JPS5830320Y2 - 多重仮想空間処理デ−タ処理装置 - Google Patents

多重仮想空間処理デ−タ処理装置

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JPS5830320Y2
JPS5830320Y2 JP1981169074U JP16907481U JPS5830320Y2 JP S5830320 Y2 JPS5830320 Y2 JP S5830320Y2 JP 1981169074 U JP1981169074 U JP 1981169074U JP 16907481 U JP16907481 U JP 16907481U JP S5830320 Y2 JPS5830320 Y2 JP S5830320Y2
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浩一 井上
龍男 浦川
和之 清水
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、多重仮想空間処理データ処理装置、特に多重
仮想空間に対応して論理アドレスと実アドレスとの対応
ずけを行なうと共に一旦対応ずけが行なわれた結果を対
照表上に格納しておくデータ処理装置において、各仮想
空間に対して共通な共通領域を指示する共通領域指示記
憶手段をもうけておき、該共通領域に当る論理アドレス
と実アドレスとの対応結果を上記対照表上に格納するに
当って仮想空間の相違に拘らず共通に登録せしめるよう
にし、対照表の利用効率を向上せしめるようにした多重
仮想空間処理データ処理装置に関するものである。
最近のデータ処理装置においては、いわゆる仮想記憶方
式を採用することが一般的になっている。
そして該仮想記憶方式においても、ただ1個のアドレス
空間で構成されている単一仮想記憶方式から、複数個の
アドレス空間で構成されている多重仮想記憶方式へと移
行する傾向にある。
多重仮想記憶方式では、1つの仮想空間内に1つのジョ
ブのみしか存在せず、同時に動作するジョブの数(ジョ
ブの多重度)に応じてその数だけの仮想空間が用意され
る。
このような仮想空間を使用する方式は、1つの空間内に
は唯1個のジョブのみが割当てられており他のジョブの
動作状況による影響を受けないという長所をもっている
また空間の多重度を向上するに当っても、ハードウェア
のアーキテクチャからくる制限を受けない利点をもって
いる。
この場合、各ジョブに共通な領域、即ち制御プログラム
、制御プログラムで使用される制御テーブルその他共通
サブルーチンなどの為の領域は各仮想空間毎におくよう
にされる。
このような領域を共通領域と称する。
上記の如き多重仮想記憶方式の場合でも、単一の仮想空
間の場合と同様に、仮想空間のアドレスと主記憶装置上
の実アドレスとの対応ずけを行なう処理が各仮想空間毎
に行なわれる。
モして該対応ずけの結果は例えばトランスレーション・
ルックアサイド・バッファ(TLB)と呼ばれる高速記
憶装置即ち対照表上に格納され、処理を進めるに当って
は該対照表を索引して論理アドレスと実アドレスとの対
応を行なうようにされる。
しかし、上述の如く各仮想空間毎に用意される共通領域
内では、仮想空間が異なっても、論理アドレスと実アド
レスとの対応は常に一定となる。
このため当該領域についても仮想空間が異なる毎に上記
対照表TLB上に異なった対応を格納せしめようとする
と、対照表TLBの利用効率が低下することになる。
また多重仮想空間処理データ処理装置においてハ、オヘ
レーショナル・システムに応じてシステム領域の大きさ
が異なる場合があり、かつまたシステム領域ではないが
各仮想空間に共通な領域をもうけることが好ましい場合
があり、上述の「共通領域」としてデータ処理装置毎に
任意に設定できることか望まれる。
本考案は上記の点を解決することを目的としており、本
考案の多重仮想空間処理データ処理装置は複数の仮想記
憶空間の各仮想記憶空間ごとに論理アドレスを実アドレ
スに変換する変換機構と、現在処理中の仮想記憶空間の
アイデンティファイ情報を表示する手段と、上記変換機
構にて変換された結果である実アドレスに上記表示手段
で表示されているアイデンティファイ情報を付して格納
するメモリとを備え、データ処理に際して上記表示手段
で表示されているアイデンティファイ情報と同一のアイ
デンティファイ情報が付されていることを条件に、該メ
モリに所望の実アドレスが格納されていればその実アド
レスを用いてデータ処理し、格納されていなければ上記
変換機構により実アドレスを求めてデータ処理するデー
タ処理装置において、各仮想記憶空間に同−論理アドレ
スが同−実アドレスに変換される共通領域がある場合、
上記共通領域の範囲を示す共通領域表示手段と、実アド
レスに変換される論理アドレスが共通領域表示手段で示
される範囲にあるか否かを知るための比較回路と、該比
較回路の比較結果によって上記アイデンティファイ情報
表示手段の出力を予じめ定めた特定の値に変更する手段
とを設けると共に、上記共通領域表示手段の内容がプロ
グラムによって書替え可能に構成され、上記メモリへ実
アドレスを格納するに際して、該実アドレスに対応する
論理アドレスが共通領域のアドレスと指示された場合に
は、実アドレスと共に上記変更手段で変更された上記特
定の値をアイデンティファイ情報として付加して格納し
、該実アドレスに対応する論理アドレスか共通領域以外
のアドレスと指示された場合には、実アドレスと共に上
記アイデンティファイ情報を変更せずにそのまま付して
格納するようにしたことを特徴としている。
以下図面を参照しつつ説明する。
第1図および第2図は多重仮想空間に対処する処理を行
なうデータ処理装置における多重仮想記憶の構造を概念
的に説明する説明図、第3図は本考案において用意され
る共通領域指示記憶手段(コモン・バーチュアル・レジ
スタCVR)の一実施例構成、第4図人ないしHは上記
共通領域記憶手段CVRによって指示された内容と仮想
空間上の共通領域の存在範囲を対応せしめた説明図、第
5図は本考案の一実施例構成を示す。
第1図および第2図において、1−0ないし1nは夫々
仮想空間、2−ロないし’l −nは夫々セグメント・
テーブル、3−00.3−10、・・・・・・、3i0
.3−11、・・・・・・、3−nl・・・・・・、4
−0.4i、・・・・・・、5−0.5−1、・・・・
・・は夫々ページ・テーブルを表わしている。
即ち第1図に示す如く各ジョブに対応した複数個の仮想
空間10ないしi−nが割当てられる。
その数は、主としてオペレーティング・システムによっ
て制限され、現在では1500個程度の多重空間を扱う
ことが可能となっている。
各仮想空間1−ロないし1−nは、2つの共通領域であ
る領域A(第1図に示すシステム領域は共通領域である
)と領域B1個別ユーザ領域と呼ばれる領域Cとをそな
えており、上記領域AとBとは各仮想空間1−0ないし
1−nに対して共通に用意される。
各仮想空間毎に当該仮想空間のアドレスと主記憶装置上
の実空間のアドレスとの関係を対応ずけるためには、第
2図に示す如くセグメント・テーブル2−ロないし’l
−nとページ・テーブル3−00.3−01、・・・
・・・、3−10 、3−11、・・・・・・、3−n
O、3−n 1、・・・・・・、4−0.4−1、・
・・・・・、s−o 、s−i、・・・・・・とが用意
される。
各セグメント・テーブル2−0ないし2−nは夫々1つ
1つの仮想空間1−ロないし1−nに対応している。
そして複数個の仮想空間の中で1つの仮想空間を指定し
たり識別するには、セグメント・テーブルの先頭アドレ
スを指定するようにされる。
該先頭アドレスを指定するためには例えばセグメント・
ベース・レジスタ(SBR)と呼ばれるレジスタが利用
される。
ある1つの仮想空間に対応して、論理アドレスから実ア
ドレスを求める処理は次の如く行なわれると考えてよい
即ち、上記1つの仮想空間例えば1−1に対応するセグ
メント・ベース・レジスタSBHの内容と与えられた論
理アドレスの1部ビットとにもとすいて、第2図図示の
セグメント・テーブル2−1上の1つの番地がアクセス
される。
そして該セグメント・テーブル2−1の当該番地の内容
と上記論理アドレスの1部ビットとにもとづいて1つの
ページ・テーブル例えば3−11上の1つの番地がアク
セスされる。
そして該ページ・テーブル3−11の当該番地の内容と
上記論理アドレスの1部ビットとにもとづいて実アドレ
スが決定される。
該決定された論理アドレスと実アドレスとの対応結果は
、上述の対照表TLB上に格納される。
そして以後の処理においては、先ず該対照表TLBを索
引して論理アドレスと実アドレスとの対応を調べて実ア
ドレスを決定してゆくようにされる。
勿論、該対照表TLB上に上記論理アドレスと実アドレ
スとの対応が格納されていなかった場合には、改めて上
記セグメント・テーブル2やページ・テーブル3,4,
5などを用いて実アドレスを決定し、その結果を対照表
TLB上に格納する。
このとき対照表TLBの記憶容量に制限があるため、例
えば当該時点で最も最近使用されなかった1つの対応結
果を対照表TLB上から追出し、新しい対応結果を格納
するようにされる。
データ処理装置においては上記の如く論理アドレスと実
アドレスとの対応すけ処理を行うが、第2図を参照する
と判る如く、各仮想空間1−ロないし1−n上に存在す
る共通領域AおよびBについては、仮想空間1したがっ
てセグメント・テーブル2が異なっても共通のページ・
テーブル4や5を利用して実アドレスを求めることにな
る。
即ち、仮想空間が異なっても、当該領域AおよびBにつ
いては論理アドレスが同じであれは同じ実アドレスに対
応している。
このため、上記共通領域AおよびBについての論理アド
レスと実アドレスとの対応結果を対照表TLB上に格納
するに当って、格納空間が異なる毎に別々に対照表TL
B上に格納すると大きい無駄を生ずる。
即ち、仮想空間が異なっても同−実アドレスが抽出され
ることになる論理アドレスと実アドレスとの対応結果を
対照表TLB上に別々に登録すると、以後の処理におい
て必要となるかも知れない他の対応結果が対照表TLB
上から追出されることになり、対照表TLBの利用効率
が大幅に低下する。
このため、本考案の場合、第3図に示す如き共通領域指
示記憶手段6を用意し、仮想空間1上で共通領域Aおよ
びBがどの範囲に位置しているかを指示せしめておくよ
うにする。
第3図中のHBAはハイ・パウンド・アドレスであって
いわば第1図図示の領域Aに相当する領域を指示する。
そして第4図を参照すると判る如く、上記フィールドH
BAの内容で指定されたアドレスから仮想空間の最大論
理アドレス(例えは16MB)までの領域が共通領域で
あることを指示する。
またHVはハイ・バウンド・アドレス有効指示ビットで
あって、該HVが論理「1」のときフィールドHBAで
指示されているアドレスが有効であることを指示する。
同様に第3図中のLBAはロウ・バウンド・アドレスで
あっていわば第1図図示の領域Bに相当する領域を指示
する。
そして第4図を参照すると判る如く、仮想空間の「0」
アドレスから上記フィールドLBAの内容で指定された
アドレスまでの領域が共通領域であることを指示する。
またLVはロウ・バウンド・アドレス有効指示ビットで
あって、該LVが論理「1」のときフィールドLBAで
指示されているアドレスが有効であることを指示する。
仮想空間上で共通領域AおよびBがどの範囲を占めるか
は、装置によって異なり、第4図人ないしHで示す如き
各種の形態が存在する。
これらの各形態に対応して、上記共通領域指示記憶手段
6に情報HV、HBA、LV、LBAをセットするには
、例えば本考案において用意されるロード・コモン・バ
ーチュアル・レジスタ命令(LCVR命令)を実行する
ことによって行なわれる。
第5図は上記共通領域指示記憶手段6にセットされた内
容にもとすいて、共通領域AおよびBに対応する論理ア
ドレスと実アドレスとの対応結果を、仮想空間が異なっ
ても共通に格納しておくようにした本考案の一実施例構
成を示している。
図中の符号6は共通領域記憶手段CVR,7は対照表T
LB、8はデコーダであって対照表7の所定番地に対し
てアクセスをかけるもの、9は論理アドレス・レジスタ
であって例えば中央処理装置が処理を実行するに当って
実アドレスRAに変換されるべき論理アドレスEAがセ
ットされるもの、10は実アドレス・レジスタであって
対照表7上に論理アドレス・実アドレス対応結果を書込
む際に登録される実アドレスRAかセットされるもの、
11は仮想空間アイデンティファイ情報レジスタであっ
て対照表TLBZ上に対、応結果を登録する際または対
照表TLB7から対応結果を読出す際に当該対応結果が
どの仮想空間に対応するものであるかを表わすアイデン
ティファイ情弗IDがセットされるもの、12は論理ア
ドレス保持レジスタであって対照表TLB7を読出す際
にレジスタ9の内容の1部を一時保持するもの、13は
第1の一致検出回路であって対照表TLB7から読出さ
れた論理アドレスもAの一部ビットと保持レジスタ12
の内容との一致を調べるもの、14は第2の一致検出回
路であって対照表TLB7から読出されたアイデンティ
ファイ情報IDと該読出し時においてレジスタ11にセ
ットされたアイデンティファイ情報との一致を調べるも
の、■は有効指示ビットであって論理「1」であるとき
対照表7上に登録されている論理アドレス・実アドレス
対応結果が有効であることを指示するもの、15はアン
ド回路であって該アンド回路が論理「1」を出力すると
き論理アドレス・レジスタ9上にセットされた論理アド
レスEAに対応する実アドレスRAが対照表TLB7上
に存在する(TLBHIT)ことを表わすもの、16は
本考案によってもうけられる比較回路であって論理アド
レス・レジスタ9にセットされた論理アドレスEAが共
通領域記憶手段CVRQ上にセットされた共通領域Aお
よびB内のアドレスに対応しているか否か調べるもの、
17はアイデンティファイ情報モディファイ回路であっ
て比較回路16が論理11jにあるときレジスタ11に
セットされているアイデンティファイ情報即ち仮想空間
を指定する情報を予め定めたパターンに変更づるものを
表わしている。
中央処理装置が処理実行に当って記憶装置をアクセスす
るに当っては、論理アドレスを実アドレスに変換するこ
とが必要となる。
このため先ず対照表TLB7をアクセスする。
即ち、変換されるヘキ論理アドレスEAは論理アドレス
・レジスタ9にセットされ、該論理アドレスEAの例え
ばビット8ないし11は保持レジスタ12に保持され、
ビット12ないし19をもって対照表TLB7に対して
読出しアクセスを行なう。
これによって対照表TLB7の当該番地からは先に登録
されている情報即ち論理アドレス・実アドレス対応結果
と当該対応結果がどの仮想空間に対するものかを指示す
るアイデンティファイ情報IDと有効指示ビット■とが
読出される。
対応結果5ま論理アドレス第8ビツトないし第11ビツ
トと実アドレス第8ビツトないし第19ビツトとの対応
を表わすものである。
したがって読出された論理アドレスの第8ないし第11
ビツトと保持レジスタ12の内容とが一致するとき、読
出された実アドレス第8ビツトないし第19ビツトは変
換されるべき論理アドレスに対応するものであることを
表わしている。
シタがって、−数構出回路13は当該一致を調べ一致し
ていれば論理「1」を出力する。
また上記変換に当って中央処理装置は、論理アドレス・
レジスタ9にセットした論理アドレスがどの仮想空間に
対応しているものであるかを指示するためアイデンティ
ファイ情報をレジスタ11にセットしている。
そして対照表TLB7から読出されたアイテンティファ
イ情報IDと上記レジスタ11の内容とが正しく一致し
ているか否かを一致検出回路14が調べ、一致していれ
は論理「1」を出力する。
更に読出しに当って対照表TLB7からは有効指示ビッ
ト■が読出され、アンド回路15に供給される。
したがって、もしもアンド回路15が論理「1」を出力
する状態は、次のことを意味する。
即ち、■レジスタ9にセットされた論理アドレスEAに
対応する論理アドレス・実アドレス対応が対照表TLB
T上に存在しており、■その対応は有効であり、■更に
その対応は所望の仮想空間に対するものであることを意
味する。
このため、信号TLB HITが発せられ、その時点で
読出された実アドレスRAが変換された実アドレスとし
て記憶装置に対するアクセスに利用されてゆく。
このときもしも、アンド回路15がオンしない場合、所
望の論理アドレス・実アドレス対応が対照表TLBZ上
に存在しないことを意味する。
この場合、上述した如くセグメント・テーブルとSGT
とページ・テーブルPTとを利用して、実アドレスを抽
出し、該対応結果を対照表TLBr上に登録する。
即ち抽出された実アドレスはレジスタ10にセットされ
、レジスタ9にセットされている論理アドレスEAを用
いて対照表7上に登録される。
このとき言うまでもなく、仮想空間を指示するアイデン
ティファイ情報IDがレジスタ11にセットされ、対照
表7上に一緒に登録される。
また有効指示ビット■を論理「1」の形で書込まれる。
しかし、このときレジスタ9土にセットされた論理アド
レスEAが共通領域記憶手段6の内容で与えられるアド
レス内に位置している場合、比較回路16は論理「1」
を発し、レジスタ11にセットされているアイデンティ
ファイ情報IDをモデファイ回路17を介して予め定め
たパターンに変更し、対照表7上に登録するようにされ
る。
勿論レジスタ9上にセットされた論理アドレスEAが上
述の共通領域でない場合には、レジスタ11にセットさ
れたアイデンティファイ情報がそのまま対照表7上に登
録される。
この状態において、上述の如く中央処理装置が処理に当
っては実アドレスを抽出すべくレジスタ9上に論理アド
レスEAをセットして対照表7に対して読出しアクセス
を行なうことになる。
このときもしも、レジスタ9上にセットされた論理アド
レスEAが共通領域記憶手段6の内容で与えられるアド
レス内に位置している場合、比較回路16は上記と同様
に論理「1」を発する。
したがって、この場合にもレジスタ11にセットされた
アイデンティファイ情報IDはモディファイ回路17に
よって予め定めたパターンに変更されて一致検出回路1
4に供給される。
上記読出しアクセス時にはレジスタ9にセットされた論
理アドレスEAによって対照表TLB7が上述の如くア
クセセされて、対照表TLBi上の当該番地から読出さ
れる。
このとき読出されたアイデンティファイ情報IDは、言
うまでもなく先に登録する際に書込まれている予め定め
たパターンである。
このため、−数構出回路14は仮想空間が異なっていた
としても一致出力を発する。
即ち、アンド回路15は信号TLB )(ITを発し、
対照表TLB7上に所望の論理アドレス・実アドレス対
応が存在しているものとみなされて、読出された実アド
レスRAが利用されてゆく。
このことは、次のことを意味する。
例え仮想空間が異なるものであっても、変換されるべき
論理アドレスEAが第1図図示の共通領域AまたはBに
対応するものである場合、各仮想空間に共通に登録され
ることを意味し、各仮想空間毎に別々に登録されること
はないことを意味する。
なお、対照表TLBT内のある対応結果が共通領域に対
応するものであることを示す方法として、仮想空間アイ
デンティファイに関しては通常のものと全く同じとし、
対照表内の各対応ごとに特定ビットを付加する方法もあ
る。
この方法は、対照表TLB7にもう1ビツト追加し、か
つ、新しいアドレスの対応ずけの結果を格納する際に、
それが共通領域であると、上記追加ビットを“1″にす
るものである。
そして、対照表TLB7を索弓した結果上記追加ビット
が“1′′である時には、第5図における一致検出回路
の一致検出動作の結果によらず、該一致検出回路の出力
を“′1″とする様に動作させるものである。
以上説明した如く、本考案によれば仮想空間が異なって
いても、共通領域AまたはBに当る場合各仮想空間に対
して共通に対照表TLBT上に登録され、対照表TLB
7の有効利用をはかり、装置全体の効率を向上すること
が可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は多重仮想空間に対処する処理を行
なうデータ処理装置における多重仮想記憶の構造を概念
的に説明する説明図、第3図は本考案において用意され
る共通領域指示記憶手段の一実施例構成、第4図Aない
しHは上記共通領域記憶手段によって指示された内容と
仮想空間上の共通領域の存在範囲を対応せしめた説明図
、第5図は本考案の一実施例構成を示す。 図中1−0ないし1−nは夫々仮想空間、2−0ないし
’l −nは夫々セグメント・テーブル、3゜4.5は
夫々ページ・テーブル、6は共通領域指示記憶手段、7
は対照表、9は論理アドレス・レジスタ、10は実アド
レス・レジスタ、11はアイデンティファイ情報レジス
タ、12は論理アドレス保持レジスタ、13,14は夫
々一致検出回路、15はアンド回路、16は比較回路、
17はアイデンティファイ情報モディファイ回路を表わ
す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 複数の仮想記憶空間の各仮想記憶空間ごとに論理アドレ
    スを実アドレスに変換する変換機構と、現在処理中の仮
    想記憶空間のアイデンティファイ情報を表示する手段と
    、上記変換機構にて変換された結果である実アドレスに
    上記表示手段で表示されているアイデンティファイ情報
    を付して格納するメモリとを備え、データ処理に際して
    上記表示手段で表示されているアイデンティファイ情報
    と同一のアイデンティファイ情報が付されていることを
    条件に、該メモリに所望の実アドレスが格納されていれ
    ばその実アドレスを用いてデータ処理し、格納されてい
    なければ上記変換機構により実アドレスを求めてデータ
    処理するデータ処理装置において、各仮想記憶空間に同
    −論理アドレスが同−実アドレスに変換される共通領域
    がある場合、上記共通領域の範囲を示す共通領域表示手
    段と、実アドレスに変換される論理アドレスが共通領域
    表示手段で示される範囲にあるか否かを知るための比較
    回路と、該比較回路の比較結果によって上記アイデンテ
    ィファイ情報表示手段の出力を予じめ定めた特定の値に
    変更する手段とを設けると共に、上記共通領域表示手段
    の内容かプログラムによって書替え可能に構成され、上
    記メモリへ実アドレスを格納するに際して、該実アドレ
    スに対応する論理アドレスが共通領域のアドレスと指示
    された場合には、実アドレスと共に上記変更手段で変更
    された上記特定の値をアイデンティファイ情報として付
    加して格納し、該実アドレスに対応する論理アドレスが
    共通領域以外のアドレスと指示された場合には、実アド
    レスと共に上記アイデンティファイ情報を変更せずにそ
    のまま付して格納するようにしたことを特徴とする多重
    仮想空間処理データ処理装置。
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