JPS5829791Y2 - 空気調和装置 - Google Patents

空気調和装置

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JPS5829791Y2
JPS5829791Y2 JP6187377U JP6187377U JPS5829791Y2 JP S5829791 Y2 JPS5829791 Y2 JP S5829791Y2 JP 6187377 U JP6187377 U JP 6187377U JP 6187377 U JP6187377 U JP 6187377U JP S5829791 Y2 JPS5829791 Y2 JP S5829791Y2
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義彰 平田
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ダイキン工業株式会社
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【考案の詳細な説明】 本考案は空気調和装置、詳しくは再熱器を設けて蒸発器
で冷却した空気を再熱し、吹出空気温度を高精度に制御
するごとくした空気調和装置に関するもので、電子計算
機などの電子機器を装備した電子機器室の空調に好適な
空気調和装置を提供せんとするものである。
一般に前記した電子機器は、その動作において大きな発
熱を伴なうと共に、周囲温度の変動に影響を受け、誤動
作や焼損などが生ずるのであって、電子機器室の空調は
、高精度にまた故障なく行なう必要があり、従ってこの
電子機器室に用いる空気調和装置としては、精度上にも
耐久性上にも高い信頼性が要求されるのである。
しかして従来、吹出空気温度を高精度に制御する方法と
して再熱器を用いているのであるが、この再熱器の熱源
としては主として電気ヒータを利用しているのである。
従ってこの電気ヒータにより吹出空気温度を段階的に制
御できるのであるが、電気設備容量が大きく、計装が複
雑となってコスト高となるばかりか、特に冬期などにお
いて再熱量を多く要する場合には、ランニングコストが
高くなる問題があった。
又前記再熱器として冷媒回路中の吐出ガスを熱源とし、
再熱器に流れる吐出ガス冷媒流量を制御弁により調節し
て、吹出空気温度を制御するものも提案されているが、
前記制御弁として、空気温度により動作するベローズ式
制御弁を用いているため弁体の移動量が非常に小さく、
従って精度が悪く、また制御性に乏しい問題点があり、
その上強度的にも、又耐久性にも問題があった。
そこで本願出願人は、前記した吐出ガスを熱源とする再
熱器を用い、前記電気ヒータを熱源とする場合の問題点
を解決しながら、前記再熱器による以上の問題を解決す
べく、次の空気調和装置を提案した。
即ち吐出ガス管を流れる吐出ガスを受入れる人口と再熱
器を介装した分岐回路に通ずる出口とをもった弁箱内に
、差圧作動形弁体を移動自由に内装し、該弁体の移動に
より分岐回路へ分流する吐出ガスの分流量を制御するご
とくした流量調整弁を形成して、前記吐出ガス管と分岐
回路との間に介装すると共に、前記弁体の差圧室を、冷
凍サイクルを構成する主回路の吸入ガス管に接続して、
該接続回路に、蒸発器の出口側空気温度により開閉する
パイロット弁を介装し、前記分流量を、蒸発器出口側空
気温度に逆比例的に制御するごとくしたのである。
即ちこの空気調和装置は、前記分岐回路に分流する冷媒
量を制御する流量調整弁と、蒸発器の出口側空気温度に
より作動するパイロット弁とを設け、このパイロット弁
により冷媒量を制御する主弁の機能をもつ流量調整弁を
操作するごとくして、この流量調整弁により再熱量を前
記温度に対しリニヤ−に制御できるようにしたのであっ
て、前記調整弁に主弁としての機能を充分発揮させて、
その制御性を向上し、吹出空気温度の高精度な制御を可
能にしたのである。
所が以上の如き空気調和装置においては、前記パイロッ
ト弁が正常に動作している際には問題はないが、故障し
たり誤動作した場合など、吹出空気温度がその許容範囲
から逸脱した場合、再熱量の修正が行なえない問題があ
った。
そこで本考案は、先に提案した前記空気調和装置の問題
点を解消すべく考案したもので、冷凍サイクルにおける
主回路の吐出ガス管に、凝縮器の入口又は出口側に至る
分岐回路を設けて、該分岐回路に再熱器を介装した空気
調和装置において、弁箱内に差圧作動形弁体を設けた流
量調整弁を形成して前記吐出ガス管と分岐回路との間に
介装すると共に、前記弁箱の圧力平衡室を、前記主回路
の吸入ガス管に接続して、該接続回路に、前記再熱器を
附設する蒸発器の出口側であって、再熱器の入口側又は
再熱器の出口側の空気温度により開閉するパイロット弁
を介装し、前記分岐回路への分流量を蒸発器の出口側で
あって再熱器の入口側又は再熱器の出口側の空気温度に
逆比例的に制御するごとく威す一方、前記圧力平衡室と
吸入ガス管との間に補助回路を設けて、前記接続回路と
補助回路とにそれぞれ前記再熱器の出口側空気温度によ
り開閉する開閉弁を設ける如く威し、蒸発器の出口側で
あって再熱器の入口側又は再熱器の出口側の空気温度に
より動作する前記パイロット弁によって流量調整弁を制
御し、これによって再熱器への冷媒の分流量を前記空気
温度に逆比例的に制御し、吹出空気温度を高精度に調整
可能そすると共に前記パイロット弁が故障したり誤動作
したりして、蒸発器の吹出空気温度がその上限又は下限
に対し逸脱したとき、前記開閉弁を開閉動作し、パイロ
ット弁が動作しないが誤動作しても再熱量を正常な状態
に修正することができるようにしたのである。
以下本考案空気調和装置の実施例を図面に基づいて説明
する。
第1図に示したものは、電子計算機を装備した電算機室
用の空気調和装置であって、冷凍サイクルを構成する主
回路は、2系統備えている。
この第1主回路は、第1圧縮機1.第1凝縮器2、受液
器3、第1膨張機構4及び第1蒸発器5を有し、これら
各機器を第1吐出ガス管6、第1高圧液管7.第1低圧
液管8及び第1吸入ガス管9によって順次接続して構成
すると共に、第2主回路は、第2圧縮機11.第2凝縮
器12.第2膨張機構14゜及び第2蒸発器15を有し
、これら各機器を第1主回路と同様、第2吐出、ゲス管
16、第2高圧液管17゜第2低圧液管18.及び第2
吸入ガス管19によって順次接続して構成している。
尚以上のごとく主回路を2系統にすれば、1台の圧縮機
を停止することにより再熱容量を小さくできる点で、有
利となるが、1系統であっても良いことは云うまでもな
い。
しかして以上の如く構成する主回路のうち、第1主回路
の吐出ガス管6に前記凝縮器2の入口又は出口(第1図
では人口)に至る分岐回路10を設けると共に、この分
岐回路10に、前記蒸発器5及び第2蒸発器15で冷却
された空気を再熱する再熱器20及び逆止弁21を介装
するのであり、この分岐回路10と前記吐出ガス管6と
の間に次に説明する流量調整弁30を設けるのである。
この流量調整弁30は、後記するパイロット弁50と対
をなし、該パイロット弁50の働らきで弁体を動作させ
て前記吐出ガス管6から分岐回路10に分流する吐出ガ
ス冷媒の分流量を制御するものであって、第2図に示し
たごとく、弁箱34を筒形として、該弁箱34の中間に
前記吐出ガス管6を流れる圧縮機1からの吐出ガスを受
入れるための入口管31と、凝縮器2へ吐出ガスを導く
第一出口管32及び分岐回路10に通ずる第二出口管3
3をそれぞれ取付けると共に、長さ方向両端に蓋34a
、34bを取付け、この弁箱34内に、前記出口管32
.33を開閉する差圧作動形弁体35を移動自由に内装
して構成したものである。
更らに詳記すると、前記入口管31及び出口管32.3
3は、前記弁箱34内で、シート36を介して同一面上
で開口しており、前記弁体35をこのシート36の開口
面上を密接状に摺動させ、前記出口管32.33の開閉
を行ない、人口管31から流入する吐出ガスの出口管3
2.33への分流量を制御するごとく威すのである。
前記弁体35は、前記弁箱34の内面に沿って長さ方向
に移動する1対のガイド板37.38間に固定した保持
板39の中間部に保持するのであり、前記ガイド板37
、38のうち一方のガイド板38には、前記弁箱34
の内周面に密接する皿形パツキン40を取付けて弁箱内
室を区画し、前記入口管31及び出口管32.33を開
口した内室部分を圧力室Aとし、該圧力室Aに対し圧力
平衡室Bを形成するのである。
又前記ガイド板38とパツキン40とには、中心に細穴
41 aをもった穴ビス41を、穴ナツト42を介して
取付けて、前記穴ビス41の細穴41 aにより、前記
圧力室Aと圧力平衡室Bとを互に連通ずるごとく威すの
である。
そして前記ガイド板38を、弁箱34の前記圧力平衡室
Bの端部に位置する蓋34 bの内面との間には、コイ
ルスプリング43を介装して、前記弁体35を第2図に
おいて左方向に押圧し、常時は前記第二出口管33の開
口部を閉鎖するごとく威すのであり、又前記圧力平衡室
Bの端部に位置する蓋34 bには、この圧力平衡室B
を前記主回路の吸入ガス管9に接続する接続回路22の
継手44を設けるのである。
そしてこの接続回路22の途中には後記する開閉弁23
と、パイロット弁50とを介装すると共に、前記圧力平
衡室Bと吸入ガス管9との間換言すると、前記接続回路
22の前記開閉弁23人口側と吸入ガス管9との間に前
記接続回路22とは別の補助回路24を設け、この補助
回路24に後記する開閉弁25を介装するのである。
しかしてパイロット弁50又は開閉弁23.25の開閉
により前記圧力平衡室Bは、主回路の吸入ガス管9即ち
低圧側に連通遮断することになり、この連通により圧力
平衡室Bが圧力室Aに対し低圧となり、圧力室Aとの差
圧により前記弁体35を前記スプリング43に抗して移
動させ、前記第二出口管33の開口部を開くのであって
、前記開閉弁23が開いている状態で開閉弁25が閉じ
ている場合には、前記パイロット弁50の弁開度のみに
比例して第二出口管33を開放し、この開度に応じて圧
力室Aの吐出ガスが分岐回路10へ分流することになる
のであり、この状態で前記開閉弁25が開く場合には、
パイロット弁50の弁開度如何に拘わらずこの開閉弁2
5の弁開度で吐出ガスを分岐回路10へ分流させられる
のである。
そして前記開閉弁25が閉じている状態で、開閉弁23
が閉じる場合は、パイロット弁50の弁開度如何に拘わ
らず吐出ガスの分岐回路10への分流を断つのである。
先ず前記パイロット弁50の実施例について説明する。
このパイロット弁50は、蒸発器5,15の出口側空気
温度を検出する感温筒51をもち、この感温筒51によ
り前記空気温度が設定温度以上になると閉じ、設定温度
以下になると開くように構成するもので、このパイロッ
ト弁50により前記流量調整弁30の弁体35を制御し
、前記したごとく分岐回路10へ分流する吐出ガスの分
流量を蒸発器5,15の出口側空気温度と逆比例的に制
御するのである。
なお、64は感温筒51用の連絡管である。しかしてこ
のパイロット弁50は以上の如く感温筒51により検出
する温度が設定温度以下になると開き、設定温度以上に
なると閉じるように構成してもよいが、既存の感温膨張
弁をそのまま用いてもよいし、その他電気的に比例動作
させ得る電動弁を用いてもよい。
前記した既知の感温膨張弁を用いる場合前記動作は逆に
、設定温度以下になると閉じ、設定温度以上になると開
くので、前記流量調整弁30における前記第一出口管3
2に分岐回路10を、また第二出口管33に凝縮器2へ
吐出ガスを導く吐出ガス管6を接続するのである。
しかして以上のパイロット弁50は、電動弁とした場合
を除き、何れの構成においても、既存の感温膨張弁と同
様ダイヤフラムを用いて弁体(図示せず)を開閉するの
であって、その人口52を前記圧力平衡室B側に、また
出口53を前記吸入ガス管9への接続側にそれぞれ接続
するのである。
そして前記感温筒51は、前記両蒸発器5,15の出口
側であって再熱器20の入口側又は両蒸発器5,15の
出口側であって、前記再熱器20の出口側に設けるので
ある。
以下、前記感温筒51を蒸発器5,15の出口側であっ
て前記再熱器20の出口側に設けた場合の説明を行う。
しかして前記した既存の感温膨張弁と逆動作する構造の
パイロット弁50を用いる場合、蒸発器5.15の出口
側であって、再熱器20の出口側の空気温度が設定温度
以上になると、感温筒51内の制御流体が膨張してダイ
ヤフラムを押圧し、弁棒を介して弁体を弁シートに圧着
し、前記出入口52゜53間の通路を閉じるのであり、
設定温度以下になると前記制御流体が収縮して、スプリ
ングの復元力で弁棒を動かし、弁体を弁シートから離開
させ、前記出入口52.53間の通路を開くのである。
なおパイロット弁50として電動弁を用いる場合は、前
記した機械的に動作する弁と比較してさらに精度の高い
開度制御が可能となる。
次に前記開閉弁23.25について説明する。
これら開閉弁23.25は何れも電磁弁又は電動弁を用
いるのであって、前記感温筒51の設置位置に設ける温
度検出器T 1. T 2により開閉制御するのである
以下説明の都合上開閉弁23.25として電磁弁を用い
、またパイロット弁50として既知の感温膨張弁に対し
逆動作する構造のものを用いた例について説明する。
しかして前記開閉弁23.25のうち開閉弁23は、通
電閉型の電磁弁を、また開閉弁25は通電開型の電磁弁
を用い、前記温度検出器T1.T2の切換接点に対しそ
れぞれ第3図の如くブザーBZ及び警報ランプPLと共
に直列に接続するのである。
そして前記温度検出器T1は、吹出空気温度の許容上限
温度を、また前記温度検出器T2は同じく吹出空気温度
の許容下限温度をそれぞれ予め設定し、前記蒸発器5,
15の出口側であって、再熱器20の出口側の空気温度
が許容上限温度たとえば18℃より高くなれば、前記開
閉弁23は通電され、該開閉弁23を閉じるごとくする
と共に、許容下限温度たとえば13℃より低くなれば、
前記開閉弁25は通電され、該開閉弁25を開くごとく
威すのである。
従って前記許容範囲内においては、前記開閉弁23.2
5は通電されず、前記開閉弁23は開き、開閉弁25は
閉じることになる。
尚前記開閉弁23が閉じるときは、開閉弁25も閉じ、
開閉弁25が開くときは、開閉弁23も開くのである。
以上説明した構成において圧縮器1,11を駆動して運
転する場合、前記パイロット弁50の働らきで、蒸発器
5,15の出口側であって、再熱器20の出口側の空気
温度が、その設定温度より低くなると弁体を開いて出入
口52.53を連通し、前記調整弁30の圧力平衡室B
を接続回路22を介して吸入ガス管9に連通させ、前記
調整弁30の圧力平衡室Bと圧力室Aとに差圧を発生さ
せるのであって、その差圧相当分前記調整弁30の弁体
35がスプリング43に抗して移動し、分岐回路10に
通ずる第二出口管33を所定の弁開度で開くのである。
この出口管33の開放はパイロット弁50における前記
弁体の開動作が続く限り継続するのであり、その弁開度
は、前記パイロット弁50の開度換言すれば蒸発器5,
15の出口側であって、再熱器20の出口側の空気温度
に対し逆比例的に制御される。
即ち蒸発器5,15の出口側であって、再熱器20の出
口側の空気温度がその設定値に対し低くなる度合いが大
きい程前記弁開度も大きくなり、再熱量も大きくなるよ
うに制御されるのである。
又蒸発器5,15の出口側であって、再熱器20の出口
側の空気温度が高くなり設定値に近づくと、漸次前記パ
イロット弁50の開度が小さくなり、前記差圧も減少す
るのであり、設定値に至るとパイロット弁50が閉じ、
圧力平衡室B内は前記穴ビス41の細穴41 aにより
直ちに昇圧し、圧力室Aと圧力的にバランスし、前記ス
プリング43の力で弁体35は元位置に戻り、前記第二
出口管33の開口部を閉じるのである。
以上の如くして蒸発器5,15の出口側であって、再熱
器20の出口側の空気温度によりパイロット弁50を動
作させ、このパイロット弁50の動作により流量調整弁
30の弁体35を制御し、吐出ガス管6から分岐回路1
0へ分流する吐出ガスの分流量を制御して再熱量をコン
トロールするのであるから制御性能を向上でき、高精度
に再熱器出口側空気温度すなわち吹出空気温度を一定温
度又は一定温度範囲に保持させられるのであるが、今前
記パイロット弁50が故障したり誤動作したりして蒸発
器5,15の出口側であって、再熱器20の出口側の空
気温度が前記許容上限温度を越えたにも拘わらず、パイ
ロット弁50が閉じない場合、前記温度検出器T1の働
らきで、ブザーBZが警報を発し、警報ランプPLが点
灯すると共に開閉弁23が閉じるのである。
尚このとき開閉弁25は閉じている。従って前記接続回
路22及び補助回路24に冷媒が全く流れなくなり、前
記調整弁30はスプリング43の働らきで、第二出口管
33を閉じ、分岐回路10への分流を遮断するのである
又前記蒸発器5,15の出口側であって、再熱器20の
出口側の温度が許容下限より低下したにも拘わらず、前
記パイロット弁50が開かない場合も同様で、前記温度
検出器T2の働らきで、ブザーBZにより警報を発し、
警報ランプPLを点灯すると共に前記開閉弁25が開く
のであり、パイロット弁50の全開時と同程度の冷媒を
補助回路24を介して吸入ガス管9へ流すのであって、
この冷媒の流れにより、前記調整弁30を動作させ、前
記第二出口管33を開いて、分岐回路10へ所定の冷媒
ガスを分流させ、全量再熱運転を行なうのである。
以上の説明では感温筒51を各蒸発器5,15の出口側
であって再熱器20の出口側に設けたが、前記感温筒5
1は前記再熱器20の入口側に設けても全く同様の作用
効果が得られるのである。
尚以上の実施例において、流量調整弁30は、吐出ガス
管6と分岐回路10との接続点に介装したが、吐出ガス
管6からは分岐回路10への接続管を設け、前記調整弁
30にはこの接続管を接続する吐出ガスの入口管31と
、前記分岐回路10を接続する出口管33とを設け、す
なわち前記出口管32を取除いた2方形流量調整弁とし
てこの調整弁を、前記接続管と分岐回路10との間に介
装してもよい。
この構成は前記接続管を分岐回路10の1部と見た場合
実質的には分岐回路10の途中に介装したものとなる。
又前記パイロット弁50を既存の感温膨張弁を用いた場
合には、前記したごとく分岐回路10の接続を第一出口
管32に変更する他、前記開閉弁23゜25は接続回路
22及び補助回路24に対し、前記した構成と逆に介装
するのである。
又前記補助回路24の圧力平衡室Bへの接続は接続回路
22を介して行なっているが逆の場合でもよいし、二叉
接続管を用いて同一個所に接続してもよい。
以上の如く本考案によれば、冷凍サイクルにおける主回
路の吐出ガス管に、凝縮器の入口又は出口側に至る分岐
回路を設けて、該分岐回路に再熱器を介装した空気調和
装置において、弁箱内に差圧作動形弁体を設けた流量調
整弁を形成して前記吐出ガス管と分岐回路との間に介装
すると共に、前記弁箱の圧力平衡室を、前記主回路の吸
入ガス管に接続して、該接続回路に、前記再熱器を附設
する蒸発器の出口側であって再熱器の入口側又は出口側
の空気温度により開閉するパイロット弁を介装し、前記
分岐回路への分流量を蒸発器の出口側であって再熱器の
入口側又は出口側の空気温度に逆比例的に制御するごと
く威す一方、前記圧力平衡室と吸入ガス管との間に補助
回路を設けて、前記接続回路と補助回路とにそれぞれ前
記再熱器の出口側空気温度により開閉する開閉弁を設け
、再熱器の出口側空気温度により再熱量をコントロール
するようにしたから、リニヤ−なコントロールが行なえ
ながらその制御性能も向上でき、高精度に空気調和装置
の吹出空気温度を一定又は一定範囲に保持できるのであ
り、しかも前記パイロット弁が故障したり、誤動作して
も、再熱量の修正が確実に行なえるのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案空気調和装置の実施例を示す冷凍サイク
ル図、第2図は流量調整弁の実施例を示す断面図、第3
図は開閉弁の電気回路を示す概略図である。 2・・・・・・凝縮器、6・・・・・・吐出ガス管、5
,15・・・・・・蒸発器、9・・・・・・吸入ガス管
、10・・・・・・分岐回路、20・・・・・・再熱器
、22・・・・・・接続回路、23.25・・・・・・
開閉弁、24・・・・・・補助回路、50・・・・・・
パイロット弁、A・・・・・・圧力室、B・・・・・・
圧力平衡室。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 冷凍サイクルにおける主回路の吐出ガス管に、凝縮器の
    入口又は出口側に至る分岐回路を設けて、該分岐回路に
    再熱器を介装した空気調和装置において、弁箱内に差圧
    作動形弁体を設けた流量調整弁を形成して、前記吐出ガ
    ス管と分岐回路との間に介装すると共に、前記弁箱の圧
    力平衡室を、前記主回路の吸入ガス管に接続して、該接
    続回路に、前記再熱器を附設する蒸発器の出口側であっ
    て再熱器の入口側又は再熱器の出口側の空気温度により
    開閉するパイロット弁を介装し、前記分岐回路への分流
    量を蒸発器の出口側であって再熱器の入口側又は再熱器
    の出口側の空気温度に逆比例的に制御するごとく威す一
    方、前記圧力平衡室と吸入ガス管との間に補助回路を設
    けて、前記接続回路と補助回路とにそれぞれ前記再熱器
    の出口側空気温度により開閉する開閉弁を設けたことを
    特徴とする空気調和装置。
JP6187377U 1977-05-13 1977-05-13 空気調和装置 Expired JPS5829791Y2 (ja)

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