JPS5828255B2 - 1,4 シクロヘキサンジメタノ−ル ノ セイゾウホウ - Google Patents

1,4 シクロヘキサンジメタノ−ル ノ セイゾウホウ

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Publication number
JPS5828255B2
JPS5828255B2 JP49049898A JP4989874A JPS5828255B2 JP S5828255 B2 JPS5828255 B2 JP S5828255B2 JP 49049898 A JP49049898 A JP 49049898A JP 4989874 A JP4989874 A JP 4989874A JP S5828255 B2 JPS5828255 B2 JP S5828255B2
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JP
Japan
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polyester
present
glycol
chdm
reaction
Prior art date
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JP49049898A
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JPS50142537A (ja
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博善 鎌谷
敏之 水本
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Toyobo Co Ltd
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Toyobo Co Ltd
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
    • Y02P20/50Improvements relating to the production of bulk chemicals
    • Y02P20/52Improvements relating to the production of bulk chemicals using catalysts, e.g. selective catalysts

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  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は1・4−シクロヘキサンジメタツール(以下C
HDMと省略する)の製造法に関する。
さらに詳しくは本発明は主としてアルキレンテレフタレ
ート単位からなる線状ポリエステルを解重合し、同時に
ベンゼン核の水素添加およびオキジアルコキシカルボニ
ル基の還元を行うCHDMを製造する方法に関する。
CHDMとテレフタル酸またはその誘導体とを重縮合さ
せて得られるポリマー、スなわち、ポリ−1・4−シク
ロヘキシレンジメチレンテレフタレートはポリエチレン
テレフタレートに比較して、弾性・染色性の点で優れて
おり特にカーペット用の素材として適していることは良
く知られている。
このポリ−1・4−シクロヘキシレンジメチレンテレフ
タレートの原料であるCHDMは従来ジメチルテレフタ
レートを出発原料としてそのベンゼン核の水素添加およ
びメトキシカルボニル基の還元によって製造されていた
が、この方法ではCHDMの製造コストが高くなり、従
ってこの方法で得られるCHDMを用いて製造されるポ
リ−1・4〜シクロヘキシレンジメチレンテレフタレー
トのコストも高くなるため競合製品である他のポリエス
テル、例えばポリエチレンテレフタレートに対して極め
て不利であった。
一方、主としてテレフタル酸またはその誘導体とアルキ
レングリコールを重縮合させて線状ポリエステルを製造
する過程、上記ポリエステルを溶融成形する過程あるい
はそのポリエステル成形品を二次的に加工する過程にお
いて線状ポリエステル屑の発生は避けられない。
今日ポリエチレンテレフタレートを始めとして、この種
のポリエステルの生産量は重大なものであり、従って発
生するポリエステル屑の量も極めて多く、その処理は重
大な問題である。
そのために従来よりポリエステル屑の回収、利用に関し
ては種々検討がなされてきた。
本発明者らは上記の事情に鑑み、屑ポリエステルの有効
な利用方法について検討した結果、本発明の方法を得る
に到った。
すなわち、本発明は主としてアルキレンテレフタレート
単位からなる線状ポリエステルを炭素原子数10以下の
グリコール、水素および水素添加触媒である長周期型周
期律表の遷移元素(ランタニドおよびアクチニドを除く
)に属する金属の存在下に解重合および接触還元するこ
とを特徴とする上記ポリエステルからのCHDMの製造
法である。
本発明の方法においてCHDMを製造するための出発原
料として用いられる主としてアルキレンテレフタレート
単位からなる線状ポリエステルとはポリエステルを構成
するジカルボン酸成分の全量がテレフタル酸であること
が好ましいが、前記のジカルボン酸成分の20モル%以
下であれば他の酸成分、例えばイソフタル酸、オルトフ
タル酸、ナフタレンジカルボン酸、アジピン酸、セバシ
ン酸などを含んでいてもよい。
ポリエステルを構成するグリコール成分としてはエチレ
ングリコール、1・2−プロパンジオール、1・3−プ
ロパンジオール、■・3−ブタンジオール、1・4−ブ
タンジオール、ペンタメチレングリコールなどが挙げら
れる。
グリコール成分の20モル%以下であれば他のグリコー
ル成分、例えばジエチレングリコール、エチレンチオク
リコール、CHDMなどを含んでいてもよい。
上記の線状ポリエステルの形状は繊維状、シート状、塊
状あるいは織物のいずれであっても本発明においては差
支えないが、本発明の方法の遂行上なるべく単位重量当
りの表面積が犬となるように粉砕するのが好ましい。
具体的には線状ポリエステルが繊維状の場合を除いて、
直径1〜2CrrL以下に粉砕するのが本発明を実施す
る上で望ましい。
なお、本発明はその目的にも詳述した如く、屑ポリエス
テルを出発原料にするのが経済的に有利であるが、屑ポ
リエステル中に少量であれば顔料、安定剤、可塑剤など
の添加物が含まれていても本発明の障害とはならない。
本発明において用いられる炭素原子数10以下のグリコ
ールとは具体的にはエチレングリコール、プロピレング
リコール、テトラメチレングリコール、CHDMまたは
これらの混合物を指すが、本発明においてCHDMを製
造するために用いられるポリエステルを構成しているグ
リコール成分と同一のグリコールを用いるのが特に好ま
しい。
上記グリコールは出発原料であるポリエステルに対して
重量で1.5〜15倍、好ましくは2〜10倍用いられ
る。
本発明において水素添加触媒とは水素添加反応に有効な
機能を有するもの、すなわち、ベンゼン核に水素添加を
行うときおよびカルボキシル基またはオキジアルコキシ
カルボニル基をメチロール基に還元するときに有効なも
のを指す。
具体的には長周期型周期律表の遷移元素(ランタニドお
よびアクチニドを除く)に属する金属、すなわちRt、
Pd、Re、Rh、Ru、Fe、Co、Ni、Cuなど
、あるいは銅−クロマイトの如き混合触媒などが用いら
れる。
これらの触媒はそのまま単独に使用しても良く、また2
種以上のものを混合したり、あるいは逐次組合せて用い
ても良く、また活性炭、石綿、珪藻土、アルミナ、シリ
カなどの担体に担持させて使用しても良い。
さらに上記触媒は粉末状、粒状、塊状のいずれの形状で
あっても良い。
本発明において使用される前記触媒の使用量は特に制限
されないが、出発物質であるポリエステルに対して金属
として0.1〜30重量%、好ましくは0.5〜20重
量%である。
これら触媒の添加の時期は始めに全量を一度に添加して
もよく、また分割して何回か反応の途中で添加してもよ
い。
本発明の線状ポリエステルの解重合および接触還元反応
(以下単に解重合一水添と省略する)はアルキレンテレ
フタレート単位の解重合、ベンゼン核への水素添加、オ
キジアルコキシカルボニル基のメチロール基への還元と
いう3つの反応を総称したものであり、上記の3つの反
応は本発明においてはその一部または全部が同時に行え
る所に特徴がある。
例えば実施例においては水素添加反応を2度に分割して
行っているが、第1段の水素添加反応においては解重合
も同時に行っていることになり、単位操作の数を減少さ
せられるのである。
勿論水素添加反応を1段で行っても良いし、さらに反応
条件を変化させることによって2段に分割させても本発
明の趣旨に添うものである。
なお、本発明の方法におけるアルキレンテレフタレート
単位の解重合は前述の如(、炭素原子数10以下のグリ
コール、水素および水素添加触媒の存在下に行われる。
従ってその反応条件は水素添加反応時の条件と同一にな
るが、これらの反応は水素加圧下に行われ、その圧力は
室温において10〜300kg/crA、好ましくは5
0〜200kg/crAの範囲が用いられる。
また上記の反応の温度は180〜300℃が好ましい。
なお、水素添加反応を2度以上に分割する際でも何個の
反応においては上記の条件を用いるのが好ましい。
本発明の方法によりCHDMを製造するのに必要な反応
時間は、その他の反応条件によっても異なるが、通常l
〜25時間である。
本発明の方法により得られる反応生成物は主に反応に用
いたグリコール、反応出発物に用いたポリエステルに由
来するアルキレングリコールおよびCHDMで構成され
ているので、蒸溜などの簡単な操作でこれらを分離する
ことができる。
得られたこれらグリコールは本発明を実施するのに再度
使用することもでき、またこれらのグリコール、特にC
HDMは精製してポリエステル製造のための原料として
使用することができる。
従って本発明の方法は回分法のみならず、連続法でも実
施することができる。
上述した如く、本発明は従来処理が非常に困難であった
線状ポリエステル屑の有効な利用法の1つを提供するも
のであり、また得られたCHDMは極めて付加価値の高
い化合物である。
さらに出発原料にポリアルキレンテレフタレートを用い
た場合には本発明の方法で得られる生成物は実質的に有
効成分のみで構成されることになり、廃棄物の処理の心
配がなくなる。
また実施例からも明らかなように本発明の方法は簡単な
単位操作から構成されており、実際にポリアルキレンテ
レフタレートを出発原料とするときには3つ以上の単位
操作が必要とされていたのを1つまたは2つに短縮し得
たことは企業的規模でのCHDMの製造法として極めて
重要な意味を有するものである。
以下本発明について実施例により、さらに具体的に説明
する。
なお、実施例中部とあるのは重量部を示す。
実施例 1 攪拌機をとりつげたステンレス製のオートクレーブに5
mm角に粉砕したポリエチレンテレフタレート屑50部
、エチレングリコール350部、5%−ロジウム−カー
ボン(粉末)5部を入れ空間*木部を水素ガスで置換し
た後、ゲージ圧100kg/crAの水素を圧入した。
回転数200r、p、mで攪拌機を回転させなから昇温
を開始した。
オートクレーブ内の温度が220℃に到達したとき、オ
ートクレーブ内の圧力は135 kg/crAまで上っ
た。
その後220℃に保持すると圧力は徐々に減少し、22
0℃到達後6時間で75kg/cr7fまで低下した(
第1段水素添加)。
ここでヒーターを切り室温まで冷却した後反応物をとり
出し濾過操作によって触媒を分離した。
得られた濾液を前記オートクレーブに仕込み銅−クロム
触媒7.5部を入れ空間部を水素ガスで置換した後ゲー
ジ圧100 kg/crrtの水素を圧入した。
回転数20Or、p、mで攪拌機を回転させながら昇温
した。
オートクレーブ内の温度が220℃に到達したとき、圧
力は14.5 kg/c4になった。
その後220°Cに保持すると圧力は徐々に減少してい
き、220℃に到達後8時間で105 kg/crAに
なった(第2段水素添加)。
ここで反応を止めオートクレーブ内の温度が室温になっ
てから減圧下にメタノールを蒸発除去した後減圧蒸溜す
ると、エチレングリコール364部、118〜121°
C/2 my Hgの留分28.8部が得られた。
このものの赤外吸収スペクトル・ガスクロマトグラフの
保持時間が標準サンプルと一致することがらCHDMで
あることを確認した。
CHDMの収率は原料として使用したポリエチレンテレ
フタレートに対して、77%であった。
実施例 2〜7 表1記載の条件によった以外は、実施例1と同様にして
得られたCHDMの収率は次のとおりであった。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 主としてアルキレンテレフタレート単位からなる線
    状ポリエステルを炭素原子数10以下のグリコール、水
    素および水素添加触媒である長周期型周期律表の遷移元
    素(ランクニドおよびアクチニドを除く)に属する金属
    の存在下に解重合および接触還元することを特徴とする
    上記ポリエステルからの1・4−シクロヘキサンジメタ
    ツールの製造法。
JP49049898A 1974-05-04 1974-05-04 1,4 シクロヘキサンジメタノ−ル ノ セイゾウホウ Expired JPS5828255B2 (ja)

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JPS50142537A JPS50142537A (ja) 1975-11-17
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JP49049898A Expired JPS5828255B2 (ja) 1974-05-04 1974-05-04 1,4 シクロヘキサンジメタノ−ル ノ セイゾウホウ

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2527200A1 (fr) * 1982-05-24 1983-11-25 Inst Francais Du Petrole Procede catalytique de production d'alcools par hydrogenolyse d'esters d'acides carboxyliques
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US6380352B1 (en) 2000-08-29 2002-04-30 Eastman Chemical Company Polyester precursor purification process
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