JPS5827157Y2 - 動力伝達装置における油冷却装置 - Google Patents

動力伝達装置における油冷却装置

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JPS5827157Y2
JPS5827157Y2 JP1976107138U JP10713876U JPS5827157Y2 JP S5827157 Y2 JPS5827157 Y2 JP S5827157Y2 JP 1976107138 U JP1976107138 U JP 1976107138U JP 10713876 U JP10713876 U JP 10713876U JP S5827157 Y2 JPS5827157 Y2 JP S5827157Y2
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JP
Japan
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oil
cooling
power transmission
transmission case
valve mechanism
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JP1976107138U
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JPS5325671U (ja
Inventor
和彦 矢野
Original Assignee
株式会社神崎高級工機製作所
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、油圧クラッチ等の油圧作動機器を含む動力
伝達装置における油冷却装置に、関するものである。
この種の油冷却装置として従来は、油流路中に水冷式或
は空冷式のオイルクーラーを挿入設置したタイプのもの
と、油タンク内とか動力伝達装置を収容した伝動ケース
(一般に、油タンク兼用のものとされている。
)内とかにオイルクーラ一部を設けて該オイルクーラ一
部に冷却流体を導くタイプのものとが、一般に用いられ
て来ている。
このうち前者のタイプのものは、流動して絶えず入れ替
わる油について冷却を行なうこと、及びオイルクーラー
には冷却流体を絶えず入れ替えて流すようにされること
から、被冷却油と冷却流体との両者が絶えず入れ替わっ
て、高い効率の冷却を行なうが、反面において、被冷却
油をオイルクーラーへと循環させて導くための油流路を
設けなければならないことから、油流路の構造が複雑と
なる不具合を備えている。
次に油タンク内或は伝動ケース内にオイルクーラ一部を
設けた前記後者のタイプのものは、油タンク内或は伝動
ケース内の油はほとんど流動せしめられないことから冷
却効率が比較的低いといった不具合と、特に伝動ケース
内ではオイルクーラ一部を設置するスペースが制約され
るといった不具合とを、備えている。
そこでこの考案は、油圧作動機器用の弁機構には油路が
集中して設けられる点に着眼して、前記の前者のタイプ
のもののように被冷却油と冷却流体とが絶えず入れ替え
られて冷却効率が高く、それでありながら油流路構造を
複雑化する不具合を有しないと共に、油冷却部が伝動ケ
ース外にあって前記の後者のタイプのもののように設置
スペース上の制約を受けず、しかも伝動ケース内の油!
でも冷却するように図って冷却効率を一層高めである、
動力伝達装置における新規な油冷却装置を、提供しよう
とするものである。
図示の実施例について、この考案に係る動力伝達装置に
おける油冷却装置の構成を説明すると、図示の実施例は
この考案を舶用逆転機において実施した例に係り、この
舶用逆転機は第1図に示すように、エンジン(図示せず
)側の入力軸1とプロペラ2側の出力軸3間を伝動ケー
ス4内において次のように連動連結して、つ!り入力軸
1に遊嵌された歯車5を出力軸3に嵌着せる正転大歯車
6と噛合せると共に、入力軸1に嵌着せるクラッチハウ
ジングに一方の摩擦板を、該クラッチハウジング内に延
出せるボス部にあ−いて歯車5に他方の摩擦板を、それ
ぞれクラッチ軸線方向に摺動のみ自在に支持させてなる
多板式の正転用油圧クラッチ7を入力軸1上に設け、ま
た入力軸1に遊嵌された歯車8を中間歯車9を介し出力
軸3に嵌着せる逆転大歯車10と噛合せると共に、入力
軸1に嵌着せるクラッチハウジングに一方の摩擦板を、
該クラッチ・・ウジング内に延出せるボス部において歯
車8に他方の摩擦板を、それぞれクラッチ軸線方向に摺
動のみ自在に支持させてなる多板式の逆転用油圧クラッ
チ11を入力軸1上に設け、上記の倒れかの油圧クラッ
チT會たは11を選択的に作動させることで、出力軸3
を正転または逆転させ得るように連動連結して、構成さ
れている。
そして油圧クラッチ7.11への作動油の給排は、第1
−3図に示すように、伝動ケース4内低部を油タンク1
2兼用のものに構成すると共に、伝動ケース4の上面に
切換弁13、作動油圧設定用の調圧弁14及び潤滑油圧
設定用の調圧弁15を収容せる鋳物製の弁機構ケース1
6を設置し、伝動ケース4外面に装着され入力軸1にて
駆動される油圧ポンプ17を挿入された給油回路18を
介して油タンク12内の油を弁機構ケース16内へと導
き、給油回路18の一部は弁機構ケース16内に一体的
に形成された油路18aにて構成すると共に、同様に弁
機構ケース16内に一体的に形成された油路にて構成さ
れ給油回路18よりバイパスさせであるタンク回路19
に上記の両調圧弁14.15をこの順で直列に挿入し、
渣た給油回路18は上記の切換弁13へと導いて、切換
弁13には、給油回路18をフロックすると共に両油圧
クラッチ7.11の作動油室をタンク回路20へと接続
する中立位置Nと、給油回路18を正転用油圧クラッチ
7の作動油室に接続すると共に逆転用油圧クラッチ11
の作動油室をタンク回路20に接続する前進位置Fと、
給油回路18を逆転用油圧クラッチ11の作動油、室に
接続すると共に正転用油圧クラッチTの作動油室をタン
ク回路20に接続する後進位置Rとを設け、切換弁13
と油圧クラッチ7.11間の上記の作動油給排のための
給排回路21.22は、弁機構ケース16内に一体的に
形威された油路21a、22aと、核油路21 a、2
2aに引続いて伝動ケース4壁或はこれと該壁外面に装
着される油路形成板(図示せず)間に形成される油路(
図示せず)と、入力軸1に穿設せる油路(図示せず)と
によって構成して、行なうようになされており、!たこ
の舶用逆転機の各伝動部材の潤渭は、伝動ケース2内低
部の油を歯車5,6,8,9.10回転に伴なって跳ね
上げさせて行なうと共に、前記両調圧弁14.15間で
前記タンク回路19よりバイパスさせた温潤油回路23
を、前記作動油給排回路21.22同様に油圧クラッチ
7.110摩擦板部へ導く等して行なうように、なされ
ているのであるが、油圧作動機器を含む動力伝達装置の
一例である図示舶用逆転機の全体が以上のように構成さ
れているのに対し、この考案に従った油冷却装置は、次
のような構成のものとされている。
すなわち、第1図に示すように、前記の伝動ケース4と
弁機構ケース16間には、鋳物製のケーシング24を介
装してあり、このケーシング24に両端で冷却水人口2
4aと冷却水出口24bとを形威して、冷却水人口24
aには冷却水ポンフ(図示せず)を含む給水管25を、
冷却水出口24bには排水管26を、それぞれ接続し、
ケーシング24内を通して海水を連続的に流動させるよ
うにして、該ケーシング24内を、弁機構ケース16内
の前記油路18a、19,20.21a。
22a、23に隣接する冷却水通路27に構成している
のであり、また特に、該冷却水通路27下面側の冷却面
、つオリケーシング24の底壁面24cに接する開口2
8を伝動ケース4の上面に形威して、前記のように跳ね
上げられるケース4内潤渭油が該冷却面24cに直接的
に接触するように図っである。
この考案に係る図示の油冷却装置は、上記のように構成
されているから、弁機構ケース16内の油路18a、1
9,20,21a、22a、23内の油は、核油路に隣
接せる冷却水通路27内を流動する冷却水により、極く
効果的に冷却されるものであり、また前記のような開口
28を伝動ケース4の上面に形威しであるから、伝動ケ
ース4内にて跳ね上げられる潤滑油が冷却面24cに直
接的に接触して、極く効果的な油冷却が該部位にても達
成させるものであり、この油冷却は、冷却面24cに多
数の冷却フィンを突設すれば、いっそう高められるもの
である。
以上のように、この考案の動力伝達装置における油冷却
装置は、油圧作動機器1,11を含む動力伝達装置にお
いて、動力伝達装置を収容する伝動ケース4とその上に
配され油圧作動機器7,11用の弁機構との間に、弁機
構の油路に隣接させて冷却流体通路27(この通路は、
実施例にかけるように冷却水通路とする他、冷却風を通
す冷却風通路としてもよい。
)を設けた構成のもので、弁機構の油路といった既存の
油路に隣接させて冷却流体通路を設けた、構造が極く簡
単で低床な製作コストで提供されるものであり、それで
ありながら、油路が集中する弁機構隣接位置で流動し入
れ換わる油について冷却を行なうものであるから、効率
の高い冷却を行なうものとなっており、さらに伝動ケー
ス4上に冷却流体通路があり、しかも該伝動ケース4の
上面に冷却流体通路下面側の冷却面に接する開口28を
形成しであることで該ケース4内で跳ね上げられる油に
ついても併せ冷却が行なわれることとなり、油冷却効率
が一層高められるといった、効果を奏している。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例を装備した動力伝達装置例
の模式的縦断面図、第2図は同動力伝達装置例における
油圧回路図、第3図は同動力伝達装置例の要部々材の横
断面展開図である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 油圧作動機器を含む動力伝達装置における油冷却装置で
    あって、前記の油圧作動機器を含む動力伝達装置を収容
    せる伝動ケースと、該伝動ケース上に配された弁機構ケ
    ース内に収容せる、前記油圧作動機器用の弁機構との間
    に、弁機構の油路に隣接させて冷却流体通路を設けると
    共に、前記伝動ケースの上面に、前記冷却流体通路下面
    側の冷却面に接する開口を形成してなる油冷却装置。
JP1976107138U 1976-08-10 1976-08-10 動力伝達装置における油冷却装置 Expired JPS5827157Y2 (ja)

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JPS5325671U JPS5325671U (ja) 1978-03-04
JPS5827157Y2 true JPS5827157Y2 (ja) 1983-06-13

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008116018A (ja) * 2006-11-08 2008-05-22 Toyota Motor Corp 動力伝達装置

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4221695Y1 (ja) * 1966-12-15 1967-12-13
JPS51107139A (ja) * 1975-03-18 1976-09-22 Toppan Printing Co Ltd Genzosochi

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JPS5325671U (ja) 1978-03-04

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