JPS5823525B2 - 蒸気発生器 - Google Patents

蒸気発生器

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JPS5823525B2
JPS5823525B2 JP10293375A JP10293375A JPS5823525B2 JP S5823525 B2 JPS5823525 B2 JP S5823525B2 JP 10293375 A JP10293375 A JP 10293375A JP 10293375 A JP10293375 A JP 10293375A JP S5823525 B2 JPS5823525 B2 JP S5823525B2
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heat
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、蒸気発生器に係り、特に、水平に保持され成
る間隙を保った複数の平板よりなる対流防止構造を有す
る蒸気発生器に関するものである。
以下従来技術および本発明をナトリウム冷却型高速増殖
炉に適用されるナトリウム加熱型の蒸気発生器を例にと
って述べる。
ナ) IJウムを加熱媒体とする前述した蒸気発生器で
は、高圧の水に多数配置された伝熱管内を流れ、高温の
ナトリウムがシェル(胴体)側を流れる型の熱交換器と
なるのが一般的である。
ここで伝熱管およびナトリウムを内蔵する胴体は、蒸気
発生器の熱出力が大となれば直径のかなり大きなものが
必要となる。
従って、強度上の要求から胴体の肉厚は厚くなる。
また胴体破損によるナトリウムの外部・\の流出という
重大事故を起さないようにしなければならない。
従って、胴体に接触するナトリウムはできるだけ温度を
下げ、胴体における熱応力の発生を抑える必要がある。
またナトリウム温度変化による胴体への熱衝撃を抑える
ような構造上の考慮が必要である。
伝熱管における熱吸収の割合即ち熱貫流率は水の沸騰現
象が生じる上昇管部が最も高くなるが、下降管部での熱
吸収量を少な(することは結果的に上昇管部でのナトリ
ウム温度を高めることになる。
これは、また上昇管の伝熱面積が小さくとも効果的に所
要の伝熱を行ない得ることを示す。
第1図に、高速増殖炉に適用される従来の代表的な一つ
の蒸気発生器を示す。
蒸気発生器20は、上部胴体2および下部胴体3からな
る胴体1、下降管部5および上昇管部6から成る伝熱管
4、円筒状の熱遮蔽板Iおよび内部シュラウド8によっ
て構成されている。
下降管部5は上部胴体2に設けられた給水ヘッダ9の管
板10に接続され、上昇管部6・は上部胴体2に設けら
れた蒸気ヘッダ11の管板12に接続されている。
上昇管部6は、内部シュラウド8の周囲を螺旋状に取巻
いて配置される。
内部シュラウド8は胴体1内に配置され、熱遮蔽板Iは
内部シュラウド8と同心状に配置される。
熱遮蔽板Iと内部シュラウド8とは上部胴体2に取付け
られている。
一方、上部胴体2にはナトリウム入口ノズル13が取付
けられ、それはさらにナトリウムリングヘッダ14に接
続される。
ナトリウムリングヘッダ14にはナトリウム分配管15
が接続され、その他端は熱遮蔽板7と内部シュラウド8
との間に形成される領域、すなわち、上昇管部領域18
に達する。
上昇管部領域18には、上昇管部6が配置されている。
ナトリウム出口ノズル16が、下部胴体3の下部に設け
られる。
熱遮蔽板7と胴体1との間に形成される環状領域を下降
管部領域19と称する。
下降管部領域19には下降管部5が配置される。
筒状の熱遮蔽板7は、胴体1内を上昇管部領域18と下
降管部領域19とに分割する。
加熱媒体である高温のナトリウムは、ナトリウム入口ノ
ズル13、ナトリウムリングヘッダ14およびナトリウ
ム分配管15を介して、上昇管部領域18に供給される
更にこの上昇管部領域18を下降し、ナトリウム出口ノ
ズル16より胴体1外へ流出し、中間熱交換器(図示せ
ず)に送られる。
一方、水は給水へラダ9および下降管部5を介して上昇
管部6に達する。
この水は、上昇管部領域18を下降するナトリウムによ
って加熱され、上昇管部6内において蒸気となる。
この蒸気は、蒸気ヘッダ11を介してタービン(図示せ
ず)に送られる。
胴体1内の上方にはアルゴンガスが封入されたカバーガ
ス領域17が存在する。
アルゴンガスの圧力はあまり高くない。
また、この蒸気発生器20の運転条件は、たと゛えば一
実施例においては、ナトリウム入口ノズル13における
ナトリウム入口温度は470℃(1,Okg/crrL
”、!?)、ナトリウム出ロノスルニオけるナトリウム
出口温度は330℃である。
1方、給水ヘッダ9における給水入口温度240℃(1
54kg/crn2g)、蒸気ヘッダ12における蒸気
出口温度は370℃である。
このような蒸気発生器においては、熱遮蔽板7の熱遮蔽
効果によって下降管部領域19のナトリウム温度は、下
降管部領域19でナトリウムの対流が々いとした場合、
その上部では約250°C1下部では約350℃となる
(前記運転条件の場合)。
この温度差により下降管部領域19において対流が生じ
、この結果下降管部領域19の上部の温度が250℃以
上に上昇する。
下降管部領域19に対流により熱が伝達されることは、
(a)下降管部5の熱吸収現象を生ずる結果、下降管部
5の温度上昇を避けることができなくなり、下降管部5
内で水の沸騰による脈動現象を生じる可能性があると共
に、(b)胴体1の熱応力の増加、(c)上昇管部領域
18での伝熱効率の低下をもたらすことになる。
下降管部領域19におけるす) IJウムの対流を防止
するため、第2図に示す構造が提案されている。
(第1図と同一構成部分は同一符号で示す。)第2図に
おいては、胴体1と熱遮蔽板7との間に円筒状のライナ
21が設置されている。
これは胴体1内部で伝熱管4の破損によって起こるナト
リウム−水反応事故時に高温のジェットが胴体1の内壁
を直接損傷させないように胴体1を保護している。
ライナ21は下部胴体3に取付けられ、下部胴体3の内
面を被っている。
対流抑制板22には下降管部5が貫通するための穴が設
けられる。
対流抑制板22はリング状であり、熱遮蔽板7の外周面
に取りつけられる。
下降管部領域19の上部と下部の温度差により起るナト
リウムの対流は、対流抑制板22により抑制され、下降
管部領域19は停滞ナトリウム領域とすることができる
また対流抑制板22の設置場所は、できるだけ熱遮蔽板
7の下方つまりは下降管部領域19の下方に設置した方
が効果的であるのはいうまでもない。
しかしながら本提案にも下記のような欠点があり、下降
管部領域19におけるナトリウムの対流防止効果を満足
することはできない。
すなわち、対流抑制板22とライナ21との間の環状間
隙23および対流抑制板22に設けられた穴とその中に
挿入された下降管部5との間に形成された間隙24より
高温のナトリウムが矢印の如(進入して対流抑制板22
の上方および下方にまたがった下降管部領域19で対流
を生ずる。
特に、ライナ21は複数の板を軸方向および円周方向に
溶接して筒状に製造された製缶品であり、真円にはなっ
ていない。
間隙23の幅が太き(なり、間隙23の部分の面積は、
すべての伝熱管の周囲に存在する間隙24の部分の面積
よりも大きい。
従って、対流にて間隙23を通過する流量は、すべての
間隙24を通過する流量よりも多い。
これは、ライナ21を設けず、対流抑制板22の外周端
面を胴体に対向させても同じである。
本発明の目的は、上記した従来技術の欠点をなくし、胴
体と平板との間の対流による伝熱を防止することにある
本発明の他の目的は、伝熱管と平板との間の対流による
伝熱および平板の熱伝導による伝熱を防止することにあ
る。
本発明の第1の特徴は、伝熱管が貫通する第1の平板を
、下降管部領域内に配置するとともに熱遮蔽体に取付け
、伝熱管が貫通しない第2の平板を、第1平板より下方
で第1平板との間で水平に成る間隙を保って下降管部領
域内に配置するとともに胴体に取付け、その間隙の寸法
がその間隙を代表寸法とするグラスホフ数とその間隙内
の液体金属のプラントル数の横が1700を超えない範
囲で決定することにある。
この第1の特徴によれば、平板と胴体との間の間隙を通
しての対流による伝熱を防止できるので、下降管部領域
の下層部から下降管部領域の上層部に向けて伝えられる
熱量を著しく減少できる。
従って、下降管部内を流れる液体の沸騰を防止でき、下
降管部内の流体の脈動を防止できる。
本発明の第2の特徴は、複数の第1平板を水平で互いに
成る間隙を保って配置し、伝熱管が貫通する第1平板に
設けられた穴と伝熱管に内外周面が接するリングを伝熱
管の周囲に配置し、複数の第2平板を水平で互いに成る
間隙を保って配置し、これらの間隙の寸法を前述のグラ
スホフ数とプラントル数の積が1700を超えない範囲
にしたことにある。
本発明の第2の特徴によれば、前述した第1の特徴によ
る効果を得ることができ、しかも伝熱管と平板との間の
対流による伝熱および平板を通しての熱伝導による伝熱
を防止できるので、下降管部領域下層部からその上層部
への熱の移動をほとんど防止できる。
従って、下降管部に吸収される熱量は一段と減少し、上
昇管部での伝熱効率がより上昇する。
さて、第3図に示すごとく上部平板32および下部平板
33とが、間隙43(寸法S)を保って水平に配置され
、かつ上部平板32の温度が02で下部平板33の温度
が01であり、温度θ1が温度θ2よりも高い場合、下
記の(1)式のように定義された間隙43におけるグラ
スホフ数(Grs)が、下記の(2)式の条件を満足す
ると、上部平板32と下部平板33との間では流体対流
が生じないことが知られている(「伝熱概論J、P17
2゜養賢堂、1972年発行)。
S3・g・β・(θ1−02) Grs =□・・・・川・・(1) ν2 ここで、gは重力加速度、βは平板間の流体の膨張係数
およびνは平板間の流体の動粘性係数である。
Grs−Pr ≦1700・・・・・・・・・ (2)
ところで、Prは間隙43における流体のプラントル数
である。
本発明は、上記の原理を適用することによって前記従来
技術のもつ欠点を排除し、下降管部領域での液体金属の
対流を阻止しようとするものである。
本発明の好適な一実施例を第4図に基づいて以下に説明
する。
第2図に示すものと同一構成は同一符号で示す。
第4図は蒸気発生器34の下降管」部領域19の下部の
部分を示している。
下部胴体3の内側にはライナ21が固定される。
このライナ21ば、ナトリウム液面以下の内部胴体3の
内壁を被うように取付けられ、ナトリウム−水反応事故
時に発生するジェットから内部胴体3を保護。
している。
ライナ21と円筒状の熱遮蔽板Tとの間に、環状の下降
管部領域19が形成される。
下降管部領域19の下部で、下降管部領域19に突出サ
セてリング状のバッフル板29が、熱遮蔽板7の外周面
に固定される。
バッフル板29には貫シ通孔30が設けられ、この貫通
孔30内を下降管部5が通抜けている。
バッフル板29に設けられる貫通孔30の数と下降管部
5の数は等しい。
貫通孔30内にはリング25が挿入されている。
下降管部5は詳細に説明すると、このリング25内シを
貫通する。
リング25は下降管部5に密接しており、リング25は
バッフル板29に取付けられる。
リング25の外周面と貫通孔30の内面との間には間隙
が存在しない。
バッフル板29の外径はライナ21の内径よりも小さい
ので、バッフル。
板29とライナ21との間には間隙31が形成される。
バッフル板29の下方には、リング状のバッフル板27
が存在する。
バッフル板27はライナ21に取付けられる。
ライナ21は下部胴体3に固定されているので、バッフ
ル板27は下部胴。
体3に固定されているとも言える。
ライナ21が存在しない場合は、バッフル板27は直接
下部胴体3に一固定される。
バッフル板27も下降管部領域19内に突出している。
バッフル板21の内径はバッフル板29の外径よりも小
さく、バッフル板27の一部はバッフル板29と重なっ
た状態にある。
バッフル板27とバッフル板29との間に、上下方向に
間隙28が形成される。
下降管部領域19にはナトリウムが存在する。
前述した運転条件にて蒸気発生器を運転すると、バック
ル板27の下部における温度は約350℃、バッフル板
29の上部においては約250℃となる。
間隙28にもナトリウムが充填されている。以下に詳細
に述べるように、間隙28の高さを約5.5mm以下に
することによって下降管部領域19の下部、間隙28お
よび31および下降管部領域19の上部というナトリウ
ムの対流を防止することができる。
しかし、バッフル板27および29の熱伝導によって、
バッフル板29よシ上方の下降管部領域19の上部に存
在するナトリウムにその下方より熱が伝えられる。
また、厳密には、熱遮蔽体7を通して上昇管部領域18
からもいくらかの熱が伝えられる。
逆に、下降管部領域19の上部に存在するナトリウムの
熱量のい(らかは、下降管部5内を流れる水に伝えられ
、また胴体1を取囲む保温材を通して胴体1外部に放散
される。
このような下降管部領域19の上部における熱バランス
によって、下降管部領域19のナトリウム液面付近の温
度が約260℃、バッフル板29の上部の温度が約25
0℃となる。
本実施例では、バッフル板27の下部の温度が約350
℃(=01)であり、バッフル板29の上部の温度が約
250℃(二02)であるので、ナトリウムの対流が生
じない限界のバッフル板27とバッフル板29との間隔
(=S)を、(1)式および(2)式に基づいて求める
と、Sは最大で約5、5 mmとなる。
すなわち、間隙28内のナトリウムの平均温度が約30
0℃であるので、βは2.7x10’/’C1νは3.
92X 10−7m”/sとなる。
また、Prは5.87 X l □−3である。
Prの値を(2)式に代入してGrsを求める。
GrsO値は2.9×105以下となる。
このGrsO値および上記のβ。シ、θ1およびθ2の
値を(1)式に代入することによってSが求まる。
間隙28の高さを約5.5 mm以下にすることにより
、間隙28におけるナトリウムの対流は防止できる。
すなわち、間隙28の高さを約5.5 mm以下にする
ことによってバッフル板27とバッフル板29の間では
、前述の「伝熱概論jp172に示されているように、
間隙28内で上方に向かおうとするナトリウムの流れが
ナトリウムの粘性と熱伝導で抑制される。
なお、間隙28内の水平方向の温度分布は約300℃で
一様である。
このため、バッフル板27より下方に存在する高温のナ
トリウムが、対流によってパンフル板29より上方の下
降管部領域19に達するのを、パンフル板27、リング
25が設けり”fyクンフル板29および間隙28とか
ら成る対流防止機構35によって阻止することができる
す力わち、バッフル板27の下方に存在するナトリウム
の熱が、間隙28および31を通るナトリウムの対流に
よってバッフル板29より上方の下降管部領域19内に
存在するナトリウムに伝達されるのを阻止できる。
間隙28内の対流が発生すると、必ず間隙28内では水
平方向のナトリウム流が発生し、これにより下降管部領
域19の下部、間隙28および31および下降管部領域
19の上部にわたるナトリウムの対流が誘発される。
本実施例の効果を、第2図に示す対流抑制板22の効果
と比較して以下に述べる。
第5図は、蒸気発生器における給水流量と下降管部の吸
熱量との関係を示したものである。
ここで曲線36は第2図に示す対流抑制板22による効
果を示し、曲線36は対流防止機構35を設けた本実施
例における効果を示す。
第5図から明らかなごとく対流防止機構35を設けると
、下降管部5に吸収される熱量が著しく減少している。
これは、対流防止機構35によって対流による熱の移動
が阻止されていることを示す。
下降管部5に吸収される熱量が多いと、下降管部5内に
おいて水が沸騰し、水が脈動して流れる危険性が太き(
なり、伝熱管4の破損にもつながりやすい。
本実施例においては、このような危険性も減少する。
前述した従来例の欠点も、解消される。
上昇管部領域18における伝熱効率を高めることができ
、結果的に蒸気発生器の伝熱面積を小さくできる。
第2図においても、対流抑制両板22の外周面とライナ
21の内周面との間の間隙230幅を小さくすることに
よって、間隙23を通してのナトリウムの対流を抑制で
きる。
これは前述の内外周面が真円であるという前提に立って
の話しであり、実際にはライナ21は前述したように製
缶品であるため真円にはなっていなく、間隙23の幅は
円周方向で大きくばらついており、対流を防止できるよ
うに一様に間隙23の幅を狭くすることはできない。
しかし、本実施例では、水平方向の間隙28により対流
を防止できるので、間隙31の幅が円周方向にば′らつ
いていても一同に差支えない。
35に設けられたリング25を取除いても、第2図に示
す間隙23よりナトリウムの対流によって伝達される熱
の移動は阻止され、対流抑制板22を設けた場合に比べ
て下降管部5に吸収される熱量は減少する。
しかし、貫通孔30と下降管部5との間に第2図に示す
ような間隙24が形成されるので、この間隙を通して対
流によって伝達される熱の移動を阻止できないので、第
4図に示す実施例よりも、下降管部5に吸収される熱量
が幾分増大する。
本発明の他の実施例を第6図に示す。
第4図に示す実施例と同一構成は同一符号で示し、異な
る部分についてのみ説明する。
本実施例の蒸気発生器38は、蒸気発生器34の対流防
止機構35にバッフル板39および40を付加したもの
である。
バッフル板39ば、バッフル板27と同様にライナ21
の内壁に取付けられる。
バッフル板39はバッフル板27の下方に位置し、バッ
フル板27とバッフル板39との間に間隙41が形成さ
れる。
一方、バッフル板40は、バッフル板29より上方でバ
ッフル板29と同様に熱遮蔽板7の外周面に取付けられ
る。
バッフル板40にも貫通孔が設けられ、その中にリング
25が挿入されている。
バッフル板27,29,39および40、間隙28.4
1および42によって対流防止機構43が構成される。
下降管部5はリング25を貫通する。
バッフル板29とバッフル板40との間には間隙42が
形成される。
間隙41および42の高さも、(1)式および(2)式
を満足するように決定する。
これにより、第4図に示した実施例よりも熱伝導の効果
が小さくなる。
すなわち、対流防止機構35の熱伝導により伝熱量より
も対流防止機構43のそれが小さくなり、対流防止機構
43の下方のナトリウムより、対流防止機構43の上方
の下降管部領域19のナトリウムに伝えられる熱量が減
少する。
この結果、対流防止機構43上方の下降管部領域19内
のナトリウムの対流を効果的に防止できる。
一段と下降管部5に吸収される熱量は減少する。
対流防止機構35および43ば、下降管部領域19の下
部に配置すると最も効果的である。
また、伝熱管4等の保守点検を考慮すると、バッフル板
27は、バッフル板29の下方に位置させるとよい。
なぜならば、伝熱管4の保守点検時には、伝熱管4、熱
遮蔽板7および内部シュラウド8を下部用体3より引抜
く必要があり、バッフル板27および29の配置を逆に
すると引抜きが不可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は蒸気発生器の概略構造を示す縦断面図第2図は
第1図に示す蒸気発生器の下降管部領域に設けられた対
流防止機構の一提案を示す説明図、第3図は対流防止機
構の原理を示す説明図、第4図は好適な対流防止機構が
設けられた本発明の好適な一実施例である蒸気発生器の
下降管部領域下部付近の詳細縦断面図、第5図は給水流
量と下降管部吸熱量との関係を示す特性図、第6図は第
4図に示す対流防止機構の他の実施例の詳細縦断面図で
ある。 1・・・・・・胴体、4・・・・・・伝熱管、5・・・
・・・下降管部、6・・・・・・上昇管部、7・・・・
・・熱遮蔽板、18・・・・・・上昇管部領域、19・
・・・・・下降管部領域、27 、29 。 39 、40・・・・・・バッフル板、28,41.4
2・・・・・・間隙、34.38・・・・・・蒸気発生
器、35,43・・・・・・対流防止機構。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 内部に液体金属が存在する胴体と、前記胴体内に配
    置されて下降管部および上昇管部からなる複数の伝熱管
    と、前記下降管部が存在する前記胴体内の下降管部領域
    と前記上昇管部が存在する前記胴体内の上昇管部領域と
    の間に配置された熱遮蔽体と、前記上昇管部領域に高温
    の液体金属を供給する手段とを有し、前記下降管部領域
    と前記上昇管部領域とが下部で連通していを蒸気発生器
    において、前記伝熱管が貫通する第1の平板を、前記下
    降管部領域内に配置するとともに前記熱遮蔽体に取付け
    、前記伝熱管が貫通しない第2の平板を、前記第1平板
    より下方で前記第1平板との間で水平に成る間隙を保っ
    て前記下降管部領域内に配置するとともに前記胴体に取
    付け、前記間隙の寸法を、その間隙を代表寸法とするグ
    ラスホフ数とその間隙内の液体金属のプラントル数の積
    が1700を超えない範囲にしたことを特徴とする蒸気
    発生器。 2 内部に液体金属が存在する胴体と、前記胴体内に配
    置されて下降管部および上昇管部からなる複数の伝熱管
    と、前記下降管部が存在する前記胴体内の下降管部領域
    と前記上昇管部が存在する前記胴体内の上昇管部領域と
    の間に配置された熱遮蔽体と、前記上昇管部領域に高温
    の液体金属を供給する手段とを有し、前記下降管部領域
    と前記上昇管部領域とが下部で連通している蒸気発生器
    において、前記伝熱管が貫通する複数の第1の平板を、
    水平で互いに成る第1の間隙を保って前記下降管部領域
    内に配置するとともに前記熱遮蔽体に取付け、前i痔:
    管通する前記第1平板に設けられた大 管に内
    外周面が接するリングを前記伝熱管の周囲に配置し、前
    記伝熱管が貫通しない複数の第2の平板を、水平で互い
    に成る第2の間隙を保ちしかも前記第1平板より下方で
    前記下降管部領域内に配置するとともに前記胴体に取付
    け、最上位に位置する前記第2平板を、最下位に位置す
    る第1平板との間に水平な成る第3の間隙を介在させて
    配置し、前記第1、第2および第3間隙の各々の寸法を
    、該当する前記間隙を代表寸法とするグラスホフ数とそ
    の間隙内の液体金属のプラントル数の積が1700を超
    えない範囲にしたことを特徴とする蒸気発生器。
JP10293375A 1975-08-27 1975-08-27 蒸気発生器 Expired JPS5823525B2 (ja)

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JP10293375A JPS5823525B2 (ja) 1975-08-27 1975-08-27 蒸気発生器

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JP10293375A Expired JPS5823525B2 (ja) 1975-08-27 1975-08-27 蒸気発生器

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JPS5444102A (en) * 1977-09-13 1979-04-07 Mitsubishi Heavy Ind Ltd Vertical type heat exchanger
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JPS5248703A (en) 1977-04-19

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