JPS5827259Y2 - ガスオ−ブンの再着火装置

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【考案の詳細な説明】本考案は、ガスオーブン再着火装置に関するものである
。

ガスオーブンに着火した後、ドアーを閉めた時に炎が消
える場合があり、その場合には生ガスが出て事故の原因
になる。

そこで、従来、炎が消えたことを熱電対で検出し、ガス
を遮断するようにしたものがあるが、この場合、安全で
はあるが、火が消えたままとなってしまうという問題が
あった。

また、火炎中にロンドを挿入し、そのロンドの電極とバ
ーナとの間に交流電圧を加えると１着火中であれば、電
極からバーナに向って火炎の中を５μＡ位の電流が安定
して持続的に流れることを利用したフレームロンド方式
が知られているが。

火炎中にロンドを挿入するので、＠熱性、経年変化およ
びすすなどによって絶縁低下が起るばかりか、コストも
高くつくという欠点があった。

さらに、カドミウムセルなどを使用して可視光線を検知
するものが知られているが、この場合ににコストが高く
つくという欠点があった。

本考案は、このような欠点を除去するために。

ドアの開閉に応動するスイッチと、遅延回路とを設け、
ドアを閉じた時にスイッチを作動させ、遅延回路で設定
した一定時間ガスの再着火を行なうようにした再着火装
置を提供するものである。

以下、本考案の実施例を図面により詳細に説明する。

第１図は本考案による再着火装置の機構の一例な示すも
ので、ドア１の近傍にドアスイッチ２を設け、そのドア
スイッチ２をドア１の開閉でオンオフするように構成す
る。

第２図は本考案による再着火装置の回路構成の１例な示
すもので、３，４は交流電源端子、５は着火のためのス
イッチ、６は点火ユニット、７はリレー、８はリレース
イッチ、９．１０はダイオード、１１．１２は抵抗、１
３はコンデンサ、２１および２２は第１図と同じドアス
イッチである。

このような構成において１着火を行なう場合はスイッチ
５を閉じて交流電源端子３，４から電源電圧な点火ユニ
ット６に印加して着火な行なう。

この時、ドアは開いているので、スイッチ２１および２
２は図の点線のように接続されているので、交流電源電
圧がダイオード９で整流され、コンデンサ１３に充電さ
れる。

着火後、ドアを閉じると、スイッチ２１および２２が図
の実線ように接続され、コンデンサ１３に充電された電
荷が抵抗１２．スイッチ２２およびリレー７のコイルを
通して放電され、コンデンサ１３と抵抗１２の値によっ
て決まる時間だけリレー７が動作し、そのリレースイッ
チ８を閉じて。

交流電源電圧を点火ユニット６に印加し、再着火を行な
う。

例えば、コンデンサ１３の容量を１００μＦ。

抵抗１２の値を２にΩとした場合、約４．５秒間遅延回
路が働き、その間再着火を行なう。

以上述べたように１本考案によれば、スイッチとわずか
の回路素子を設けるだけでよいので、非常に安価かつ簡
単な構成で再着火を行なうことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案による再着火装置の機構の一例を示す構
成図、第２図は本考案による再着火装置の回路の一例を
示す構成図である。１はドア、２，２１．２２はドアスイッチ。１３はコンデンサ、７はリレー、８はリレースイッチを
示す。

【実用新案登録請求の範囲】

ドアの開閉に応動するスイッチ手段と、該スイッチ手段
の応動により一定時間出力を生ずる遅延回路とを備え、
該遅延回路の出力に応じて再着火を行なうようにしたこ
とを特徴とするガスオーブンの再着火装置。