JPS5825684B2 - カキヨウコウブンシノセイゾウホウ - Google Patents
カキヨウコウブンシノセイゾウホウInfo
- Publication number
- JPS5825684B2 JPS5825684B2 JP49139285A JP13928574A JPS5825684B2 JP S5825684 B2 JPS5825684 B2 JP S5825684B2 JP 49139285 A JP49139285 A JP 49139285A JP 13928574 A JP13928574 A JP 13928574A JP S5825684 B2 JPS5825684 B2 JP S5825684B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- crosslinking
- weight
- parts
- phr
- polyolefin
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Graft Or Block Polymers (AREA)
- Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
- Treatments Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はポリオレフィンを主成分とする熱可塑性高分子
をSiで架橋結合した架橋高分子の製造法の改良に関す
るものである。
をSiで架橋結合した架橋高分子の製造法の改良に関す
るものである。
一般にポリオレフィンを架橋結合させ耐熱性を向上させ
る方法として有機過酸化物を使用する方法及び放射線放
射を行う方法が知られているが、前者の方法では加硫缶
等が必要であり、又、後者では放射線照射装置が必要と
し、いずれも装置的に高価があった。
る方法として有機過酸化物を使用する方法及び放射線放
射を行う方法が知られているが、前者の方法では加硫缶
等が必要であり、又、後者では放射線照射装置が必要と
し、いずれも装置的に高価があった。
そこで、この改善策として有機シラン化合物をポリオレ
フィンに添加してシラン化合物を変性したポリオレフィ
ンとなし、この変性ポリオレフィンにシラノール縮合触
媒を添加して加工成形を行い、成形物を水に晒すこと(
こよって架橋を行わしめる方法が提案されているC特公
昭48−1711号公報)。
フィンに添加してシラン化合物を変性したポリオレフィ
ンとなし、この変性ポリオレフィンにシラノール縮合触
媒を添加して加工成形を行い、成形物を水に晒すこと(
こよって架橋を行わしめる方法が提案されているC特公
昭48−1711号公報)。
しかるに、この架橋方法では成形物を水に晒して架橋を
行わしめるには、例えば80℃の湯水中で24時間程度
というように高温で長時間を要するのが欠点であり、更
にゲル分率もA、S、T、M、で70%前後で十分なも
のではない。
行わしめるには、例えば80℃の湯水中で24時間程度
というように高温で長時間を要するのが欠点であり、更
にゲル分率もA、S、T、M、で70%前後で十分なも
のではない。
この点を改善するためには水分に晒すとき高温環境にす
ればよいが、そのためには湯浴の設備が必要となる。
ればよいが、そのためには湯浴の設備が必要となる。
本発明は水分に晒すときに常温環境でも短時間に十分に
高いゲル分率を有する架橋体を生成せしめる方法につい
て検討した結果、ポリオレフィンを有機過酸化物の存在
下シラン化合物で変性する際lこアクリルエステルを共
存せしめると得られる反応物をシラノール縮合触媒の存
在下に常温で水lこ晒すととlこよって、短時間に十分
lこ高いゲル分率を有する架橋体を与えることを見出し
て本発明に至ったものである。
高いゲル分率を有する架橋体を生成せしめる方法につい
て検討した結果、ポリオレフィンを有機過酸化物の存在
下シラン化合物で変性する際lこアクリルエステルを共
存せしめると得られる反応物をシラノール縮合触媒の存
在下に常温で水lこ晒すととlこよって、短時間に十分
lこ高いゲル分率を有する架橋体を与えることを見出し
て本発明に至ったものである。
即ち、本発明法はポリオレフィンを主成分とする熱可塑
性高分子100重量部に、アクリル酸エステル1〜20
重量部と次式 〔但しR:1価の不飽和性基を有する炭化水素基 R1−R3:有機基で相互に同一でも異なってもよい〕 で表わされる有機シラン化合物1〜10重量部を加え、
これらを電子線等の放射線の照射、もしくは有機過酸化
物の存在下で反応させた後、反応生成物をシラノール触
媒の存在下、水分に晒すことによって架橋を生ぜしめる
ことを特徴とする架橋高分子の製造法である。
性高分子100重量部に、アクリル酸エステル1〜20
重量部と次式 〔但しR:1価の不飽和性基を有する炭化水素基 R1−R3:有機基で相互に同一でも異なってもよい〕 で表わされる有機シラン化合物1〜10重量部を加え、
これらを電子線等の放射線の照射、もしくは有機過酸化
物の存在下で反応させた後、反応生成物をシラノール触
媒の存在下、水分に晒すことによって架橋を生ぜしめる
ことを特徴とする架橋高分子の製造法である。
この変性ポリオレフィンにシラノール縮合触媒を添加し
た後、押出加工、射出加工等により溶融成形を行って成
形品を得る。
た後、押出加工、射出加工等により溶融成形を行って成
形品を得る。
この成形品を水分に晒すことによって目的の架橋が得ら
れる。
れる。
上記本発明法におけるポリオレフィンのアクリル酸エス
テル及びシラン化合物による変性機構は次の如く考えら
れる。
テル及びシラン化合物による変性機構は次の如く考えら
れる。
もしくは
もしくは
との変性オレフィンは低温でも速やかに架橋体を作るが
、これは上記のようにグラフト板が複雑なこきに基くも
のと思われる。
、これは上記のようにグラフト板が複雑なこきに基くも
のと思われる。
又、この変性オレフィンは高温で水分に晒したときは一
層短時間で架橋体の得られることは言うまでもない。
層短時間で架橋体の得られることは言うまでもない。
本発明でいうアクリル酸エステルとはアクリル酸(H2
C=CH−C00H)とアルコール(R−C(OH)n
)(式中RはHまたはアクリル基などの置換基nは1〜
3の整数)の縮合反応により得られるエステルである。
C=CH−C00H)とアルコール(R−C(OH)n
)(式中RはHまたはアクリル基などの置換基nは1〜
3の整数)の縮合反応により得られるエステルである。
本発明において、アクリルエステルの添加量を1〜20
重量部としたのは1重量部以下では添加効果がなく、又
20重量部以上ではアクリルエステルの添加量が多くな
り過ぎてポリオレフィンの特性が減殺されるからである
。
重量部としたのは1重量部以下では添加効果がなく、又
20重量部以上ではアクリルエステルの添加量が多くな
り過ぎてポリオレフィンの特性が減殺されるからである
。
又、有機シラン化合物の添加量を1〜10重量部とした
のは1重量部以下では架橋効果がなく、10重量部以上
ではその添加量による架橋効果の向上効果がでてこない
ことになる。
のは1重量部以下では架橋効果がなく、10重量部以上
ではその添加量による架橋効果の向上効果がでてこない
ことになる。
尚、アクリルエステルにおけるエステル形成基は脂肪族
の高級アルキル基の如く、長鎖の炭化水素基である方が
好ましい。
の高級アルキル基の如く、長鎖の炭化水素基である方が
好ましい。
以下に本発明の効果を一層明らかにするため実施例及び
比較例を示す。
比較例を示す。
比較例 1
ポリエチレン(d= 0.920 、 M、1.= 1
.0 )100PHRに、γ−メタアクリロキシープロ
ピルートリメトキシ−シラン3PHR,ジクミルパーオ
キサイド(以下単にり、C,P、とする)0.2PHR
を添加し、ロール練りを150℃20分間行う。
.0 )100PHRに、γ−メタアクリロキシープロ
ピルートリメトキシ−シラン3PHR,ジクミルパーオ
キサイド(以下単にり、C,P、とする)0.2PHR
を添加し、ロール練りを150℃20分間行う。
その後ジブチル錫うウリート0.1PHR添加し、更に
ロール練りを150°Cで10分間行う。
ロール練りを150°Cで10分間行う。
どれを0.5 mm厚のシートにプレス成形(150°
C910分間)行う。
C910分間)行う。
この成形物を常温水中で7日間放置した所、ゲル分率(
A、S、T、M −D −2765に従って測定)は3
0%であった。
A、S、T、M −D −2765に従って測定)は3
0%であった。
この成形物を80℃の水中で24時間放置した所、ゲル
分率は58%であった。
分率は58%であった。
又、この成形物を96℃の水中で24時間放置した所、
ゲル分率は24%であった。
ゲル分率は24%であった。
実施例 1
ポリエチレン(d=0.920 、M、1.=1.0
)100PHRにγ−メタアクリロキシープロピルート
リメトキシ−シラン3PHR、アクリル酸ステアリル1
0PHR、D、C,P、0.4PHRを添加し、ロール
練りを150°Cl2O分間行う。
)100PHRにγ−メタアクリロキシープロピルート
リメトキシ−シラン3PHR、アクリル酸ステアリル1
0PHR、D、C,P、0.4PHRを添加し、ロール
練りを150°Cl2O分間行う。
その後、ジブチル錫うウリー)0.1PHR添加し、更
にロール練りを150°C910分間行う。
にロール練りを150°C910分間行う。
これをシート厚0.5 mmにプレス成形(150°C
910分間)行う。
910分間)行う。
この成形物を常温水中で7日間放置した所、ゲル分率は
61%であった。
61%であった。
この成形物を80°Cの水中で24時間放置した所、ゲ
ル分率は79%であった。
ル分率は79%であった。
又、この成形物を96℃の水中で24時間放置した所、
ゲル分率は83%であった。
ゲル分率は83%であった。
実施例 2
アクリル酸ステアリル10 P HR、D、C,P、0
.5PHR添加し、ロール混合(150℃、10分間)
行った後、実施例1のシラン化合物3PHR,ジブチル
錫うウリー)0.2PHR添加し、更にロール混合(1
50℃、10分間)行った。
.5PHR添加し、ロール混合(150℃、10分間)
行った後、実施例1のシラン化合物3PHR,ジブチル
錫うウリー)0.2PHR添加し、更にロール混合(1
50℃、10分間)行った。
その他は実施例1と同様にしてゲル分率を測定した所、
80℃、5時間水中に放置したとき81係の値を示した
。
80℃、5時間水中に放置したとき81係の値を示した
。
実施例 3
実施例1において、シラン化合物IPHR。
D、C,P、0. I P HR添加し、他は全く同様
に処理して80°C924時間後のゲル分率は63%で
あつtも実施例 4 実施例1において、シラン化合物の添加量5P HR、
D、C,Pの添加量0.4PHRとし、他は全く同様に
処理して80°C924時間後のゲル分率は83%であ
った。
に処理して80°C924時間後のゲル分率は63%で
あつtも実施例 4 実施例1において、シラン化合物の添加量5P HR、
D、C,Pの添加量0.4PHRとし、他は全く同様に
処理して80°C924時間後のゲル分率は83%であ
った。
実施例 5
実施例2において、シラン化合物I PHR。
D、C,P、0. I P HR添加し、他は全く同様
に処理して80°C,5時間後のゲル分率は65%であ
った。
に処理して80°C,5時間後のゲル分率は65%であ
った。
実施例 6
実施例2において、シラン化合物5 PHR。
D、C,P、0.4 P HR添加し、他は全く同様に
処理して80℃、5時間後のゲル分率は87%であった
。
処理して80℃、5時間後のゲル分率は87%であった
。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 成形特熱可塑性であり、成形後の吸水処理によって
架橋が生じる高分子成形物を製造するに当り、 (a) ポリオレフィンを主成分とする熱可塑性高分
、子100重量部に、 (b) アクリル酸エステル1〜20重通部と、〔但
し、R:1価の不飽和性基を有する炭化水素基 R1−R3:有機基で相互に同一でも異なってもよい〕 で表わされる有機シラン化合物1−10重量部を加え、
これらを電子線等の放射線の照射、もしくは有機過酸化
物の存在下で反応させた後、反応生成物をシラノール触
媒の存在下、水分に晒すことによって架橋を生せしめる
ことを特徴とする架橋高分子の製造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP49139285A JPS5825684B2 (ja) | 1974-12-04 | 1974-12-04 | カキヨウコウブンシノセイゾウホウ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP49139285A JPS5825684B2 (ja) | 1974-12-04 | 1974-12-04 | カキヨウコウブンシノセイゾウホウ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5165154A JPS5165154A (ja) | 1976-06-05 |
JPS5825684B2 true JPS5825684B2 (ja) | 1983-05-28 |
Family
ID=15241708
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP49139285A Expired JPS5825684B2 (ja) | 1974-12-04 | 1974-12-04 | カキヨウコウブンシノセイゾウホウ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5825684B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5879077U (ja) * | 1981-11-24 | 1983-05-28 | 三菱電機株式会社 | 冷媒圧縮機 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS50129693A (ja) * | 1974-03-15 | 1975-10-14 |
-
1974
- 1974-12-04 JP JP49139285A patent/JPS5825684B2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS50129693A (ja) * | 1974-03-15 | 1975-10-14 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5879077U (ja) * | 1981-11-24 | 1983-05-28 | 三菱電機株式会社 | 冷媒圧縮機 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5165154A (ja) | 1976-06-05 |
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