反応条件下問題の
開始剤によって達成されうる最高温度のピーク温度へと
昇温する。
開始剤■は、酸素よりも低い開始温度およびピーク温度
を有し、また酸素は、開始剤■よりも低い開始温度およ
びピーク温度を有する。
開始剤■のピーク温度は酸素の開始温度に近く、酸素の
ピーク温度は開始剤■の開始温度に近い。
しかして、過酸化物Iの使用によって生ずる発熱は、反
応器の内容物を、側ら外部熱を必要とすることなく酸素
の開始温度へと加熱するのに用いられる。
このときの反応器の内容物には、未使用Q連鎖移動剤、
開始剤■、酸素、開始剤■によって形成された重合体お
よび残留せる単量体が包含される。
同様に、酸素を開始剤として使用することにより生ずる
発熱は、外部熱を何ら必要とすることなく反応器の内容
物を開始剤■の開始温度へと加熱するのに用いられ、そ
して、このときの内容物には、開始剤■、開始剤■およ
び酸素によって形成された重合体ならびに残留せる連鎖
移動剤および単量体が包含される。
斯くして、3種の開始剤は各々、圧力、共単量体、反応
器の長さ、ジャケット流体温度および滞留時間の如き他
のプロセス条件に依る、次の如き開始温度範囲およびピ
ーク温度範囲を有する。
使用される3種の開始剤は各々、別個のピーク温度を有
するけれども、使用される3種の開始剤の特定組合せ物
のピーク温度として通常記録されるのは、斯かるピーク
温度のうち最高値すなわち有機開始剤■のピーク温度の
みである。
有機開始剤■のピーク温度が達せられた後、筒形反応器
の排出端部より重合体および未反応単量体を排出せしめ
る前は反応系を約230〜260℃に冷却し、或は筒形
反応器内に開始剤の第二装入物又は任意追加供給物を注
入する前は反応系を150〜230℃に冷却し、或は開
始剤の任意追加供給を許容する前はエチレンで100〜
150℃に急冷する。
反応器内の冷却帯域は通常的200〜soo。
フィートの長さである。
本発明の所望目的達成に関連した、本発明の開始剤組合
せ物を使用することによる最適利益を得るためには、有
機開始剤■の開始温度が到達される筒形反応器箇所と、
有機開始剤■のピーク温度が到達される筒形反応器箇所
との間の反応器長さくft)が、 〔式中、W−単量体ポンプ輸送速W (1b/h rD
−筒形反応器の内径(in)) である如きものとすべきことが発見された。
) 下記の例は、本発明を単に例示するものであって、それ
により本発明の範囲を限定するつもりはない。
例1〜4 本発明を例証するためにて連の四つの実験を行った。
各実験において、内径かイル1インチ、また直径に対す
る長さ比が>1000である筒形反応器内でエチレンを
単重合させた。
反応器はジャケット付きであり、しかしてこれを水およ
びダウサム(D o w therm )熱交換媒質で
冷却した。
単量体のポンプ輸送速度は15800〜165001b
/hrとした。
各実験で使用した開始剤とその量、および単量体の供給
速度は次の如くであった。
各側のエチレン供給物は、開始剤に加えて、連鎖移動剤
を次の如き量(モル%)で含んだ。
各実験で製造した重合体は次の如き性質を有し且つ次の
如き転化率(%)で得られた: 例1および例3は比較例である。
本発明の方法に従って実施された例2および例4に関連
しては、これら例により、本発明の特定せる開始剤組合
せ物が、転化率の損失をもたらすことなく重合体生成物
に改善された光学的性質を付与し、或は斯かる性質が同
じレベルのときは改善された転化率を付与しうろことが
立証される。
斯くして、例1および例2は、光沢および他の樹脂特性
がはg同じレベルにあるとき、例2の開始剤系が転化率
において約1.2%の増加をもたらすことを示し、また
例3および4は、他の樹脂性質がはg同じレベルのとき
、例4の開始剤系が光沢において9%の増加をもたらし
且つ転化率において約1.8%の増加をもたらすことを
示している。
斯かる転化率の増加は、数字上では小さいけれども、そ
れに関連せる技術面からは相当なものであり、しかして
その工業的意義は大きい。
例1〜4に係り合う他のプロセス変量は次の如くである
: 例1〜4の実験において、単量体は、筒形反応器の入口
端部に供給されるとき、開始剤および連鎖移動剤を全て
含有する。
例1および例3の比較例において、酸素の代りに使用し
たジ−t−ブチルペルオキシドはベンゼン中125℃の
10時間半減期温度を有する。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 改善された光学的性質および低いヘキサン抽出分を
    有するエチレンのフィルム等級重合体を、筒形反応器内
    で、高い圧力条件下、連鎖移動剤および複数個の遊離基
    開始剤の存在で製造する方法において、 直径に対する長さ比が>1oooである反応器にして、
    該反応器中筒1の有機遊離基開始剤の開始温度が到達さ
    れる箇所と該反応器中筒2の有機遊離基開始剤のピーク
    温度が到達される箇所との間の反応器長さくft)が 〔ここで、W−単量体ポンプ輸送速度(l b/h r
    )、D−筒形反応器の内径(in)) であるところの筒形反応器内で、且つ前記開始剤として
    、分子酸素、〈123℃の10時間半減期温度を有する
    少くとも1種の前記第1有機遊離基開始剤および〉13
    3℃の10時間半減期温度を有する少くとも1種の前記
    第2有機遊離基開始剤を存在させて前記製造プロセスを
    行うことを特徴とする方法。
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