JPS5830727B2 - バブルドメイン用ガ−ネツト磁性薄膜 - Google Patents

バブルドメイン用ガ−ネツト磁性薄膜

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Publication number
JPS5830727B2
JPS5830727B2 JP5302076A JP5302076A JPS5830727B2 JP S5830727 B2 JPS5830727 B2 JP S5830727B2 JP 5302076 A JP5302076 A JP 5302076A JP 5302076 A JP5302076 A JP 5302076A JP S5830727 B2 JPS5830727 B2 JP S5830727B2
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JP
Japan
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thin film
bubble
garnet
magnetic thin
garnet magnetic
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Expired
Application number
JP5302076A
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JPS52136392A (en
Inventor
博史 井上
一幸 山口
武 小保方
邦彦 浅間
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
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Publication of JPS52136392A publication Critical patent/JPS52136392A/ja
Publication of JPS5830727B2 publication Critical patent/JPS5830727B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、バブル径が1μm以下の微小バブルを安定に
存在させ得るバブルドメイン用ガーネット磁性薄膜に関
する。
バブルドメインを利用する装置例えば記憶装置において
ビット密度を高めて記憶容量を大きくするには、バブル
径をできるだけ小さくすることが必要である。
バブルドメイン用材料としては、バブル径が6μmφの
ものについては (YSm) 3(FeGa) 5012なる組成を持つ
YSmGaIGが、また3〜2μmφのものについては
(YCaRR′)3(FeGe )5012なる組成を
持つYCa RR’G e I Gなどが一般に用いら
れている。
ビット密度を更に上げるにはバブル径が1.0μmφ以
下の所謂サブミクロンバブルと呼ばれる微小バブルを支
持し得る結晶が必要であり、本発明はか二る磁性材料を
得ることを目的とするものである。
通常、バブルドメインを安定に支持するにはバフル径d
が特性長108〜10倍つまりd#101であるのが良
いとされており、バブル径を小さくするには特性長l−
σw/4πMs2(σWは磁壁エネルギ、4xMs は
飽和磁化)を小さくしなげればならない。
本発明者はバブル径d=0.5〜0.8μmφ程度を安
定に支持する材料として、特性lの小さなRR’ I
G即ち混合希土類ガーネット系に着目し、−軸異方性、
GGG(Gd、4a、0.2)基板との格子定数の一致
という観点からサマリウム(Sm)とツリウム(Tm)
を用い、その組合せを検討した。
その結果1?0.05μmの微小バブル用材料を得るこ
とができた。
即ち本発明は、GGG基板上に形成されるバブルドメイ
ン用ガーネット磁性薄膜において、SmxTmyFe5
01□なる化学式であられされ、前記XNyO値がx+
y=3.0.79くxく0.93.2.21≧y>2.
07の範囲にあることを特徴とするものであるが、以下
これを詳細に説明する。
ガーネットRa F e 5012 (R:イットリウ
ムあるいは希土類イオン)は、フェリ磁性体で一般に飽
和磁化4πMsが1000〜1800Gauss程度と
大きな値をもつことが知られている。
ところでバブルドメインを支持する磁性結晶としての必
要条件は、−軸異方性をもち、かつそれによる異方性磁
界Hkと4πMsの比q (Hk / 4 πMs=q
)が1以上であることである。
このQ値(q、所謂guality factor
)はバブルの安定性を示す1パラメータで、Q値が大き
いほどバブルは安定である。
したがって、ガーネットをバブル用材料として用いるに
は、まず−軸異方性をもたせ、かつこれを大きくする必
要があり、このためガーネットの希土類イオンRの位置
に二種の希土類イオンを用いることが考えられ(一種類
の希土類イオンではそれ程強い一軸異方性を持たず二種
またはそれ以上で強い一軸異方性を持つことが実1験的
に分っている。
希土類イオンの種類を多くすると構造が複雑になるので
通常は二種類とする)、また4πMsの値が1000〜
1800というのは非常に大きくこのま匁では異方性磁
界Hkを極めて太きくしなげればならないのでこの4π
Ms の値を小さくするためFe3+を、Ga、Alあ
るいはGeなとの非磁性イオンで一部置換するなどのこ
とがおこなわれてきた。
しかしながらバブル径をサブミクロンの範囲に小さくす
るには、4πMs を小にしてQ値を犬にするという
従来の方法は採用困難である。
即ちバブル径d = 0.5〜0.8μmφ程度のもの
を得るためには特性長1=0.05〜0.08μmのバ
ブル用材料が必要となり下式から明らかなように4π■
8を/hさく一部するには限界がふるーA:交換定数 Ku:異方性定数 交換定数AはYIGでははr4.0X10 ”erg
/cmであり、通常はこれ以下と考えられ、Q値は1以
上でなるべく大きな値が望ましいということを考慮する
と、1=0.05〜0.08μmを達成するには4 π
Ms 〉1000 Gaussが必要となってくる。
そこで本発明では、4πMs の大きな結晶が必要とい
うことから、Fe”+ は従来のように非磁性イオンで
置換することはせず、かつ−軸異方性を大きくするとい
うことから、(RR′)3Fe50□2系の混合希土類
ガーネットを選択し、そしてRとR′としてはSmとT
mという異方性の大きな組み合せをもちいた。
このサマリウム(Sm)は異方性定数が最大であり、ま
たツリウム(Tm)はイオン半径が小さく従って格子定
数が小さいのでこれらが大きいサマリウムと組合せてG
GG基板の格子定数(12,382k)と適合させるの
に効果がある。
最適値はSmが0.86、Tmが2.14であり、この
ときSmTmIGの格子定数はGGG基板のそれと一致
する。
なお格子定数が一致しないと次のような問題が生じる。
即ち、GGG基板の格子定数をas(as=12.38
2人)、SmTmIGの格子定数をamとするとJa=
amas が+0.015穴以上になると、SmTmI
Gの膜にファセツ) (Facet )という凹凸が生
じやすくなり、またJaが−0,0’1Å以下では張力
を受けてSmTmIGの嘆にクラック(Crack )
が生じる。
そこで一般に、バブル用ガーネットとしてのJaの値は
大略±0.005穴以内に抑えることが必要とされてい
る。
Sm 3 p e 5 o 12の格子定数は12.5
29人、Tm3Fe5012の格子定数は12.323
穴であるから、8□、7g T’m2−21Fe5o1
2のガーネット膜の格子定数はGGG基板のそれより0
.005久小さい12.377穴、またSmo、93T
m2.。
7Fe50.2のガーネット膜の格子定数はGGG基板
のそれより0.005穴太きい12.387Aと推定で
き、これらが格子定数に関して許容上、下限ガーネット
膜になる。
従って(SmXTmy)Fe、01□のx、y値にライ
ては、0、79 <x<、0.93.2.07くyζ2
.21、但しx+y=3が適当である。
なおx+y=3の「3」はGGG(Gd3Ga、012
)基板のGd3の「3」に対応するものである。
基板が異なれば従って当然SmxTmyFe5012の
x、y値の比はその格子定数に従って変える必要がある
しかし現在では混合希土類ガーネットの基板には殆んど
GGG基板が用いられ、SGG基板などの他の基板は研
究用等に値かに用いられているに過ぎない。
またこのツリウムはダンピング定数が小さいのでバブル
を動き易くするのに効果がある。
次に実施例を挙げる。実施例 I SmxTmyFe 5012において、SmとTmの組
成は上記のようにGGG基板の格子定数との関係から一
義的に決定されるのでx=、0.86、y−2,14と
し、結晶はGGG基板上にLPE(液相成長)法で育成
した。
この結晶のメルト組成を表1に、そしてその静特性を表
2に示す。
試料/V;1〜/V;30メルト組成は同一であり、た
だ膜厚を2.29.1.35.0.87各μmと変えで
ある。
膜厚は磁区巾とはg同一であるのが好ましいので、この
意味では試料A63が適当である。
表から明らかなように本発明によれば飽和磁化4πMs
#1300〜1500Gauss(6pmφのバブル結
晶では200 Gauss程度)、異方性定数Ku ”
=2. OX 105erg /crtl、そしてバブ
ルドメインの特性長1’=−0,05μmの値が得られ
、0.5μmφ程度のバブルを安定に支持する結晶が得
られる。
また結晶の磁壁移動度については、バブル径の大きなも
のは目視観察による測定が可能であるが、サブミクロン
のバブルに対しては可視光の限界を越えており、適当な
測定手段が見当らない。
そこで数式を用いて算出した。
即ち、この組成の結晶の移動度μWについては の式が成立し、そしてSm0086 Tm2.14 F
e 5012のダンピング定数αは計算結果によればは
g809程度またはそれ以下と考えられるので、磁壁移
動度はμw = 1.20 cm/ sec −Oe
程度になると推定できる。
温度特性については、一般に4πMs低減のためFe6
iを非磁性のGaまたはGeイオンで置換するとキュー
リ一点が下り、温度特性が悪くなるが、本発明ではFe
3+を非磁性イオンで置換するようなことはしていない
ためキューリ一点はは文270℃程度と推定でき、全体
に温度特性は従来の結晶より改善される。
以上詳細に説明したように本発明によれば0.5μmφ
という微小なバブルドメインを安定に支持する磁性薄膜
が得られ、本結晶を用いて装置化がなされるならばビッ
ト密度で0.8〜2.0X107bits / chi
p (チップサイズ8.OmmX 12.5mm)のバ
ブルメモリが可能となる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 I GGG基板上に形成されるバブルドメイン用ガー
    ネット磁性薄膜において、 SmXTmyFe501□なる化学式であられされ、前
    記X、yの値がx+y=3.0.79ζXく0.93.
    2.21.≧y≧2,07の範囲にあることを特徴とす
    るバブルドメイン用ガーネット磁性薄膜。 2x、yの値がx=0.86、y=2.14であること
    を特徴とする特徴とする特許請求の範囲第1項記載のバ
    ブルドメイン用ガーネット磁性薄膜。
JP5302076A 1976-05-10 1976-05-10 バブルドメイン用ガ−ネツト磁性薄膜 Expired JPS5830727B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5302076A JPS5830727B2 (ja) 1976-05-10 1976-05-10 バブルドメイン用ガ−ネツト磁性薄膜

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JP5302076A JPS5830727B2 (ja) 1976-05-10 1976-05-10 バブルドメイン用ガ−ネツト磁性薄膜

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JPS52136392A JPS52136392A (en) 1977-11-15
JPS5830727B2 true JPS5830727B2 (ja) 1983-07-01

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ID=12931207

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JP5302076A Expired JPS5830727B2 (ja) 1976-05-10 1976-05-10 バブルドメイン用ガ−ネツト磁性薄膜

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JP (1) JPS5830727B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6293429A (ja) * 1985-10-19 1987-04-28 Isuzu Motors Ltd タ−ボコンパウンドエンジン
US20180326530A1 (en) * 2015-12-28 2018-11-15 Hitachi Metals, Ltd. Clad material and electronic device housing

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JPS6293429A (ja) * 1985-10-19 1987-04-28 Isuzu Motors Ltd タ−ボコンパウンドエンジン
US20180326530A1 (en) * 2015-12-28 2018-11-15 Hitachi Metals, Ltd. Clad material and electronic device housing

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JPS52136392A (en) 1977-11-15

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