JPS5825643B2 - 植物の葉体活性剤 - Google Patents

植物の葉体活性剤

Info

Publication number
JPS5825643B2
JPS5825643B2 JP8246479A JP8246479A JPS5825643B2 JP S5825643 B2 JPS5825643 B2 JP S5825643B2 JP 8246479 A JP8246479 A JP 8246479A JP 8246479 A JP8246479 A JP 8246479A JP S5825643 B2 JPS5825643 B2 JP S5825643B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
leaves
sprayed
zeolite
activator
solution
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP8246479A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS567704A (en
Inventor
昇 阪本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SHINSHIN BOEKI KK
Original Assignee
SHINSHIN BOEKI KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by SHINSHIN BOEKI KK filed Critical SHINSHIN BOEKI KK
Priority to JP8246479A priority Critical patent/JPS5825643B2/ja
Publication of JPS567704A publication Critical patent/JPS567704A/ja
Publication of JPS5825643B2 publication Critical patent/JPS5825643B2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、肥料の多用、農薬施用などに起因する植物の
葉体における障害を軽減し得る葉体活性剤に関する。
近年、植物栽培において肥料の多用化に伴い葉体内の窒
素質過剰による病害菌に対する低抗力の低下−1ならび
に農薬散布による葉面の残留農薬による機能低下が問題
となっている。
すなわち、肥料の多用ならびに農薬施用により、植物体
の葉面の本来の機能である光合成による炭酸同化作用が
鈍化をきたし、遂には植物体の生育そのものに障害をも
たらすようになる。
本発明者は上述したごとき葉面機能が損われた葉体の正
常な回復について検討した結果、沸石又は珪酸白土の微
粉末もしくはその水性液体を上記葉面に散布するときそ
の機能が再び活性化されることの知見を得て本発明をな
すに到った。
したがって、本発明は肥料の多用ならびに農薬施用によ
り障害を受けた植物体の葉面の機能を活性化し得る活性
剤を提供することを目的とする。
以下本発明の詳細な説明する。
本発明で活性成分として使用する沸石は、通常ゼオライ
トと称せられる沸石群に属するアルカリ、アルカリ土類
、アルミニウムの含水テクトケイ酸塩鉱物群であって、
特にその多孔質部分からなるものが有効である。
次に秋田県横手産の沸石の多孔質部分の分析例を示す。
また、珪酸白土は主として秋田県へ沢木から産出され、
地質上は含沸石粘土質物であるが、特にその粘土質分が
著しい珪化作用をうけた白色乃至黄白色の白土であって
、その分析例を示すと次のとおりである。
5i02 Al20a (重量%)(1)
94.7’2 1.65 (2) 87.83 5.37 なお、上記沸石ならびに珪酸白土は含水ケイ酸塩鉱物と
して概念上共通するものである。
本発明では沸石ならびに珪酸白土は80乃至1000メ
ツシユの篩を通過する程度の微粉末もしくは該粉末と水
を500〜1000 ?/2001の割合で混合、攪拌
して得られる水性液体の形態で使用される。
すなわち、本発明の活性剤は上記沸石又は珪酸白土もし
くは両者の混合物の微粉末或いはその水性液体からなる
ものであって、これを植物体の葉面に適用するには該微
粉末又はその水性液体を、前述したごとき障害を受けた
葉面に直接散布するとよい。
なお、微粉末の場合には葉面に散布後軽く潅水するとよ
い。
本発明の活性剤を障害を受けた葉面に適用した場合の活
性作用の機構は未だ解明されていないが次のように推定
される。
例えば窒素肥料の多用により濃緑葉色を呈するようにな
った葉面ではその気孔部が閉塞された状態となって光合
成作用が鈍化し、一方葉面ば栄養過多の状態で炭水化物
や未消化窒素が葉体内に蓄積して、いわゆる葉体が勢い
がない状態になり、また、農薬施用により薬害を受けた
葉面では葉がいわゆるヤケドの状態になっている。
ところが、上述のごとき障害状態の葉面に本発明の活性
剤を散布すると、該活性剤が有するイオン交換能の故に
イオン性コロイド粒子が生成し、該粒子が葉面の光合成
による炭酸同化作用を活発化し、閉じられた気孔部を開
放するとともに薬害の進行停止および薬害成分の除去に
関与するものと思われる。
さらに、本発明の活性剤は病害菌の菌体に対して脱水作
用をするので病害菌の繁殖抑制の効果も有する。
また、本発明の活性剤は果実類の実の充実期に葉面散布
すると、過剰な窒素分の吸収を抑制してリン酸の肥効を
助長する働きもする。
以上述べたごとく、本発明によると、いわゆる化学的農
法の偏重に起因する、農作物の栽培上にみられる種々の
障害を抑制し得るようになる。
以下に実施例を例示して本発明の効果を具体的に説明す
る。
実施例 1 茨城系水戸地区でのキラリ栽培における試験活性剤の調
製: (1)珪酸白土の微粉末1kgを2001の水と混合、
攪拌したのち静置沈殿させ、液分を採取したもの(20
0倍液)、および同じ手順で1000倍液にしたものを
用いた。
(2)沸石(横手産硬質ゼオライト)の微粉末1 kg
を2001の水と混合し、短時間静置させて得られる懸
濁液(200倍液)、および同じ手順で1000倍液に
したものを用いた。
活性剤の散布試験: ・・ウス施設内における、斑点細菌病が発生し始め葉体
が軟弱化したキラリを対象とし、植栽数がそれぞれ12
4株から成る各試験区(対照区は除く)に上記により調
製した200倍液を3日おきに3回散布し、症状が回復
した時点で1000倍液を10日おきに定期的に散布し
た。
その結果、珪酸白土の散布区では200倍液の散布後3
日目で葉面にみられた初期症状の小さな斑点は拡播する
ことなく、病勢が著しく軽減すると共に、下垂状態にな
っていた葉先が上向きになり始め、葉色も濃緑色から萌
黄色になってツヤを呈するようになった。
なお、このように症状が回復した時点で1000倍液を
10日おきに定期散布したところ、散布前に罹病してい
た葉体の枯死は極めて少く、生育状態も良好であった。
収穫期での収量は1アール当り平均約1.8トンであっ
た。
又、沸石の散布区では珪酸白土区に準じて散布を行なっ
た。
この散布区では200倍液の散布後3日目で初期症状で
みられた小さな病斑点が平均して1.2倍大程度になっ
たものの、通常みられるような病勢は観察されず、葉色
も普通状態の緑色に回復した。
この時点で1000倍液を10日おきに定期的に散布を
行なったところ、収穫期に1アール当り平均約1.5ト
ンの収量が得られた。
なお、対照区は茨城県農務部(農業改良普及所)指導に
よる゛防除暦゛に従って農薬散布(フローダスト法)を
行なったが、農薬散布の回数を増やすことにより症状の
一時停止がみられたものの、葉体が硬化し、且つ葉柄お
よび葉体はダラリと下垂したままの状態を呈し、その後
の”防除暦″による散布を継続したが、その間樹勢の衰
えがみられ、且つウドノコ病、斑点細菌病、ベト病の発
生が交互にみられた。
収穫時での収量も1アール当り平均約1.2トンにとど
まった。
実施例 2 埼玉系での梨の栽培における試験 肥料の多節用により窒素分が過剰に蓄積されたため濃緑
葉を呈し、樹勢が老化状態になった梨(肥料塩基集積濃
度障害の梨)を対象とし、実施例1で用いたと同様な活
性剤を下記要領で散布した。
梨園を各1.5アール毎の試験区に区分し、珪酸白土散
布区、沸石散布区および対照区として埼玉県指導に係る
パ梨樹防除暦″に従って銅剤を散布した区について経口
的変化を観察した。
その結果、珪酸白土区では200倍液を葉面散布した2
日後には、葉色が鮮やかな萌黄色になり、樹勢全体の活
力の回復がみられた。
以後10日おきに1000倍液を定期的に散布したとこ
ろ、固体型の重い梨が10アール当り換算で約2.5ト
ンの収量で得られた。
又、沸石区では200倍液散布後2〜3日目に葉の濃緑
色が鮮緑色に変わり樹勢の回復がみられた。
以後1000倍液を10日おきに散布を継続したところ
、10アール当り換算で約2.25)ンの収量が得られ
た。
なお、対照区では銅剤を反覆散布したが、葉に硬化がみ
られ、樹勢の活力も弱(、収量は10アール当り換算で
約1.89)ンにとどまった。
実施例 3 北海道夕張地区での夕張メロン栽培における試験 7棟のハウス施設内において、除草剤を施用した水田用
水を誤まって潅水したため全線のメロンの葉および茎が
薬害を受け、全棟が萎稠し、且つ樹勢も劣化した夕張メ
ロンを対象とし、実施例1で用いたと同様な活性剤を下
記要領で散布した。
上記7棟のうち、症状の激しい3棟分に珪酸白土の20
0倍液を実施例1に記載と同様な手順で散布し、残りの
比較的症状の軽い4棟分のうち2棟分には沸石の200
倍液を上記と同様に散布し、あとの2棟は対照区として
そのまま放置した。
その結果、珪酸白土区では散布してから4日後には3棟
分のメロンの葉および茎は全体的に活力を回復し、又沸
石区では2棟分とも同様な回復を示したが、対照区では
2棟分のメロンは除草剤の残留毒性により全て致命的萎
稠を呈し、葉および茎は黄化し、7日後には枯死に至っ
た。
なお、珪酸白土区では10アール当り換算で345kg
の収量を、沸石区では10アール当り換算で320kg
の収量がそれぞれ得られた。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 沸石又は珪酸白土もしくは両者の混合物を活性成分
    とする植物の葉体活性剤。
JP8246479A 1979-06-29 1979-06-29 植物の葉体活性剤 Expired JPS5825643B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8246479A JPS5825643B2 (ja) 1979-06-29 1979-06-29 植物の葉体活性剤

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8246479A JPS5825643B2 (ja) 1979-06-29 1979-06-29 植物の葉体活性剤

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS567704A JPS567704A (en) 1981-01-27
JPS5825643B2 true JPS5825643B2 (ja) 1983-05-28

Family

ID=13775223

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8246479A Expired JPS5825643B2 (ja) 1979-06-29 1979-06-29 植物の葉体活性剤

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5825643B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60108550A (ja) * 1983-11-16 1985-06-14 Nippon Piston Ring Co Ltd 鋼製ピストンリング

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6261904A (ja) * 1985-09-12 1987-03-18 Sofuto Shirika Kk 植物種子及び種用いも類の静菌及び発芽促進のための処理剤
JPH01203310A (ja) * 1988-02-05 1989-08-16 Yuji Tsuchida 発芽促進剤
DE102005059757A1 (de) * 2005-12-12 2007-06-14 Beharrysingh-Pracejus, Ramona Brenda Ökologische Schimmelbekämpfung durch natürlichen Massenrohstoff (Zeolith) als Fungizidersatz

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60108550A (ja) * 1983-11-16 1985-06-14 Nippon Piston Ring Co Ltd 鋼製ピストンリング

Also Published As

Publication number Publication date
JPS567704A (en) 1981-01-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0831699B1 (en) Improving the yield of plants
CA2941162A1 (en) Novel nitrification inhibitors
US4252555A (en) Method of increasing plant yield with soil conditioners
US3376126A (en) Method for regulating plant growth
AU734985B2 (en) Improvement in the effect of herbicides
US20120122693A1 (en) Dry fertilizer with growth hormone-containing formulation and method of use and making
JP3401501B2 (ja) 農園芸用資材
US4218234A (en) Soil conditioners
CA1159273A (en) Plant conditioning compositions containing titanium
CN102172246A (zh) 植物生长调节剂及其在农作物的应用
JPS5825643B2 (ja) 植物の葉体活性剤
JP2002159222A (ja) 植物用分けつ促進剤および植物の分けつ促進方法
EP3680223A1 (en) Mixture comprising an urease inhibitor (ui) and a nitrification inhibitor (ni) such as an ni mixture comprising 2-(3,4-dimethyl-1h-pyrazol-1-yl)succinic acid (dmpsa) and dicyandiamide (dcd)
WO1996041532A1 (en) Improving the yield of plants
US8133919B2 (en) Dry fertilizer with growth hormone-containing formulation and methods of use and making
US4096661A (en) Method of increasing the growth of plants grown from seed
WO2003017767A1 (en) Method for control of bacterial spot
Marshall Susceptibility of four hedgerow shrubs to a range of herbicides and plant growth regulators
JP2569611B2 (ja) イネの増収剤
Fleming DERRIS AS A JAPANESE BEETLE REPELLENT AND INSECTICIDE¹
RU1592970C (ru) Состав для регулирования роста растений
CN112409085A (zh) 一种植物促壮剂的喷施方法
CN116458508A (zh) 一种氨基寡糖素和氟吡菌酰胺的颗粒剂及其应用
WO2001085647A1 (en) The agent intended for protection and nutrition of plants
CN115363032A (zh) 一种含调环酸钙的植物生长调节剂的使用方法及其应用