JPS5826927Y2 - 塗装用刷毛の塗料受皿兼用パツケ−ジ - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 従来塗装用刷毛（ローラー刷毛、コテバケ、毛刷毛等）
を商品として包装するパッケージには、刷毛を先づ包装
用台紙の上面部にセットし、そしてその刷毛をカバー密
閉するのに透明のプラスチック製カバーが多く使用され
ている。

本案はこのプラスチック製カバーを、従来は別途に購入
していた塗料受皿の代用として便利に使用出来得るよう
に改良した新規なる考案に係るもので、以下に実施例を
挙げそれについて説明する。

本考案に係るパッケージを示す第１図及び第２図におい
て、１は包装台紙、２はカバーである。

２′はカバー２の塗料溜りであって塗装に使用する塗料
を一時的に保溜する個所である。

２″は同じくカバー２の傾斜面部であって、この傾斜面
部２″の上面部に設けである凸条２□、２゜、２３゜２
４と共にローラー３のしごきに使用するもので、これは
塗装作業中塗料溜す２′に保溜されている塗料中にロー
ラー３を浸したあと、そのまま使用に供すれば塗料のぼ
た落ちと、塗料の浸透むらがあるので、先づこの傾斜面
部２″と凸条２１，２゜、 ２３ 、２４にて上記した
如くローラー３をしごくことにより余分の塗料を拭い取
り又塗料の浸透度を均一にするためのものである。

上記した如く、本考案は塗装用刷毛を包装する際に使用
するパッケージのプラスチック製カバーを従来は別途商
品として購入していた塗料受皿の代用として使用出来得
ることにより、受皿を別個に用意せずに済む経済性は勿
論、それぞれの使用刷毛の形、大小に応じた受皿として
利用し得るので余分な塗料を入れ過ぎる心配もなく、又
カバーそのものが受皿になるので、仮りに通常の受皿の
用意が無くても塗装作業に支障をきたす虞れも無いこと
等、種々の利点を有する処に新規なる効果と特徴を持つ
ものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案例の平面図、第２図は側面図、第３図は
カバーの斜面図である。 又第４図及び第５図はコテ刷毛の例の平面図及び側面図
であり、更に又第６図及び第７図は毛刷毛の例のそれぞ
れ平面図及び側面図である。 符号 １・・・・・・包装台紙、２・・・・・・カバー
、２′・・・・・・塗料溜す、２″・・・・・・傾斜面
部、２、〜２４・・・・・・凸条、３・・・・・・ロー
ラー、４・・・・・・柄、５・・・・・・包装台紙、６
・・・・・・カバー、７・・・・・・コテ刷毛、８・・
・・・・包装台紙、９・・・・・・カバー、１０・・・
・・・毛刷毛。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 塗装用刷毛（ローラー刷毛、コテ刷毛、毛刷毛等）を、
   包装台紙の上面部にセットしたものをカバー密閉する所
   謂プラスチック製のカバーを有するパッケージにおいて
   、そのカバーの長手方向で且つ刷毛の頭部位にあたる一
   端部分を塗料溜りとし、しかして他の部分は他端部位を
   上位置とし、下位置を上記塗料溜りに連続する傾斜面部
   と威し、且つ該傾斜面部上には適宜なる長さと、ピッチ
   でもって凸条を数条設けて成る処の塗装用刷毛の塗料受
   皿兼用パッケージ。