JPS5825328Y2 - アツリヨクケイ - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はブルドン管等を圧力素子とする圧力計ノケース
の気密保持に関する。

一般に小形圧力計においては精度よりも安定した示度と
特に安価に大量に提供できることが必要である。

又腐食性雰囲気、雨水又はじんあいの侵入を防ぐため、
又例えば消火器用圧力計のように充填された消火剤噴射
用気体がブルドン管より洩れることは致命的であるので
、それを早く検知するためにも、ケースの気密保持が重
要となっている。

従来の気密保持の方法はパツキンなねじ蓋又は小ねじで
締付けたり、シール剤を塗布する等で工数が増し、部品
の点数も増し、従って高価となルノミテなく、気密保持
の性能にもばらつきを生じて問題がある。

本考案はこのような問題点を解決するため、パツキン・
シール剤及び小ねじ等を使用せず、自動機が使用できる
簡易で然も確実性のある方法で気密保持ができる圧力計
を提供するものである。

以下本考案の実施例を図面に１り説明する。

ソケット１をケース２にかしめつげる。

この際ソケット先端部はケース底部の角形凹部を案内と
して、自動かしめ機を使用して強固な然も安定したかし
めを行なうことができる。

又ケースの角形凹部とソケットの角形とかかん合してい
るので、かしめ部が回って弛むおそれがない。

然も外気に対するケース内の気密を確実に保持すること
ができる。

次にフルトン管３の固定端をソケット１の中央の穴を貫
通して突出させ、先端部でソケットとブルドン管を溶着
する。

ここも自動機にょる溶着ができる構造としである。

ブルドン管３は固定端の直線部を軸心として、断面がう
すい半円となるように圧延して渦巻状に巻いて、可動端
は溶着して耐圧力を保持している。

又別に指針４はブルドン管３の可動端に近い位置に溶着
されている。

目盛板５はケース２に固く挿入された上弦力な接着剤に
より固着されている。

覆ガラス６は透明なプラスチック製でケース２とカバー
１の間に挿み絞り込んである。

即ちパツキンを別に使用せず、覆ガラスとパッキンノ性
能を兼備してケース内の気密を確実に保持することがで
きる。

然もここでも自動機によるしぼり込みは可能である。

以上の通りパツキン・シール剤及び小ねじ等を使用せず
気密を保持し、かつ自動機によるかしめ、絞り、溶着等
を行なうことができるため、大量生産を可能にし、然も
性能の安定した圧力計を安価に提供できるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は正面図、第２図は側面図、第３図は正面図から
覆ガラスと目盛板を取外して内部を見た図面、第４図は
断面図である。 １・・・・・・ソケット、２・・・・・・ケース、３・
・・・・・ブルドン管、４・・・・・・指針、５・・・
・・・目盛板、６・・・・・・覆ガラス、７・・・・・
・カバー。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. ソケットの角形部分にケースをρ）しめつげ、フルトン
   管の固定端を前記ソケット中央に軸方向にあげた穴に貫
   通突出させてその先端部で溶接するようにし、前記ケー
   スのソケットと反対側開口部にプラスチック製の覆ガラ
   スを嵌め込み、覆ガラストケースとの係合部分に覆ガラ
   スの上からカバーを、覆ガラスをソケットとカバーとで
   絞り込むようにして押込んだことを特徴とする圧力計。