JPS5829911B2 - ビデオ信号処理方式 - Google Patents
ビデオ信号処理方式Info
- Publication number
- JPS5829911B2 JPS5829911B2 JP52076277A JP7627777A JPS5829911B2 JP S5829911 B2 JPS5829911 B2 JP S5829911B2 JP 52076277 A JP52076277 A JP 52076277A JP 7627777 A JP7627777 A JP 7627777A JP S5829911 B2 JPS5829911 B2 JP S5829911B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- video signal
- signal
- circuit
- level
- black
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Image Input (AREA)
- Facsimile Image Signal Circuits (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はファクタ□りや文字図形読取装置などに用いら
れるビデオ信号処理方式に関する。
れるビデオ信号処理方式に関する。
この種の方式では、通常原画の図形や文字を走査して得
られたアナログビデオ信号を黒信号および白信号の2値
(ディジタル)信号に変換しり後、これを受信記録紙に
記録し、あるいは陰極線管で表示している。
られたアナログビデオ信号を黒信号および白信号の2値
(ディジタル)信号に変換しり後、これを受信記録紙に
記録し、あるいは陰極線管で表示している。
アナログビデオ信号を白黒の2値(ディジタル)信号に
変換するには、図形を走査して得られたビデオ信号の瞬
時値Cレベル)が黒または白のいずれであるかを判別す
る基準となるスレッシュホルド電圧(以下「しきい値」
と称す)を利用する。
変換するには、図形を走査して得られたビデオ信号の瞬
時値Cレベル)が黒または白のいずれであるかを判別す
る基準となるスレッシュホルド電圧(以下「しきい値」
と称す)を利用する。
たとえば、比較的暗い紙面を走査する際には、比較的低
いしきい値が用いられ、比較曲間るい紙面では比較的高
いしきい値が用いられる。
いしきい値が用いられ、比較曲間るい紙面では比較的高
いしきい値が用いられる。
アナログビデオ信号の瞬時値がしきい値以上のときは白
信号、しきい値未満のときは黒信号と判断され、このよ
うにして白黒の2値信号に変換されたビデオ信号は記録
または表示のために利用される。
信号、しきい値未満のときは黒信号と判断され、このよ
うにして白黒の2値信号に変換されたビデオ信号は記録
または表示のために利用される。
従来、ファクシミリなどにおいて、このようなしきい値
を得るための手段として、尖頭値検出法や積分回路を用
いる方式などがある。
を得るための手段として、尖頭値検出法や積分回路を用
いる方式などがある。
尖頭値検出法は、アナログビデオ信号のたとえば一走査
期間の白ピーク値を検出し、その数+係程度のレベルの
電圧をしきい値として抵抗やコンデンサ等からなる時定
数回路により保持するものであり、また積分法はアナロ
グビデオ信号を例えば−走査期間などの所定期間に亘り
積分し、その積分値に比例してしきい値のレベルを設定
し保持するものであって、これらの方式は、いずれも検
波整流回路やCR時定数回路を使用している。
期間の白ピーク値を検出し、その数+係程度のレベルの
電圧をしきい値として抵抗やコンデンサ等からなる時定
数回路により保持するものであり、また積分法はアナロ
グビデオ信号を例えば−走査期間などの所定期間に亘り
積分し、その積分値に比例してしきい値のレベルを設定
し保持するものであって、これらの方式は、いずれも検
波整流回路やCR時定数回路を使用している。
尖頭値検出法を用いた方式では、例えば読み取シ走査の
開始から画信号が全黒であるようなビデオ信号の場合、
白ピーク値を検出することができないので、しきい値を
決定することができない。
開始から画信号が全黒であるようなビデオ信号の場合、
白ピーク値を検出することができないので、しきい値を
決定することができない。
また、尖頭値検出法や積分法など、CR充放電時定数回
路によりしきい値レベルを決定し保持する方式において
は、多種多様の読取り原稿を正しく読取るために原稿内
容(例えば、原稿の他の明るさ、文字や図面の太さ、大
きさ、間隔、筆記具など)によっては、時定数回路の充
電、放電時間を再調整して、各原稿に適合するようにし
きい値レベルおよび保持時間を設定し直す必要があり、
このようなことは熟練者にとっても極めて面倒で困難で
あるだけでなく、原稿の種類によっては如何様に調整し
ても正しく取み取りができない場合さえ生じるなどの欠
点があった。
路によりしきい値レベルを決定し保持する方式において
は、多種多様の読取り原稿を正しく読取るために原稿内
容(例えば、原稿の他の明るさ、文字や図面の太さ、大
きさ、間隔、筆記具など)によっては、時定数回路の充
電、放電時間を再調整して、各原稿に適合するようにし
きい値レベルおよび保持時間を設定し直す必要があり、
このようなことは熟練者にとっても極めて面倒で困難で
あるだけでなく、原稿の種類によっては如何様に調整し
ても正しく取み取りができない場合さえ生じるなどの欠
点があった。
このような読み取り誤差の問題は、光学系により原画を
読み取る際に生じるシェージングによっても生ずる。
読み取る際に生じるシェージングによっても生ずる。
ファクシミリなどでは、通常光学系を利用してビデオ信
号を得ているが、その際発生するシェージングの影響を
軽減するため、シェージングを回路的に補正する方法や
、表示用の受像管の周縁部の輝度を中央よりも高くする
回路を付加するなどの方法が採られている。
号を得ているが、その際発生するシェージングの影響を
軽減するため、シェージングを回路的に補正する方法や
、表示用の受像管の周縁部の輝度を中央よりも高くする
回路を付加するなどの方法が採られている。
しかし、いずれもシェージングの影響を充分に取除くこ
とはできず、ビデオ信号の内容によってはある程度の誤
差はやむをえないものとして適当なレベルおよ、び時定
数のしきい値レベルにより2値信号に変換しているのが
現状である。
とはできず、ビデオ信号の内容によってはある程度の誤
差はやむをえないものとして適当なレベルおよ、び時定
数のしきい値レベルにより2値信号に変換しているのが
現状である。
第1図A、B、Cは、シェージングを受けたビデオ信号
を、従来OCR時定数回路を用いたしきい値形成法によ
り2値信号に変換する方式の説明図である。
を、従来OCR時定数回路を用いたしきい値形成法によ
り2値信号に変換する方式の説明図である。
第1図Aに示すように、白地の原稿1に描かれた黒色の
文字2を矢印3の方向に光学系により読取走査すると、
第1図Bに示すようなシェージングを受けたビデオ信号
4が得られる。
文字2を矢印3の方向に光学系により読取走査すると、
第1図Bに示すようなシェージングを受けたビデオ信号
4が得られる。
なお、第1図B、Cの横軸のtは時間を示す。
ビデオ信号4の凹部イ、口、二、ホは文字2に対応する
個所であり、Loは走査の始めのペデスタル信号C基準
黒レベル)、ハは白ピークである。
個所であり、Loは走査の始めのペデスタル信号C基準
黒レベル)、ハは白ピークである。
5は時定数回路により得られたしきい値で、このしきい
値を基準として白W、黒Bを判別し、第1図Cに示す2
値信号6を得る。
値を基準として白W、黒Bを判別し、第1図Cに示す2
値信号6を得る。
この第1図Cから明らかなように、本来黒として読み取
られるべき凹部二が2値信号6では白となり、反対に、
白として読み取られるべき個所へか2値信号6では黒と
なる誤りが生じている。
られるべき凹部二が2値信号6では白となり、反対に、
白として読み取られるべき個所へか2値信号6では黒と
なる誤りが生じている。
第2図A、B、Cは、原稿の地が場所により変化した場
合にも、同様なしきい値形成法では誤シが発生すること
を説明するための図である。
合にも、同様なしきい値形成法では誤シが発生すること
を説明するための図である。
第2図Aに示すように、一部に灰色部の個所7がある白
地の原稿1を、矢印3aに示すように第1走査すると、
第2図Bに示すビデオ信号4aが得られ、矢印3bに示
すように第2走査すると、第2図Cに示すビデオ信号4
bが得られる。
地の原稿1を、矢印3aに示すように第1走査すると、
第2図Bに示すビデオ信号4aが得られ、矢印3bに示
すように第2走査すると、第2図Cに示すビデオ信号4
bが得られる。
lた、第2図BおよびCにおけるしきい値を、共に時定
数回路により曲線5a、5bに示すように作成すると、
第2図Bの第1走査で得られたビデオ信号4aでは誤り
は発生しないが、第2図Cの第2走査で得られたビデオ
信号4bでは、灰色部7が全黒となってその中の文字が
全く読み取れないといった重大な誤りが発生することに
なる。
数回路により曲線5a、5bに示すように作成すると、
第2図Bの第1走査で得られたビデオ信号4aでは誤り
は発生しないが、第2図Cの第2走査で得られたビデオ
信号4bでは、灰色部7が全黒となってその中の文字が
全く読み取れないといった重大な誤りが発生することに
なる。
本発明の目的は、上記した従来技術の欠点を除き、原稿
を正しく読み取って2値信号に変換することのできるビ
デオ信号処理方式を損供するにある。
を正しく読み取って2値信号に変換することのできるビ
デオ信号処理方式を損供するにある。
この目的を達成するため、本発明のビデオ信号処理方式
は、ビデオ信号の信号源と、このビデオ信号の所定時間
当りの負勾配(絶対値)が負の基準量(絶対値)に達す
る毎に第1の信号(黒判別信号)を発生する手段と、前
記ビデオ信号の所定時間当りの正勾配が正の基準量に達
する毎に第2の信号(白判別信号)を発生する手段と、
前記第1および第2の信号により交互に第1および第2
のレベル(黒および白レベル)に反転する2値打号を形
成する手段とを具備させる。
は、ビデオ信号の信号源と、このビデオ信号の所定時間
当りの負勾配(絶対値)が負の基準量(絶対値)に達す
る毎に第1の信号(黒判別信号)を発生する手段と、前
記ビデオ信号の所定時間当りの正勾配が正の基準量に達
する毎に第2の信号(白判別信号)を発生する手段と、
前記第1および第2の信号により交互に第1および第2
のレベル(黒および白レベル)に反転する2値打号を形
成する手段とを具備させる。
この正および負の勾配を表わす信号を得るために、本発
明では、lず、ビデオ信号f(t)(tは時間)を所定
時間τ、例えば1ビット期間基延する遅延手段と、基準
値α1.α2(α1=α2を含む)を発生する電源とを
備える。
明では、lず、ビデオ信号f(t)(tは時間)を所定
時間τ、例えば1ビット期間基延する遅延手段と、基準
値α1.α2(α1=α2を含む)を発生する電源とを
備える。
次に、ビデオ信号f(1)、時間τの遅延を受けたビデ
オ信号f(を−τ)、および基準値α11ct2の三者
を組合せて比較し、それらのレベルが次式 を満足する時刻には、ビデオ信号は例えば黒であると判
断し、第1の符号(黒レベル)を発生させる。
オ信号f(を−τ)、および基準値α11ct2の三者
を組合せて比較し、それらのレベルが次式 を満足する時刻には、ビデオ信号は例えば黒であると判
断し、第1の符号(黒レベル)を発生させる。
また、それらのレベルが次式を満足する時刻には、ビデ
オ信号は領えば白であると判断し、第2の符号(白レベ
ル)に転換する。
オ信号は領えば白であると判断し、第2の符号(白レベ
ル)に転換する。
このようにして、上記2つの式を満たす時刻が到来する
毎に第1捷たは第2の符号(黒または白レベル)に転換
する2値信号が得られる。
毎に第1捷たは第2の符号(黒または白レベル)に転換
する2値信号が得られる。
上記ビデオ信号f(t)は、アナログ信号でも、これを
AD変換したディジタル信号でもよい。
AD変換したディジタル信号でもよい。
アナログ信号の場合、上記基準値源としては例えば正の
アナログ直流電圧源が使用される。
アナログ直流電圧源が使用される。
更に上記アナログビデオ信号f (t)tたはf(t−
τ)の一方に、正のアナログ基準値α1.α2の1つま
たは他の1つを組合せて、正筐たは負方向にシフトし、
f(t)+ct1.f(t)−α2 s f (t
r ) alf(t−τ)+α2などを得る偏零手
段、およびこれら偏移手段の出力とf(t)、 t (
t−τ)とを比較して上記2つの式を満たすとき出力を
発生する第1および第2の比較器を設ける。
τ)の一方に、正のアナログ基準値α1.α2の1つま
たは他の1つを組合せて、正筐たは負方向にシフトし、
f(t)+ct1.f(t)−α2 s f (t
r ) alf(t−τ)+α2などを得る偏零手
段、およびこれら偏移手段の出力とf(t)、 t (
t−τ)とを比較して上記2つの式を満たすとき出力を
発生する第1および第2の比較器を設ける。
これら偏移手段や比較器は2値打号発生回路を構成する
。
。
ディジタルビデオ信号の場合、上記の基準値としてディ
ジタル符号を用い、上記の偏移手段に代えて加算回路お
よび減算回路を使用する。
ジタル符号を用い、上記の偏移手段に代えて加算回路お
よび減算回路を使用する。
また、遅延手段としてはシフトレジスタ等の記憶装置を
使用する。
使用する。
以下、本発明を図面について詳細に説明する。
第3図は本発明の一実施例に係るビデオ信号処理方式の
ブロック図である。
ブロック図である。
第3図において、8はファクシミリのスキャナーにより
読取られたアナログビデオ信号の入力端子、9は必要に
応じて挿入されるAGC回路、10は直流再生回路、1
1は遅延装置として使用される記憶装置、12は正方向
偏移回路(直流電位加算回路)、13は負方向偏移回路
(直流電位減算回路)、14は第4比較器、15は第2
比較器、16はフリップフロップ回路、17は基準電位
源、18はサンプリングクロックパルス入力端子、19
゜19′ はフリップフロップ16のQ、Q出力端子で
ある。
読取られたアナログビデオ信号の入力端子、9は必要に
応じて挿入されるAGC回路、10は直流再生回路、1
1は遅延装置として使用される記憶装置、12は正方向
偏移回路(直流電位加算回路)、13は負方向偏移回路
(直流電位減算回路)、14は第4比較器、15は第2
比較器、16はフリップフロップ回路、17は基準電位
源、18はサンプリングクロックパルス入力端子、19
゜19′ はフリップフロップ16のQ、Q出力端子で
ある。
なお、20は記憶装置11の記憶内容を拭去するクリヤ
入力端子、21は同じくフリップフロップ16のクリヤ
入力端子である。
入力端子、21は同じくフリップフロップ16のクリヤ
入力端子である。
記憶装置11はアナログメモリで、サンプリングクロッ
クにより任意の量だけビデオ信号を遅延させることがで
きるものであるが、ここでは入力ビデオ信号を1ビツト
、すなわち1サンプリングパルス周期だけ遅延するもの
となっている。
クにより任意の量だけビデオ信号を遅延させることがで
きるものであるが、ここでは入力ビデオ信号を1ビツト
、すなわち1サンプリングパルス周期だけ遅延するもの
となっている。
勿論、これに代えて他の遅延装置、例えば遅延線や船端
磁気記録再生テープ等を使用しても差支えない。
磁気記録再生テープ等を使用しても差支えない。
基準電位源17は、正の直流電圧αを発生し、正方向偏
移回路12において入力アナログビデオ信号にこの電圧
αを加え(正方向にシフトし)、負方向偏移回路13に
おいて入力アナログビデオ信号からこの電圧αを差引く
(負方向にシフトする)ためのものである。
移回路12において入力アナログビデオ信号にこの電圧
αを加え(正方向にシフトし)、負方向偏移回路13に
おいて入力アナログビデオ信号からこの電圧αを差引く
(負方向にシフトする)ためのものである。
基準電位源17の電圧αは外部よりつ1みなどで調整で
きるようになっている。
きるようになっている。
また、図では正シフト電圧+αと負シフト電圧−αの絶
対値が等しくあるが、必要に応じてその値を若干異なら
しめ、それぞれ独立に調整し得るようにすることもでき
る。
対値が等しくあるが、必要に応じてその値を若干異なら
しめ、それぞれ独立に調整し得るようにすることもでき
る。
つぎに、第3図に示した実施例の動作を、その各部の波
形を示す第4図を参照して説明する。
形を示す第4図を参照して説明する。
端子8よりの入力アナログビデオ信号は、直流再生回路
10により直流分が再挿入されてそのペデスタルレベル
が固定された後、遅延回路11゜正方向偏移回路12、
および負方向偏移回路13に供給される。
10により直流分が再挿入されてそのペデスタルレベル
が固定された後、遅延回路11゜正方向偏移回路12、
および負方向偏移回路13に供給される。
遅延回路11の出力ビデオ信号は、その人力ビデオ信号
と振幅レベルや波形は変らないが、時間軸だけがτ(1
ビツト)だけ遅れたものとなる。
と振幅レベルや波形は変らないが、時間軸だけがτ(1
ビツト)だけ遅れたものとなる。
この遅延されたビデオ信号の波形の一例を第4図A、B
にaとして示す。
にaとして示す。
他方、正方向偏移回路12の出力ビデオ信号は、第4図
Aの波形すで示すようにαだけ正方向にシフトされ、負
方向偏移回路13の出力ビデオ信号は第4図Bの波形C
で示すようにαだけ負方向にシフトされたものとなる。
Aの波形すで示すようにαだけ正方向にシフトされ、負
方向偏移回路13の出力ビデオ信号は第4図Bの波形C
で示すようにαだけ負方向にシフトされたものとなる。
第1比較器14では、1ビツト遅れたアナログビデオ信
号aと、遅延はしないが予め設定された直流電飲分αだ
け正方向にシフトされたアナログビデオ信号すとが比較
される。
号aと、遅延はしないが予め設定された直流電飲分αだ
け正方向にシフトされたアナログビデオ信号すとが比較
される。
っ1す、ビデオ信号すのレベル(濃度)は絶えずその1
ビツト前のビデオ信号aのレベル(濃度)と比べられて
いて、その濃度差が予め定めた濃度差に相当する直流シ
フト分αを越える程、信号すのレベルが低下すると、す
なわち、 の条件が満たされると、第1比較器14は第4図Aのd
に示す出力パルスを発生する。
ビツト前のビデオ信号aのレベル(濃度)と比べられて
いて、その濃度差が予め定めた濃度差に相当する直流シ
フト分αを越える程、信号すのレベルが低下すると、す
なわち、 の条件が満たされると、第1比較器14は第4図Aのd
に示す出力パルスを発生する。
そして、このパルスdの発生はビデオ信号すが黒レベル
となつたことを示す。
となつたことを示す。
換言すると、パルスdu黒と判断させるセット信号であ
るということができる。
るということができる。
同様にして、第2比較器15では、1ビツト遅れたアナ
ログビデオ信号aと、遅延はしないが予め設定された直
流電位分αだけ負方向にシフトされたアナログビデオ信
号Cとが比較される。
ログビデオ信号aと、遅延はしないが予め設定された直
流電位分αだけ負方向にシフトされたアナログビデオ信
号Cとが比較される。
ビデオ信号Cのレベルがその1ビツト前のレベルに比べ
て設定値αを越える程上昇すると、同様にしての条件が
満たされることになり、このときはビデオ信号Cが白で
あると判断して、第2比較器15が第4図Bのeに示す
パルスを発生する。
て設定値αを越える程上昇すると、同様にしての条件が
満たされることになり、このときはビデオ信号Cが白で
あると判断して、第2比較器15が第4図Bのeに示す
パルスを発生する。
出力パルス列dおよびeはそれぞれフリップフロップ1
6のリセット端子Rおよびセット端子Sに印加されて、
フリップフロップ16を交互にリセットおよびセットす
る。
6のリセット端子Rおよびセット端子Sに印加されて、
フリップフロップ16を交互にリセットおよびセットす
る。
したがって、フリップフロップ16の端子Qは、パルス
dにより次にパルスeが来る1で第ルベル(黒)となり
、パルスeにより、次にパルスdが来る1で第2レベル
(白)となる方形波、すなわち2値信号が得られること
になる。
dにより次にパルスeが来る1で第ルベル(黒)となり
、パルスeにより、次にパルスdが来る1で第2レベル
(白)となる方形波、すなわち2値信号が得られること
になる。
以上の動作を数式的に説明するとつぎのようになる。
記憶装置11、正方向偏移回路12、および負方向偏移
回路13の入力アナログビデオ信号のレベルを、時間t
に対してf(t)で表わし、記憶装置11の遅延時間を
τとする。
回路13の入力アナログビデオ信号のレベルを、時間t
に対してf(t)で表わし、記憶装置11の遅延時間を
τとする。
筐た、第3図では正方向偏移回路12および負方向偏移
回路13のシフト量αを等しいものとしたが、独立に調
整することも可能であるから、各シフト量をα1.α2
(共に正)とする。
回路13のシフト量αを等しいものとしたが、独立に調
整することも可能であるから、各シフト量をα1.α2
(共に正)とする。
記憶装置11の出力ビデオ信号aは、振幅レベルはその
寸までτの遅延を受けているだけであるから、 a=f(t−τ) ・・・・・・ (3)であり、正
方向偏移回路12の出力ビデオ信号すは b = f (t)+α ・・・・・・ (4)で
あり、同様に負方向偏移回路13の出力ビデオ信号Cは c = f (t)−α2 ・・・・・・ (5)と
なる。
寸までτの遅延を受けているだけであるから、 a=f(t−τ) ・・・・・・ (3)であり、正
方向偏移回路12の出力ビデオ信号すは b = f (t)+α ・・・・・・ (4)で
あり、同様に負方向偏移回路13の出力ビデオ信号Cは c = f (t)−α2 ・・・・・・ (5)と
なる。
(3)〜(5)式の関係を(1) 、 (2)式にあて
はめるとf(t−τ) > f(1)+α1 ・・・・
・・ (6)f(t)−α2〉f(を−τ) ・・・・
・・ (7)が得られる。
はめるとf(t−τ) > f(1)+α1 ・・・・
・・ (6)f(t)−α2〉f(を−τ) ・・・・
・・ (7)が得られる。
本発明は、要するに(6) 、 (7)式を満足すると
きに、そのことを検出できればよいのであるから、回路
的には種々の変形が可能である。
きに、そのことを検出できればよいのであるから、回路
的には種々の変形が可能である。
式(6) 、 (6’) 、・・・・・・と、式(7)
、 (7’) 、・・・・・・とはそれぞれ独立してお
り、それぞれその1つをとって適宜組合わせればよい。
、 (7’) 、・・・・・・とはそれぞれ独立してお
り、それぞれその1つをとって適宜組合わせればよい。
たとえば、式(6)と式(7′)とを組合せた場合には
、正方向偏移回路のみからなる第5図に示す回路が得ら
れる。
、正方向偏移回路のみからなる第5図に示す回路が得ら
れる。
この第5図の実施例において、第3図と同一部分には同
一符号を付しであるので説明を省略するが、この実施例
では、12と13aが共に正方向偏移回路であって、正
方向偏移回路13aは記憶装置11の出力側に接続され
ている。
一符号を付しであるので説明を省略するが、この実施例
では、12と13aが共に正方向偏移回路であって、正
方向偏移回路13aは記憶装置11の出力側に接続され
ている。
回路13aの出力はf(を−τ)+α2であり、これが
第2比較器15に入るとともに、第3比較器15の他の
入力としてf (t)が加わるので、これが式(7′)
を満足するとき、第3図と同様に出力パルスe(白判別
パルス)を発生する。
第2比較器15に入るとともに、第3比較器15の他の
入力としてf (t)が加わるので、これが式(7′)
を満足するとき、第3図と同様に出力パルスe(白判別
パルス)を発生する。
なお、第1比較器14については、第3図と同じく式(
6)を満足するとき出力パルスd(黒判別)を発生する
。
6)を満足するとき出力パルスd(黒判別)を発生する
。
同様に式(6′)と(7)を組合せれば、負方向偏移回
路のみで構成できることは明らかである。
路のみで構成できることは明らかである。
第3図または第5図の実施例によれば、第1図、第2図
のようにシェージングがあった場合や原稿の地むらがあ
った場合でも、読み取り誤差のない2値(ディジタル)
信号が得られる。
のようにシェージングがあった場合や原稿の地むらがあ
った場合でも、読み取り誤差のない2値(ディジタル)
信号が得られる。
この状況を第6図A、Bによって説明する。
第6図Aにおいて、aはシェージングの影響を受けたビ
デオ信号をτ(1ビツト)遅延した波形、bは遅延はし
ないがαだけ正方向にシフトした波形である。
デオ信号をτ(1ビツト)遅延した波形、bは遅延はし
ないがαだけ正方向にシフトした波形である。
波形aのレベルが波形すのレベルを越えさえすれば、す
なわち、波形すのレベルがその1ビツト前のレベルに比
べてαよりも大きく低下(dn)Lさえすれば、この変
化が検出されて正しく黒であることを読取ることができ
る。
なわち、波形すのレベルがその1ビツト前のレベルに比
べてαよりも大きく低下(dn)Lさえすれば、この変
化が検出されて正しく黒であることを読取ることができ
る。
要するに、所定の濃度差の変化がありさえすれば読取り
可能となる。
可能となる。
これを、第1図Cと比べると、誤差が著しく減少してい
ることが理解できる。
ることが理解できる。
第6図Bは地むらがあった場合の同様な波形を示し、シ
フト量αを適当に設定することにより、イ、口の点で確
実に黒レベルを読取ることができるので、第2図Cに比
べて改善されることがわかる。
フト量αを適当に設定することにより、イ、口の点で確
実に黒レベルを読取ることができるので、第2図Cに比
べて改善されることがわかる。
また、ビデオ信号の開始から全黒の場合、従来の尖頭値
検出法では、その検出ができず、黒レベルの判断は不可
能であったが、本方式によれば、その場合、第4図A、
Bにおいて、b>a>cであり、式(1) 、 (2)
の条件を満たすことはないため、判別出力d、eは発生
せず、フリップフロップ16は初期状態の筐1であり、
したがって、走査の開始時にフリップフロップ16をリ
セット(熱状態)にしておきさえすれば、黒の判断がで
きる。
検出法では、その検出ができず、黒レベルの判断は不可
能であったが、本方式によれば、その場合、第4図A、
Bにおいて、b>a>cであり、式(1) 、 (2)
の条件を満たすことはないため、判別出力d、eは発生
せず、フリップフロップ16は初期状態の筐1であり、
したがって、走査の開始時にフリップフロップ16をリ
セット(熱状態)にしておきさえすれば、黒の判断がで
きる。
なお、通常、ファクシミリ等のビデオ信号には、各走査
の開始部分にペデスタルレベル(黒基準レベル)を含ん
でいるので、原稿が全白の場合には走査開始直後に第4
図Bの判別パルスeが検出されることにねり、全白なる
ことも判断できる。
の開始部分にペデスタルレベル(黒基準レベル)を含ん
でいるので、原稿が全白の場合には走査開始直後に第4
図Bの判別パルスeが検出されることにねり、全白なる
ことも判断できる。
第3図の実施例において、原稿の種類や内容による濃度
の変化量に応じて直流基準電位α1.α2を調整するた
めに、外部、例えばファクシミリの操作パネルにこの電
位を加減できる可変抵抗器を設けることもできる。
の変化量に応じて直流基準電位α1.α2を調整するた
めに、外部、例えばファクシミリの操作パネルにこの電
位を加減できる可変抵抗器を設けることもできる。
この調整のみにより、多種多様の原稿やスキャナーの照
度むら、照度変化等に対処して誤りのない読取りを行な
うことができ、従来の時定数回路の充放電時定数などを
かえてしきい値レベルやその形状を調整するものに比べ
操作が極めて簡単になる。
度むら、照度変化等に対処して誤りのない読取りを行な
うことができ、従来の時定数回路の充放電時定数などを
かえてしきい値レベルやその形状を調整するものに比べ
操作が極めて簡単になる。
更に、本方式によれば、シェージングに限らず、スキャ
ナーの取付誤差や経時変化、あるいは伝送系などによう
、ビデオ信号中に波形ひずみが発生した場合でも、正し
い読取りが可能である。
ナーの取付誤差や経時変化、あるいは伝送系などによう
、ビデオ信号中に波形ひずみが発生した場合でも、正し
い読取りが可能である。
第7図人〜Eにその状況を示す。
第7図において、Aは波形歪のない状態、Cは波形歪が
生じた状態であり、Aの波形歪がないときは、従来の時
定数回路を用いてしきい値カーブ5を定める方法によっ
ても第7図Bのような正しい読取りが可能であるが、C
のように波形歪があると、第7図りのような読み誤りが
発生する。
生じた状態であり、Aの波形歪がないときは、従来の時
定数回路を用いてしきい値カーブ5を定める方法によっ
ても第7図Bのような正しい読取りが可能であるが、C
のように波形歪があると、第7図りのような読み誤りが
発生する。
これに反し、本方式では、人の場合は勿論、Cのような
歪が発生した場合でも、フリップフロップ16の出力側
には第γ図Eに示す正しい波形が生じ、読み誤りを防止
することができる。
歪が発生した場合でも、フリップフロップ16の出力側
には第γ図Eに示す正しい波形が生じ、読み誤りを防止
することができる。
第3図および第5図の方式は、アナログ記憶方式を用い
、かつビデオ信号をサンプルするサンプリングクロック
パルスにより、このビデオ信号を所定量遅延させる、い
わばディジタル遅延方法を採用したので、CRやLCを
用いた載枠のアナログ遅延方法と異なり、確実にサンプ
リングクロックに同期した1ビツト遅延が可能であり、
信号処理が容易となる。
、かつビデオ信号をサンプルするサンプリングクロック
パルスにより、このビデオ信号を所定量遅延させる、い
わばディジタル遅延方法を採用したので、CRやLCを
用いた載枠のアナログ遅延方法と異なり、確実にサンプ
リングクロックに同期した1ビツト遅延が可能であり、
信号処理が容易となる。
また、原稿の濃度変化分のみを濃度変化があったときだ
け受信側に送ればよいから、帯域圧縮を行なう伝送方式
にも利用できる。
け受信側に送ればよいから、帯域圧縮を行なう伝送方式
にも利用できる。
第3図および第5図では、遅延時間τを1ビツト(lサ
ンプリングクロックパルス周期)として説明したが、1
サンプリング周期はいわば1画素(1ドツト)に相当す
るものであるから、文字の太さや大きさに応じて調整す
るようにすることもできる。
ンプリングクロックパルス周期)として説明したが、1
サンプリング周期はいわば1画素(1ドツト)に相当す
るものであるから、文字の太さや大きさに応じて調整す
るようにすることもできる。
比較的緩慢な濃度変化の比較的粗い文字、図形のときは
、サンプリング周期を長く、そうでないときは短かくす
るようにすれば、濃度変化が緩やかであっても、その変
化を十分検出できる。
、サンプリング周期を長く、そうでないときは短かくす
るようにすれば、濃度変化が緩やかであっても、その変
化を十分検出できる。
第3図および第5図ではまた、記憶装置が1ドツト分記
憶できるものとしたが、これをM+nビット分記憶する
ように変形することもできる。
憶できるものとしたが、これをM+nビット分記憶する
ように変形することもできる。
第8図はこのように変形した実施例である。
第3図と同一部分には同一符号を付してあり、記憶装置
22としてM+nビット分記憶できるものを用いた点が
異なっている。
22としてM+nビット分記憶できるものを用いた点が
異なっている。
記憶装置22の端子23にはその入力に比べてMピット
分遅延されたビデオ信号が出力され、これが正および負
方向偏移回路12.13に加わり、他方記憶装置22全
体でM+nビット遅延されたビデオ信号は第1および第
2比較器14.15に加わるので、各比較器14.15
ではnビット手前のビデオ信号と比較されることになる
。
分遅延されたビデオ信号が出力され、これが正および負
方向偏移回路12.13に加わり、他方記憶装置22全
体でM+nビット遅延されたビデオ信号は第1および第
2比較器14.15に加わるので、各比較器14.15
ではnビット手前のビデオ信号と比較されることになる
。
ここで、MおよびnはM>1.M≧n≧Oを満足する整
数の範囲の適当な値に設定できる。
数の範囲の適当な値に設定できる。
なお、M=1の場合、n = Oとなるので、偏移回、
路12.13の入力を端子23から切離し、点線に示す
ように線24に接続すればよい。
路12.13の入力を端子23から切離し、点線に示す
ように線24に接続すればよい。
これは第3図に示したものと同じになる。
この第8図の実施例によれば、比較的濃度変化の緩やか
な文字、図形の読取りの場合でも、nの値、従って端子
23の引出点を調整することにより、その変化を正しく
検出することができる。
な文字、図形の読取りの場合でも、nの値、従って端子
23の引出点を調整することにより、その変化を正しく
検出することができる。
上述の実施例では、ビデオ信号をアナログ信号の11で
処理する方式につき主として説明したが、ビデオ信号を
ディジタル化した後処理する方式にも本発明は適用でき
る。
処理する方式につき主として説明したが、ビデオ信号を
ディジタル化した後処理する方式にも本発明は適用でき
る。
第9図は、ディジタル化した場合の一実施例を斥す。
図中、第3図と同一部分には同一符号を付し、lた、1
点鎖線で囲んだ論理回路領域の同一名称で類似の機能を
有する部分には同一符号に「ダッシュ」を付しである。
点鎖線で囲んだ論理回路領域の同一名称で類似の機能を
有する部分には同一符号に「ダッシュ」を付しである。
第9図において、25はA−D変換器であり、直流再生
回路10の出力アナログビデオ信号は、A−D変換器2
5により、クロック源18よりのサンプリングクロック
パルスに同期してその都度nビットのコード化された信
号(BCDコード)に変換される。
回路10の出力アナログビデオ信号は、A−D変換器2
5により、クロック源18よりのサンプリングクロック
パルスに同期してその都度nビットのコード化された信
号(BCDコード)に変換される。
例えば、アナログビデオ信号の濃淡レベルを16段階に
設定した場合には、1サンプリング周期当りn = 4
ビツトのディジタルコードに変換される。
設定した場合には、1サンプリング周期当りn = 4
ビツトのディジタルコードに変換される。
変換されたディジタルビデオ信号idnビットシフトレ
ジスタや静止形レジスタなどの論理回路で構成される記
憶装置11′に入力される。
ジスタや静止形レジスタなどの論理回路で構成される記
憶装置11′に入力される。
この記憶装置11′はディジタルビデオ信号をサンプリ
ングクロックにより任意の全遅延させるためのもので、
記憶装置11′に入力されたnビットディジタルビデオ
信号(f(1)とする〕ば、1サ1サンプリング(1画
素)に相当する時間τ遅れ、α′=f(t−τ)として
その出力側に現われることになる。
ングクロックにより任意の全遅延させるためのもので、
記憶装置11′に入力されたnビットディジタルビデオ
信号(f(1)とする〕ば、1サ1サンプリング(1画
素)に相当する時間τ遅れ、α′=f(t−τ)として
その出力側に現われることになる。
nビットディジタルビデオ信号は、また同様に論理回路
からなるディジタル加算器12′およびディジタル減算
器13′にも入力される。
からなるディジタル加算器12′およびディジタル減算
器13′にも入力される。
一方、加算器12′には上記基準値Ct1 をコード化
した信号が、減算器13′には上記基準値α2をコード
化した信号がそれぞれ入力され、それぞれにおいて加算
および減算が施こされる。
した信号が、減算器13′には上記基準値α2をコード
化した信号がそれぞれ入力され、それぞれにおいて加算
および減算が施こされる。
入力ビデオ信号に基準値α1を加算した信号b′=[f
(t)+α1 〕は比較器14′に、減算した信号c′
=〔f(t)−α2〕は比較器is’に入力される。
(t)+α1 〕は比較器14′に、減算した信号c′
=〔f(t)−α2〕は比較器is’に入力される。
比較器14’、15’の他方の入力端子には上記のa’
=f(t−τ)が入力される。
=f(t−τ)が入力される。
比較器14’、15’は一般にマグニチュードコンパレ
ータとして知られているものであって、a’ >b’、
a’=b’、a’<b’のいずれかの場合、筐たa’>
b’ta’<b’の如く組合せて、出力を取出せるよう
に任意に設計することが可能である。
ータとして知られているものであって、a’ >b’、
a’=b’、a’<b’のいずれかの場合、筐たa’>
b’ta’<b’の如く組合せて、出力を取出せるよう
に任意に設計することが可能である。
ここでは、比較器14′としてa’>b’およびa′=
b′(a′≧b’)の場合だけ出力が出るように、また
比較器15′としてc′〉a′および。
b′(a′≧b’)の場合だけ出力が出るように、また
比較器15′としてc′〉a′および。
I=alの場合だけ出力が出るように設計しである。
したがって、比較器14′からは、
の条件を満たすときに、出力パルスa′
信号)が得られ、比較器15′からは、
(黒判別
の条件を満たすときに、出力パルスe′ (白判別信号
)が得られる。
)が得られる。
以下は第3図の実施例と同様にしてフリップフロップ1
6よシ求める2値信号が得られる。
6よシ求める2値信号が得られる。
第9図の実施例のものも、ビデオ信号をその1サンプリ
ング周期前の信号と比べて、その濃度差が予め設定され
た基準レベル値α1.α2に等しいか、lたはそれを越
えるときに黒または白の判別信号を出力させるものであ
るから、第3図で説明した諸特徴、例えばシェージング
や光学系による波形ひずみや原稿の地むらなどの影響な
しに正しく読取りができるなどの特徴を有している。
ング周期前の信号と比べて、その濃度差が予め設定され
た基準レベル値α1.α2に等しいか、lたはそれを越
えるときに黒または白の判別信号を出力させるものであ
るから、第3図で説明した諸特徴、例えばシェージング
や光学系による波形ひずみや原稿の地むらなどの影響な
しに正しく読取りができるなどの特徴を有している。
加えて、この実施例では、遅延、加算、減算、比較など
の処理がすべてディジタル的に行なわれるので、電源電
圧変動や、温度ドリフトなどの環境による影響を受ける
ことなく、雑音による影響、使用する素子のばらつきに
よる影響もなく、安定した動作が行なわれる効果がある
。
の処理がすべてディジタル的に行なわれるので、電源電
圧変動や、温度ドリフトなどの環境による影響を受ける
ことなく、雑音による影響、使用する素子のばらつきに
よる影響もなく、安定した動作が行なわれる効果がある
。
なお、第9図では、n = 4の場合について説明した
が、中間調(灰色)の少ない原画の場合にはnの値を少
なくでき、極端な場合にはn = 1としてもよく、こ
の場合1サンプリング周期(1画素)は1ビツトのディ
ジクルビデオ信号となる。
が、中間調(灰色)の少ない原画の場合にはnの値を少
なくでき、極端な場合にはn = 1としてもよく、こ
の場合1サンプリング周期(1画素)は1ビツトのディ
ジクルビデオ信号となる。
また第9図でも、(8) 、 (9)式を(6) 、
(7)式と同様に変形して第5図などで示した種々の変
形回路が可能となることは明らかである。
(7)式と同様に変形して第5図などで示した種々の変
形回路が可能となることは明らかである。
さらに第9図は、1サンプリング周期遅延する場合であ
るが、数サンプリング周期(数画素)前のビデオ信号と
比べた濃度変化を検出することもでき、この場合は第8
図と同様に記憶装置11′を代えればよい。
るが、数サンプリング周期(数画素)前のビデオ信号と
比べた濃度変化を検出することもでき、この場合は第8
図と同様に記憶装置11′を代えればよい。
第10図はこのように変形した本発明の実施例であって
、第9図と同一名称、同一機能を有する部分には同一符
号を付し、説明を省くが、第9図と異なり、記憶装置2
2′として(M+m ) X nピット分の記憶容量を
もつものが使われている。
、第9図と同一名称、同一機能を有する部分には同一符
号を付し、説明を省くが、第9図と異なり、記憶装置2
2′として(M+m ) X nピット分の記憶容量を
もつものが使われている。
そして、端子23′にはMサンプリング周期遅延した出
力が現われ、記憶装置22′全体でばM+mサンプリン
グ周期遅延した出力が取出せるようになっている。
力が現われ、記憶装置22′全体でばM+mサンプリン
グ周期遅延した出力が取出せるようになっている。
したがって、比較器14’、15’でばτ=MXmサン
プリング周期の時間差を有するビデオ信号が比較される
ことになる。
プリング周期の時間差を有するビデオ信号が比較される
ことになる。
第8図と同様、M≧1゜M>m≧Oであり、M=1のと
き(m=oのとき)は点線のように結線される。
き(m=oのとき)は点線のように結線される。
以下第8図と同様にして2値信号を得ることができる。
式(6) 、 (7)tたは式(8) 、 (9)は、
その両辺なτで除して、次式 に変形することができる。
その両辺なτで除して、次式 に変形することができる。
式(10ハ、ビデオ信号の単位時間τ当りの負勾配が、
第1の負の基準量(第1の負の基準勾配)−α1′以上
負となる度に黒判別信号を発生することを意味し、式(
11)はビデオ信号の単位時間当りの正勾配が、第2の
正の基準量(第2の正の基準勾配)+ct2′以上正と
なる度に白判別信号を発生することを意味する。
第1の負の基準量(第1の負の基準勾配)−α1′以上
負となる度に黒判別信号を発生することを意味し、式(
11)はビデオ信号の単位時間当りの正勾配が、第2の
正の基準量(第2の正の基準勾配)+ct2′以上正と
なる度に白判別信号を発生することを意味する。
本発明はこの基本思想の範囲内において幾多の変形が可
能である。
能である。
以上、各実施例によって詳しく説明したように、本発明
は、黒または白を判別するのにビデオ信号をその所定時
間(1画素ないし数画素)前のものと比べてその変化(
差)が所定の基準値を越えたか否かによって黒白を判別
するものであり、要するにビデオ信号の瞬時、瞬時の勾
配が基準の正レベル(勾配)以上であれば白、基準の負
レベル(勾配)未満であれば黒として判別するものであ
るため、原稿の種類やスキャナーの影響、波形ひずみの
影響を受けることなく、正しい読取りができ、また種々
の原稿やスキャナー毎の最適読取条件の調整作業も操作
者が簡単に行なえるなど、優れた遠来を奏する。
は、黒または白を判別するのにビデオ信号をその所定時
間(1画素ないし数画素)前のものと比べてその変化(
差)が所定の基準値を越えたか否かによって黒白を判別
するものであり、要するにビデオ信号の瞬時、瞬時の勾
配が基準の正レベル(勾配)以上であれば白、基準の負
レベル(勾配)未満であれば黒として判別するものであ
るため、原稿の種類やスキャナーの影響、波形ひずみの
影響を受けることなく、正しい読取りができ、また種々
の原稿やスキャナー毎の最適読取条件の調整作業も操作
者が簡単に行なえるなど、優れた遠来を奏する。
なお、本発明は次のように実施することができる。
0)
アナログビデオ信号f(t)の信号源と、このアナログ
ビデオ信号f(t)より所定時間(τ)遅れたビデオ信
号f(を−τ)を得る遅延手段と、アナログ基準値α1
.α2源と、上記両ビデオ信号f (t)。
ビデオ信号f(t)より所定時間(τ)遅れたビデオ信
号f(を−τ)を得る遅延手段と、アナログ基準値α1
.α2源と、上記両ビデオ信号f (t)。
f(t−τ)のいずれか一方を上記基準値α1 。
α2により互いに逆向きにシフトする第1および第2の
偏移手段と、上記両ビデオ信号の他方と上記第4の偏移
手段の出力とを比較して、次式 を満たすとき第1の符号を発生する第1の比較器、なら
びに上記両ビデオ信号の他方と上記第2の偏移手段の出
力とを比較して、次式 を満たすとき第2の符号を発生する第2の比較器を含む
2値打号発生回路とからなることを特徴とするビデオ信
号処理方式。
偏移手段と、上記両ビデオ信号の他方と上記第4の偏移
手段の出力とを比較して、次式 を満たすとき第1の符号を発生する第1の比較器、なら
びに上記両ビデオ信号の他方と上記第2の偏移手段の出
力とを比較して、次式 を満たすとき第2の符号を発生する第2の比較器を含む
2値打号発生回路とからなることを特徴とするビデオ信
号処理方式。
(2)アナログビデオ信号f(t)の信号源と、このア
ナログビデオ信号f(1)より所定時間(τ)遅れたビ
デオ信号f(t−τ)を得る遅延手段と、アナログ基準
値α1.α2源と、上記両ビデオ信号f(tL f (
を−τ)のいずれか一方を上記基準値の1つにより、他
方を上記基準値の他の1つによりそれぞれ同じ向きにシ
フトする第1および第2の偏移手段と、上記両ビデオ信
号の他方と上記第1の偏移手段の出力とを比較して、次
式 を満たすとき第4の符号を発生する第1の比較器、なら
びに、上記両ビデオ信号の一方と上記第2の偏移手段の
出力とを比較して、次式を満たすとき第2の符号を発生
する第2の比較器を含む2値打号発生回路とからなるビ
デオ信号処理方式。
ナログビデオ信号f(1)より所定時間(τ)遅れたビ
デオ信号f(t−τ)を得る遅延手段と、アナログ基準
値α1.α2源と、上記両ビデオ信号f(tL f (
を−τ)のいずれか一方を上記基準値の1つにより、他
方を上記基準値の他の1つによりそれぞれ同じ向きにシ
フトする第1および第2の偏移手段と、上記両ビデオ信
号の他方と上記第1の偏移手段の出力とを比較して、次
式 を満たすとき第4の符号を発生する第1の比較器、なら
びに、上記両ビデオ信号の一方と上記第2の偏移手段の
出力とを比較して、次式を満たすとき第2の符号を発生
する第2の比較器を含む2値打号発生回路とからなるビ
デオ信号処理方式。
(3)ディジタルビデオ信号を記憶し所定時間τ後に読
出して遅延されたディジタルビデオ信号f(t−r)を
得る手段と、ディジタル基準値α1.α2源と、上記両
ディジタルビデオ信号f(t)f(を−τ)O市(社)
・一方に上記基準値の1つを加算する加算回路と、上記
両テイジタルビデオ信号f(t)、 f (t−τ)の
一方から上記基準値の他の1つを減算する減算回路と、
上記ディジタルビデオ信号の他方と上記加算回路の出力
とを比較して、次式 を満たすとき第1の符号を発生する第1の比較器、なら
びに、上記ディジタルビデオ信号の他方と上記減算回路
の出力とを比較して、次式を満たすとき第2の符号を発
生する第2の比較器を含む2値打号発生回路とからなる
ことを特徴とするビデオ信号処理方式。
出して遅延されたディジタルビデオ信号f(t−r)を
得る手段と、ディジタル基準値α1.α2源と、上記両
ディジタルビデオ信号f(t)f(を−τ)O市(社)
・一方に上記基準値の1つを加算する加算回路と、上記
両テイジタルビデオ信号f(t)、 f (t−τ)の
一方から上記基準値の他の1つを減算する減算回路と、
上記ディジタルビデオ信号の他方と上記加算回路の出力
とを比較して、次式 を満たすとき第1の符号を発生する第1の比較器、なら
びに、上記ディジタルビデオ信号の他方と上記減算回路
の出力とを比較して、次式を満たすとき第2の符号を発
生する第2の比較器を含む2値打号発生回路とからなる
ことを特徴とするビデオ信号処理方式。
第1図A、B、Cおよび第2図A、B、Cは従来のビデ
オ信号処理方式の動作説明図、第3図は本発明の一実施
例に係るビデオ信号処理方式のブロック図、第4図人、
Bは第3図に示したビデオ信号処理方式の動作説明図、
第5図は本発明の他の実施例に係るビデオ信号処理方式
の要部ブロック図、第6図A、Bおよび第7図A−Eは
第3図および第4図に示したビデオ信号処理方式の動作
説明図、第8図ないし第10図は本発明のさらに他の各
実施例に係るビデオ信号処理方式のブロック図である。 8・・・・・・ビデオ入力、9・・・・・・AGC回路
、10・・・・・・直流再生回路、11.11’ 、
22.22’・・・・・・記憶C遅延)装置、12.1
3・・・・・・直流偏移回路、12′・・・・・・加算
回路、13′・・・・・・減算回路、14.14’
、15.15’・・・・・・比較回路、16・・・・・
・フリップフロップ、17 、17’・・・・・・基準
値源、18・・・・・・サンプリングクロック源。
オ信号処理方式の動作説明図、第3図は本発明の一実施
例に係るビデオ信号処理方式のブロック図、第4図人、
Bは第3図に示したビデオ信号処理方式の動作説明図、
第5図は本発明の他の実施例に係るビデオ信号処理方式
の要部ブロック図、第6図A、Bおよび第7図A−Eは
第3図および第4図に示したビデオ信号処理方式の動作
説明図、第8図ないし第10図は本発明のさらに他の各
実施例に係るビデオ信号処理方式のブロック図である。 8・・・・・・ビデオ入力、9・・・・・・AGC回路
、10・・・・・・直流再生回路、11.11’ 、
22.22’・・・・・・記憶C遅延)装置、12.1
3・・・・・・直流偏移回路、12′・・・・・・加算
回路、13′・・・・・・減算回路、14.14’
、15.15’・・・・・・比較回路、16・・・・・
・フリップフロップ、17 、17’・・・・・・基準
値源、18・・・・・・サンプリングクロック源。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 ビデオ信号f (t)の信号源と、このビデオ信号
f(t)より所定時間τ遅れたビデオ信号f(t−τ)
を得る遅延手段と、基準値α0.α2源と、上記両ビデ
オ信号f(t)、 f (を−τ)および基準値α1゜
α2が、次式 %式% を満たすとき第1の符号を発生し、次式 f(t)−f(t−τ)−α2〉0 あるいは f(t)−f(を−τ)−α2=0 を満たすとき第2の符号を発生する2値打号発生回路と
、上記第1と第2の符号の一方をセット入力とし他方を
リセット人力1として波形整形する回路とからなること
を特徴とするビデオ信号処理方式。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP52076277A JPS5829911B2 (ja) | 1977-06-27 | 1977-06-27 | ビデオ信号処理方式 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP52076277A JPS5829911B2 (ja) | 1977-06-27 | 1977-06-27 | ビデオ信号処理方式 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5411624A JPS5411624A (en) | 1979-01-27 |
JPS5829911B2 true JPS5829911B2 (ja) | 1983-06-25 |
Family
ID=13600766
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP52076277A Expired JPS5829911B2 (ja) | 1977-06-27 | 1977-06-27 | ビデオ信号処理方式 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5829911B2 (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS52113617A (en) * | 1976-03-19 | 1977-09-22 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | Signal variation point detection |
-
1977
- 1977-06-27 JP JP52076277A patent/JPS5829911B2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS52113617A (en) * | 1976-03-19 | 1977-09-22 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | Signal variation point detection |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5411624A (en) | 1979-01-27 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3313399B2 (ja) | 画像処理装置 | |
JPH0683365B2 (ja) | 画像処理装置 | |
US4914524A (en) | Image reading apparatus and method | |
US5471319A (en) | Image processing method and image processing apparatus | |
US4667237A (en) | Image signal processing device | |
JPS5829911B2 (ja) | ビデオ信号処理方式 | |
JPS5821979B2 (ja) | 画像信号の網点処理方式 | |
GB2261340A (en) | Image data processing method with mixture of simple binarization and half tone imaging | |
JPS5964917A (ja) | 2値化方式 | |
JPS5831148B2 (ja) | ビデオ信号処理方式 | |
JP3215146B2 (ja) | 画像処理装置 | |
KR960014317B1 (ko) | 화상 해상도 변환 장치 | |
JPS6180969A (ja) | 画信号処理装置 | |
JP3006460B2 (ja) | 2値化画像処理装置 | |
KR950006182B1 (ko) | 팩시밀리의 화상처리장치 | |
JPH04270561A (ja) | 画像処理装置 | |
JP2618655B2 (ja) | 画像読み取り装置 | |
JPH0131344B2 (ja) | ||
JPH06245065A (ja) | 画像読み取り装置 | |
JPS6180971A (ja) | 画信号処理装置 | |
JPS60152173A (ja) | 原稿画情報読取処理装置 | |
JPS59148465A (ja) | 画信号の量子化回路 | |
JPS61264865A (ja) | 画像読取装置 | |
JPH0583550A (ja) | 画像入力装置 | |
JPS6210069B2 (ja) |