JPS5823550Y2 - コンプレツシヨンリングの自動組付装置 - Google Patents

コンプレツシヨンリングの自動組付装置

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JPS5823550Y2
JPS5823550Y2 JP1978153533U JP15353378U JPS5823550Y2 JP S5823550 Y2 JPS5823550 Y2 JP S5823550Y2 JP 1978153533 U JP1978153533 U JP 1978153533U JP 15353378 U JP15353378 U JP 15353378U JP S5823550 Y2 JPS5823550 Y2 JP S5823550Y2
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JP
Japan
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ring
guide
expansion
magazine
contraction
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JP1978153533U
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JPS5570932U (ja
Inventor
小栗寛司
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トヨタ自動車株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案はコンプレッションリングの自動組付装置に係
り、特にエンジンのピストンにトップリングおよびセカ
ンドリングを自動的に装着するコンプレッションリング
の自動組付装置に関する。
従来のコンプレッションリングの自動組付装置において
は、トップリングもしくはセカンドリングの内の一方を
搬送してピストンに装着した後、他方を搬送してピスト
ンに装着するようになっている。
しかしながら、このような従来のコンプレッションリン
グの自動組付装置は、搬送動作およびリング装着動作が
トップリングおよびセカンドリングの両者に反復して行
なうことが必要とされ、全組付時間が長くなるという欠
点がある。
この考案は上記従来の欠点を解消するためになされたも
のであって、トップリングおよびセカンドリングの両者
を同時に搬送した後回−組付位置で同時にピストンに装
着し、全組付時間を短縮して大量生産に適するコンプレ
ッションリングの自動組付装置を提供することを目的と
する。
この考案に係るコンプレッションリングの自動組付装置
は、リング組付位置の両側に配置される第1マガジンお
よび第2マガジンにそれぞれトップリングおよびセカン
ドリングを両者の合い口すきま部が同−向きとなるよう
に整列するリング整列機構部と、第1マガジンおよび第
2マガジンの下端側に配置される第1送りガイドおよび
第2送りガイドに沿ってそれぞれトップリングおよびセ
カンドリングを同時にリング組付位置方向に搬送するリ
ング搬送機構部と、リング組付位置に開閉可能に配置さ
れそれぞれ第1送りガイドおよび第2送りガイドに連結
されるリングガイドの第1溝部および第2溝部にそれぞ
れトップリングおよびセカンドリングの端面に支持する
とともに、リングガイドの第1溝部および第2溝部に形
成されているガイド円弧部と第1バックアップ機構およ
び第2バックアップ機構とによってそれぞれトップリン
グおよびセカンドリングの背面を支持するリング支持機
構部と、リング支持機構部によって支持されているトッ
プリングおよびセカンドリングの合い口すきま部に係合
するリング拡縮水により、両者がピストンの各リング溝
に装着され得るように両者を拡縮するリング拡縮機構部
と、を有するようにしたものである。
以下、この考案の実施例を図面を参照して説明する。
第1図に示されるように、固定フレーム1の上部テーブ
ル2には、ピストン10が装入されるリング組付位置の
左右両側にリング整列機構部20を形成する第1マガジ
ン21および第2マガジン22が配置されている。
第1マガジン21および第2マガジン22は1.それぞ
れ鉛直方向に多数のトップリング11およびセカンドリ
ング12を収容するようになっており、両者の合い口す
きま部11A、12Aは図において同一直線上の右向き
に整列されるようになっている。
上部テーブル2のリング整列機構部20の下端側には、
第1図および第2図に示されるようにリング搬送機構部
30が配設されている。
すなわち、固定フレーム1の両側面には搬送シリンダ3
1が備えられ、搬送シリンダ31のピストンロッド先端
部には往復移動可能なヘッド32が取り付けられている
左右の各ヘッド32にはそれぞれ第1ブツシヤ33およ
び第2ブツシヤ34が固定され、第1ブツシヤ33およ
び第2ブツシヤ34はそれぞれ上部テーブル2に設けら
れている第1送りガイド35および第2送りガイド36
に沿って、前記第1マガジン21および第2マガジン2
2の最下端部から供給されるトップリング11およびセ
カンドリング12、を同時にリング組付位置方向に搬送
するようになっている。
ここで、第1送りガイド35と第2送りガイド36は、
それぞれトップリング11およびセカンドリング12が
装着されるピストンの各リング隣のレベル差に等しいレ
ベル差に段違いとされている。
第1ブツシヤ33は、第3図および第4図に拡大して示
されるように、ヘッド32に固定されているブツシャア
ーム37の正端部に保持段部38が形成され、保持段部
38は前記第1送りガイド35と同一レベルに形成され
トップリング11の下端面を保持した状態でその背面を
リング組付位置方向に搬送するようになっている。
ブツシャアーム37の裏面側にはピン39を介して揺動
子40が揺動自在に備えられ、揺動子40の先端係止部
41は、ブツシャアーム37と揺動子40の基端側との
間に介装されているスプリング42の付勢力によって上
方に突出されて搬送中のトップリング11の合い口すき
ま部11Aに係止され、トップリング11Aの合い口す
きま部11Aが前記整列方向から逸れることなく搬送さ
れるようになっている。
また、先端係止部41の中央部はU字状に切り欠かれ、
後述するリング拡縮水94の拡縮係合部95が装入可能
とされており、揺動子40の背面側には所定の曲線で形
成されるカム面43が設けられている。
カム面43の作用については後述する。
第2ブツシヤ34側のヘッド32には、第3図および第
4図に拡大して示されるようにブツシャアーム44が固
定され、ブツシャアーム44の先端両側部には保持段部
45が形成され、先端中央部には先端係止部46が形成
されている。
保持段部45は、第2送りガイド36と同一レベルとさ
れ、前記第2マガジン22から第2送りガイド36に供
給されるセカンドリング12をその段差部でリング組付
位置方向に押し込むようになっている。
先端係止部46は、搬送中のセカンドリング12の合い
口すきま部12Aに係止されセカンドリング12がその
合い口すきま部12Aを前記整列方向から逸れることな
く搬送されるようになっている。
なお、ブツシャアーム37の両側の保持段部45と先端
係止部46との間に形成される切り欠き部には後述する
リング拡縮水94の背面係合部96が装入可能とされ、
先端係止部46の中央に形成されている切り欠き部には
リング拡縮水94の拡縮係合部95が装入可能となって
いる。
左右のヘッド32にはそれぞれロッド47が固定され、
各ロッド47には後進端ドッグ48および前進端ドッグ
49が位置調整可能に配設されている。
また、上部テーブル2の左右両側に延設されている各ブ
ラケット50には、それぞれ後退端リミットスイッチ5
1,51Aおよび前進端リミットスイッチ52.52A
が固定されている。
搬送シリンダ31の往復駆動によって第1プツシャ33
がトップリング11をリング組付位置に搬送を完了する
と前進端ドッグ49が前進端リミットスイッチ52を動
作し、第1ブツシヤ33が原位置に復帰すると後退端ド
ッグ48が後退端リミットスイッチ52を動作させるよ
うになっている。
また、第2ブツシヤ34がセカンドリング12をリング
組付位置に搬送を完了すると前進端ドッグ49が前進端
リミットスイッチ52Aを動作し、第2ブツシヤ34が
原位置に復帰すると後退端ドッグ48が後退端リミット
スイッチ51Aを動作させるようになっている。
さらに、固定フレーム1の中間テーブル3の下面側には
昇降シリンダ4が固定され、昇降シリンダ4のピストン
ロッド先端部は昇降フレーム5に連結され、ガイドバー
6を介して中間テーブル3に相対移動可能に支持されて
いる昇降フレーム5を昇降可能としている。
昇降シリンダ4は、主として後述するリング拡縮機構部
90が取り付けられている昇降フレーム5を上下動させ
るものであるが、リング拡縮機構部90の上下動時に昇
降フレーム5の左端部に設けられているブラケット53
の上端部に備えられているガイドローラー54をも上昇
させる。
ガイドローラー54は第1ブツシヤ33の揺動子40に
前述のように形成されているカム面43に当接され、第
1ブツシヤ33がトップリング11の搬送を完了して原
位置に復帰する際に揺動子40をピン39を中心として
揺動させ、リング組付位置に支持され搬送完了したトッ
プリング11に干渉することなく原位置に復帰できるよ
うにされている。
上部テーブル2のリング組付位置には、第1図および第
2図に示されるようにリング支持機構部60が形成され
ている。
リング支持機構部60にはリングガイド61を備え、リ
ングガイド61は前後に2分割された61A、61Bが
前後方向に開閉可能とされている。
このリングガイド61には、鉛直方向にレベル差を有す
る第1溝部62および第2溝部63が第5図および第6
図に示されるように形成され、第1溝部62は前記第1
送りガイド35と連結されて搬送完了時のトップリング
11を収容してその端面を支持し、第2溝部63は前記
第2送りガイド36に連絡されて搬送完了時のセカンド
リング12を収容してその端面を支持するようになって
いる。
また、第1溝部62および第2溝部63にはそれぞれ所
定の曲面のガイド円弧部64が形成され、後述するリン
グ拡縮機構部90による拡径部のトップリング11およ
びセカンドリング12の背面を支持するようになってい
る。
また、第1溝部62に収容されるトップリング11の背
面は第1バックアップ機構65によっても支持され、第
1バックアップ機構65は、第6図に示されるように昇
降フレーム5に固定されているブラケット66にピン6
1を介して揺動可能なバックアップアーム68を備えら
れている。
バックアップアーム68は、ピン6Tより下端側におい
て昇降フレーム5との間に介装されているスプリング6
9によって回転付勢力を与えられるとともに、ピン67
の上方に備えられているストッパー10によってその回
転範囲を規制されている。
すなわち、第1バックアップ機構65は後述するように
昇降シリンダ4が駆動されてリング拡縮機構部90が上
昇すると同時に上昇し、リングガイド61の第1溝部6
2に収容されているトップリング11の背面側にバック
アップヘッドT1を所定の間隙を介して配置させ、その
状態から拡径されるトップリング11の背面をスプリン
グ69によって付勢されているバックアップヘッド71
によって支持するようになっている。
また、第2溝部63に収容されているセカンドリング1
2の背面は、第2バックアップ機構72によっても支持
されるようになっている。
第2バックアップ機構72はリングガイド61に内蔵さ
れ、おねじ付バックアップヘッド73をスプリング74
によってセカンドリング12の背面側に付勢するととも
に、ストッパーナツト15によってその突出を制限され
ている。
すなわち、セカンドリング12は、リングガイド61の
第2溝部63に収容されてその搬送が完了されると同時
に第2バックアップ機構72によってその背面を支持さ
れるようになっている。
また、前述のように前後に分割されている各リングガイ
ド61A、61Bの外方端部にはそれぞれスライドブロ
ックT6が備えられ、スライドブロック76は上部テー
ブル2に備えられているスライドガイドTIに沿って前
後方向に直線移動可能とされている。
各スライドブロック16には下面側に突出するカムフォ
ロア18が備えられ、カムフオロアT8は上部テーブル
2の下面側に内蔵されている回動リング79に形成され
ている溝カム80に嵌合されている。
回動リング79は、上部テーブル2に取り付けられてい
るガイドブツシュ81にその外周面を案内されるように
なっており、回動リングT9には操作アーム82が半径
方向に突出して取り付けられている。
操作アーム82の中間部には、上部テーブル2にトラニ
オン支持されているリングガイド開閉シリンダ83のピ
ストンロッド先端部が連結され、リングガイド開閉シリ
ンダ83の駆動によって回動リング79は往復回動し、
溝カム80に嵌入されているカムフォロア78を介して
、スライドガイドITに沿ってスライドブロックおよび
リングガイド61A。
61Bを前後に開閉動作させるようになっている。
なお、操作アーム82には上部テーブル2との間にスト
ッパー84が備えられ、ストッパー84はリングガイド
61の全閉位置を制限するようになっている。
さらに、操作アーム82の先端部には閉側ドッグ85お
よび開側ドッグ86が固定され、上部テーブル2には閉
側リミットスイッチ87および開側リミットスイッチ8
8が固定され、リングガイド開閉シリンダ83の作動範
囲を制御可能としている。
さらに、前述のようにトップリング11およびセカンド
リング12がリング組付位置に搬送を完了されると同時
に昇降シリンダ4によって上昇される昇降フレーム5に
は、第1図に示されるようにリング拡縮機構部90が備
えられている。
昇降フレーム5に固定されているブラケット91には、
第8図に拡大して示されるような扇形状の内周側ガイド
92および外周側ガイド93が固定され、これらの内周
側ガイド92および外周側ガイド93には相互に反対方
向に相対移動する一対のリング拡縮風94が摺動可能に
内蔵されている。
各リング拡縮風94には、トップリング11およびセカ
ンドリング12の合い口すきま部11A。
12Aに装入係合される拡縮係合部95と、合い口すき
ま部11A、12A近傍の背面に係合可能な背面係合部
9.6とを備えられている。
すなわち、第9図および第10図に示されるようにリン
グガイド61に収容されてリング拡縮風94の拡縮係合
部95によって拡径されるトップリング11およびセカ
ンドリング12は、前記ガイド円弧部64、第1バック
アップ機構65、第2バックアップ機構72とともに背
面係合部96を作用されて可能な限り真円に近い状態で
変形されるようになっている。
ここで、前記ガイド円弧部64に形成されている曲面は
最大拡径時のトップリング11およびセカンドリング1
2の外径よりも大きな曲率半径を与えられ、また、ピス
トン装入中心C1に対してリング拡縮爪回動中心C2を
外方にずらすことによって拡径動作時の背面係合部96
がピストン外周面から離間するようにし、拡径時のトッ
プリング11およびセカンドリング12の背面が損傷を
与えられないようにされている。
各リング拡縮風94にはそれぞれカムフォロア97が下
方に突設されている。
カムフォロア97は、昇降フレーム5に回動自在に軸支
されている回動シャフト98の端部にキー99を介して
取り付けられているフォーク100に連結されている。
また、各回動シャフト98は、各回動シャフト98にそ
れぞれ取り付けられている同調ギヤ101を互いに噛み
合いさせて同時に同一速度で反対方向に回転するように
なっている。
各回動シャフト98の一方には、第11図に示されるよ
うに操作アーム102が突設され、操作アーム102の
中間部には昇降フレーム5にトラニオン支持されている
爪開閉シリンダ103のピストンロッド先端部が連結さ
れている。
すなわち、爪開閉シリンダ103の往復動により一方の
回動シャフト98が回動されると同時に、同調ギヤ10
1を介して他方の回動シャフト98も回動し、一対のリ
ング拡縮風94は内周側ガイド92および外周側ガイド
93に案内されリング拡縮爪回動中心C2を中心として
拡縮されるようになっている。
なお、爪開閉シリンダ103のピストンロッド先端部は
昇降フレーム5に備えられているストッパー104にそ
の前進端で係合可能とされ、リング拡縮風94の開側端
を規制している。
また、操作アーム102の先端には閉側ドッグ105、
開側ドッグ106が固定され、昇降フレーム5には閉側
リミットスイッチ101、開側リミットスイッチ108
が固定され、爪開閉シリンダ103の動作範囲を制御可
能としている。
また、昇降フレーム5の下端面には下方に延設される昇
降ロッド111が取り付けられ、昇降ロッド111の先
端部には上昇端ドッグ112、下降端ドッグ113が固
定され、中間テーブル3には上昇端リミットスイッチ1
14、下降端リミットスイッチ115が固定され、それ
ぞれ昇降シリンダ4の動作範囲を制御可能としている。
さらにまた、リンク組付位置の上部テーブル2にはワー
ク受は台121が備えられ、トップリング11およびセ
カンドリング12を装着されるべきピストン10が作業
者もしくは図示されない自動装入機構によって装入固定
される。
また、中間テーブル3の略中央部にはロッドガイド12
2が設けられ、ロッドガイド122にはスプリング12
3を介して上方に付勢されている確認ロッド124が軸
方向移動可能に支持され、確認ロッド124の上端部は
リング組付位置に装入されるピストン10の頭部端面に
当接可能とされ、確認ロッド124の下端側にはドッグ
125が設けられ、ドッグ125は確認リミットスイッ
チ126を動作してピストン10のリング組付位置にお
ける有無を確認可能としている。
リング組付位置に装入されたピストン10の各リング溝
は、トップリング11およびセカンドリング12を支持
している上記リングガイド61の第1溝部62および第
2溝部63と同一レベルに配置されるようになっている
次に上記実施例の作用を第12図に示される動作線図に
従って説明する。
まず、リング整列機構部20の第1マガジン21および
第2マガジン22に、トップリング11およびセカンド
リング12がそれぞれの合い口すきま部11A、12A
を前述のような同一整列方向に整列した状態で縦方向に
多数収納される。
左右の搬送シリンダ31を駆動させ第1ブツシヤ33お
よび第2ブツシヤ34により、トップリング11および
セカンドリング12を第1マガジン21および第2マガ
ジン22から第1送りガイド35および第2送りガイド
36に沿ってリング組付位置方向に搬送し、前進端リミ
ットスイッチ52.52Aの動作によって搬送シリンダ
31の駆動状態を停止し、トップリング11およびセカ
ンドリング12をそれぞれリングガイド61の第1溝部
62および第2溝部63に収容する。
この状態から昇降シリンダ4が駆動されて上昇端リミッ
トスイッチ104が動作する位置まで昇降フレーム5が
上昇移動される。
昇降フレーム5が上昇端位置に達すると、それぞれ昇降
フレーム5に設けられているリング搬送機構部30のガ
イドローラー54、リング支持機構部60の第1バック
アップ機構65、リング拡縮機構部90のリング拡縮爪
94が上昇端位置に達する。
従って、リングガイド61に収容されたトップリング1
1およびセカンドリング12は、それぞれリングガイド
61のガイド円弧部64、第1バックアップ機構65も
しくは第2バックアップ機構72、およびリング拡縮爪
94の背面係合部96によってその姿勢を保持される。
この状態から左右の搬送シリンダ31が再び動作されて
第1ブツシヤ33および第2ブツシヤ34を後退端リミ
ットスイッチ51.51Aが動作されるまで後退させる
ここで、第1ブツシヤ33に備えられている揺動子40
はそのカム面43をガイドローラー54に案内されて揺
動し搬送完了時のトップリング11と干渉することなく
その下方を通過して後退動作する。
第1ブツシヤ33および第2ブツシヤ34がその後退端
に達すると、リング拡縮機構部90の爪開閉シリンダ1
03が開側リミットスイッチ108を動作するまで駆動
されてリング拡縮爪94をリング拡縮爪回動中心C7を
中心として開側動作される。
トップリング11およびセカンドリング12は、前述の
ように各ガイド円弧部64、第1バックアップ機構65
もしくは第2バックアップ機構72、リング拡縮爪94
の背面係合部96に外周面を支持されなから略真円の状
態でじよじよに拡径される。
開側リミットスイッチ108が動作すると、トップリン
グ11およびセカンドリング12はそれぞれピストン1
0が装入可能な状態まで拡径されることになる。
この状態においてピストン10が上方からピストン装入
中心C1に装入されピストン10の頭部端面がワーク受
は台121に当接する状態で固定され、確認ロッド12
4を介して確認リミットスイッチ126が動作される。
ピストン10の装入完了が確認されるとともに、爪開閉
シリンダ103が閉側リミットスイッチ107を動作す
るまで駆動し、拡径状態にあったトップリング11およ
びセカンドリング12をじよじよに縮小してピストン1
0の各リング溝に装着を完了する。
閉側リミットスイッチ107が動作し爪開閉シリング1
03が閉側端に達したと同時に、昇降シリンダ4および
リングガイド開閉シリンダ83が駆動される。
昇降シリンダ4が下降端リミットスイッチ115の動作
により停止すると、昇降フレーム5は最下端位置に達し
、ガイドローラー54、第1バックアップ機構65、リ
ング拡縮水94はそれぞれ下降端位置に復帰する。
また、リングガイド開閉シリンダ83が開側リミットス
イッチ88を動作して停止すると、リングガイド61A
61Bはそれぞれ前後の開放端位置に停留される。
リングガイド61が開放された状態で、ピストン10に
装着されたトップリング11およびセカンドリング12
は、それぞれリングガイド61の第1溝部62、第2溝
部63と相互に干渉することなく上方に取り出される。
図示されない光電管等によってこのピストン10の取り
出し完了が確認されると、再びリングガイド開閉シリン
ダ83が閉側リミットスイッチ87を動作するまで駆動
され、開状態にあったリングガイド61を閉状態に復帰
させる。
これにより、この自動組付装置の1ストロークが終了し
、このストロークを連続的に反復しピストン10へのト
ップリング11およびセカンドリング12の装着が量産
的に続行される。
上記実施例によれば、コンプレッションリングのトップ
リング11およびセカンドリング12が同時にリング組
付位置までそれぞれのピストン10への装着レベルで搬
送され、リング拡縮水94の単一動作によって同時にピ
ストン10の各リング溝に装着されるようになり、コン
プレッションリングの装着時間が短縮され量産体制に適
合可能となる。
また、第1ブツシヤ33および第2ブツシヤ34には、
それぞれ搬送中のトップリング11、セカンドリング1
2の合い口すきま部11A、12Aに係止される先端係
止部4L46が備えられているので、その整列方向を逸
らすことなく搬送可能となる。
また、各リング拡縮水94は同調ギヤ101を介して相
互結合されているので、それらの拡縮動作が確実に同期
化可能となる。
また、リング拡縮水94によるトップリング11および
セカンドリング12の拡径動作時に、トップリング11
およびセカンドリング12はリングガイド61の第1溝
部6.2および第2溝部63によってその端面を支持さ
れるとともに、ガイド円弧部64、第1バックアップ機
構65もしくは第2バックアップ機構72、リング拡縮
水94の背面係合部96によってその背面を支持されて
いるので、略真円状態で拡径変形されることが可能とな
る。
また、リングガイド61のガイド円弧部64の曲面は最
大拡径時のトップリング11およびセカンドリング12
の外径よりも大きい曲率半径を与えられるとともに、ピ
ストン装入中心C1に対してリング拡縮爪回動中心C2
が外方にずらされ背面保合部96が拡径動作時にトップ
リング11およびセカンドリング12の背面に押圧接触
しないようにされているので、拡径時のトップリング1
1およびセカンドリング12の背面に無理な荷重を加え
ることなくその表面に損傷を与えることもない。
さらに、リング組付位置においてトップリング11およ
びセカンドリング12を保持しているリングガイド61
を2分割し、それぞれ外方に開放可能としたので、装着
完了後のピストン10を容易に外部に取り出すことが可
能となる。
以上のように、この考案に係るコンプレッションリング
の自動組付装置は、リング組付位置の両側に配置される
第1マガジンおよび第2マガジンにそれぞれトップリン
グおよびセカンドリングを両者の合い口すきま部が同−
向きとなるように整列するリング整列機構部と、第1マ
ガジンおよび第2マガジンの下端側に配置される第1送
りガイドおよび第2送りガイドに沿ってそれぞれトップ
リングおよびセカンドリングを同時にリング組付位置方
向に搬送するリング搬送機構部と、リング組付位置に開
閉可能に配設されそれぞれ第1送りガイドおよび第2送
りガイドに連絡されるリングガイドの第1溝部および第
2溝部にそれぞれトップリングおよびセカンドリングの
端面を支持するとともに、リングガイドの第1溝部およ
び第2溝部に形成されているガイド円弧部と第1バック
アップ機構と第2バックアップ機構によってそれぞれト
ップリングおよびセカンドリングの合い口すきま部に係
合するリング拡縮水により、両者がピストンの各リング
溝に装着され得るように両者を拡縮するリング拡縮機構
部と、を有するようにしたので、コンプレッションリン
グのトップリングおよびセカンドリングを同時にリング
組付位置に搬送し同時にピストンのリング溝に装着する
ことができるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案に係るコンプレッションリングの自動
組付装置の一実施例を示す断面図、第2図は同平面図、
第3図は同リング搬送機構部を拡大して示す断面図、第
4図は第3図の平面図、第5図は同リング支持機構部の
トップリング側を示す断面図、第6図は同リング支持機
構部のセカンドリング側を示す断面図、第7図は同リン
グ支持機構部の第1バックアップ機構を示す断面図、第
8図は同リング拡縮機構部のリング拡縮点ガイド状態を
示す平面図、第9図は同リング拡縮機構部のトップリン
グ拡径状態を示す断面図、第10図は同リング拡縮機構
部のセカンドリング拡径状態を示す断面図、第11図は
同リング拡縮機構部の爪開閉シリンダ操作部を示す平面
図、第12図は同自動組付装置の動作順序を示す動作線
図である。 10・・・・・・ピストン、11・・・・・・トップリ
ング、11A、12A・・・・・・合い口すきま部、1
2・・・・・・セカンドリング、20・・・・・・リン
グ整列機構部、21・・・・・・第1マガジン、22・
・・・・・第2マガジン、30・・・・・・リング搬送
機構部、33・・・・・・第1ブツシヤ、34・・・・
・・第2ブツシヤ、35・・・・・・第1送りガイド、
36・・・・・・第2送りガイド、60・・・・・・リ
ング支持機構部、61・・・・・・リングガイド、62
・・・・・・第1溝部、63・・・・・・第2溝部、6
4・・・・・・ガイド円弧部、65・・・・・・第1バ
ックアップ機構、72・・・・・・第2バックアップ機
構、90・・・・・・リング拡縮機構部、9・4・・・
・・・リング拡縮点。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. リング組付位置の両側に配置される第1マガジンおよび
    第2マガジンにそれぞれトップリングおよびセカンドリ
    ングを両者の合い口すきま部が同−向きとなるように整
    列するリング整列機構部と、第1マガジンおよび第2マ
    ガジンの下端側に配置される第1送りガイドおよび第2
    送りガイドに沿ってそれぞれトップリングおよびセカン
    ドリングを同時にリング組付位置方向に搬送するリング
    搬送機構部と、リング組付位置に開閉可能に配設されそ
    れぞれ第1送りガイドおよび第2送りガイドに連結され
    るリングガイドの第1溝部および第2溝部にそれぞれト
    ップリングおよびセカンドリングの端面を支持するとと
    もに、リングガイドの第1溝部および第2溝部に形成さ
    れているガイド円弧部と第1バックアップ機構および第
    2バックアップ機構とによってそれぞれトップリングお
    よびセカンドリングの背面を弾性的に支持するリング支
    持機構部と、リング支持機構部によって支持されている
    トップリングおよびセカンドリングの合い口すきまに係
    合するリング拡縮爪により、両者がピストンの各リング
    溝に装着され得るように両者を拡縮するリング拡縮機構
    部と、を有することを特徴とするコンプレッションリン
    グの自動組付装置。
JP1978153533U 1978-11-07 1978-11-07 コンプレツシヨンリングの自動組付装置 Expired JPS5823550Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016132090A (ja) * 2015-01-22 2016-07-25 株式会社デンソー 組付装置

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