JPS582352Y2 - 耳鼻等への薬液注入器 - Google Patents
耳鼻等への薬液注入器Info
- Publication number
- JPS582352Y2 JPS582352Y2 JP15724077U JP15724077U JPS582352Y2 JP S582352 Y2 JPS582352 Y2 JP S582352Y2 JP 15724077 U JP15724077 U JP 15724077U JP 15724077 U JP15724077 U JP 15724077U JP S582352 Y2 JPS582352 Y2 JP S582352Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tube
- nose
- drug solution
- ear
- tube body
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Infusion, Injection, And Reservoir Apparatuses (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案は人体の耳鼻等に薬液を注入する耳鼻等への薬
液注入器に関する。
液注入器に関する。
従来、耳鼻等への投薬は数十回分の薬液を収容したガラ
スもしくは合成樹脂製の容器から、スポイトを用いて1
回分ずつ耳鼻等の患部に滴下するか、あるいは薬液容器
をスクイズ性を持たせたものにし、この容器口部にノズ
ルを設けて、容器をスクイズすることにより、滴下また
は噴射して投薬するものがあった。
スもしくは合成樹脂製の容器から、スポイトを用いて1
回分ずつ耳鼻等の患部に滴下するか、あるいは薬液容器
をスクイズ性を持たせたものにし、この容器口部にノズ
ルを設けて、容器をスクイズすることにより、滴下また
は噴射して投薬するものがあった。
しかし、上記のいずれの場合もスポイトやノズルを数十
回にわたって使用するようになっているため、スポイト
やノズルの先端出口部から細菌等が侵入して、薬液容器
内の未使用の薬液が汚染される危険があり、人体に使用
するこの種の薬液にとって看過し難い問題があった。
回にわたって使用するようになっているため、スポイト
やノズルの先端出口部から細菌等が侵入して、薬液容器
内の未使用の薬液が汚染される危険があり、人体に使用
するこの種の薬液にとって看過し難い問題があった。
また、耳鼻等の患部に投薬する場合、1回毎の投薬量が
正確である必要があるが、上記のいずれをとっても投薬
量の正確を期し難く、医師が患者の使用した投薬量・投
薬回数を確認し難い等、治療管理上多くの問題があった
。
正確である必要があるが、上記のいずれをとっても投薬
量の正確を期し難く、医師が患者の使用した投薬量・投
薬回数を確認し難い等、治療管理上多くの問題があった
。
この考案は、上記のような問題を解消するためにたとえ
ば一回分の投薬量の薬液を封入して収容した薬液収容管
の本体を環状に巻回形成して、両管端に気体を封入した
ものにし、この管端を開封切断して投薬できるようにす
ることによって、1回毎の投薬量が正確で、その投薬回
数も使用済薬液収容管を数えれば直ちに確認でき、また
、薬液の汚染の虞がなく、投薬時に薬液をこぼすことな
く、簡単容易に耳鼻等の患部に注入することができる耳
鼻等への薬液注入器を提供することを目的とする。
ば一回分の投薬量の薬液を封入して収容した薬液収容管
の本体を環状に巻回形成して、両管端に気体を封入した
ものにし、この管端を開封切断して投薬できるようにす
ることによって、1回毎の投薬量が正確で、その投薬回
数も使用済薬液収容管を数えれば直ちに確認でき、また
、薬液の汚染の虞がなく、投薬時に薬液をこぼすことな
く、簡単容易に耳鼻等の患部に注入することができる耳
鼻等への薬液注入器を提供することを目的とする。
以下、この考案の実施例を図面に基き説明すると、柔軟
性のある合成樹脂から構成された薬液収容管1はその管
本体2を環状に1回から数回巻回し、その両端部を環状
外に延出して、その両端3,4を溶融密封してあり、こ
の本体の環状巻回部5の途中部に一回分の投薬量の薬液
6を封入するとともに、この薬液6の両外側に空気等の
気体を封入したものであり、上記環状巻回部5は溶融接
着するか、あるいは紐で結んで固定しである。
性のある合成樹脂から構成された薬液収容管1はその管
本体2を環状に1回から数回巻回し、その両端部を環状
外に延出して、その両端3,4を溶融密封してあり、こ
の本体の環状巻回部5の途中部に一回分の投薬量の薬液
6を封入するとともに、この薬液6の両外側に空気等の
気体を封入したものであり、上記環状巻回部5は溶融接
着するか、あるいは紐で結んで固定しである。
この薬液収容管1は搬送時や保管時に、前途中部の薬液
6と両端気体封入部7,8の気体が衝撃振動等により置
換してそれぞれの封入位置を変えないように、薬液6の
粘性、表面張力あるいは管1との接触状態等の条件に応
じて、内径を1〜3mmにしである。
6と両端気体封入部7,8の気体が衝撃振動等により置
換してそれぞれの封入位置を変えないように、薬液6の
粘性、表面張力あるいは管1との接触状態等の条件に応
じて、内径を1〜3mmにしである。
また、気体封入部7,8に封入された気体は、必要に応
じて窒素や炭酸ガス等と置換し、薬液6の安定性を確保
するようにしてもよい。
じて窒素や炭酸ガス等と置換し、薬液6の安定性を確保
するようにしてもよい。
9は薬液収容管1を挿嵌保持し、案内部14を設けて、
これを耳鼻孔に挿入する案内具であって、先端に管1と
同径の開口部10を設けた管挿通部11とこれの基端に
ドーナツ形の鍔12および柄部13を可撓性合成樹脂材
で一体形成してなる。
これを耳鼻孔に挿入する案内具であって、先端に管1と
同径の開口部10を設けた管挿通部11とこれの基端に
ドーナツ形の鍔12および柄部13を可撓性合成樹脂材
で一体形成してなる。
鍔12は案内具9を鼻孔や耳孔に挿入する場合、深く入
り過ぎないよう位置決めするのに役立つとともに、とく
に鼻孔の場合挿入した側の鼻孔を閉鎖して、たとえば薬
液6を吸引する使用要領でも空気漏れにより薬液6の注
入を不完全なものにすることがないようにしたものであ
る。
り過ぎないよう位置決めするのに役立つとともに、とく
に鼻孔の場合挿入した側の鼻孔を閉鎖して、たとえば薬
液6を吸引する使用要領でも空気漏れにより薬液6の注
入を不完全なものにすることがないようにしたものであ
る。
なお、柄部13は使用時に薬液収容管1の一部をあてが
って管1と案内具9双方を手指で挾んで支持するために
必要に応じて、附属的に設けられたものである。
って管1と案内具9双方を手指で挾んで支持するために
必要に応じて、附属的に設けられたものである。
次に、上記実施例の使用要領を説明すると、まず、薬液
収容管1の両端気体封入部7,8を開封切断し、第6図
に示すように、この管1を案内具9の゛管挿通部11の
基端側から挿入し、一方の管端3を開口部10から突出
させた状態で挿嵌したのち、管1の一部と柄部13双方
を手指で挾み込み、たとえば鼻孔内の患部に薬液6を注
入する場合、第7図に示すように案内具9の案内部14
を鼻孔に挿入し、鍔12で挿入された側の鼻孔を蓋して
、頭を傾け、他方の鼻孔を指先で塞ぎ軽く吸引するか、
□薬液収容管1の一方より空気を送りこめば薬液6は速
かに患部に注入される。
収容管1の両端気体封入部7,8を開封切断し、第6図
に示すように、この管1を案内具9の゛管挿通部11の
基端側から挿入し、一方の管端3を開口部10から突出
させた状態で挿嵌したのち、管1の一部と柄部13双方
を手指で挾み込み、たとえば鼻孔内の患部に薬液6を注
入する場合、第7図に示すように案内具9の案内部14
を鼻孔に挿入し、鍔12で挿入された側の鼻孔を蓋して
、頭を傾け、他方の鼻孔を指先で塞ぎ軽く吸引するか、
□薬液収容管1の一方より空気を送りこめば薬液6は速
かに患部に注入される。
耳孔に注入する場合も、上記と同様一方より空気を送り
こむ事で薬液′6を患部に注入できる。
こむ事で薬液′6を患部に注入できる。
もちろん、一方より空気を送り薬液6を注入する方法に
よるときは、案内具9を用いずに、薬液収容管1の両端
3,4を開封切断して、これを耳鼻等に直接挿入して患
部に注入することも可能であるこというまでもない。
よるときは、案内具9を用いずに、薬液収容管1の両端
3,4を開封切断して、これを耳鼻等に直接挿入して患
部に注入することも可能であるこというまでもない。
このとき、第8図に示すように、薬液注入管1の一方の
管端3側の適切な部分に膨出鍔部15を一体に又は別体
に形成し、これを鼻孔もしくは耳孔を蓋すようにしても
よい。
管端3側の適切な部分に膨出鍔部15を一体に又は別体
に形成し、これを鼻孔もしくは耳孔を蓋すようにしても
よい。
さらに、この膨出鍔部15の替りに第9図に示すように
、薬液注入管1と別体に構成した蓋部材16をこの管1
の適当部所に挿入してもよい。
、薬液注入管1と別体に構成した蓋部材16をこの管1
の適当部所に挿入してもよい。
ただ、案内具9を使用した場合、薬液収容管1の一端3
は管挿通部11に挿嵌されているので、使用時に揺れ動
いたりして、耳鼻孔に不快感を与えることがない。
は管挿通部11に挿嵌されているので、使用時に揺れ動
いたりして、耳鼻孔に不快感を与えることがない。
この考案は上記のように構成され、作用するので次の効
果を奏する。
果を奏する。
すなわち、薬液収容管に1回分の使用量の薬液を収容す
るようにすれば、薬液収容管は1回毎に使い捨てが可能
であり、また、毎回の投薬量の正確を期することができ
、その投薬回数も使用済薬液収容管を数えれば、直ちに
確認できるので、治療管理が正確かつ容易であり、その
結果治療上に大きな効果を期することができる。
るようにすれば、薬液収容管は1回毎に使い捨てが可能
であり、また、毎回の投薬量の正確を期することができ
、その投薬回数も使用済薬液収容管を数えれば、直ちに
確認できるので、治療管理が正確かつ容易であり、その
結果治療上に大きな効果を期することができる。
また、薬液収容管の両端部に気体を封入して、管を密閉
しているので、この管の保管中に薬液が外部から汚染さ
れることがなく、シかも、使用に際して、上記気体封入
部を開封切断するようにしたので、この切断口は新鮮で
あり、しかも、切断時に鋏等が直接薬液に解れないので
、この部分から薬液が汚染される虞はほとんどなく、常
に清潔な状態で耳鼻孔内の患部に薬液を注入することが
できる等、治療衛生上の効果が大きい。
しているので、この管の保管中に薬液が外部から汚染さ
れることがなく、シかも、使用に際して、上記気体封入
部を開封切断するようにしたので、この切断口は新鮮で
あり、しかも、切断時に鋏等が直接薬液に解れないので
、この部分から薬液が汚染される虞はほとんどなく、常
に清潔な状態で耳鼻孔内の患部に薬液を注入することが
できる等、治療衛生上の効果が大きい。
さらに、薬液収容管本体を環状に形成し、この環状巻回
部′の途中部に薬液を封入するようにしであるので、使
用時に薬液収容管が前後左右上下と様々に傾斜しても薬
液が切断開口がこぼれ出る心配がなく、使用に便利であ
る。
部′の途中部に薬液を封入するようにしであるので、使
用時に薬液収容管が前後左右上下と様々に傾斜しても薬
液が切断開口がこぼれ出る心配がなく、使用に便利であ
る。
図面は、この考案に係る耳鼻等への薬液注入器の実施例
を示し、第1図は一部切除斜視図、第2図は縦断側面図
、第3図は案内具の全体斜視図、第4図、第5図はそれ
ぞれ案内具の平面□図と底面図、第6図、第7図はそれ
ぞれ使用状態を示す、縦断側面図と一部切欠き側面図、
第8図、第9図はそれぞれ別実施例を示す要部取出し断
面図である。 2・・・・・・管本体、3,4・・・・・・両端、5・
・・・・・環状巻回部、6・・・・・・薬液、7,8・
・・・・・気体封入部。
を示し、第1図は一部切除斜視図、第2図は縦断側面図
、第3図は案内具の全体斜視図、第4図、第5図はそれ
ぞれ案内具の平面□図と底面図、第6図、第7図はそれ
ぞれ使用状態を示す、縦断側面図と一部切欠き側面図、
第8図、第9図はそれぞれ別実施例を示す要部取出し断
面図である。 2・・・・・・管本体、3,4・・・・・・両端、5・
・・・・・環状巻回部、6・・・・・・薬液、7,8・
・・・・・気体封入部。
Claims (1)
- 管本体2に環状に巻回形成して、少なくともその一端部
3をその環状外に延出し、この管本体2の両端3,4を
密封し、管本体2の環状巻回部5の途中部に薬液6を封
入するとともに、これの両外側に気体を封入し、管本体
2の両端3,4の気体封入部7.8を開封切断可能に構
成した耳鼻等への薬液注入器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15724077U JPS582352Y2 (ja) | 1977-11-22 | 1977-11-22 | 耳鼻等への薬液注入器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15724077U JPS582352Y2 (ja) | 1977-11-22 | 1977-11-22 | 耳鼻等への薬液注入器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5482497U JPS5482497U (ja) | 1979-06-11 |
JPS582352Y2 true JPS582352Y2 (ja) | 1983-01-17 |
Family
ID=29147963
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15724077U Expired JPS582352Y2 (ja) | 1977-11-22 | 1977-11-22 | 耳鼻等への薬液注入器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS582352Y2 (ja) |
-
1977
- 1977-11-22 JP JP15724077U patent/JPS582352Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5482497U (ja) | 1979-06-11 |
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