JPS5823767Y2 - 皿載置マガジン - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は円柱状、円筒状、球状等の断面略円形状の例え
ば缶、タバコのフィルタ、セラミック焼結体、パチンコ
玉等の物品多量に連続生産、検査等を行う機械装置工程
中において該物品の一時的貯蔵、転位、搬送等の目的に
対し好適な、該物品を載置収容する皿を載置する為のマ
ガジン（装填枠）に関する。

以下本考案を実施例の図面に従って詳述する。

第１図、第２図、第３図においてマガジンＰは底板１と
２つの側板２，３を一体としたものとして構成され上記
底板１の上面１ａが下面１ｂに対して第１図紙面に直角
な上下面内においてわずかノ角度α傾斜（なお、従来の
皿装置マガジンにてはα＝００である。

）している。側板２の両端には係合突部２ａ、２ｂが側
板３の両端には係合突部３ａ 、３ｂが設けられ、皿Ｓ
は上記突部２ａ。

２ｂ 、 ３ａ 、３ｂ間、側板２，３間で底板上面１
ａ上に第１図、第２図鎖線で示す如く載置される。

４゜５は底面１ｂに設けた円錐台状凹部で該凹部に搬送
具、貯蔵棚（図示せず）上に設けた円錐台状突起が嵌合
する。

凹部４に一つの搬送具の突部を凹部５に他の搬送具の突
部を嵌合することにより両搬送具間でマガジンＰの受渡
が行われる。

第４図、第５図、第６図に釦いて物品皿Ｓは全体を長方
形板状とされ、その上面６に複数条（図では６条）の平
行な断面四角形の溝７が設けられている。

皿Ｓの第４図右端には端壁８が形成され、該端壁８の溝
Ｉに対応する部分に孔９が設けられている。

各溝Ｉの左端には拡大部７ａが設けられている。

円柱状の物品１０は左方から押入具１１によって拡大部
７ａより溝７内に押入られ、右方から押出具１２が孔９
を通って左方へ移動することにより溝７から左方へ押出
される。

本考案においては皿Ｓをその長手方向を側板２゜３に平
行に即ち溝７を側板２，３に平行にしてマガジンＰへ第
１図示の如く載置する。

すると底板上面１ａの底板下面１ｂに対する角度αの傾
きによって皿Ｓが溝Ｉに直交する平面内で水平面に対し
て角度α傾くことになり溝７内に収容された物品１０は
大径のもの１０−Ｌでも小径のもの１０−８でも径の大
小にかかわらず常に溝Ｉの下側側壁７ｂに当接し第４図
示の如く一直線上に並べられ溝の内部にて物品が位置規
制されるので後工程において物品１０を１列毎他の容器
（図示せず）へ挿入する等の作業に際し溝によって物品
の動く軌跡は同一のものとなるので該作業が行い易くな
り又マガジン搬送中にかいても物品が溝γ内で遊動する
ことがなく物品の搬送中の損傷が避けられ又物品の下面
は径の大小にかかわらず溝Ｉの底面γＣの高さであり案
内シュート（図示せず）の高さを底面７ｃよりわずか低
い位置としてかくことにより皿Ｓから案内シュートへ物
品をスムーズに押出すことができ押出受渡時の物品の損
傷も防止される。

なお、上記実施例では皿Ｓに設けた複数条の平行な断面
四角形の溝を有する場合について述べたが、溝の断面形
状はＵ字形、■字形等の場合でも構わない。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案マガジンの平面図、第２図は同側面図、
第３図は同一部を第１図ＩＩＩ−ＩＩＩで断面した正面
図、第４図はペレット皿の平面図、第５図は同側面図、
第６図は第４図■−■断面図である。 Ｓ・・・・・・皿、Ｐ・・・・・・マガジン、１ａ・・
・・・・底板上面、１ｂ・・・・・底板下面。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 複数本の平行な物品収容溝を有する皿を載置するマガジ
   ン底板上面を（上記溝に直交する平面内でみて形成角ａ
   を有する如く）マガジン底板下面に対して若干傾斜した
   ことを特徴とする皿装置マガジン。