JPS58225072A - ベンツオキサゾロン類の製造方法 - Google Patents

ベンツオキサゾロン類の製造方法

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JPS58225072A
JPS58225072A JP10730482A JP10730482A JPS58225072A JP S58225072 A JPS58225072 A JP S58225072A JP 10730482 A JP10730482 A JP 10730482A JP 10730482 A JP10730482 A JP 10730482A JP S58225072 A JPS58225072 A JP S58225072A
Authority
JP
Japan
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reaction
selenium
mol
carbon monoxide
pressure
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Pending
Application number
JP10730482A
Other languages
English (en)
Inventor
Yuji Yanagida
柳田 佑二
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nagase Kasei Kogyo KK
Original Assignee
Nagase Kasei Kogyo KK
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Publication date
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  • Heterocyclic Carbon Compounds Containing A Hetero Ring Having Nitrogen And Oxygen As The Only Ring Hetero Atoms (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はベンツオキサシロン類の製造方法に関する。
ベンツオキサシロン類は染料、顔料や医薬品の製造のた
めの中間体として重要であり、その製造方法として、従
来、オルソニトロフェノール類を還元してオルソアミノ
フェノール類とし、これにホスゲンを反応させて対応す
るベンツオキサシロン類を得る方法が知られている。し
かし、この方法によれば、多数の工程を要すると共に、
出発原料が高価であるか、又は入手が困難であって、工
業的に実施するには適さない。
本発明は上記の問題を解決するためになされたものであ
って、一般的にはオルソニトロフェノール類から直ちに
対応するペン・ジオキサゾロン類を製造し得る方法を提
供することを目的とする。
本発明は、一般式 (但し、Zは水素原子、又は不活性な置換基を示す。) で表わされるオルソニトロフェノールを含水有機溶剤中
で塩基及び上記オルソニトロフェノールに対して0.0
1〜0.5モル、好ましくは0.1〜0.15モルの範
囲のセレンの存在下にlQkg/cnlより高い圧力を
保つように保持された一酸化炭素の下で反応させること
を特徴とする一般式 で表わされるベンツオキサシロン類の製造方法に係る。
本発明において用いる出発原料は上記一般式■で表わさ
れるオルソニトロフェノール類であって、置換基Zは水
素又は反応において不活性な置換基であり、例えば、脂
肪族、脂環族、芳香族炭化水素基、アルコキシ基、アリ
ロキシ基、ハロゲン、アミノ基等を挙げることができる
本発明において用いるセレンは好ましくは粉末状のセレ
ンであって、一般に市販されているセレンをそのまま用
いることができる。セレンに対する出発原料の使用量は
反応の速度及び選択性に著しい影響を与え、本発明にお
いては、出発原料1モルに対して0.01〜0.5モル
、好ましくは0.1〜0.15モルを用いるとき、短時
間で高い収率にてベンツオキサシロン類を生成させるこ
とができる。
本発明においては塩基としては好ましくは第3級アミン
又はアミドが用いられ、これらの具体例としてトリエチ
ルアミン、ピリジン、N−メチルピロリジン、ジメチル
ホルムアミド等を挙げることができる。これら塩基の使
用量は特に制限ばないが、通常、出発原料1モルについ
て1〜5モルの範囲である。但し、より過剰に用いるこ
とを妨げない。
本発明においては反応系に水が必須であり、浦富、セレ
ンに対して過剰に用いられる。従って、本発明において
は、含水有機溶剤が反応溶剤として好ましく用いられる
。反応溶剤とし°ζは、反応に有害な影響を与えないも
の、特に反応において還元されないものであれば任意で
よく、例えば、エーテル類、アミド類、アミン類、芳香
族炭化水素、脂肪族炭化水素、脂環族炭化水素等の1種
又は2種以上の混合物を挙げることができるが、好まし
くは極性有機溶剤が用いられ、特にテ1−ラヒドロフラ
ン、ジオキサン、ジエチルエーテル、ジメチルホルムア
ミド、トリエチルアミン、ピリジン、N−メチルピロリ
ジン等が好ましい。上記から明らかなように、前記塩基
は反応溶剤としても用いることができる。
本発明においては、反応ば10 kg/cII+、好ま
しくは15 kg / cnlよりも高い一酸化炭素圧
の下で行なわれる。反応は、通常、オートクレーブのよ
うな耐圧容器内で行なわれるが、本発明においては、当
初−酸化炭素圧を20〜50 kg / cJ程度に充
填し、反応が進行して一酸化炭素圧がl Q kg /
 cJ、好ましくは15kg/cJに近くまで低下した
とき、再び一酸化炭素を充填して圧力をl Q kg 
/ ctaよりも高い圧力、好ましくは15 kg /
 0111以上に高めるように再圧入し、反応を通じて
一酸化炭素圧をIQ kg / cJよりも高く保持し
て反応を行なわせることにより、収率を格段に高めるこ
とができる。勿論、本発明においては、反応の進行に応
じて一酸化炭素を連続的に補充し、反応系の圧力を常に
10 kg / ctAよりも高い圧力、好ましくは1
5kg/cn!以」−に保持しつつ、反応を行なわせて
もよい。更に、本発明においては、反応は高められた温
度で行なうのが望ましく、通常50〜150 ’c、好
ましくは80〜120℃の範囲で行なわれる。
反応路r後、本発明によれば、例えば、オートクレーブ
内の一酸化炭素を放出させ、反応混合物を取り出し、次
に空気又は酸素を反応混合物に吹き込み、セレンが析出
すれば、これを濾別し、洗滌し、洗滌液を濾液に合せて
、溶剤を留去すれば、目的とするベンツオキサシロン類
を得ることができる。
以−Fのように、本発明の方法によれば、従来は多数の
反応工程を要して製造していたベンツオキサシロン類を
少ない工程で製造することができるのみならず、出発原
料に対するセレンの使用量及び反応系における一酸化炭
素圧を所定の範囲に保つことにより、その反応速度及び
反応の選択性を著しく高めることができ、かくして、ベ
ンツオキサシロン類を高い収率で得ることができる。
以下に実施例を挙げて本発明を説明する。
実施例1 オルソニトロフェノール69.5g(0,5モル)セレ
ン粉末4.8g(0,06モル、出発原料に対するモル
比0.12)、水16m1、]・リエチルアミン120
m1及びテトラヒドロフラン600m1を2β容量のオ
ートクレーブに仕込め、内部を一酸化炭素で十分に置換
した後、−酸化炭素圧を25kg/cmlとし、温度を
100℃に高め、攪拌下に反応させた。反応開始後、約
1時間経過したとき、内部圧力用2kg / cIMま
で低下したので、−酸化炭素を再び20 kg/ cI
Mまで圧入し、更に同じ温度で反応を2時間続IJたと
ころ、圧力の低下が止ったので、オートクレーブを水で
冷却し、内部の一酸化炭素を放出させた後、反応混合物
を取り出した。この反応混合物を攪拌しつつ、空気を吹
き込み、濾過して、濾液についてGLC分析したところ
、ヘンフオキサヅロンの収率は92%であった。
実施例2 4−クロロ−2−二トロフェノール87.4g(0,5
モル)、セレン粉末4.8g(0,06モル、出発原料
に対するモル比0.12)、水16m1、(・リエチル
アミン120m1及びテトラヒドロフラン600m1を
21容量のオートクレーブに仕込み、内部を一酸化炭素
で十分に置換した後、−酸化炭素圧を25 kg / 
cJとし、温度を100℃に高め、攪拌下に反応させた
。反応開始後、約1時間経過したとき、内部圧が15k
g/cdまで低下したので、−酸化炭素を再び25 k
g / crlまで圧入し、更に同じ温度で反応を2時
間続けたところ、圧力の低下がII:、つたので、オー
トクレーブを水で冷却し、内部の一酸化炭素を放出させ
た後、反応混合物を砲り出した。この反応混合物を実施
例1と同様に処理し、濾過して、濾液についてGLC分
析したところ、5−クロロペンツオキサシロンの収率は
97%であった。
実施例3 実施例2において、4−クロロ−2−ニトロフェノール
80.4g(0,46モル)に対してセレン4.8 g
 (0,(16モル、出発原料に対するモル比0゜13
)を用いた以外は実施例2と全く同様に反応さ一1!、
f&処理り、7、GLC収率ニア 92 V2C:) 
5−クロロペンツオキサシロンを得た。
実施例4 4−クロ0−2−二トロフェノール69.9g<0、4
 モル) 、セレン粉末4.8 g (0,06モル、
出発原料に対するモル比0.15)、水16m1、トリ
エチルアミン120m1及びテトラヒドロフラン600
m1を2ρ容量のオートクレーブに仕込み、内部を一酸
化炭素で十分に置換した後、−酸化炭素圧を25 kg
 / cJとし、温度を100℃に高め、攪拌下に反応
させた。反応中、断続的に一酸化炭素を補充し、内部圧
が15kg/−以下に低下しないように保持して、3時
間反応させた。この後、実施例1と同様に処理したとこ
ろ、濾液における5−クロロペンツオキサシロンのGL
C収率は94%であった。
実施例5 4〜クロし1−2−二トロフェノール69.9g(0,
4モル)、セレン粉末3.2g(0,04モル、出発原
料に対するモル比0.10)、水16m1、トリエチル
アミン120m1及びテトラヒドロフラン600m1を
2β容量のオートクレーブに仕込み、内部を一酸化炭素
で十分に置換した後、−酸化炭素圧を20kg/cJと
し、温度を100℃に高め、攪拌下に反応させた。反応
開始後、約1時間経過したとき、内部圧が11 kg/
 ctaまで低下したので、−酸化炭素を再び20 k
g / ctaまで圧入し、更に同0 じ温度で反応を2時間続けたところ、圧力の低下が止っ
たので、オートクレーブを水で冷却し、内部の一酸化炭
素を放出させた後、反応混合物を取り出した。この反応
混合物を実施例1と同様に処理し、濾液についてG L
 C分析したところ、5−クロロペンッオキザゾロンの
収率は87%であった。
比較例 4−クロロ−2−二トロフェノール69.9g(0,4
モル)、セレン粉末32g(0,4モル、出発原料に対
するモル比1.0)、水16m1、トリエチルアミン1
20m1及びテトラヒI・ロフラン600m1を27!
容量のオートクレーブに仕込み、内部を一酸化炭素で十
分に置換した後、−酸化炭素圧を20 kg / CI
l+とし、温度を100℃に高め、攪拌下に反応させた
。反応開始後、約2.5時間経過したとき、内部圧が1
5 kg / c++tまで低下したが、それ以1−の
低下が認められないので、オートクレーブを水で冷却し
、内部の一酸化炭素を放出させた後、反応混合物を取り
出した。この反応混合物を実施1 例1と同様に処理し、濾液についてGLC分析したとこ
ろ、5−クロロヘンツオキサゾロンの収率は42%であ
った。
特許出願人 ナガセ化成工業株式会ン1代理人弁理士牧
野逸部 2

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)一般式 (但し、Zは水素原子、又は不活性な置換基を示す。) で表わされるオルソニトロフェノールを含水有機溶剤中
    で塩基及び上記オルソニトロフェノールに対して0.0
    1〜0.5モルの範囲のセレンの存在下に10kg/c
    Jより高い圧力を保つように保持された一酸化炭素の下
    で反応させることを特徴とする一般式 で表わされるベンツオキサシロン類の製造方法。
  2. (2)  セレンをオルソニトロフェノールに対して0
    ゜1〜0.15モルの範囲で存在させることを特徴とす
    る特許請求の範囲第1項記載のベンツオキサシロン類の
    製造方法。
  3. (3)Zが塩素原子であることを特徴とする特許請求の
    範囲第1項記載のベンツオキサシロン類の製造方法。
JP10730482A 1982-06-21 1982-06-21 ベンツオキサゾロン類の製造方法 Pending JPS58225072A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5451681A (en) * 1994-01-13 1995-09-19 Zeneca Limited Process for preparing nematicidal benzoxazole and benzthiazole compounds

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5451681A (en) * 1994-01-13 1995-09-19 Zeneca Limited Process for preparing nematicidal benzoxazole and benzthiazole compounds

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