JPS5825867Y2 - 棚 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本案は４隅に配設された棚支柱Ａ間に亙って、所定間隔
毎に水平に装架されたトレー支持枠Ｂにおけるトレー支
持用周枠片１の下面を、外周縁に至るに従って厚みの漸
減する傾斜面２に形成するとともに、前記トレー支持用
周枠片１の中央に、外周縁に開口する切欠部１０を欠截
してなることを特徴とする棚に係り、その目的とする処
は、簡単な構成でトレーの着脱が容易に行なわれる改良
された棚を供する点にある。

なお図示の例では前記棚支柱Ａは中空管より構成され、
その下端には転輪３を軸架してなる転輪支持枠４が後述
のように取付けられている。

また前記トレー支持枠Ｂの周枠片１は外周枠片１ａと同
枠片１ａの内側に段差部を介して配設された同外周枠片
１ａよりイ氏い内周枠片１ｂとより構成され、同枠片１
ｂによってアルミニウム等で構成されたトレーＣの底部
を支承し、同トレーＣの外周縁鍔部５を前記外周枠片１
ａで支承するようになっている。

また図示の例では、トレー支持枠Ｂの長手方向に対向す
る一双の周枠片１における外周枠片１ａの下面が、前記
した傾斜面２に形成されている。

また図示の例では、前記トレー支持枠Ｂにおける外周枠
片１ａの両側縁には段差部を介して同枠片１ａより高い
側枠片１Ｃが設けられ、同枠片１Ｃの外側面には前記棚
支柱Ａに嵌挿される円筒状の嵌合部６が設けられ、棚支
柱Ａにおける上下に相隣るトレー支持枠Ｂの嵌合部６間
には間隔保持管７が介装され、また前記転輪支持枠４よ
り植立した図示せぬ垂直杆を棚支柱Ａの下端に挿入する
とともに、転輪支持枠４と最下部のトレー支持枠Ｂの嵌
合部６との間に亙って前記棚支柱Ａに下端間隔保持管７
′を嵌合し、同間隔保持管７′及び棚支柱Ａ並に前記転
輪支持枠４より立設された垂直杆に互って緊結金具８を
挿貫緊結し、前記棚支柱Ａの上端に弾性キャップ９を嵌
着して本案の棚を組立てるようになっていて、上記の構
造は本考案者の提案に係る実公昭５４−１７９４５号公
報に所載のものと実質的に同一である。

本案に係る棚の使用に当っては、４隅に配設された棚支
柱Ａ間に互って所定間隔毎に水平に装架されたトレー支
持枠Ｂ上に、商品を載せたトレーＣを上下に相隣る１〜
レー支持枠Ｂ、Ｂ間より斜方向に挿入し、同トレー支持
枠Ｂにおける両側縁の周枠片１上に沿って滑動せしめて
、同周枠片１上に１〜レーＣを載置するものであり、ま
た前とは逆の操作で空になったトレーＣをトレー支持枠
Ｂより取去るものであるが、本案においては前記トレー
支持枠Ｂにおけるトレー支持用周枠片１の下面が、外周
縁に至るに伴って厚みの漸減する傾斜面２に形成されて
いるので、前記トレーＣの出入口に相当する上下に相隣
るトレー支持枠Ｂのトレー支持用周枠片１間の間隔が増
大し、商品を載架したトレーＣを前記上下のトレー支持
枠８間より下位のトレー支持枠Ｂ上に、その上位のトレ
ー支持枠Ｂの周枠片１に邪魔されることなく容易に装入
載架しうるちのであり、また空になったトレーＣを前記
トレー支持枠Ｂより容易に取去ることができるものであ
る。

また本案においては前記したように、ｌ・レー支持用周
枠片１の中央に、外周縁に開口する切欠部１０が欠截さ
れているので、同トレー支持枠Ｂ上にトレーＣを押込む
ためにトレーＣの端縁の鍔部５を把持する手が、前記周
枠片１に設けた切欠部１０の存在によって、同周枠片１
の内部まで挿入され、従って前記トレーＣをトレー支持
枠Ｂ上に容易に装架しうるものであり、また同トレー支
持枠ＢよリトレーＣを取去る場合、前記切欠部１０内に
臨んで位置するトレーＣの周縁鍔部５を把持することに
よってトレーＣをトレー支持枠Ｂより容易に取去ること
ができるようにするものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本案に係る棚の正面図、第２図はその側面図、
第３図はその部分斜面図、但し間隔保持管を省略して示
したもの、第４図はその拡大平面図である。 Ａ・・・・・・棚支柱、Ｂ・・・・・・トレー支持枠、
Ｃ・・・・・・トレー、１・・・・・・周枠片、２・・
・・・・傾斜面、１０・・・・・・切欠部。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. ４隅に配設された棚支柱Ａ間に互って、所定間隔毎に水
   平に装架されたトレー支持枠Ｂにおけるトレー支持用周
   枠片１の下面を、外周縁に至るに従って厚みの漸減する
   傾斜面２に形成するとともに、前記トレー支持用周枠片
   １の中央に、外周縁に開口する切欠部１０を欠截してな
   ることを特徴とする棚。