JPS5828370A - 食品包装用容器の製法 - Google Patents

食品包装用容器の製法

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JPS5828370A
JPS5828370A JP56126444A JP12644481A JPS5828370A JP S5828370 A JPS5828370 A JP S5828370A JP 56126444 A JP56126444 A JP 56126444A JP 12644481 A JP12644481 A JP 12644481A JP S5828370 A JPS5828370 A JP S5828370A
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aluminum foil
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hot stamp
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伴内 孝雄
宗久 岡田
竹村 英一郎
毅 内藤
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Mitsubishi Kasei Corp
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National Federation of Agricultural Cooperative Associations
Mitsubishi Kasei Corp
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C66/00General aspects of processes or apparatus for joining preformed parts
    • B29C66/70General aspects of processes or apparatus for joining preformed parts characterised by the composition, physical properties or the structure of the material of the parts to be joined; Joining with non-plastics material
    • B29C66/71General aspects of processes or apparatus for joining preformed parts characterised by the composition, physical properties or the structure of the material of the parts to be joined; Joining with non-plastics material characterised by the composition of the plastics material of the parts to be joined

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  • Laminated Bodies (AREA)
  • Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Closing Of Containers (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は食品包装用容器の製法に関する。
詳しくは、レトルト殺菌を可能にし、もって内容充填物
の種類を著しく豊富化させた食品包装用容器の製法の改
良に関する。
近年、合成樹脂、紙およびアルミ箔を適宜積層し、貼合
せた積層シートを丸めて重ね合せた両側端部を溶着して
なる筒体を容器主体とした、例えば液体飲料等の食品包
装用容器は、軽量性、容器としてのディスプレイ性、印
刷性および易焼却処理性に優れているので数多く使用さ
れつつある。
しかしながら、このような食品包装用容器は、容器主体
である筒体の面外層にシール性の良好な低密度ポリエチ
レン樹脂単独を使用したものがほとんどであり、さらに
筒体の接合部は、単に重ね合せて溶着しただけのもので
あ′つて、特別な工夫は何らなされていない。
一方、装置が比較的安価で、かつ高温加圧下の過酷な殺
菌条件としてレトルト殺菌が知られている。
しかしながら、前記したような構成の従来の容器のまま
で/20℃程度の条件でレトルト殺菌を行なうと、容器
の表面の低密度ポリエチレン樹脂が溶融してしまい、容
器の外表面にあっては、容器を大量に並置して殺菌する
ような場合に互いに融着し、殺直後ひきはなす時に皮膜
のはがれを生ずる。他方、容器の内表面にあっては、肌
荒れやピンホールを生じ、外観上ならびに食品衛生上問
題がある。加えて、容器筒体の接合部ならびに蓋と容器
筒体の接合部は、低密度ポリエチレン樹脂が溶融するこ
とにより、接合部の強度は極端に低下し、レトルト殺菌
時の容器内外のわずかな圧力変動により、簡単に接合部
のずれや破袋を起こした。さらに、単に重ね合せて溶着
した容器筒体の接合部端面から紙が吸水してしまうこと
により、紙の強度が低下し、そのため容器自体に座屈が
生じてしわ等の変形が起った。
したがって、従来の容器を常温流通に用いる場合、90
℃程度の熱間充填による加熱殺菌が限度であって、内容
充填物の種類が著しく限られていた。
しかして、内容充填物の種類を豊富化させるためには、
加熱殺菌条件を上げることが必要であシ、その一般的な
指標はF0値がダ以上とされている。
このF0値とは、一定濃度の細菌(芽胞)を一定温度に
おいて殺すのに必要な加熱時間を表わし、230下(/
 s t ’C)における致死時間を分で表わしたもの
である。他の温度についてもu 50 ’Fに換算して
表わす。例えば、ボツリヌス菌はリン酸緩衝液中におい
ては、コs O’F・グ分で死滅するといわれ、F、−
=4と表わされる。
本発明者等は、こうした従来技術の欠点を解消したもの
として、容器筒体の両外層の材料を低密度ポリエチレン
樹脂単独を除く熱可塑性樹脂とし、さらに筒体の接合部
についての工夫あることが判明した。
すなわち、前記提案の容器を製造するには、積層シート
からなる筒体と蓋材を熱融着により一体化する。
このとき、筒体は合成樹脂、紙およびアルミ箔からなる
積層シートを丸めて重ね合せた両側端部を溶着したもの
であり、該筒体の上下両開口部に、アルミ箔と合成樹脂
を積層してなる蓋材を閉塞して加熱圧締することにより
容器を製造する。ここで、加熱方法は筒体の長軸方向か
ら開口部内に進行し、蓋材の中央部と接触してこれを保
持するブロック状のホットスタンプにより加熱される。
さらに、圧締はホットスタンプおよび該ホットスタンプ
の周囲にあって、前記筒体の周方向から放射状に収束し
、相隣る側端部同士で噛み合って一体化となることによ
り、前記ホットスタンプの外周面との間で蓋材の周辺部
を押圧して、筒体の端部外周面に突出する外側リムを形
成する複数のジョーにより行なわれる。
ところで、筒体における積層シートの溶着部、すなわち
積層シートがコ枚重ねになる両側端部には必然的に段差
が生じる。しだがって、該段差と蓋材の内面との間には
、空隙が生じることになり、該空隙を溶融樹脂で埋め込
むような充分な溶着をする必要がある。
しかし、一様な高さく幅)の外側リムを形成するような
通常の蓋材で筒体の両端開口部を閉塞すると、積層シー
トの溶着部における段差と蓋材の内面との間の空隙を埋
め込むための溶融した樹脂量が不充分になシ、シたがっ
て溶着不良になる。こうした点を解消するために、外側
リムが大きくなるように、蓋材自体を大きくすることは
コストが高くなりすぎる欠点がある。
溶着不良箇所があると、そこからレトルト殺菌時に熱水
が浸水する。
この浸水により、筒体における紙が吸水し、紙の強度が
極端に低下し、このため容器の外表面にしわ、座屈等が
生じる。
このようなことは外観上商品性を失うばかりでなく、内
容物のもれの危険性も生じる。
本発明者等は、こうした従来技術の欠点を解消し、合成
樹脂、紙およびアルミ箔からなる積層シートを容器の主
体として使用することによる利点はそのまま保有すると
ともに1.レトルト殺菌が可能となり、もって内容充填
物の種類を著しく豊富化することができることは勿論、
容器の蓋締部における筒体の重ね合せ部に形成された溶
着不足部分からの浸水による容器の変形のない食品包装
用容器の製造方法を提供するため鋭意検討した結果、前
記したような容器筒体の周外層の材料の選択、筒体の接
合部の工夫および蓋材の形態を特定することにより本目
的が達成できることを知見し本発明に到った。
すなわち本発明の要旨は、低密度ポリエチレン樹脂単独
を除く熱可塑性樹脂を周外層とした合成樹脂、紙および
アルミ箔からなる積層シートを丸めて重ね合せた両側端
部に防水処理を施すとともに溶着して筒体を形成し、得
られた筒体の上下両開口部を、前記積層シートにおける
合成樹脂と同種の合成樹脂で内面を被覆したアルミ箔か
らなる蓋材で閉塞して容器を製造する方法であって、蓋
材による筒体の開口部の閉塞に当り、筒体の長軸方向か
ら開口部内に進行し、蓋材の中央部を保持するブロック
状のホットスタンプおよび該ホットスタンプの周囲にあ
って、前記筒体の周方向から放射状に収束し、相隣る側
端部同士で噛み合って一体化となることにより、前記ホ
ットスタンプの外周面との間で蓋材の周辺部を押圧して
、筒体の端部外周面に突出する外側リムを形成する複数
個のジョーとからなる蓋締冶具を使用するとともに、蓋
材の周辺部のうち、外側リムとして形成され、かつ前記
積層シートを丸めて重ね合せた両側端部に対向して外側
から溶着される部位を、予め他の部位よりも周辺方向に
膨出させた蓋材を使用することを特徴とする食品包装用
容器の製法に存する。
以下本発明をさらに詳細に説明する。
本発明により製造される食品包装用容器は第1図に示す
ように基本的に筒体lと上下の蓋3から構成される。
筒体/は、合成樹脂、紙およびアルミ箔からなる積層シ
ートλを丸めて重ね合せた両側端部を溶着して成る。
該積層シート二の周外層は、低密度ポリエチレン樹脂単
独を除く熱可塑性樹脂である。
この熱可塑性樹脂としては、低密度ポリエチレン樹脂が
単独であるものを除けば通常使用される熱可塑性樹脂、
例えば高密度ポリエチレン樹脂が主体のポリエチレン樹
脂、ポリプロピレン樹脂、ポリエチレンテレフタレート
樹脂等が挙げられる。なかでも、高密度ポリエチレン樹
脂が主体であるポリエチレン樹脂が好んで使用される。
ここで、高密度ポリエチレン樹脂とは、通常のとおり密
度o、q lI/ i /ai1以上のものをいう。
「高密度ポリエチレン樹脂が主体」とは、高密度ポリエ
チレン樹脂単独または他の樹脂とのブレンド物も包含す
る。
しかしながら、高密度ポリエチレン樹脂単独であると、
後述するような積層シート二の成形に当って良く採用さ
れる押出ラミネート成形法において若干不都合な点があ
るので、他の樹脂とのブレンド物が好んで使用される。
マタ、ポリプロピレン樹脂とは、同様にポリプロピレン
樹脂単独または、押出ラミネート性等が改善された他の
樹脂とのブレンド物も包含する。
しかして、押出ラミネート成形法に要求される加工性と
しては、薄物成形性(樹脂が薄くできる、つまり加工速
度が高速化されるにしだがつて、より高速でより薄く成
膜し得る性能)の良好なこと、ネックイン(Tダイによ
るフィルムの成形で、ダイの有効幅よりも押し出された
フィルムの幅のほうがかなり小さくなる現象、フィルム
の両端部の肉厚が大きくなる。)が小さいことが要求さ
れる。
例えば、高密度ポリエチレン樹脂単独であると、前記要
求をすべて満足することができなかつだが、流動性の良
い低密度ポリエチレン樹脂をブレンドすれば改善される
ことが判明した。
低密度ポリエチレン樹脂のブレンド量は、高密度ポリエ
チレン樹脂に対し70重量%〜2S重量係であり、あく
まで高密度ポリエチレン樹脂が主体である。
ブレンド量がこれより少いとブレンドしたことによる効
果が出す、逆に多すぎると耐熱性が極端に低下してしま
う。
ちなみに、7.2θ℃という熱条件でのレトルト殺菌で
は、低密度ポリエチレン樹脂のブレンド量は前述の通り
25重量%が限度である。
なお、ここで低密度ポリエチレン樹脂とは、通常のとお
り密度が0.92j以下のものをいう。
積層シートコの積層構成は、−例として筒体の外面側か
ら、熱可塑性合成樹脂/紙/アルミ箔/熱可塑性合成樹
脂がある。
また、他側として、筒体の外面側から熱可塑性合成樹脂
/アルミ箔/紙/アルミ箔/熱可塑性合成樹脂がある。
もちろん、こうした例に限られず、より多Jiの積層構
成としても良く、所望に応じて変更し得る。
とくに、紙の両面側にアルミ箔を配した積層およびレト
ルト殺菌中の容器の移動等において、外層の合成樹脂に
しばしば生ずるきすに基づく熱水の浸水等の不都合がな
くなるので好ましい。
熱可塑性合成樹脂、紙およびアルミ箔の各層間には実質
的に接着層がある。この接着層とは、内外層となる高密
度ポリエチレン樹脂が主体である熱可塑性合成樹脂とア
ルミ箔との間、お上びアルミ箔と紙の間に介在して各層
を良好に接着させるためのものであり、この目的から接
着層としては低密度ポリエチレン樹脂を使用することが
できる。
また、紙とはJ工S用語における板紙であり、木材化学
パルプ、砕木パルプ、わらパルプおよび故紙などを主と
して配合した厚い紙の総称で板紙抄紙機で作られたもの
である。
この紙は、紙質がかたく、こしが強いので包装材料とし
て良く使用されるものであり、段ボール原料、黄板紙お
よび白板紙があるが、なかでも白色紙料を抄き合せた白
板紙が好んで使用される。
紙の坪量は、通常/ g 0−41001/、/m’程
度である。
さらに、アルミ箔は包装用材料等に良く使用される通常
のものであって、その厚みはS〜/夕Oμ程度である。
とくに、容器の筒状主体としてはS−,20μ、蓋とし
てはioo〜isoμ程度のものが好んで使用される。
こうした材料からなる積層ジートコは、前記したように
押出ラミネート法等の適宜の成形法で成形される。
本発明により食品包装用容器を得るには、まず積層シー
ト−を丸めて重ね合せた両側端部に防水処理を施すとと
もに溶着して筒体を形成する。この「防水処理」とは、
積層シートコを丸めて重ね合せた両側端部が、直接内容
物と接触したり、外気に露出しないようにする処理の意
味であって、その態様は種々考えられるがその好ましい
態様を以下に述べる。
すなわち、積層ジートコにおける合成樹脂と同種の合成
樹脂で両面を被覆したテープ状のアルミ箔ダを使用する
ここで、積層シートコにおける合成樹脂と同種の合成樹
脂とは、前記したとおり基本的に低密度ポリエチレン樹
脂単独を除く熱可塑性樹脂であることに変シ々く、規定
内での密度の差等も含むものである。
テープ状のアルミW3りは、第2図に示す(イ)〜に)
の工程により積層シートの両側端部に施される。
すなわち、第二図0)〜(:I)において、積層ジート
コの両側端部を、テープ状のアルミ箔lで各々略くの字
形に外側から間隙をとって包囲するとともに少くとも片
方のテープ状のアルミ箔ダの一端部を積層シートコの片
側面内において内方に折曲して法み込む。
積層シー)Uの両側端部をテープ状のアルミ箔qで各々
略くの字形尾包囲する場合の「略くの字形」とは、後段
における加熱溶融が有効に行なわれることを目差すもの
であって、その折曲角度は鈍角でも鋭角でも良いが、好
ま、しくは90度近辺である。こうした角度において、
テープ状のアルミ箔弘は積層ジートコに対してなるべく
片寄りがない方が好ましく、さらに図のように外側から
適宜間隙をとって包囲する。
また、テープ状のアルミ箔ダの一端部を、積層ジートコ
の片側面において内方に折曲して挾み込むことは、積層
ジートコの両側端部を略くの字形に包囲したテープ状の
アルミ箔弘のうち、片方であっても両方であっても良い
。とくに両方である場合には、積層ジートコの片側同一
面内とする。
次いで、(ハ)の工程で、テープ状のアルミ箔グと積層
シート−の上下の鋭角状の隙間から、バーナーSで対応
するテープ状のアルミ箔グと積層シートjの両面を加熱
し、両者を溶着可能とする。
こうした特殊な加熱方法により、後段の押圧工程におけ
る糸曳き現象はほとんど解消されるが、これをより確実
にするために次のような配慮をする。
すなわち、バーナーSからの炎が積層シートλを略くの
字形に包囲したテープ状のアルミ箔弘の外側にはみ出し
てしまわないように、金属等適宜の材質からなる遮蔽板
6を設けることが好ましい。
この遮蔽板6がないと、外側にはみ出した炎により、後
段において押圧ローラーに直接後する面側が加熱溶融さ
れることがあり、糸長きの原因となる。遮蔽板6は、テ
ープ状のアルミ箔qに接触しない範囲でごく近接させる
ことが好ましい。
この時、とくに図示しなかったが、テ′−プ状のアルミ
箔ダのくの字の外側と積層シートコの端部を接着させる
だめのエツジローラーを設置するとより好ましい。
なお、テープ状のアルミ箔qと積層シー)2の加熱に轟
り、前記バーナーSのかわりに赤外線ヒーター、熱風吹
付は装置等も適宜採用し得る。
に)の工程では、(ハ)で加熱されたテープ状のアルミ
箔グと積層ジートコを抑圧ローラークの上下の抑圧によ
って溶着する。抑圧ローラークの表面は“テフロン”コ
ーティング等の表面処理が施されていることが好ましい
こうして、積層ジートコの両側端部にテープ状のアルミ
箔ダを溶着した後は、テープ状のアルミ箔ダの前記折曲
処理が施された側が容器の内面となるように丸め、そし
て重ね合せた両側端部を溶着して筒体とされる。
この溶着に当り、積層シートの両側端部におけるテープ
状アルミ箔tの一端部の折曲処理が例えば双方のテープ
状アルミ箔グに施されている場合には第3図に示すよう
に、テープ状アルミ箔9同士を重ねずに単に隣接させて
溶着する。。
テープ状アルミ箔qの一端部の折曲処理が、第3図に示
すように双方のテープ状アルミ箔ダに施されている場合
に、例えば上下に重なり合ったテープ状アルミ箔を同士
を溶着すると、該溶着部分が肉厚になるので実際的では
ない。
こうして得られた筒体の重ね合せ部分の内側に位置した
積層シートコの端部は完全にじゃへいされ、筒体内部か
らの吸水(内容充填物の水分から)による不都合は解消
される。
さらに、テープ状アルミ箔ダの端部も、内容充填物と接
触することがないから食品衛生上も問題がないのである
筒体の上下両開口部は、前記積層シートにおける合成樹
脂と同種の合成樹脂で内側を被覆したアルミ箔からなる
蓋材によって溶着して閉塞される。
本発明では、蓋材による筒体の開口部の閉塞に当り、次
の通り配慮する。
まず、蓋材による筒体の開口部の閉塞に当り、第9図ν
こ示したようなホットスタンプgおよびジョー9の組合
せからなる蓋締治具を使用する。
ホットスタンプgは、筒体の長軸方向から上下両開口部
内に進行し、蓋材の中央部を保持するブロック状のもの
である。
該ホットスタンプgの外面形状および大きさは、筒体の
上下両開口部の内面形状と相似形であって、かつ若干小
さめである。すなわち、ホットスタンプgの外面と筒体
の上下両開口部の内面との間に蓋材を介在させうる形態
である。
ホットスタンプgは、所望温度に適宜加熱調節し得るも
のである。
ジョー9は、第9図に示すように、前記ホットスタンプ
gの周囲て複数個あって、前記筒体の周方向から放射状
に収束し、相隣る側端部同士で噛み合って一体化となる
ジョー9は、筒体の周方向から放射状に収束し、相隣る
側端部同士で噛み合って一体化となることにより、前記
ホットスタンプgの外周面との間で蓋材の周辺部を押圧
し、筒体の端部外周面に突出する外側リム10を形成す
る。
ジョ〜9が、前記筒体の周方向から放射状に収束し、相
隣る側端部同士で噛み合って一体化となる形態は第ダ図
eつに示す。すなわち、ジョー9の側端部は、薄板状体
l/を上下方向すなわち前記筒体の長軸方向に適宜間隔
をとって複数枚重ねだ略くし状断面を形成する。相隣る
ジョー9の側端部は、互いに密に摺り合うように調整さ
れれば良く、適宜スペーサー等を介したものであっても
良い。
こうして、複数のジョー9が収束してその側端部同士で
噛み合って一体化となシ、前記ホットスタンプgの外周
面との間で蓋材の周辺部を押圧し、筒体の端部外周面に
突出する外側リムioを形成する。
本発明では、こうした蓋締治具を使用するとともに、予
め特殊な形状に調製した蓋材を使用する。
すなわち、蓋材の周辺部のうち、外′側すムとして形成
され、かつ前記積層シートを丸めて重ね合せた両側端部
に対向して外側から溶着される部位を、予め他の部位よ
シも周辺方向に膨出させた蓋材を使用する。
ここで、1周辺方向」とは、蓋材が一枚の平板材の状態
における表現である。
膨出の程度は、非膨出部分が外側リムに形成された際、
該外側リムの高さく幅)の23倍以上が好捷しい。極端
に膨出させることは作業性およびコストの点で好ましく
ないので通常は二倍程度が好ましい。膨出の範囲は、前
記した筒体における積層シートの溶着部、すなわち積層
シートが一枚重ねになる両側端部を外側から充分に覆う
ことができる程度である。膨出の形状はとくに限られな
い。
こうした膨出を有する蓋材の周辺部は、前記したとおり
、ホットスタンプおよび複数個のジョーからなる蓋締治
具により、筒体の端部外周面に突出する外側リムとして
形成されるとともに、前記筒体の端部外周面に溶着され
る。
こうした溶着時に、蓋材の膨出した部分を、積層シート
が一枚重ねになる両側端部に外側から対向させれば、該
両側端部に生じている段差と蓋材の内面との間の空隙を
埋め込む充分な溶融樹脂が得られ、溶着は良好に行なえ
る。
シタがって、従来のような溶着不良による不都合は全く
解消される。
さらに、蓋材の周辺部の一部のみを膨出させるだけであ
るから、蓋材全体を大きくすることと比ベコストも低減
される。
以下本発明を実施例に基づいてさらに説明するが、本発
明はその要旨を越えぬ限シ、以下の実施例fは限定され
ない。
実施例1 筒体形成用の積層シート、該積層シートの接合部を被覆
するだめのテープ状アルミ箔および蓋材を押出ラミネー
ト法等により、次のような構成に製造した。
筒体形成用の積層シート(幅2+’(7mm):外層側
、ポリエチレン樹脂1) (20μ)/LDPE”)(
20μ)/アルミ箔3)(12μ)/LDPE2)(コ
Oμ)/板紙(2709/ 111 ) / LDPK
2)(コOμ)/アルミ箔3)(12μ) / LDP
E2)(20μ)/ポリエチレン樹脂1)(グSμ)、
内層側 テープ状アルミ箔(幅λOmm):ポリエチレン樹脂1
)(ユSμ) / LDPE2) (2S 、μ)/ア
ルミ箔3) (23μ)/LDPE”)(2!;μ)/
ポリエチレン樹脂1)(ユSμ) 蓋材(幅yOmi+):内層側、ポリエチレン樹4旨’
>(soμ)/LDPE2)(3oμ)/アルシミ箔3
)′(730μ) 1)A密度ポリエチレン樹脂(ツバチック:JVOII
O,M、1.−r、o  、   p  =o、q  
b  g  、   //<  チックは三菱化成工業
■の登録商標)gO重鼠チと低密度ポリエチレン樹脂(
7)(チック−L、L−300,M、■、=3.!;、
ρ二O,ハl)コO重量係のブレンド物。
2)  低密度ポリエチレン樹脂(ツノくチック−L。
L−300,M、王、=3.!i、ρ= 0.922g
ツバチック−Lは三菱化成工業(掬の登録商標)3)両
面に通常のウレタン系アンカーコート剤で処理したもの
3)’LDPEと接する片面側のみに通常のウレタン系
アンカーコート剤で処理したもの。
こうした部材から、水700m1を内容物として充填し
た第1図に示したような上下に蓋のあル容器k H造L
 7’C0(エフ、エル、ヘソセルマシーネンファブリ
ークA、G、製、 HYPAシステム装置による。) 得られた容器の筒体の接合部は第3図のようにした。
なお、該接合部におけるテープ状アルミ箔q(幅20 
mm )の未折曲端部側の幅は約りm+I+であった。
使用した蓋材は、積層シートがコ枚重ねになる両側端部
に対向する外側リムの高さく幅)が6朋、それ以外の外
側リムの高さく幅)が半分のJ mmになるものである
蓋材の閉塞に当っては、次の配慮をした。
すなわち、前記筒体の上下両開口部の内面形状と相似形
で、かつ若干小さいブロック体のホットスタンプおよび
該ホットスタンプの周囲にqつあって、前記筒体の周方
向から放射状に収束して一体化となるジョーからなる蓋
締治具を使用した。(第9図(イ)〜(うのとおり)ジ
ョーは、相隣るジョーの側端部が互いに噛み合うように
、上下方向に/ min厚のステンレス板を上下方向に
おいて交互に5枚ずつ重ねたような形態である。
内容物の充填は、温水(液温g s ℃)で行ない、そ
の後ホットスタンプの設定温度を200二′Cとし、さ
らに水冷して充填容器を製造した。
積層シートが2枚重ねになる両側端部に対向する蓋締部
の外観は、長い外側リムが、段差を充分に埋め込んでい
た。
得られた充填容器について、下記の条件でレトルト殺菌
した。
なお使用した殺菌装置は、ROTOMAT R8E−コ
型・熱水回転式レトルト(西独、 Btock社製)で
ある。レトルト殺菌条件;初期品温19℃から昇温時間
3分で722℃に達せしめ、/ユコ℃−32分間保持す
る。設定圧力2.2kFl/crl(ゲージ圧)、冷却
75分(同設定圧力下)、レトルト釜中の容器保持ケー
ジの回転数g r、 P rrh−レトルト殺菌後の容
器は、浸水、破袋、変形および内容物のもれもみられず
、殺菌前の外観と全く変らず正常であった。
殺菌後の充填容器の重量増加はo、tg(はとんど外層
樹脂が吸湿した分と思われる)であった。
さらに、充填容器の蓋締部における筒体の重ね合わせ部
の耐水性(溶着の良否)を見るため、該容器をメチレン
ブルーアルコール溶液に浸漬した。
溶着不良であれば、筒体の積層ノートの紙が溶液を浸透
して青色に着色するので容易に判定できる。
taの結果、容器の蓋締部には何ら着色がみられなかっ
た。
また、該容器をダンボール箱(20本人)に詰め、ダ段
積みにして一週間保存し、外観の再検査を行なったが、
異常は何らみとめられなかった。
比較例 膨出部を設けず、外側リムの高さく幅)が一様に3闘に
なる蓋材を使用した以外は、実施例と全く同様の操作を
行ない、ioo本の充填容器を得た。
次いで実施例と同じ条件でレトルト殺菌した。
レトルト殺菌後の容器の重量増加は、0.6〜/9gで
あった。浸水した個所の面積は、合計すると容器全体の
約104以下であり、インキのにじみや皮膜のしわもみ
られなく、外観トは正常であった。
こうして得られた充填容器を、実施例と同様に、メチレ
ンブルーアルコール溶液に浸漬し、紙の着色により溶着
の良否を見た。その結果、レトルト殺菌後の容器は、i
oo本中g3本が蓋締部における筒体°の重ね合せ部に
のみ浸水が与られた。
しかし、該容器をダンボール箱(二〇本人)に詰め、グ
段積みにして一週間保存し、外観の再検査を行なったと
ころ、最下段のダンボール箱中の容器は、20本中S〜
7本も、容器の外表面に、しわや小さな折れが発生して
いた。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明で得られる容器の概略斜視図、6ン 第二図はテープ状のアルミ箔と積層シートとの溶着態様
を示す概略図、第3図は容器筒体の接合部を切断した部
分断面拡大図、第7図は本発明で使用する蓋締治具の態
様を示す概略図である。 l:筒 体 コニ筒体を構成する積層シート 3:蓋 材 t:テープ状アルミ箔 g:ホットスタンプ 9ニジヨー IO=外側リム //ニジヨーの薄板状体 出 願 人  三菱化成工業株式会社 ほか1名 第 1 配 男2図 (ハ) 第 3図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)  低密度ポリエチレン樹脂単独を除く熱可塑性
    樹脂を両性層とした合成樹脂、紙およびアルミ箔からな
    る積層シートを丸めて重ね合せた両側端部に防水処理を
    施すとともに溶着して筒体を形成し、得られた筒体の上
    下両開口部を、前記積層シートにおける合成樹脂と同種
    の合成樹脂で内面を被覆したアルミ箔からなる蓋材で閉
    塞して容器を製造する方法であって、蓋材による筒体の
    開口部の閉塞に当り、筒体の長軸方向から開口部内に進
    行し、蓋材の中央部を保持するブロック状のホットスタ
    ンプおよび該ホットスタンプの周囲にあって、前記筒体
    の周方向から放射状に収束し、相隣る側端部同士で噛み
    合って一体化となることにより、前記ホットスタンプの
    外周面との間で蓋材の周辺部を押圧して、筒体の端部外
    周面に突出する外側リムを形成する複数個のジョーとか
    らなる蓋締治具を使用するとともに、蓋材の周辺部のう
    ち、外側リムとして形成され、かつ前記積層シートを丸
    めて重ね合せた両側端部に対向して外側から溶着される
    部位を、予め他の部位よりも周辺方向に膨出させた蓋材
    を使用することを特徴とする食品包装用容器の製法。
JP56126444A 1981-08-12 1981-08-12 食品包装用容器の製法 Granted JPS5828370A (ja)

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