JPS5830221Y2 - 水質試験器 - Google Patents

水質試験器

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JPS5830221Y2
JPS5830221Y2 JP1979053384U JP5338479U JPS5830221Y2 JP S5830221 Y2 JPS5830221 Y2 JP S5830221Y2 JP 1979053384 U JP1979053384 U JP 1979053384U JP 5338479 U JP5338479 U JP 5338479U JP S5830221 Y2 JPS5830221 Y2 JP S5830221Y2
Authority
JP
Japan
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water
test
water quality
test piece
quality tester
Prior art date
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Expired
Application number
JP1979053384U
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English (en)
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JPS55154463U (ja
Inventor
外雄 久保
知行 高橋
Original Assignee
栗田工業株式会社
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Publication date
Application filed by 栗田工業株式会社 filed Critical 栗田工業株式会社
Priority to JP1979053384U priority Critical patent/JPS5830221Y2/ja
Publication of JPS55154463U publication Critical patent/JPS55154463U/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は試験片を用いて模擬試験を行うようにした水
質試験器に関するものである。
冷却水系などにおけるスケールの生成や腐食の発生は水
質、温度、流速などの影響を受けるため、実際の系にお
いて試験片を使用し、スケール生成試験や腐食試験など
の模擬試験を行っている。
例えば従来のスケール生成試験法は、試験片として短管
を使用し、この短管を薬注装置とともに本管に並行して
設けた側管に配管し、本管内の流速と同一の流速で試験
を行い、薬注した時としない時のスケール付着量の差か
ら、スケール防止剤の選定を行っていた。
このような従来法の欠点としては、(1)試験中に短管
内面へのスケールの付着状況を観察することができず、
試験後に短管を半割しなければ観察できない。
(2)短管半割中に付着スケールが層状のまま剥離する
ことがある。
(3)半割作業は熟練、時間、費用を要するうえ、結果
が出るのが遅い。
(4)短管は壁面が曲っており、また半割時に剥離も生
ずるため、スケール生成量は単位時間あたりの付着重量
(例えばmg/日)でしか出せず、現場の要求である単
位時間あたりの層の厚さく例えばmm7年)で出すこと
ができない、などがあげられる。
本考案はこのような従来法の欠点を改善して、簡便かつ
正確にスケール付着試験等の水質試験を行える模擬試験
用水質試験器を提案する。
本考案は検水入口および検水出口に連通する水路ならび
にその水路にそって設けられた開口部を有する本体と、
開口部に着脱自在に取付けられる試験片および蓋と、試
験片全面に水を供給するように着脱自在に取付けられた
棒状体からなる変流部材とを含む模擬試験用水質試験器
である。
以下本考案を図面の実施例により説明する。
第1図は水質試験器の縦断正面図、第2図はI■−■I
断面図、第3図は水質試験器の接続状態を示すフローダ
イヤグラムである。
図面において1は本体であって、透明プラスチック、ガ
ラス等の透明体によって直方体状に構成されている。
本体1の長手方向の両端に検水人口2および検水出口3
が設けられている。
検水人口2および検水出口3に連絡し本体1の全長にわ
たつて水路4が設けられており、その上部は開口して開
口部5となっている。
このように水路4は本体1を上から直方体状に削り取っ
た形状となっている。
本体1の上部の開口部5に沿って段部6が構成されここ
に長方形の平板からなる試験片7およびパツキン8が重
ねて取りつけられ、さらにその上に本体1全体を覆うよ
うにパツキン9および蓋10が取りつけられ、これらは
ビス11によって本体1に着脱自在に取りつけられてい
る。
水路4内には開口部5に対向して変流部材12が本体1
の底面にビス(図示せず)により着脱自在に取りつけら
れている。
変流部材12は水路4の幅に対応した幅を持つ棒状体か
らなり、その両端は検水人口2および検水出口3に対向
して変流面13.14を形成している。
変流面13の検水流入方向に対する角度aは特に限定さ
れず、流入した検水を試験片の設けられた開口部に導け
る程度であればよいが、45〜90°(更に望ましくは
60〜80°)の角度とするのが望ましい。
90°より大きくなると試験片の両端が有効に使われな
くなる傾向があり、実際の水系と異る結果が得られるこ
とになり、また45°より小さいと、鋭角内にSSや夾
雑物がたまりやすく、これらはやがて曳糸状の汚染物と
なって水路内に堆積し、閉塞等の不都合な事態をひきお
こしやすい。
試験片全面に均一に水を供給するには60〜80°の範
囲が最も効率的である。
変流部材12は実施例のように棒状部材を着脱自在に取
付けると、水路4の流速調節手段としても作用する。
この場合、種々の厚さのものを用意しておき試験条件に
応じて取り替えて水路4の断面積を変え、これにより試
験に適した流速に調節する。
特に多種の流速下における試験を一度に行う場合には都
合がよい。
変流部材12は独立した部材でなくてもよく、本体1と
一体に構成してもよい。
以上のように構成される水質試験器により水質試験を行
うには一例として第3図のように接続する。
すなわち給水管15に水質試験器A1を接続し、さらに
連絡水管16を介して他の水質試験器A2を接続する。
17は分流管であって調節弁18の開閉によって給水管
15から水質試験器A1へ流入する水量を調節する。
19は薬注管であって逆止弁20を介して連絡木管16
に接続する。
21は排水管であって流量計22を設けている。
弁23を開いて給水管15がら水質試験器A1に通水す
ると、水質試験器A1では、第1図に示すように検水人
口2から本体1内に入った検水は水路4を通って検水出
口3から排出されるが、このとき、変流部材12の変流
面13に衝突した検水は変流して上方に向い試験片7に
沿って流れる。
この間試験片が検水と接触することにより、試験片は実
系の配管と同じ環境下におかれるため、実系と同条件で
のスケール生成、腐食等の水質試験が行われる。
検水出口3から連絡水管16へ流出した検水は、薬注管
19から、スケール防止剤または防食剤等の水処理薬剤
を注入され、水質試験器A2に流入し、同様にしてこれ
を通過する間に、薬剤注入条件下での試験が行われ、排
水管21に排出される。
各試験器を通過する検水の流量は、流量計22を見なが
ら、調節弁18によって調節される。
本体1が透明体で構成されている場合には試験継続中外
部から試験片7のスケール生成状況または腐食状況を観
察することができる。
以上の操作を一定時間続けた後、ビス11をはずして蓋
10をとり、試験片7を取り出し、スケール付着状況あ
るいは腐食状況を観察し、その付着層の厚さや重量を測
定し、スケール付着量や腐食量等を算出する。
また水質試験器A1およびA2の結果を比較することに
より薬剤あるいはその注入量の適否を判定することがで
きる。
なお薬剤の効果の持続性をみるためには、薬注管より下
流に接続される水質試験器A2を複数個設け、場合によ
っては長距離はなして設けることができる。
試験器を使用して試験を行う場合、試験片が上下どちら
になるように配置してもよい。
本考案の水質試験器は一般冷却水系、鉄鋼集塵水系その
他の水系に適用でき、またスケール付着試験、腐食試験
、その他の水質試験に適用できる。
なお実施例では水路4の方向と同方向に検水人口2、を
設けたため、変流部材12を設けたが、検水入口を流入
検水が試験片の一端に衝突するように設ければ変流手段
12は設けなくてもよい。
また実施例では変流手段12に流速調節手段も兼ねさせ
たが、これらは別々に設けてもよく、また流速調節は本
体1外の手段(例えば調節弁18)によって行ってもよ
い。
本考案の水質試験器は現場で簡単に取付けて試験を行う
ことができ、実系に合った条件で試験を行い、正確なデ
ータを得ることができる。
試験終了時に、試験片はスケールの剥離等を伴うことな
く容易に取出し、正確に計量することができる。
また構造が簡単で製作、取付も容易である。
本体を透明体で構成すると、試験中に試験片の観察が可
能であり、試験片として平板のものを使用すると膜厚計
等によりスケール付着層の厚みを容易に測定することが
できる。
また変流手段を設けると試験片全面に均一に検水を流す
ことができ、また乱流により薬剤との混合を良好にする
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例の縦断正面図、第2図はII −II断
面図、第3図は接続状態を示すフローダイヤグラムであ
り、1は本体、2は検水入口、3は検水出口、4は水路
、5は開口部、7は試験片、10は蓋、12は変流部材
、A 1. A 2は水質試験器である。

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. (1)検水入口および検水出口に連通する水路ならびに
    その水路にそって設けられた開口部を有する本体と、開
    口部に着脱自在に取付けられる試験片および蓋と、試験
    片全面に水を供給するように着脱自在に取付けられた棒
    状体からなる変流部材とを含む模擬試験用水質試験器。
  2. (2)本体は透明体によって構成されている実用新案登
    録請求の範囲第1項記載の水質試験器。
  3. (3)変流手段は水路の流速を調節する手段でもある実
    用新案登録請求の範囲第1項または第2項記載の水質試
    験器。
  4. (4)試験片はシール材を介して蓋により本体に着脱自
    在に取付けられている実用新案登録請求の範囲第1項な
    いし第3項のいずれかに記載の水質試験器。
JP1979053384U 1979-04-23 1979-04-23 水質試験器 Expired JPS5830221Y2 (ja)

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JP1979053384U JPS5830221Y2 (ja) 1979-04-23 1979-04-23 水質試験器

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Publication Number Publication Date
JPS55154463U JPS55154463U (ja) 1980-11-07
JPS5830221Y2 true JPS5830221Y2 (ja) 1983-07-02

Family

ID=28946248

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JP1979053384U Expired JPS5830221Y2 (ja) 1979-04-23 1979-04-23 水質試験器

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5268495A (en) * 1975-12-04 1977-06-07 Matsushita Electric Ind Co Ltd Gas detector

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5268495A (en) * 1975-12-04 1977-06-07 Matsushita Electric Ind Co Ltd Gas detector

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JPS55154463U (ja) 1980-11-07

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