JPS5822765Y2

JPS5822765Y2 - 走行方向転換用踏切器具

Info

Publication number: JPS5822765Y2
Application number: JP1977019599U
Authority: JP
Inventors: 脇田正道
Original assignee: 大阪瓦斯株式会社
Priority date: 1977-02-18
Filing date: 1977-02-18
Publication date: 1983-05-16
Also published as: JPS53114364U

Description

【考案の詳細な説明】本考案は、例えば体育館内や狭いグランド内などのよう
に、壁や柱等で制限された有限区間において、サーキッ
トレーニングの一環としての往復足運動を行なう場合に
好適なトレーニング用器具に関する。

たとえ室内などのように制限された区間内であるとはい
つでも、ただ単ｌこ往復足運動を行なうような場合には
、別設何らの器具も必要としない、というふうに従来は
考えられていた。

ところが、実際には制限された区間内での往復足運動で
あるが故にその走行トレーニングには大きな制約が生じ
ている。

即ち、走行区間の制限である壁や柱に衝突しないように
、走者は、壁や柱の手前では急激にかつ極度にスピード
を落さねばならないし、また、自分自身の足腰によって
バランスをとりながらうまく走行方向を転換しなければ
ならないので思い切って所望スピードでの走行トレー
ニングを行なえないばかり力＼スピード調整やバラン
ス調整を損なうと捻挫などのケガをするおそれが大きい
。

本考案は、上記実情に鑑みてなされたものであって、そ
の目的は、制限された区間内において往復足運動を行な
う場合に、極端なスピード調整やバランス調整をしなく
ても良好に走行方向の転換を行なえる踏切器具を提供す
ること、ならびに、その器具を、簡素かつコンパクトな
構成でありながら大きな衝撃を受けても十分耐えること
ができる安全なもので、かつ、その設置や後片付けに手
間をとらないものに構成することにある。

上記目的を達成すべく、本考案による走行方向転換用踏
切器具は、床面や地面などの水平面上に載置される底板
と、前記水平面から立設された壁や柱等の鉛直面ｌこ対
して接当させられる背板とを、互いに直角をなす状態で
夫々の一端縁部において連結するとともに、前記底板お
よび背板の他端縁部同志を、前記底板に対して４０度な
いし６０度の傾斜角を有する踏切用斜板により連結して
構成しであることを特徴とする。

上記特徴構成により、下記のような種々の優れた効果が
発揮される。

（７）制限された走行区間の両端部（片端部でもよい）
に、床面に対して４０°〜６０°の傾斜を有する踏切用
斜板を設置することができるので、走者はこの斜板に対
して若干体をひねりながら踏み込むことによって、これ
まで走ってきた方向とは逆の方向に、かつ、上方にはね
返されることとなり、これによって壁や柱に衝突するこ
と無く容易に走行方向を転換することができる。

そして、走行スピードが大きければそれだけ斜板による
はね返しが大きいので走行スピードが大きい場合にも
特に極端にスピード調整を行なわなくても良好な方向転
換を行なえるのであり、従って、走者は常に思い切って
所望スピードでの往復走運動を安全に行なえるようにな
った。

（イ）底板と背板と斜板とにより断面三角形状トラスを
構成する基本的に強度の大きい構造を有することと、底
板が床面をそして背板が壁あるいは柱等を夫々支持部材
として利用するものであることとが相俟って、非常に簡
素な構成のものでありながら強度的に極めて憂れており
、たとえ大きなスピードで走者が踏込んだとしても十分
に耐えることができるので極めて安全である。

（つ）床と壁のコーナ一部に載置するだけで強固かつ安
定的に設置できる構成であるから、例えば床面にボルト
等により固定設置する場合に比べて、その設置ひいては
撤去に殆ど手間がかからず取扱い便利である。

以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明すると次の
通りである。

即ち、床面（地面でもよい）などの水平面（Ｆ、Ｌ、）
上に載置される底板１ａと、前記水平面（Ｆ、Ｌ、’）
から立設された壁や柱等の鉛直面（Ｗ、Ｌ、）に対して
接当させられる背板１ｂとを、互いに直角をなす状態で
夫々の一端縁部において連結するとともに、前記底板１
ａおよび背板１ｂの他端縁部同志を、前記底板１ａに対
して４０度ないし６０度（好ましくは４５度）の傾斜角
を有する踏切用斜板１ｃにより連結して、壁や柱等で制
限された有限区間内において往復走運動を行なう場合に
、走行方向を転換するために用いられる踏切器具を構成
したものであり、本器具は、通常第５図に示すように、
両面（Ｆ、Ｌ、）、（Ｗ、Ｌ、）により形成されるコー
ナ一部で、かつ、直線走行路の相対向する三箇所に設置
して用いられる（一箇所のみに設置される場合もある）
。

２は、前記踏切用斜板１ｃの表面全体に亘って貼着され
た滑り止め用ゴムであり、３は背板１ｂに貼着したゴム
板である。

図示しないが、底板１ａと背板１ｂの両方にゴム板３を
貼着するなど両板ｌａ、ｌｂを同一構造に構成して、斜
板１ｃの上下を逆向きにして使用すべく構成してもよい
。

この場合、斜面１ｃの勾配を例えば、６０度に設定して
おくことにより、３０度の斜板１ｃと６０度の斜板１ｃ
とに使い分けることができて便利である。

【図面の簡単な説明】

図面は本考案に係る走行方向転換用踏切器具の実施例を
示し、第１図は正面図、第２図は側面図、第３図は背面
図、第４図は第１図のＩＶ−ＩＶ線断面図、第５図は使
用状態を示す側面図である。１ａ・・・底板、１ｂ・・・背板、１ｃ・・・斜板、２
・・・滑り止め用ゴム、（Ｆ、Ｌ、）・・・水平面、（
Ｗ、Ｌ、）・・・鉛直面。

Claims

【実用新案登録請求の範囲】 ■ 壁や柱等で制限された有限区間内において往復足運
動を行なう場合に、走行方向を転換するために用いられ
る踏切器具であって、床面や地面などの水平面（Ｆ、Ｌ
、）上に載置される床板１ａと、前記水平面（Ｆ、Ｌ、
）から立設された壁や柱等の鉛直面（Ｗ、Ｌ、）に対
して接当させられる背板１ｂとを、互いに直角をなす状
態で夫々の一端縁部において連結するとともに、前記底
板１ａおよび背板１ｂの他端縁部同志を、前記底板１ａ
に対して４０度ないし６０度の傾斜角を有する踏切用斜
板１Ｃにより連結して構成しであることを特徴とする走
行方向転換用踏切器具。 ■ 前記踏切用斜板１ｃの表面に、滑り止め用ゴム２を
貼着しであることを特徴とする実用新案登録請求の範囲
第の項に記載の走行方向転換用踏切器具。