JPS5824162A

JPS5824162A - 記録方法

Info

Publication number: JPS5824162A
Application number: JP12351581A
Authority: JP
Inventors: Kunio Yasumi; 邦夫八角
Original assignee: Ricoh Co Ltd
Current assignee: Ricoh Co Ltd
Priority date: 1981-08-06
Filing date: 1981-08-06
Publication date: 1983-02-14

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】この発明は記録方法に関する。

潜像担持体上に、記録画像に対応する静電潜像を形成し
、この静電潜像をトナーによって可視化し、得られるト
ナー像を記録シート上へ転写して、記録画像を得る、と
いう記録方式は、電子複写装置やファクシミリの受信装
置あるいはプリンター等との関連によシ、良く知られて
いる。

潜像担持体には光導電性のものと誘電性のものとがあり
、静電潜像の形成は、前者にあっては、その帯電と露光
とによって行なわれ、後者にあっては、多針電極等によ
る位置選択的な帯電、あるいは、光導電性の潜像担持体
からの静電潜像の転写によって行なわれる。

潜像担持体上に形成された静電潜像は、トナーによって
現像され、得られるトナー像は記録シート上へ転写され
る。しかし、トナー像を構成するトナーの一部は、潜像
担持体上に残留する。この残留トナーを、潜像担持体上
から除去するりＩＪ−ニング工程は、仲々面倒な作業で
あって、このクリーニング工程が原因となって、潜像担
持体の寿命が短命化するということもある。

また、トナー像を記録シート上に転写する際に、シート
の搬送不全、所謂ジャムが生ずると、このようにジャム
したシートを取り除く際に、とかく潜像担持体が損傷を
受けやすい。

本発明の目的は、潜像担持体のクリーニングを簡易化す
ることができ、記録シートのジャムが生じても潜像担持
体を損傷する恐れのない、新規な記録方法の提供にある
。

以下、本発明を説明する。

本発明は、トナー保持体上にトナーの均一な薄層を形成
する工程と、潜像担持体に静電潜像を形成する工程、ト
ナーの薄層と静電潜像とを接触もしくは極〈近接させて
電気的閉回路を形成し、静電潜像をトナーの薄層に転写
し、静電潜像に対応するトナーの帯電分布をトナー保持
体上に得る工程、および、トナー保持体上のトナーを、
その帯電分布に従って、記録シート上へ転写する工程と
を有する。

潜像担持体上の静電潜像自体をトナーによって現像する
のではなく、かえって、静電潜像を、トナーの薄層に転
写するので、静電潜像転写の際、潜像担持体に付着する
トナーは、全くないか、あるいは、あっても、極めて少
量であり、それ故、潜像担持体に対するクリーニングは
、これを極めて簡易化することができる。

またトナー像の記録シート上への転写の際、記録ノート
と潜像担持体との直接的な接触はないので、記録シート
がジャムした場合、これを除去する際に記録シートによ
って、潜像担持体を損傷するおそれもない。

潜像担持体は、静電潜像形成方式に従って、光導電性の
もの、あるいは誘電性のものが用いられる。

トナー保持体としては、導電性のもの、あるいは導電性
基体上に誘電性の薄層を形成したものが用いられる。

以下、図面を参照しながら説明する。

第１図において、符号１は、トナー保持体を示している
。このトナー保持体ｌ上にドクターｄを用いて、トナー
Ｔの均一な薄層を形成する（第１図（■））。また、潜
像担持体２上には静電潜像が形成される（第１図（■）
）。ついで、第１図（ｒｎ）に示すように、トナー保持
体１と潜像担持体２とで、トナーＴの薄層を挾み、電源
Ｅ、により、電気的閉回路を形成する。すると、この電
気的閉回路によって、静電潜像を構成する電荷は潜像担
持体２から放電し、トナーＴの薄層を充電する。すなわ
ち、静電潜像はトナーＴの薄層上へ転写される。かくし
て、静電潜像に対応したトナーの帯電分布がトナー保持
体上に得られる（第１図ｆｆＶ））。

なお、静電潜像電荷による潜像担持体表面電位が十分に
高く、潜像担持体２とトナーの薄層とを接触もしくは極
く近接させた状態で、両者間の電位差が空気の絶縁破壊
電圧より大きくなるならば電源Ｅｌの電圧を０としても
、静電潜像の転写を行うことができる。

ついで、トナーの薄層に記録シートＳを重ね、転写ロー
ラー３に、静電潜像と逆極性の電位を印加して、帯電し
ているトナーのみを選択的に記録シートＳ上へ転写すれ
ば、すなわち、トナー保持体１上のトナーＴを、帯電分
布に従って記録シートＳ上に転写すれば（第１図（Ｖ）
　）　、記録シートｓ上に、トナー像を得ることができ
る（第１図（至））。

あとは、このトナー像を記録シートｓ上へ定着すれば、
静電潜像に対応する記録画像を得ることができる。

ところで、静電潜像の転写の際、トナー保持体１が導電
性であると、トナーＴ中に、電源Ｅ１がら、静電潜像と
逆極性の電荷が注入され、潜像担持体２上の静電潜像を
現像してしまう場合がある。これを、さけるには、トナ
ー保持体を導電性基体上に誘電性の薄層を形成して構成
するとか、あるいは、トナー保持体として、シリコンゴ
ムノような粘弾性のあるものを用い、粘着力によりトナ
一層を保持するようにするなどすればよい。

トナー保持体１を導電性を有し、ゴム硬度３０’である
ようなンリコンゴムで形成し、ドクター圧８００　ｆ／
ｄで、このトナー保持体に形成したトナ一層には、セレ
ン感光体上に形成した静電潜像を良好に転写することが
できた。このとき、潜像担持体としてのセレン感光体の
トナー薄層への圧接力は５　ｆ　／ｃａであった。

第２図に示す例のように、ドクターｄによって、トナー
保持体１上にトナーＴの薄層を形成する際に電源Ｅ３に
よ、９）ナーＴを均一に帯電させ（第２図（１）　）　
、ついで、トナーの帯電極性と逆極性の電荷により、潜
像担持体２上に形成された静電潜像を、トナ一層に転写
しく第２図（川、　（ｍ）　、　（ＩＶ）　）、静電潜
像と同極性に帯電したトナーのみを記録／−トＳ上へ転
写″しても（第２図（Ｖ）、ＩＶｔＩ）、同様に、静電
潜像に対応するトナー像を、記録シートＳ上に得ること
ができる。

第３図には、第１図に示すプロセスを応用したプリンタ
ー装置の１例を示す。

繁雑を避けるため、混同の恐れのないものについては、
第１図と同一の符号を用いである。

トナー保持体１はローラー状に形成されて矢印方向に回
動されうるよ□うになっておシ、その周面部は、転写ロ
ーラー３と、潜像担持体２Ａとに、回動軸方向にわたっ
て接触している。

潜像担持体２Ａは、ベルト状であって、反時計方向へ回
動するが、これは、導電性ベルトの外周面に誘電性薄層
を形成して構成される。静電潜像は多針電極ＭＳにより
、この潜像担持体２Ａに形成される。

トナーＴは、トナー保持体１の上部においてホンパーＨ
から供給され、トナー保持体ｌの回動にともない、ドク
ターｄによって、トナー保持体１上にトナーＴの均一な
薄層が形成される。

潜像担持体１上に形成された静電潜像は、トナー保持体
ｌ上のトナ一層上へ転写される。

記録ソートＳはロール状に巻回されており、その自由端
が、まきほぐされ、搬送ローラー９によってカッター１
０を介して転写部へ送られる。転写部では、トナー保持
体１上のトナーが、転写ローラー３によって、帯電分布
に従って記録ソートＳ上へ転写される。記録シートＳ上
に転写されたトナー像は、定着装置４によって記録シー
トＳ上へ定着される。カッターＳは、記録シートＳを、
記録画像の大きさに応じたサイズのシート片に歓断する
。

トナー像を定着された記録ノートＳは、排出口５によっ
て、トレイ６上へ排出される。静電潜像転写後の潜像担
持体２Ａは、クリーニング装置７によってクリーニング
され、除電器８によって除電される。

第４図には、第２図のプロセスを適用した複写装置の１
例を略示する。ここでも、繁雑を避けるため、混同のお
それのない部材については、第２図、第３図におけると
同一の符号を用いた。

潜像担持体２Ｂは光導電性のものであって、ドラム状に
構成され、矢印方向へ回動可能である。

潜像担持体２Ｂへの静電潜像の形成は、チャージャー１
２による均一帯電と、原稿光像による露光とを通じて行
なわれる。

トナー保持体１に、その上部で供給されるトナーＴは、
ドクターｄによって、トナー保持体１上に均一層に形成
されるが、その際、電源Ｅ３により均一帯電される。

この帯電したトナーによる均一な薄層に、潜像担持体２
Ｂ上の静電潜像が転写される。かくして得られる帯電分
布に従って、トナーＴは、記録シートＳ上へ転写され、
転写されたトナー像が定着装置４により定着された後、
記録シートＳは排出ローラー５によりトレイ上へ排出さ
れる。

静電潜像転写後の潜像担持体２Ｂは、除電器８による除
電ののち、クリーニング装置７によるクリーニングを受
けさらに、クエンチングランプ１１によるクエンチング
を受ける。

トナー像転写後のトナー保持体１はクリーニングローラ
ー１３によシ、トナ一層を除去される。かくして、トナ
ー保持体１上には、常に新鮮なトナー薄層が形成される
３、これまでの説明においては、トナーの、帯電分布に従う
、記録シート上への転写は、これを転写ローラーで行な
う例によって説明したが、この転写を、コロナ放電を利
用して行っても良い。

また、潜像担持体の形状は、上記ドラム状のもの、ベル
ト状のもののほか、シート状のものが考えられる。さら
に、トナー保持体の形状もドラム状のほか、ベルト状で
あっても良い。

【図面の簡単な説明】

第１図および第２図は、本発明を説明するだめの図、第
３図は、本発明を適用したプリンターの１例を略示する
正面図、第４図は、本発明を適用した複写装置の１例を
示す正面図である。１・・・トナー保持体、　２，２Ａ、２Ｂ・潜像担持体
、３・・・転写ローラー、　　Ｓ・・・記録シート、Ｔ
・・トナー、　ＭＳ・・・多針電極。

Claims

【特許請求の範囲】１　トナー保持体上にトナーの均一な薄層を形成する工
程と、潜像担持体上に静電潜像を形成する工程と、上記トナー
保持体上のトナーの均一な薄層と、上記潜像担持体上の
静電潜像とを接触もしくは極く近接させて電気的閉回路
を形成し、上記静電潜像をトナーの薄層上に転写し、上
記静電潜像に対応するトナーの帯電分布をトナー保持体
上に得る工程と、上記トナー保持体上のトナーを、その帯電分布に従って
、記録シート上へ転写する工程とを有する、記録方法。２、トナー保持体上に形成されたトナーの均一な薄層が
、予め、静電潜像と逆極性に均一帯電されることを特徴
とする特許請求の範囲第１項記載の記録方法。３、特許請求の範囲第１項又は第２項において、潜像担
持体が光導電性であって、ドラム状もしくはベルト状又
はシート状のものが用いられることを特徴とする、記録
方法。４、％許請求の範囲第１項又は第２項において、潜像担
持体が誘電性であって、ドラム状もしくはベルト状又は
シート状のものが用いられることを特徴とする、記録方
法。５、特許請求の範囲第１項又は第２項又は第３項又は第
４項において、トナー保持体が導電性であり、ドラム状もしくはベルト
状のものが用いられることを特徴とする記録方法。６、特許請求の範囲第１項ないし第４項の任意のひとつ
において、トナー保持体が、ｉ電性基体上に誘電性薄層を設けてな
る、ドラム状もしくはベルト状のものが用いられること
を特徴とする、記録方法。