JPS582921B2 - ハミガキ - Google Patents

ハミガキ

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Publication number
JPS582921B2
JPS582921B2 JP48032230A JP3223073A JPS582921B2 JP S582921 B2 JPS582921 B2 JP S582921B2 JP 48032230 A JP48032230 A JP 48032230A JP 3223073 A JP3223073 A JP 3223073A JP S582921 B2 JPS582921 B2 JP S582921B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
toothpaste
water
phosphoric acid
sodium phosphate
soluble inorganic
Prior art date
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Expired
Application number
JP48032230A
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English (en)
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JPS49117635A (ja
Inventor
高室礼子
高田信幸
菅沼信夫
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Lion Corp
Original Assignee
Lion Corp
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明はう蝕予防に効果のある歯磨に関するものである
一般に、う蝕予防効果を高めるためには歯質の強化と歯
牙表面の汚染除去とをすることが良いことが知られ、歯
質の強化を目的とする有効成分の一つとしてリン酸化合
物を歯磨組成物中に配合すること及び歯みがきの清浄効
果をあげるための発泡剤などの洗浄剤を配合することが
知られている。
しかし、う蝕予防の有効成分として歯質の再石灰化能を
有するリン酸化合物の中で水溶性無機リン酸化合物、例
えばリン酸ナトリウム、リン酸カリウム等を一種以上配
合する場合、従来発泡剤として用いられでいるソジウム
ラウリルサルフエート(以下SDSと称す)を歯磨に配
合すると、リン酸塩の影響を受け、液の分離、低温での
流動性が著しく損なわれると同時に、泡立および再石灰
化能が減少するという欠点を持つため、実用化が困難で
あった。
特に水溶性無機リン酸化合物は従λ来みがき剤として用
いられでいる水不溶性無機リン酸化合物とは異なり溶解
度が大であり、イオンの形で解難するため歯磨配合性が
極めて難問であった。
即ち虫歯予防力を持つ水溶性無機リン酸化合物;は従来
より使用されでいる発泡剤SDS系の歯磨には配合が不
可能であった。
本発明は、これら従来の欠点を有効に除去し、水溶性無
機リン酸化合物を歯磨に安定かつ有効に配合すると同時
に発泡性の大きい使用感の優れたノ歯磨組成物を得るこ
とを目的としたものである。
本発明は、粘稠剤、研磨剤、粘結剤、甘味剤、香料、水
などから成る歯磨賦形剤に水溶性無機リン酸化合物0,
5〜5.0重量%と共に、発泡剤として長鎖パラフィン
スルホネート及び/又は長鎖オiレフインスルホネート
を0.5〜5.0重量%配合し、かつ水溶性無機リン酸
化合物と前記発泡剤との配合比率は0.1〜5:1であ
ることを特徴とする歯磨である。
本発明の歯磨において用いられる水溶性無機リ冫ン酸化
合物としては、リン酸ナトリウム、リン酸カリウム、リ
ン酸アンモニウム、ピロリン酸ナトリウム、メタリン酸
ナトリウム等を単独又は組合わせて用い、更に発泡剤長
鎖パラフィンスルホネiばノルマルパラフィンスルホネ
ート.アルケニルスルホネート.ヒドロキシアルカンス
ルホネートがあり、その炭素数は8〜25、好ましくは
12〜18である。
そして水溶性無機リン酸化合物は歯磨組成に対して0.
5〜5.0重量%配合し、且つ前記発泡剤は0.5〜5
.0好ましくは1.5〜3.0重量%配合される。
しかも、水溶性無機リン酸化合物と、前記発泡剤との配
合比率は0.1〜5:1割合とするのが安定配合と使用
感向上のために効果的である。
この配合比率は0.1以下であると泡立ちも少なく使用
感が悪く効果がなく、また5以上であると液分離等を生
じやすい傾向となり安定配合上問題であるので避けるべ
きである。
また歯磨素材としてグリセリン、ソルビットなどの粘稠
剤、リンカル以外の研磨剤、粘結剤、界面活性剤、分散
剤、殺菌剤、発泡剤、甘味剤、香料、水が歯磨製品の性
状に応じて用いられ、適当な割合で配合された歯磨組成
物としてある。
なお、水溶性無機リン酸化合物を安定かつ有効に配合し
、しかも泡立のよい歯磨組成物を得たことを次の実験結
果で確認した。
実験 1 リン酸ナトリウム水溶液多成分系での実験(I) 実
験方法 水溶性無機リン酸化合物としてリン酸ナトリウムを用い
、それに発泡剤・粘稠剤等を添加した水溶液多成分にて
、溶液の安定性を検討した。
試料液組成(歯磨中の水溶性成分と同程度の組成)発泡
剤種としてオレフインスルホネート(炭素数14).パ
ラフィンスルホネート(炭素数14).SDS.モノグ
リサルフエート(炭素数12).イセチオネート(炭素
数12).局方石けん(炭素数18)の6種の代表的な
アニオン活性剤を選出して実験を行なった。
(II) 実験結果 上記各試料液を加温溶解後、室温にて放冷し、経時によ
る溶液の安定性(透明性.析出量)を観察した結果は第
1表の通りであった。
なお、リン酸ナトリウムを添加しない溶液では白濁析出
せず安定であった。
SDS.モノグリサルフエート.イセチオネート.局方
石けん等は溶液の安定性が不良であり、上記析出物を分
析したところ、発泡剤およびリン酸ナトリウムが上澄に
対し、多量に含有されていた。
従って起泡力およびリン酸ナトリウムの再石灰化能がS
DSの場合、理論量より減少した。
一方、上記スルホネートはリン酸ナトリウムを添加した
場合に、優れた安定性を示すと同時に起泡力および再石
灰化能が優れていた。
さらに、リン酸ナトリウムのPH4〜9(50重量%水
溶液)の範囲でも同様の結果が得られた。
実験 2 発泡剤とリン酸ナトリウムの比率について(I) 実
験方法 リン酸ナトリウム.発泡剤(オレフインスルホネート(
炭素数14).グリセリン水溶液系にてリン酸ナトリウ
ムの量をかえて水溶液系での安定性を検討した。
(II) 実験結果 上記各試料を加温溶解後室温にて放冷し、経時による溶
液の安定性(透明性.析出量)を観察した結果を第2表
に示した。
A〜Eは安定性が良好であり、F.Gは劣化した。
すなわち、発泡剤2%に対し、リン酸ナトリウム10%
までが安定である。
発泡剤とリン酸ナトリウムの比率は発泡剤1に対し0.
1(再石灰化能を示す下限値)〜5が好ましい。
リン酸ナトリウム配合歯磨での実験 (1) 実験方法 歯磨にリン酸ナトリウムを配合し、発泡剤としでSDS
およびオレフインスルホネート(炭素数14)を用いた
下記歯磨組成の歯磨についで歯磨安定性の面より評価を
行った。
(II) 実験結果 上記歯磨A,B.C,Dを低温〜高温に亘って1ケ月保
存し、歯磨の安定性を液の分離、低温での流動性につい
て評価した結果を第3表に示した。
SDSとリン酸ナトリウムを配合した歯磨は、液の分離
、低温での流動性が著しく損なわれたが、オレフインス
ルホネートとリン酸ナトリウムを配合した歯磨は安定性
が良好であり、実用化が可能となった。
パラフィンスルホネート(炭素数14)の場合もオレフ
インスルホネートと同様、良好な安定性を示した。
また泡立を比較すると歯磨Aが泡立が最も劣り、他は同
様に優れた泡立を示した。
本発明により液の分離現象もなく、低温での流動性が優
れると同時に、泡立も良好で、再石灰化能が優れたもの
となり、う蝕予防に有効な機能を発揮できると共に、歯
磨本来の機能である起泡性、洗浄効果も劣ることなく安
全であり、且つ品質が安定で口腔清掃効果も著しく向上
し、歯磨中で不安定なう蝕予防用有効成分を安定に歯磨
中に含有維持することができる特長がある。
次に本発明の実施例を示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 粘稠剤、研磨剤、粘結剤、甘味剤、香料、水などか
    ら成る歯磨賦形剤に水溶性無機リン酸化合物0.5〜5
    .0重量%と共に、発泡剤として長鎖パラフィンスルホ
    ネート及び/又は長鎖オレフインスルホネートを0.5
    〜5.0重量%配合し、かつ水溶性無機リン酸化合物と
    前記発泡剤との配合比率は0.1〜5:1であることを
    特徴とする歯磨。
JP48032230A 1973-03-20 1973-03-20 ハミガキ Expired JPS582921B2 (ja)

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JP48032230A JPS582921B2 (ja) 1973-03-20 1973-03-20 ハミガキ

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JPS49117635A JPS49117635A (ja) 1974-11-11
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JP7126811B2 (ja) * 2017-07-25 2022-08-29 株式会社ジーシー 歯面清掃用組成物
JP7165772B2 (ja) * 2021-03-22 2022-11-04 株式会社ジーシー 歯面清掃用組成物

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