JPS582295Y2

JPS582295Y2 - 食器かご

Info

Publication number: JPS582295Y2
Application number: JP1977133939U
Authority: JP
Inventors: 暎雄泉; 比出夫浅田
Original assignee: 株式会社東芝
Priority date: 1977-10-05
Filing date: 1977-10-05
Publication date: 1983-01-14
Also published as: JPS5462838U

Description

【考案の詳細な説明】本考案は食器をたてかけた状態で収納するかごに関する
。

この種従来の食器かごは、かご本体の底部に、同一高さ
をなす食器たてかけ用の突起を複数形威しである。

そして、これら突起間に食器をたてかけるようになって
いる。

上記突起は通常の茶碗、皿等のたてかけ状態を保持する
必要上、所定高さを有し、さらに相互の間隔も規制され
ている。

したがって、どんぶりのように高さが大きいものはたて
かけ状態において上記突起間に収納しきれず、たてかけ
状態に保持するのが困難であった。

本考案はこのような事情にもとづきなされたものでその
目的とするところは、あらゆる高さの食器をたてかけ状
態に確実に保持して安定して収納できる食器かごを提供
しようとするものである。

以下、本考案の一実施例を第１図ないし第３図に示す食
器乾燥器にもとづき説明する。

図中１は底部に脚１ａ・・・・・・を取着した乾燥器本
体であり、この乾燥器本体１の底面部中央には吸気孔２
・・・・・・が形成されている。

この吸気孔２・・・・・・の外周部には複数のボス部３
・・・・・・が形成されており、このボス部３・・・・
・・には箱体４が載置固定されている。

この箱体４内には支柱５，５を介して熱源として電気ヒ
ータ６が配設されている。

また、この箱体４の上端縁にはこの箱体４の上部開口を
閉塞するようにして熱板７が取りつけられている。

この熱板７と乾燥器本体１との間には熱気流通用の間隙
８が形成されている。

また、この熱板７は緩やかな傾斜面７ａを有してじょう
ろ状に構成され、上記傾斜面７ａの最低位部は乾燥器本
体１の底部のたとえば第２図における左端部に配置され
、ここに排水孔９が形成されている。

そして、この排水孔９の下方には水受け１０が着脱自在
に配設されている。

すなわち、本体１の側面部の下端部に形成された開口１
ｂはパネル１１により閉塞されており、このパネル１１
に形成された挿入孔１１ａから水受け１０の出し入れ
がなされるようになっている。

また、パネル１１には前述した電気ヒータ６の通電制御
をおこなう操作ダイヤル１２が設けられている。

そして、本体１の上端開口縁には、食器かご１３が着脱
自在に載せられている。

この食器がご１３は、前述した熱板７の上方に配置され
、その底部は熱板７より小さく形成されている。

そして、この食器かご１３は第２図ないし第３図に詳図
するように構成されている。

すなわち、この食器かご１３の底部１３ａ中央には対
向する側面部１３ｂ、１３ｂと平行な隆起部１４を
形成しており、また、この底部１３ａには突起群が形
成されている。

つまり、上記隆起部１４と側面部１３ｂ、１３ｂ
との間において、他の側面部１３Ｃ，１３Ｃと平行を
なす食器たてかけ用の突起たとえばリブ１５・・・・・
・、１６・・・・・・が互に間隔を存して形成されてい
る。

これらリブ１５・・・・・・、１６・・・・・・は２種
の高さを有し、高いリブ１５・・・・・・と低いリブ１
６・・・・・・とは交互に配置されている。

そして、これらリブ１５・・・・・・、１６・・・・・
・の上端縁中央部には切欠き１５ａ・・・・・・、１６
ａ・・・・・・が形成されている。

また、食器かご１３の底部１３・ａ側面部１３ｂ、１３
ｂ、１３ｅ、１３Ｃには通気孔１７・・・・・・、１８
・・・・・・が形成されている。

そして、上記食器かご１３の上部開口には蓋１９が冠さ
れており、この蓋１９には多数の排気孔２０・・・・・
・が形成されている。

次に作用を説明する。

まず、洗い終えた食器２１゜２２．２３を食器かご１３
に収納する。

この際、皿２１や茶碗２２等の高さの小さい食器は高い
リブ１５と低いリブ１６の間にたてかける。

なお、本明細書において、食器の高さとは、食器の下端
面から上端開口面までの寸法であって、たてかけ状態で
の高さ寸法ではない。

この皿２１．茶碗・２２は一方のリブ１５が高いことか
らそのたてかけ状態を保持されるものである。

また、どんぶり２３等の高さの大きい食器は、高いリブ
１５と・高いリブ１５との間にたてかけられる。

この時、高いリブ１５と高いリブ１５との間に配置され
たリブ１６は低く形成されているから、上記どんぶり２
３の収納を許容でき、これにより、どんぶり２３はたて
かけ状態を確実に保持されるものである。

この時、どんぶり２３の底部２３ａは一方の高いリブ
１５の切欠１５ａに収納され、胴部２３ｂは低いリ
ブ１６の切欠１６ａに収納される。

このようにして全ての食器２１，２２．２３はそのたて
か１け状態を保持され、これにより、安定した状態で収
納され、かつ水切りが良好になされるとともに後述する
熱風の通気も良好になされるから短時間で乾燥できる。

このようにして、食器２１，２２．２３を収納した後、
食器かご１３に蓋１９を被せ、電気ヒータ６に通電する
。

これにより、電気ヒータ６・・・・・・が発熱し、熱板
７を加熱する。

すると、自然対流により、本体１の底部に形成した吸気
孔２・・・・・・から空気が乾燥器本体１内に入り込み
、この空気は上昇しつ［、つ熱板７に加熱されて熱気と
なり、間隙８および食器かご１３の底部１３ａに形成さ
れた通気孔１７・・・・・・、側面部１３ｂ、１３
ｂ、１３Ｃ，１３Ｃに形成された通気孔１８・・
・・・・を通って食器２１，２２．２３を乾燥する。

この後、湿気を含んだ空気は蓋１９に形成した排気孔２
０・・・・・・から外部に排出される。

他方、食器２１，２２．２３に付着された水滴は特に乾
燥初期において水切りされ、食器かご１３の底部１３ａ
に形成した通気孔１７・・・・・・から熱板７上に落下
し、この熱板７の緩やかな傾斜面７ａに沿って排水孔９
に至り、この排水孔９から水受け１０に落下する。

そして、この水受け１０に貯えられた水は、水受け１０
を乾燥器本体１から取り出して捨てることができる。

なお、本考案は上記実施例に制約されず種々の態様が可
能である。

たとえば、上記実施例では高いリブ１５・・・・・・と
低いリブ１６・・・・・・とを交互に配置して、これら
高いリブ１５，１５間に低いリブ１６を配置するように
したが本考案はこれに限らず、第４図に示すように高い
リブ３０、低いリブ３１．高いリブ３０、高いリブ３０
、低いリブ３１．高いリブ３０といった具合に配置して
もよく、要するに高いリブと高いリブとの間に低いリブ
を配置した組合わせが少なくとも一組あればよい。

なお、第４図中３０ａ・・・・・・、３１ａ・・・・
・・は切欠である。

また、上記実施例では全て食器たてかけ用の突起として
板状のリブを形成したが、本考案はこれに限らず、ピン
を連続して並べて食器たてかけ用の突起を構成してもよ
く、突起の形状には制約されない。

本考案は以上説明したように、相互間に高さの大きい食
器をたてかける複数の高い突起と、この高い突起よりも
低いとともに、高い突起との間に高さの小さい食器をた
てかける複数の低い突起とを、底部に上方に突出して形
成し、低い突起のうち少なくとも一つは高い突起間に配
置したことを特徴とする。

したがって、高さの小さい食器をたてかけ状態に保持で
きることは勿論のこと、どんぶり等の高さの大きい食器
でも安定したたてかけ状態に保持して、かご内に収納で
きる効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図ないし第３図は本考案の一実施例を示すもので、
第１図は食器乾燥器の斜視図、第２図は第１図中Ｉ■−
■■線に沿う断面図、第３図は食器かごの斜視図である
。第４図は他の実施例を示す食器かご底部の断面図である
。１３・・・・・・食器かご、１５，１６，３０．３１・
・・・・・リブ（食器たてかけ用突起）。

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

底部に、上方に突出する食器たてかけ用の突起群を互に
略平行に形成したものにおいて、上記突起群は、相互間
に高さの大きい食器をたてかける複数の高い突起と、こ
の高い突起よりも低いとともに、高い突起との間に高さ
の小さい食器をたてかける複数の低い突起とからなり、
低い突起のうち少なくとも一つは高い突起間に配置した
ことを特徴とする食器かご。