JPS5829162B2 - 熱間圧延方法 - Google Patents

熱間圧延方法

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JPS5829162B2
JPS5829162B2 JP54015281A JP1528179A JPS5829162B2 JP S5829162 B2 JPS5829162 B2 JP S5829162B2 JP 54015281 A JP54015281 A JP 54015281A JP 1528179 A JP1528179 A JP 1528179A JP S5829162 B2 JPS5829162 B2 JP S5829162B2
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JP
Japan
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crown
ratio
point
rolling
control
Prior art date
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JP54015281A
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皖司 木崎
勉 原
恒 本城
隆 江森
雅智 寺川
義昭 高島
章博 鎌谷
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Nippon Steel Corp
Original Assignee
Nippon Steel Corp
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は金属材料の熱間圧延に際し、板クラウンを適正
に制御すると共に良好な板形状を得る方法に係るもので
ある。
例えば、ホットストリップの圧延に於いては、大きな圧
延荷重による圧延ロールの撓み等の弾性変形のために、
圧延された板材の幅方向に板厚偏差が生じ、中央部が厚
く、エツジ部に近づくにつれて薄くなる傾向ば生じる。
この中央とエツジの板厚差が板クラウンであり、板クラ
ウンは材料の変形抵抗、サイスロールの熱膨張、摩耗等
によって変動する。
ホットストリップの板クラウンが大きすぎることは、成
品の品質、歩留の点から好1しくないたみ、板クラウン
およびその変動の減少に関して努力が積重ねられ、板ク
ラウンを制御する装置としてロールベンディング装置や
6Hi圧延機で中間ロールを軸方向にシフトする圧延機
(%公昭50−19510号公報)が開発されている。
しかし、これらの装置の開発にも拘わらず、板クラウン
を自由に制御するレベルに至って(八ないのが実情であ
る。
この原因は次による。
■ 薄板の性質として、クラウンを変化すると形状が変
化する。
■ 前述のクラウン制御装置をホットストリップミルの
仕上圧延機群にどのように適用したら最適クラウン制御
ができるか十分に解明されていない。
本発明は良好な形状を確保しつつ、クラウンを自由に制
御する方法に於いて、クラウン制御能力を増大すること
を目的とする。
本発明者等は、クラウン制御方法を研究する目的で実機
仕上圧延機群に於いて、ダブルチョックロールベンダー
(以下DCBと称する)を使用して実験を行ない、次の
知見を得た。
(1)クラウン制御は形状許容値以内で行なう必要があ
る。
形状許容値は仕上圧延機の通板性、板の品質から決めら
れる。
(2)単スタンドでのクラウン変化による形状変化は、
そのスタンドの出側クラウン比率(クラウン値Cro/
板厚り。
)と入側クラウン比率(クラウン値Cri/板厚hi)
の差で表わされるクラウン比率変化△Cr/hによって
決昔る。
第1図にクラウン比率変化と形状(烏峻度λで表わされ
、通常ス) IJツブ長手方向にできる中伸び及び耳波
の波の高さに対する波のピッチの比で表わす。
)の関係を示す。この第1図において、λ二±2.5優
の線が形状許容限界(次のスタンドに噛み込1ぞること
ができるストリップ形状の限界)を示し、bは形状許容
限界によって制約されるクラウン比率変化量を示してい
る。
(3)第2図にbと板厚の関係を示す。
bは板厚によって変化し、板厚が小さいほど小さい。
(4)単スタンドのクラウン制御能力は第3b図に示す
ように板厚に対して反比例する関係にある。
ここで、用語等を説明する。
上記の如く単スタンドの入側の板厚hiとクラウンCr
iが単スタンドで任意の圧延条件にて圧延することによ
って、出側の板厚り。
とクラウンCr□になった場合の比率クラウン変化は、
単スタンドの制御能力を示すものではない。
すなわち、圧延による比率クラウン変化量と形状の変化
量の指標となる。
比率クラウンは、クラウン比率と同義である。
上記の如く、単スタンドの入側の板厚hi とクラウン
Cri が一定の場合に、単スタンドのクラウン制御手
段にてクラウンを増す方向に制御系の限度一杯寸で制御
をしたときに出側の板ih。
とクラウンCro1を得、クラウンを減らす方向に制御
系の限度一杯オで制御をしたときに出側の板厚り。
とクラウンCro2を得た場合に、そのときの比率クラ
ウン変化の差分な比率クラウン制御能力という。
クラウンを減らす方向の限度=インクIJ −4大クラ
ウンを増やす方向の限度=ディグIJ −1”l”l役
人インクリーズとは、ロールカーブの見かけの増、ディ
フリーズとは、ロールカーブの見かけ上の減クラウン履
歴係数 制御手段を固定の状態で圧延した場合に、出側のクラウ
ン変化分(Cro1→Cr02)が得られたとき、板厚
を考慮した変化の比 C(Cro+ Cro2)/hol/[(Cri。
Cri 2 )/ h i :] をクラウン履歴係数又は影響係数という。
圧下率を固定した場合には、板厚の厚い程、圧延し易い
(板幅方向の塑性流動が容易である)ため、クラウン制
御範囲 (l Cr −=Cr□ 、 −Cro 2で計算)も
板厚の薄いものよりクラウン制御範囲が第3a図に示す
如く微増傾向にある。
ただし、それを比率クラウン変化=(Cr / hで表
わすと、板厚りの影響が効いて第3b図の如き反比例曲
線となる。
すなわち、第3b図は、単スタンドの板厚の違いに釦け
る、ロールベンダーの効きの程度(比率クラウン制御能
力の違い)を表わしている。
(4)第4図に、圧下率と単スタンドクラウン制御能力
を示す。
圧下率が20%以下のときクラウン制御能力は急激に低
下する。
圧下率がある程度(第4図では20%)以上では、比率
クラウン制御能力は、はぼ横這い状態になるが、それ(
20%)以下では、圧延荷重の減少により、クラウン制
御能力が出にくくなる。
最終的には、圧下率0%になって、圧延荷重O1板厚変
化O、クラウン制御能力Oとなる。
一般的には、熱間圧延機の仕上スタンドでは、最終スタ
ンド(例えばF6)は、主体的に形状を良くするために
、低圧下率(スキンパス)圧延を行なっている。
この場合、クラウン制御能力は、非常に小さくなるが、
クラウン比率の若干の変化でも、板厚が薄いため、はと
んど形状変化として現われるため、形状制御上は問題な
い。
(6)第2図1よび第3b図の関係から、第5図に示す
関係を得る。
第5図は形状許容限界釦よびクラウン制御装置能力から
決するクラウン変化量を各板厚に対して示すものである
この第5図から、仕上圧延機群のクラウン制御能力は、
板厚大の前段スタンドでは制御装置能力により、板厚小
の後段スタンドでは形状限界により決することか判る。
(7)第6図は、各板厚に対し圧延スタンド入側のクラ
ウン量を変化すせた時の出側のクラウン変化を、入側の
クラウン変化に対する比率で示したもので、前スタンド
昔での制御で得られたクラウン変化量J Cr 1/
htは、後続スタンドで圧延することによりその影響が
α×△Cr1/h1゜(α二0.1〜0.5)Lか残ら
ないことが判る。
このことから、ストリップのクラウン制御量への寄与率
は、板厚の厚い前段スタンドはど小さいこと、昔た最終
スタンドまで連続してクラウン制御を行なうのがクラウ
ン制御には有効であることが判る。
第6図は、クラウン制御を効果的に行なうためには、最
終スタンドまで連続してクラウン制御しなければならな
いこと、および、ストリップのクラウン制御量への寄与
率は前段スタンドはど小さいことを示す。
以上の知見により、仕上圧延機群の各圧延機でクラウン
制御する場合に於けるストリップのクラウン制御量が予
測できる。
結果の一例を第7図に示す。
第7図は、F1〜F6の6スタンドから成る仕上圧延機
群のF2〜F6にDCBを設置し、インクリーズ最大〜
デイクリーズ最大の範囲でクラウン制御する場合得られ
るクラウン比率の変化量を示す。
この第1図において、各点の内容は次の通りである。
点■:F2人側ク人中クラウン比率F2人側クラウンC
r1z)/(F2人側板厚hi2)〕を基準とする。
すなわち、クラウン比率変化ばOである。点■:F2出
側のクラウン比率変化。
クラウン比率変化■−■(■ばF2スタンドでクラウン
制脚能カ一杯に制御した場合における出側クラウン比率
変化値を示し、点■マイナス点■がF2スタンドのクラ
ウン制御能力を示す。
)は、F2スタンドのクラウン制御量で、F2出側板厚
より第3b図の関係で求筐る。
点■:F2出側のクラウン比率変化、点■一点■がF3
の圧延により、点■一点■となる。
この比率変化■→■は、F2出側のクラウン比率変化■
−■とF3の出側板厚より第6図から求められたαとの
積から木芽る。
点■:F3出側のクラウン比率変化、クラウン比率変化
■−■は、F3のクラウン制御量で、F3出側板厚より
第3b図に示す関係で決する。
これは、点■一点■が、F2 F3スタンドをいずれ
も制御能力一杯に制御して連動したときの累積クラウン
比率変化を示している。
点■〜点■は司様にして決する。
点0:F6出側に於ける累積クラウン比率変化。
クラウン比率変化[F]−■ば、第3b図および第4図
に示す関係により木芽るF6のクラウン制御量で、F6
の圧下率が小のため小さい。
F5出側以降から形状許容値の影響を受ける。
点■ばF5出側板厚より第2図の関係で求昔るblの領
域(点■を中心としてblの領域がF5出側板厚に対す
る形状許容クラウン比率変化領域)K入らなければなら
ない。
同様に点■はb2の領域に入る必要がある。
成品の平担度確保のため、b2(通常形状不感体と呼ば
れる領域:クラウンを変えても形状(平担度)変化とし
て表われない領域)は、第2図のλ=±Oの線で求める
実線のケースばF5,6出側形状が形状許容値を外れる
ため、修正を要する。
これは、点■の結果に対して点■がblの範囲より外れ
、また、点■の結果に対して、点@がb2の範囲より外
れていることによる。
点0−@)は、クラウン比率変化が形状許容領域内に入
るようF’4.F5のクラウン制御をF6のクラウン制
御能力に適合する範囲に抑えたときの値である。
第1図に示す如く、点■は点0を中心とするす、の領域
内に、点[相]は点[相]を中心とするb2の領域内に
あり、形状は確保できている。
以上から、本例に於ける板クラウン比率制御能力は点[
相]で示される値となる。
本発明者等は、板クラウン制御能力がF6のクラウン制
御能力で抑えられていることに着目し、その原因がF6
の圧下率が小なることにあることから、F6の圧下率を
増大して、クラウン制御能力を飛躍的に向上する方法を
発明した。
一般にホットストリップ□ルに於ける仕上最終スタンド
の圧下率は数係が常識である。
これは、最終スタンドが板厚を薄くするという圧延本来
の目的より、むしろ、成品の形状を良好にする目的に使
われることによる。
第8図は圧延荷重とロールの撓み量の関係を圧下率をパ
ラメータにして示すものである。
同一圧延ロット中にて、板幅もしくは変形抵抗の変化に
より圧延荷重が第8図の1から2に変化したときのロー
ルの撓み量変化は、圧下率30係時ばJδ1、圧下率5
係時ばAδ2で示され、Aδ2/11δ1−4o、3で
ある。
つ筐り、圧下率が小はど、圧延材の板幅や変形抵抗の変
化によるロール撓み量の変化が小さくなり、それだけ形
状が安定することになる。
本発明による方法では、最終スタンドの圧下率をクラウ
ン制御量増加のため増大することになるが、クラウン制
御と同時に形状制御も実施し、最終スタンド出側クラウ
ン比率C8と最終スタンド入側クラウン比率C□の関係
が Ico chi≦(1/2)X形状許容クラウン比率
変化となるよう、最終スタンドのクラウン制御装置を制
御する。
次に第9図を参照して本発明の詳細な説明する。
第7図に示す従来法との相違は、圧下スケジュールにあ
り、本発明の方法でばF5,6の圧下率が大きい。
従って、第9図の点Oの位置が第7図の点0の位置に比
して高い。
こればF6のクラウン制御量0−■が圧下率が大きい分
だけ大きくなったことによる。
第9図の点0ば、F5出側のクラウン比率点■を中心と
した形状許容領域から外れている。
このため、F6のクラウン制御能力を点0に抑えて制御
する必要があり、点0が本発明によるクラウン制御量を
示すことになる。
従来法のクラウン制御量が第7図の点[相]で示され、
植が1.1であるのに対して、第9図で示されるクラウ
ン制御量点0の値は24となり、クラウン制御量が倍増
することになる。
本発明の効果として、最終スタンドの上下率を大きくす
ることから、仕上圧延機のスタンド数を節減できること
、釦よび、圧延中の板厚が最終スタンド入側1で厚くな
るため板の温度降下(サーマルランダウン)が減少でき
、燃料原単位を節減できることが挙げられる。
【図面の簡単な説明】
第1図はクラウン比率変化と形状の関係を示すグラフ、
第2図は板厚と形状許容限界の関係を示すグラフ、第3
a図は数種の圧下率における板厚とクラウン制御範囲と
の関係を示すグラフ、第3b図は板厚とクラウン制御能
力の関係を示すグラフ、第4図は圧下率とクラウン制御
能力の関係を示すグラフ、第5図は板厚に対する許容ク
ラウン変化量を示すグラフ、第6図は板厚に対する各ス
タンド間のクラウン比率変化量の比を示すグラフ、第7
図は各スタンドにおけるクラウン比率変化量を示すグラ
フ、第8図は圧延荷重に対するロール撓み量を示すグラ
フ、第9図は本発明の一実施例に督けるクラウン比率変
化量を示すグラフである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 圧延機の最終スタンドおよびそれより前段の所要ス
    タンドにロールベンディング機構を設置し、このロール
    ベンディング機構によりクラウン制御をか己なうととも
    に、上記最終スタンド1F3−いては20%以上の大圧
    下をかけつつ上記ロールベンディング機構を操作して形
    状制御を行なうことを特徴とする熱間圧延方法。
JP54015281A 1979-02-13 1979-02-13 熱間圧延方法 Expired JPS5829162B2 (ja)

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JPS55109502A JPS55109502A (en) 1980-08-23
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US6814728B2 (en) 2001-02-26 2004-11-09 Pentax Corporation Endoscope having an operation wire

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5391049A (en) * 1977-01-21 1978-08-10 Mitsubishi Electric Corp Shape control apparatus for tandem rolling machine

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