JPS5828870B2 - ベンゾフエノンアジン類の製法 - Google Patents

ベンゾフエノンアジン類の製法

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JPS5828870B2
JPS5828870B2 JP55011304A JP1130480A JPS5828870B2 JP S5828870 B2 JPS5828870 B2 JP S5828870B2 JP 55011304 A JP55011304 A JP 55011304A JP 1130480 A JP1130480 A JP 1130480A JP S5828870 B2 JPS5828870 B2 JP S5828870B2
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利昭 神崎
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、触媒として金属銅、砲金または真鋳を用いる
ことを特徴とするベンゾフェノン類とアンモニアおよび
分子状酸素またはベンゾフェノンイミン類(以下、イミ
ン類と略記する)と分子状酸素とを接触反応させベンゾ
フェノンアジン類(以下、アジン類と略記する)を製造
する新規なアジン類の製法に関する。
アジン類は、ヒドラジン製造の反応中間体等としてきわ
めて有用な物質であり、安価な製造法が嘱望されている
イミン類を酸fiして相当せるアジン類を製造する公知
方法としては多数知られている。
その酸1ヒに有効な触媒としては主にハロゲン化鋼、特
に塩fヒ第1銅が用いられている(米国特許第2870
206号)。
又、塩(ヒ第1銅触媒の存在下にベンゾフェノンとアン
モニアおよび分子状酸素を接触させ一段でアジン類を製
造する方法も知られている(特開昭52−7942号)
ハロゲン化銅以外には、過剰のピリジンの存在下、酸1
ヒ活性を有する触媒として銅(II)ハライドメトキシ
ド(fi:開閉53−147047)、銅塩の存在下イ
ミン類を酸fiしてアジン類を製造するに際して銅塩の
沈殿fヒ法の特許の中で、酢酸銅、チオシアンfヒ銅、
シアンfヒ銅等の銅塩も反応に有効であることが開示さ
れている(特開昭53−71045号の特許公報)。
更に、ハロゲンfi第1銅を単座ピリジン類を官能基と
する樹脂に配位させた高分子触媒も、イミン類の酸化に
有効であることも公知である(特開昭52−13198
7)。
これらの方法は全て高価な銅塩を使用している。
これらの方法のうち、銅塩触媒な液相均一系触媒として
使用する場合、触媒の活性低下を防ぐため鋼イオンの価
数をコントロールしたり、銅イオンと負イオンの割合を
一定に保つとか、あるいは高価なピリジンの様な配位子
を存在させるとか種々工夫がなされている。
更に、銅塩触媒を繰返し使用する場合には、触媒の分離
、回収、再生、溶解と言う非常に煩雑な工程を要し、従
って、それらの工程の装置費の増大やそれらの操作のた
めのエネルギーの使用も考えられる。
更に、銅塩特にハロゲン化鋼銅を使用する場合には、ハ
ロゲンによる装置の腐食の問題が考えられ、それを防ぐ
ため高価な材質を必要とし、工業的に有利な方法とは言
い難い。
又、銅イオンを配位した高分子触媒を使用する場合、反
応の途中において吸着している銅が溶出し、反応の終点
近傍で必ずしも銅イオンが完全には再吸着しないとか、
単座ピリジン類を特徴とする特殊な樹脂を使用しなくて
はいけないとかあり、この方法も工業的に有利な方法と
は言い難い。
本発明者らは、上記欠点を解消するため鋭意検討を重ね
た結果、周期律表の遷移元素群の第4.5.6周期に属
する元素および典型的元素群の第5.6周期に属する元
素の金属酸fヒ物がイミン類のアジン酸への酸fiに有
効であることを発見し、それを完成して先に特許出願し
た(特願昭54−57707号)。
その後更に分子状酸素によるイミン類からアジン類を製
造するに有効な固体触媒を探索した結果、意外にも金属
銅が活性、選択性共に優れた有効な触媒作用を有するこ
とを見い出し、本発明を完成した。
すなわち、本発明は、一般式: (式(I)中(7) R1、R2は炭素数1〜1oの鎖
式、環式脂肪族もしくは芳香原炭fi水素基及び該炭f
ヒ水素基からなるエーテル基、アシル基、アシルオキシ
基、アルコキシカルボニル基、カルボン酸アミド基、二
置換アミノ基、並びにハロケン基、ヒドロキシ基、二l
・口塞、シアノ基からなる群より選ばれたお互に同−又
は異る基、またはR1とR2とが一緒になって単一の結
合もしくは環を表わしてもよい。
又、m、nはOまたは1〜5の整数である。
)で表わされるベンゾフェノン類とアンモニアおよび分
子状酸素とを、または一般式; ※(式(II)中のR1、R2およびm、nは一般式(
I)と同様) で表わされるベンゾフェノンイミン類と分子状酸素とを
触媒存在下に接触させ、一般式; (式(III)中のR1、R2およびm、nは一般式(
I)と同様) で表わされるベンゾフェノンアジン類を製造するに際し
て、触媒として金属銅、砲金または真鋳を用いることを
特徴とするベンゾフェノンアジン類の製法である。
本発明のベンゾフェノン類とは、前記一般式(I)で表
わされるものであるが、具体的に例示すれば、ベンゾフ
ェノン、2−13−1又は4メチルベンゾフエノン、2
−13−1又は4−エチルベンゾフェノン、2−13−
1又は4−n−及び/又は1so−プロピルベンゾフェ
ノン、23−1又は4−n−及び/又は1so−及び/
又はtert−ブチルベンゾフェノン、2−13−1又
は4−アミルベンゾフェノン、2−13−1又は4−デ
シルベンゾフェノン、2−13−1又は4−メトキシベ
ンゾフェノン、4−シクロヘキシルベンゾフェノン、4
−フェニルベンゾフェノン、2・4−ジメチルベンゾフ
ェノン、2・3−ジメチルベンゾフェノン、3・4−ジ
メチルベンゾフェノン、2・4−ジエチルベンゾフェノ
ン、2・3−ジエチルベンゾフェノン、3・4−ジエチ
ルベンゾフェノン、2−メチル−4−エチルベンゾフェ
ノン、2−メチル−4−ブチルベンゾフェノン、2・/
−13・3′−14・4′−12・3′−12・4′−
1又は3・4′−ジメチルベンゾフェノン、2−% 3
−、 又は4−クロルベンゾフェノン、2−クロル−4
−メチルベンゾフェノン、4−クロル−4′−メチルベ
ンゾフェノン、4・4′−ジクロルベンゾフェノン、4
−ニトロベンゾフェノン、2・4−ジニトロベンゾフェ
ノン、4−ヒドロキシベンゾフェノン、4−N−N−ジ
メチルアミノベンゾフェノン、4−アセチルベンシフ1
7ン・4−メトキシカルボニルベンゾフェノン、4−N
・N−ジメチルカルバモイルベンゾフェノン、4シアノ
ベンゾフエノン、フルオレノン、キサントン、アンスロ
ン、アクリドンなどが挙げられる。
本発明において用いられるベンゾフェノン類(■)につ
いて具体的に例示したが、これ以外のベンゾフェノン類
も含まれることは勿論である。
本発明のイミン類とは、前記一般式(II)で表わされ
るものであるが、具体的に例示すれば、ベンゾフェノン
イミン、2−13−1又は4−メチルベンゾフェノンイ
ミン、2−、 3−% 又は4エチルベンゾフエノンイ
ミン、2−13−、 又ハ4−n−及び/又は1so−
プロピルベンゾフェノンイミン、2−13.−1又は4
−n−及び/又は1so−及び/又はtert −ブチ
ルベンゾフェノンイミン、2−13−1又は4−アミル
ベンゾフェノンイミン、2−13−1又は4−デシルベ
ンゾフェノンイミン、2−3−1又は4−メトキシベン
ゾフェノンイミン、4−シクロヘキシルベンゾフェノン
イミン、4−フェニルベンゾフェノンイミン、2・4−
ジメチルベンゾフェノンイミン、2・3−ジメチルベン
ゾフェノンイミン、3・4−ジメチルベンゾフェノンイ
ミン、2・4−ジエチルベンゾフェノンイミン、2・3
−ジエチルベンゾフェノンイミン、3・4−ジエチルベ
ンゾフエノンイミン、2−メチル−4−エチルベンゾフ
ェノンイミン、2−メチル−4−ブチルベンゾフェノン
イミン、2・2′−13・3′−14・4′−12・3
′−12・4′−1又は3・4′−ジメチルベンゾフェ
ノンイミン、2−13−1又は4−クロルベンゾフェノ
ンイミン 2−クロル−4−メチルベンゾフェノンイミ
ン、4−クロル−4−メチルベンゾフェノンイミン、4
・4′−ジクロルベンゾフェノンイミン、4−ニトロベ
ンゾフェノンイミン、2・4−ジニトロベンゾフェノン
イミン、4−ヒドロキシベンゾフェノンイミン、4−N
−N−ジメチルアミノベンゾフェノンイミン、4−アセ
チルベンゾフェノンイミン 4−メトキシカルボニルベ
ンゾフェノンイミン、4−N−N−ジメチルカルバモイ
ルベンゾフェノンイミン、4−シアノベンゾフェノンイ
ミン、フルオレノンイミン、キサントンイミン、アンス
ロンイミン、アクリドンイミンなどが挙げられる。
本発明において用いられるイミンfヒ合物(n)につい
て具体的に例示したが、これ以外のイミン類も含まれる
ことは勿論である。
これらのイミン類の製造法としては例えば相当せるベン
ゾフェノン類にアンモニアを作用させる方法、ベンゾニ
トリル類にグリニアール試薬であるアリールマグネシウ
ムプロミドを作用させて製造する方法、ジアリールアミ
ノアルコールより脱水して製造する方法等があるが、い
ずれの方法で得られたイミン類でも本反応に使用できる
本発明に用いられるイミン類はベンゾフェノン以外は種
々の置換基あるいは置換基が一緒になって単一の結合も
しくは環を形成したベンゾフェノンイミン類であるが、
工業的に実施するに際しては経済的に有利なイミン類は
m及びnがOのベンゾフェノンイミン及び1 ・2のモ
ノあるいはジ置換基を有するベンゾフェノンのイミン類
が好ましい。
本発明において使用される金属銅、砲金または真鯛とは
金属銅、砲金または真鯛それ自身あるいは金属銅を含有
する物質−切を意味する。
金属鋼それ自身の触媒としては、市販されている純銅、
脱酸素鋼あるいは酸化鋼あるいは亜酸fヒ銅、炭酸銅、
水酸fヒ銅、硫酸銅、塩fヒ銅、硝酸銅、酢酸銅、チオ
シアンfヒ銅、硫化銅、塩基性炭酸銅、臭fヒ銅、沃化
鋼、ギ酸銅、シュウ酸銀、リン酸銀等を還元して調製し
た銅金属、ラネー銅を展開して調製した銅金属等を触媒
として用いることが出来る。
金属銅それ自身を触媒として十分使用できるが、アジン
類への酸化反応の選択性、反応性を向上するため金属銅
を含有する物質を該反応の触媒として使用することもで
きろ。
金属銅を含有する物質の触媒としては、金属銅(例えば
金属銅粉)、銅酸1ヒ物(例えば酸fヒ銅、亜酸fヒ銅
粉)、銅鉛体あるいは銅塩を水に溶解あるいは分散し、
担体(例えばアルミナ、シリカ、シリカアルミナ、ボリ
ア、トリア、チタニア、ゼオライト、モレキュラーシー
ツ、セライト、マグネシア、活性炭、軽石、ガラス粉、
セメント、アスベスト、ケイソウ士、力性マグネシア、
シリカゲル、シリコンカーバイト、アルミナ、マグネシ
ア、ボーキサイト、アランダム、コランダム、レンガ、
スピネル、粘土、石綿、タルク、石膏、硫酸バリウム、
リン酸カルシウム、耐熱性、耐酸化性などのすぐれた樹
脂類等)と混合し、蒸発乾燥法、浸漬法、沈殿化法、吸
着法、交換法等により銅金属、銅酸fヒ物、銅錯体ある
いは銅塩を担体に乗せ、必要に応じて液相あるいは気相
中で還元剤(例えばホルムアルデヒド、ギ酸、ヒドラジ
ン、水素、−M(ヒ炭素、〕・イドロサルファイト、亜
硫酸ソーダ、ナトリウムボロン、ノ・イドライド等)電
解還元あるいはイオン化傾向の差を利用する還元で金属
銅に還元する方法により得られる銅金属担持触媒;ある
いは銅金属、銅酸fヒ物、銅錯体あるいは銅塩を銅基外
の金属の塩(例えば硫酸、・ヘロゲンfヒ酸、硝酸、リ
ン酸、炭酸、有機酸等のアルミニウム、アンチモン、砒
素、バリウム、ビスマス、カドミウム、コバルト、金、
イリジウム、ガリウム、ゲルマニウム、鉄、ランタン、
鉛、マグネシウム、マンガン、水銀、モリブー7ン、ニ
ッケル、ネオジム、オスミウム、パラジウム、ロジウム
、ルテニウム、銀、ストロンチウム、タリウム、トリウ
ム、錫、タングステン、バナジウム、亜鉛、ジルコニウ
ム、タンタル等の塩)の一種あるいはそれ以上を水に溶
解あるいは分散させて、沈殿化剤(例えば苛性ソーダ、
苛性カリ、重炭酸ソーダ、重炭酸カリウム、炭酸ソーダ
、炭酸カリウム、炭酸アンモニウム、水酸1ヒバリウム
、水酸fヒカルシウム、硫fヒソーダ、硫fヒアンモニ
ウム、水酸化マグネシウム、リン酸ソーダ、アルミン酸
ソーダ、ケイ酸ソーダ等の塩基性物質)で銅及び重金属
を共沈させ、分別後、乾燥あるいは焼威し場合によって
は粉砕後グラファイト等の結剤を加えて粒形fヒし、液
相あるいは気相で前記に例示した還元剤、電解還元ある
いはイオンfヒ傾向の差による還元などで還元すること
により得られる銅金属を含有する共沈触媒;砲金または
真鯛が挙げられる。
本発明の触媒は銅金属あるいは銅金属を含有する物質の
みである必要はなく、銅の水酸[ヒ物、酸1ヒ物、ハロ
ゲン1ヒ物、硫化物、リンfヒ物、炭酸塩、硝酸塩、ケ
イ酸塩、ホウ酸塩、硫酸塩、リン酸塩、ギ酸塩、シュウ
酸塩、酢酸塩等を含んでも本反応を阻害しない量であれ
ば問題ない。
本発明で用いられる銅金属触媒の活性、選択性の向上を
目的として次の様な物質を助触媒として単独又は複数添
加してもよい。
例えばアルカリ金属(リチュウム、カリウム、ナトリウ
ム、ルビジウム、セシウム)、アルカリ土類金属(ベリ
リウム、マクネシウム、カルシウム、ストロンチュウム
、バリウム)の酸1ヒ物、水酸化物、ハロゲン1ヒ物、
硫(ヒ物、リンrヒ物、炭酸塩、硝酸塩、ケイ酸塩、ホ
ウ酸塩、硫酸塩、リン酸塩、ギ酸塩、酢酸塩、シュウ酸
塩等のfヒ合物;炭酸アンモニウム、塩化アンモニウム
、リン酸アンモニウム、ギ酸アンモニウム、酢酸アンモ
ニウム等のアンモニウム塩;更にホウ素、リン硫黄、ケ
イ素の単体あるいはこれらの酸化物;水酸fヒ物、ハロ
ゲン[ヒ物、硫fヒ物等のfヒ合物;そしてAI、Ga
、Ge、As。
Seの単体あるいはこれらの酸fヒ物、水酸fヒ物、ハ
ロゲン1ヒ物、硫化物、リンfヒ物、炭酸塩、硝酸塩、
硫酸塩、ギ酸塩、酢酸塩、シュウ酸塩等が挙げられる。
本発明において好ましい助触媒としてはアルカリ金属塩
、アルカリ土類金属塩が挙げられ、更に好ましくはそれ
らの中の塩基性を示す酸fヒ物、水酸化物、炭酸塩、硫
化物、ケイ酸塩、ホウ酸塩、リン酸塩、酢酸塩等が挙げ
られる。
本発明における触媒は、触媒単体として又は担体に担持
した状態で種々の形態のもの、例えば粒子状、粉末状、
繊維状、海綿状、その他で用いることができる。
反応形式により触媒形状を適宜選択するのがよい。
例えば粒状に調製された触媒であれば粒の形状、比重、
大きさ等にもよるが、通常、固定床が好ましく、又、粉
末状であれば反応液相中に攪拌下に分散して用いる方法
や、流動床式にして用いるのがよい。
触媒の使用量は特に制限はないが、通常、イミン類の0
.001〜50wt%、好ましくは0.01〜30wt
%、特に好ましくは0.05〜20wt%の範囲となる
ように用いるのがよい。
本発明の酸fヒ反応の反応条件としては、触媒の活性、
反応形式などにより一律には規定できないが、反応温度
は60〜300℃、好ましくは70〜250℃、更に好
ましくは、90〜230℃である。
反応時間は触媒の活性、目的とする転化率等で影響され
るが、通常0.1〜数十時間の範囲にある。
分子状酸素としては、酸素ガス単独で反応系に供給して
も良く、又窒素のような不活性ガスと酸素ガスを含む混
合ガス、例えば空気なども用いてよい。
圧力は、減圧でも常圧でも加圧でも特に制限はないが、
酸素ガス単独の場合には、1〜20気圧、空気を用いた
場合には1〜40気圧程度が適当である。
酸素ガス又は酸素ガスを含む混合ガスの反応系への供給
形式は、流通形式か密閉形式のいずれでもよいが、反応
生成水によるイミン類の加水分解を抑制するためには吹
込み流通形式が好ましく、更に乾燥された酸素ガス又は
酸素ガスを含む混合ガスであることが好ましい。
又、反応方法は回分法、連続法のいずれも可能である。
反応率を向上さすために多段連続法によるなど適宜選択
すればよい。
本発明では特に溶媒は必要としない。
しかし、反応により生成するアジン類の溶解を助は反応
系を溶液状態に保つためには溶媒を添加することもでき
る。
ベンゾフェノン類のアンモオキシデーションやイミン類
の酸(ヒ反応において酸fヒされにくく生成物であるア
ジン類の溶解を助ける溶媒で、特に水との混和性に乏し
く粘度の低いものが好ましい。
例エバベンゼン、トルエン、o−1m−1p−キシレン
、エチルベンゼン、メシチレン、クメン、プソイドクメ
ン、・アミルベンゼン、炭素数6〜16の芳香族飽和炭
[ヒ水素及びそれらの混合物、クロルベンゼン、o−1
m −p−ジクロルベンゼン、ニトロベンゼン、o−1
m−1p−ジニトロベンゼン、o−1m−1p−クロル
トルエン、ピリジン、ジフェニル、フェナントレン、ア
ニソール、ジフェニルエーテル、アセトフェノン、ベン
ジル、ベンゾフェノン、ヘキサン、ヘプタン、シクロヘ
キサン、シクロオクタン、エチルシクロヘキサン、エチ
レンジクロリド、テトラクロルエチレン、ジイソプロピ
ルエーテル、ジプロピルエーテル、ジイソブチルケトン
、酢酸ブチル、安息香酸ブチル、安息香酸フェニル、フ
タル酸ジメチル等が挙げられる。
本発明では、通常イミン類はベンゾフェノン類のイミノ
fヒ反応液を用いるのが好ましく、この場合には未反応
ベンゾフェノン類が溶媒として働くので、必ずしも溶媒
を添加する必要はない。
以上説明した如く、本発明方法によれば、用いられた触
媒は、不均一系触媒であるので簡単な操作にて回収され
、再使用出来るものであり、又、選択率、反応率向上の
ための再生処理もきわめて容易であることなど、工業的
に極めて有利なアジン類の製造方法となるものである。
以下、実施例により具体的に説明する。
実施例 1 ベンゾフェノンイミン(ベンゾフェノンイミン20.4
%、残りはベンゾフェノン’) 3(1(イミン 3
3.9ミIJモル)を反応器に仕込み反応器の底部まで
差込んだ吹き込み口から窒素を流通しながら加熱し14
0°Cとし、触媒である市販の粉末銅(和光紬薬■製)
0.6′?を添加した。
ついで酸素を常圧下100m1/mvnの速度で吹き込
みながら2時間攪拌した。
2時間後反応液をガスクロマトグラフィーにて分析した
ところ、ベンゾフェノンアジンが収率59%(10,0
ミリモル)、選択率99%で生成していた。
反応液から触媒をt別技、1液にエタノールを添加して
析出した結晶は質量スペクトル、赤外スペクトル、核磁
気共鳴スペクトルいずれもベンゾフェノンアジン標準物
質のものと全く一致した。
実施例 2 触媒として市販の粉末銅を水素気流中300℃で3時間
処理して用いる以外は実施例1と全く同じ操作を行なっ
た。
2時間反応を行った。ガラスフィルター(G4)で反応
液から触媒をP別した。
1液について比色分析を行ない銅を検出した。
又、反応液のガスクロマトグラフィーによる分析の結果
、ベンゾフェノンアジンの収率は56%(9,5ミリモ
ル)であった。
実施例 3 酸素の代りに空気を用いる以外は実施例1と全く同じ操
作を行なった。
2時間反応を行ない56%(9,sミリモル)の収率で
ベンゾフェノンアジンを得た。
実施例 4 反応温度を160℃とする以外は実施例1と全く同じ操
作を行なった。
2時間反応を行ない83%(14,1ミリモル)の収率
でベンゾフェノンアジンを得た。
実施例 5 市販の粉末水酸fヒ第二銅を空気中500℃で5時間焼
成した後、更に水素気流中300℃で3時間処理し触媒
を調製した。
上記の方法で調製した触媒0.6!Pを用いる以外は実
施例1と全く同じ操作を行なった。
2時間反応を行ない64%(10,8ミIJモル)の収
率でベンゾフェノンアジンを得た。
実施例 6 市販の粉末水酸rヒ第二銅の代りに市販の粉末塩基性炭
酸銅を用いて触媒を調製する以外は実施例5と全く同じ
操作を行なった。
3時間反応を行ない90%(]、 5.3 ミIJモル
)の収率でベンゾフェノンアジンを得た。
実施例 7 蒸留水 1ooyへ攪拌しながら24%硝酸銅水溶液
100S’と10%炭酸ソーダ水溶液176グとを同時
に滴下して沈殿を生成させた。
滴下時のpHを9に保持した。
滴下に要した時間は2時間であった。
滴下終了後−夜装置してから沈殿を沢過、水洗した。
次にこれを110℃で5時間乾燥したのち、乳鉢で粉末
とした。
市販の粉末水酸rヒ第二銅の代りに上記の方法で調製し
た粉末を用いて触媒を調製する以外は実施例5と全く同
じ操作を行なった。
3時間反応を行ない98%(16,6ミリモル)の収率
でベンゾフェノンアジンを得た。
実施例 8 水100vへ攪拌しながら10%カセイソーダ水溶液
841と、24%硝酸硝酸溶水溶液00iとを同時に滴
下して沈殿を生成させた。
滴下時のpHを10に保持した。
滴下に要した時間は2時間であった。
滴F終r後、三昼夜放置してから沈殿を1過、水洗した
次に、これを110℃で5時間乾燥したのち乳鉢で粉末
とした。
市販の粉末水酸化第二銅の代りに、上記の方法で調製し
た粉末を用いて触媒を調製する以外は実施例5と全く同
じ操作を行なった。
3時間反応を行すい97%(16,4ミリモル)の収率
でベンゾフェノンアジンを得た。
実施例 9 10%炭酸ソーダ水溶液 150′?へ攪拌しながら1
0%硫酸銅水溶液を滴下し沈殿を生成させた。
滴下終了時のpHは8.2、滴下に要した時間は2時間
であった。
滴下終了後、5昼夜放置してから沈殿な1過、水洗した
次に、これを110°Cで5時間乾燥したのち乳鉢で粉
末とした。
市販の粉末水酸[ヒ第二銅の代りに、上記の方法で調製
した粉末を用いて触媒を調製する以外は実施例5と全く
同じ操作を行なった。
3時間反応を行すい91%(15,4ミIJモル)の収
率でベンゾフェノンアジンを得た。
実施例 10 2%酢酸銅水溶液 1000S’へ攪拌しながら10%
カセイソーダ水溶液を滴下し沈殿を生成させた。
滴下終了時のpHは6.7、滴下に要した時間は2時間
であった。
滴下終了後、4昼夜放置してから沈殿を1過、水洗した
次に、これを110℃で5時間乾燥したのち乳鉢で粉末
とした。
市販の粉末水酸fヒ第二銅の代りに、上記の方法で調製
した粉末を用いて触媒を調製する以外は実施例5と全く
同じ操作を行なった。
3時間反応を行すい85%(14,4ミ!Jモル)の収
率でベンゾフェノンアジンを得た。
実施例 11 10%炭酸ソーダ水溶液 10(lへ攪拌下65°Cに
保ちつつ2%酢酸銅水溶液を滴下し沈殿を生成させた。
滴下終了時のpHは8.2、滴下に要した時間は2時間
であった。
滴下終了後、室温下4昼夜放置してから沈殿を1過、水
洗した。
次に、これを110℃で5時間乾燥したのち乳鉢で粉末
とした。
市販の粉末水酸1ヒ第二銅の代りに、上記の方法で調製
した粉末を用いて触媒を調製する以外は実施例5と全く
同じ操作を行なった。
3時間反応を行すい97%(16,4ミリモル)の収率
でベンゾフェノンアジンを得た。
実施例 12 40%硝酸銅水溶液 71’へ粉末状セライト545(
ガスクロ工業■から購入) 101を分散させ、一夜攪
拌を続げた後、固形物を1過した。
次に、これを110℃で10時間乾燥し粉末を得た。
市販の粉末水酸(ヒ第二銅の代りに、上記の方法で調製
した粉末を用いて触媒を調製する以外は実施例5と全く
同じ操作を行なった。
3時間反応を行ない82%(13,9ミリモル)の収率
でベンゾフェノンアジンを得た。
反応に使用した触媒中の銅含量は■4%であった。
実施例 13 粉末状セライト5450代りに珪藻土C−22(ガスク
ロ工業■から購入)を用いる以外は実施例12と全く同
じ操作を行なった。
3時間反応を行ない95%(16,1ミリモル)の収率
でベンゾフェノンアジンを得た。
反応に使用した触媒中の銅含量は14%であった。
実施例 14 15.2%硝酸銅水溶液 100Pへ粉末状セライト5
45を分散させスラリー溶液を調製した。
このスラリー溶液へ攪拌しながら3モル/リットル炭酸
ソーダ水溶液を滴下しpH8,3とした。
滴下終了後、15分間攪拌を続けたのち、固形物を1過
、水洗した。
次に、これを11.0℃で5時間乾燥して粉末を得た。
市販の粉末水酸fヒ第二銅の代りに、上記方法で調製し
た粉末を用いて触媒を調製する以外は実施例5と全く同
じ操作を行なった。
3時間反応を行ない87%(14,7ミリモル)の収率
でベンゾフェノンアジンを得た。
実施例 15 触媒として粉末砲金(Cuss%、5nlO%、Zn
2%)を用いる以外は実施例1と全く同じ操作を行なっ
た。
6時間反応を行ない37%(6,3ミリモル)の収率で
ベンゾフェノンアジンを得た。
実施例 16 触媒として粉末真鯛(Cu60%、Zn40%)を用い
ろ以外は実施例1と全く同じ操作を行なった。
2時間反応を行ない5.0%(0,85ミl)モル)の
収率でベンゾフェノンアジンを得た。
実施例 17 ラネー銅(銅含量50%) 1.2fを30%カセイソ
ーダ水溶液 4.49で展開した。
展開温度は60〜80℃、展開時間は約1時間であった
展開終了後、固形物を1過、水洗、エタノール洗浄した
これをベンゾフェノンイミン液で数回洗浄し展開ラネー
銅を得た。
市販粉末鋼の代りに、上記方法で調製した展開ラネー銅
を用いろ以外は実施例1と全く同じ操作を行なった。
2時間反応を行ない43%(y、3ミリモル)の収率で
ベンゾフェノンアジンを得た。
実施例 ■8 硝酸銅 241と硝酸マグネシウム 12Pとを蒸留水
1601に溶解し、攪拌しつつこれに10%炭酸ソー
ダ水溶液を滴下して沈殿を生成させた。
滴下終了時のpHは9で、滴下した炭酸ソーダ水溶液は
約340Pであった。
また、滴下に要した時間は2時間であった。
滴下終了後、一夜放置してから沈殿をp過、水洗した。
次に、これを110℃で5時間乾燥したのち乳鉢で粉末
とした。
市販の水酸fヒ第二銅の代りに、上記の方法で調製した
粉末を用いて触媒を調製する以外は実施例5と全く同じ
操作を行なった。
3時間反応を行ない76%(12,9ミリモル)の収率
でベンゾフェノンアジンを得た。
実施例 19 硝酸銅 24♂と硝酸亜鉛 2.31とを蒸留水170
fに溶解し、攪拌しつつこれに20%カセイソーダ水溶
液を滴下して沈殿を生成させた。
滴下終了時のpHは10で、滴下に要した時間は2時間
であった。
滴下終了後、三昼夜放置してから沈殿を1過、水洗した
次に、これを110℃で5時間乾燥したのち乳鉢で粉末
とした。
市販の水酸化第二銅の代りに、上記の方法で調製した粉
末を用いて触媒を調製する以外は実施例5と全く同じ操
作を行なった。
3時間反応を行ない85%(14,4ミリモル)の収率
でベンゾフェノンアジンを得た。
実施例 20 硝酸銅 24グと硝酸第二鉄 4.61とを蒸留水 1
71’に溶解し、攪拌しつつこれに20%カセイソーダ
水溶液を滴下して沈殿を生成させた。
滴下終了時のpHは10で、滴下に要した時間は2時間
であった。
滴下終了後、三昼夜放置してから沈殿を1過、水洗した
次に、これを110℃で5時間乾燥したのち乳鉢で粉末
とした。
山脈の水酸1ヒ第二銅の代りに、上記の方法で調製した
粉末を用いて触媒を調製する以外は実施例5と全(同じ
操作を行なった。
3時間反応を行ない76%(42,9ミリモル)の収率
でベンゾフェノンアジンを得た。
実施例 21 硝酸銅 24グと硝酸ニッケル 3.11とを蒸留水
170?に溶解し、攪拌しつつこれに20%カセイソー
ダ水溶液を滴下して沈殿を生成させた。
滴下終了時のpHは10で、滴下に要した時間は2時間
であった。
滴下終了後、一夜放置してから沈殿を1過、水洗した。
次に、これを110℃で5時間乾燥したのち乳鉢で粉末
とした。
市販の粉末水酸fヒ第二銅の代りに、上記の方法で調製
した粉末を用いて触媒を調製する以外は実施例5と全く
同じ操作を行なった。
3時間反応を行ない74%(12,5ミリモル)の収率
でベンゾフェノンアジンを得た。
実施例 22 直径5.5(11771、高さ100cmの気泡塔内へ
ベンゾフェノンイミン(純[24,t%、残りはベンゾ
フェノン) 200S’/時を連続的に供給した。
一方気泡塔の底部に設置したスパージャ−から空気15
N、e/分を連続的に供給した。
気泡塔内での反応液の滞留を3時間、気泡塔内の圧力を
24kg/cystゲージ、気泡塔内の液温を140℃
に保持した。
この気泡塔内には予め触媒として市販粉末鋼 3M’を
仕込んだ。
気泡塔内に設置したフィルターを通して反応液を気泡塔
から連続的に抜き出し、触媒は気泡塔内に滞留させた。
24時間反応を継続した結果、ベンゾフェノンイミン転
化率88%、ベンゾフェノンアジン収率87%(116
ミリモル/時)を得た。
実施例 23 原料イミンとしてベンゾフェノンイミン(ベンゾフェノ
ンイミン 50.2%、残りはベンゾフェノン) 1
5.0?(イミ7416ミリモル)を、溶媒として0−
ジクロルベンゼン 15.1’を用いる以外は実施例1
と全く同じ操作を行なった。
2時間反応を行ない61%(12,7ミIJモル)の収
率でベンゾフェノンアジンを得た。
実施例 24 原料イミンとして4−メチルベンゾフェノンイミン(4
−メチルベンゾフェノンイミン 25.3%、残りは4
−メチルベンゾフェノン)30′?(イミン 38.9
.::リモル)を用いる以外は実施例1と全く同じ操作
を行なった。
2時間反応を行ない58%(11,3ミリモル)の収率
で4・4′−ジメチルベンゾフエノンアジンを得た。
実施例 25 市販の粉末銀の代りに市販の粉末酸1ヒ銅を用いる以外
は実施例2と全く同じ操作を行なった。
2時間反応を行ない63%(10,7ミ!Jモル)の収
率でベンゾフェノンアジンを得た。
実施例 26 市販の粉末銀の代りに、市販の粉末亜酸化銅を用いる以
外は実施例2と全く同じ操作を行なった。
2時間反応を行ない65%(11,0,ニーIJモル)
の収率でベンゾフェノンアジンを得た。
実施例 27 市販の粉末e(ヒ銅 4.、l’を33%水加ヒドラジ
ン水溶液 75m1に分散させ、攪拌しつつ80℃に1
時間保持した。
固形物を1過、水洗した。次に、これをアセトンで洗浄
後、室温で真空乾燥し粉末を得た。
上記の方法で調製した触媒 0.1’を用いる以外は実
施例1と全く同じ操作を行なった。
2時間反応を行ない74%(12,5,ニーIJモル)
の収率でベンゾフェノンアジンを得た。
実施例 28 市販の粉末酸fヒ銅の代りに市販の粉末水酸化第二銅
2.5りを用いる以外は実施例27と全く同じ操作を行
なった。
2時間反応を行ない71%(12,0ミリモル)の収率
でベンゾフェノンアジンを得た。
実施例 29 市販の粉末酸1ヒ銅の代りに市販の粉末塩基性炭酸銅
20t?を用いる以外は実施例27と全く同じ操作を行
なった。
2時間反応を行ない67%(11,4ミリモル)の収率
でベンゾフェノンアジンを得た。
実施例 30 触媒として市販の粉末銀 0.06Pを用いる以外は実
施例1と全く同じ操作を行なった。
2時間反応を行ない46%(7,8ミ1,1モル)の収
率テペンゾフエノンアジンを得た。
実施例 31 ベンゾフェノン 31’(164,7ミリモル)を反応
器に仕込み加熱して200℃とし、触媒として活性アル
ミナ(西尾工業■、A−11)0.3′if、及び市販
の粉末銀 0.6Pを添加した。
ついで、反応器の底部からアンモニアと酸素との混合ガ
ス(0250vo1%)を常圧下70m1/minの速
度で吹き込みながら3時間攪拌した。
3時間後ベンゾフェノンアジン5.8 ? (16,1
ミリモル)、ベンゾフェノンイミン 1.5L?(8,
3ミリモル)が夫々生成していた。
実施例 32 添付図面の如き装置を作成してベンゾフェノンアジンを
合成した。
内部にガススパージャ−及び触媒フィルターを備えた内
径5.5cIr1、高さ100のの気泡塔3及び9に市
販粉末鋼 30P、原料ベンゾフェノンイミン 600
L?(ベンゾフェノンイミン 24.1%、残りはベン
ゾフェノン)を張り込み、反応温度140℃、反応圧力
4kg/aA−Gの条件で2槽連続反応を行なった。
気泡塔3へ原料ベンゾフェノンイミンを原料供給管1か
ら200 P/Hr、空気を導入管4から15 N l
/minの速度で供給し、反応液は触媒フィルターを
通じ抜出管5から抜き出し、気泡塔3での平均滞留時間
が3時間となるよう連続酸fヒ反応を行なった。
気泡塔3より抜き出された反応液は気泡塔9へ導入管γ
から供給され、一方空気を気泡塔9へ導入管10から1
5Nl/mI7+の速度で供給した。
反応液は触媒フィルターを通じ抜出管11から抜き出し
気泡塔9での平均滞留時間が3時間となるよう連続酸f
ヒを行なった。
48時間反応を継続した結果、抜出管11でベンゾフェ
ノンアジン収率98%(130ミリモル/時)を得た。
実施例 33〜35 原料ベンゾフェノンイミンとして第1表のもの結晶を第
1表に示した。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の実施例32における反応の工程図で
あり、図中の番号はそれぞれ 1;原料ベンゾフェノン
イミン供給管、2,8;空気排出管、3;第1反応槽、
4,10;空気吹込管、5゜11;反応液導出管、6;
ポンプ、7;反応液導入管、9:第2反応器である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一般式; (式(I)中のR1、R2は炭素数1〜10の鎖式、環
    式脂肪族もしくは芳香族炭化水素基及び該炭化水素基か
    らなるエーテル基、アシル基、アシルオキシ基、アルコ
    キシカルボニル基、カルボン酸アミド基、二置換アミノ
    基、並びにハロゲン基、ヒドロキシ基、ニトロ基、シア
    ノ基からなる群より選ばれたお互に同−又は異る基、ま
    たはR1とR2とが一緒になって単一の結合もしくは環
    を表わしてもよい。 又m、nは0または1〜5の整数である。)で表わされ
    るベンゾフェノン類とアンモニアおよび分子状酸素とを
    、または一般式; (式(II)中のR1、R2およびm、nは一般式(I
    )と同様) で表わされるベンゾフェノンイミン類と分子状酸素とを
    触媒存在下に接触させ、一般式; (式(IIII)中のR1、R2およびm、nは一般式
    (I)と同様) で表わされるベンゾフェノンアジン類を製造するに際し
    て、触媒として金属銅、砲金または真鋳を用いることを
    特徴とするベンゾフェノンアジン類の製法。
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US06/147,194 US4347383A (en) 1979-05-11 1980-05-06 Process for producing benzophenone-azines
FR8010432A FR2456086A1 (fr) 1979-05-11 1980-05-09 Procede de production de benzophenone-azine
GB8015492A GB2051785B (en) 1979-05-11 1980-05-09 Preparation of benzophenone-azines
DE3018103A DE3018103C2 (de) 1979-05-11 1980-05-12 Verfahren zur Herstellung eines Benzophenon-azins

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0527977Y2 (ja) * 1987-11-16 1993-07-16

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS53147047A (en) * 1977-05-27 1978-12-21 Sumitomo Chem Co Ltd Preparation of ketazine

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