JPS5822127B2 - 尿路結石破砕用爆薬 - Google Patents
尿路結石破砕用爆薬Info
- Publication number
- JPS5822127B2 JPS5822127B2 JP55079846A JP7984680A JPS5822127B2 JP S5822127 B2 JPS5822127 B2 JP S5822127B2 JP 55079846 A JP55079846 A JP 55079846A JP 7984680 A JP7984680 A JP 7984680A JP S5822127 B2 JPS5822127 B2 JP S5822127B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- explosive
- gas
- crushing
- acetylene
- explosives
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- Expired
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- Surgical Instruments (AREA)
- Acyclic And Carbocyclic Compounds In Medicinal Compositions (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は尿路結石破砕用爆薬に関する。
少量のアジ化鉛、DDNP等の起爆薬を金属管に圧填し
、点火装置によりこれを爆発させてぼうこう結石を破砕
する装置は従来から知られている。
、点火装置によりこれを爆発させてぼうこう結石を破砕
する装置は従来から知られている。
このような破砕装置においては、爆発時に多量のガスが
発生し、この爆発ガスは爆発した際の熱で更に膨張する
ために生体に傷害を与えるおそれがある。
発生し、この爆発ガスは爆発した際の熱で更に膨張する
ために生体に傷害を与えるおそれがある。
すなわち、点火薬が燃焼する際に発生する燃焼ガス及び
点火薬の周囲にある空気及び破砕用の爆薬がアジ化鉛で
あれば窒素ガス、DDNPのような有機物であれば一酸
化炭素、二酸化炭素、及び窒素あるいは窒素酸化物など
の爆発生成ガスなどこれらが高温のために膨張する。
点火薬の周囲にある空気及び破砕用の爆薬がアジ化鉛で
あれば窒素ガス、DDNPのような有機物であれば一酸
化炭素、二酸化炭素、及び窒素あるいは窒素酸化物など
の爆発生成ガスなどこれらが高温のために膨張する。
ぼうこうは膨張した生成ガスの容積に比較してかなり大
きく、また丈夫であるから、このようなガス膨張による
傷害は少ないが、もちろん爆発ガスはできる限り少ない
方が望ましい。
きく、また丈夫であるから、このようなガス膨張による
傷害は少ないが、もちろん爆発ガスはできる限り少ない
方が望ましい。
一方、尿管のような狭小なところでは、爆発ガスによる
傷害は非常に太きいと考えられる。
傷害は非常に太きいと考えられる。
すなわち尿管は内径が2mmから3朋と細く、そのよう
な個所にある結石を破砕するために金属管を挿入すると
、金属管と尿管の間にほとんど空間がないため、爆発ガ
スの逃げみちがなく、尿管が大きく膨張する。
な個所にある結石を破砕するために金属管を挿入すると
、金属管と尿管の間にほとんど空間がないため、爆発ガ
スの逃げみちがなく、尿管が大きく膨張する。
従って爆発ガスの量が多い場合は、尿管を傷つけ、はな
はだしい場合は破裂させてしまい、人体に危険な結果を
もたらす。
はだしい場合は破裂させてしまい、人体に危険な結果を
もたらす。
また尿管の圧が高くなり、尿が腎臓に逆流し、腎臓に傷
害を与えたり、細菌感染の原因ともなる。
害を与えたり、細菌感染の原因ともなる。
このような現象を防ぐため、破砕用装置としては、ガス
を発生しないものが理想的である。
を発生しないものが理想的である。
それには先ず点火薬によるガスの発生をなくすため点火
薬を使用せず、通電により抵抗線を発熱させる線起爆方
式によるか、あるいはレーザーを用いて直接破砕用爆薬
を起爆する方法が有効である。
薬を使用せず、通電により抵抗線を発熱させる線起爆方
式によるか、あるいはレーザーを用いて直接破砕用爆薬
を起爆する方法が有効である。
しかし爆発時に発生するガスの大部分は破砕用爆薬によ
るものであるからこれを抑制することが最も効果的であ
る。
るものであるからこれを抑制することが最も効果的であ
る。
この点について詳細に検討した結果、本発明者等は爆発
生成ガスの少ない破砕用爆薬としてアセチレンの金属化
合物が適当であることを見い出した。
生成ガスの少ない破砕用爆薬としてアセチレンの金属化
合物が適当であることを見い出した。
アセチレンの金属化合物は爆発すると、炭素と金属にな
り全くガスを発生しない。
り全くガスを発生しない。
しかも安定性、安全性にすぐれ、破砕効果も大きく、尿
路結石破砕用の爆薬として最適であることを認めた。
路結石破砕用の爆薬として最適であることを認めた。
このような爆薬を使用することによってぼうこう内の結
石はもちろん尿管のような細い管の甲の結石も副作用な
く破砕できる。
石はもちろん尿管のような細い管の甲の結石も副作用な
く破砕できる。
前記アセチレンの金属化合物としてはアセチレンの重金
属化合物、殊にアセチレン銀、アセチレン銅が例として
挙げられる。
属化合物、殊にアセチレン銀、アセチレン銅が例として
挙げられる。
次に本発明の爆薬を用いた結石破砕装置を図面により説
明する。
明する。
第1図において、1は尿路結石の存在する臓器内に挿入
可能な管体で、通常ステンレスの如き金属で形成されて
いる。
可能な管体で、通常ステンレスの如き金属で形成されて
いる。
管体1の一端は開口され、そこにアセチレンの重金属化
合物の圧填層2が設けられている。
合物の圧填層2が設けられている。
3は抵抗線で脚線4により図示しない電源に連結されて
いる。
いる。
5は填塞部材である。このように構成された破砕装置を
生体内に挿入し、結石に管体の開口部を隣接せしめ通電
すれば、抵抗線は発熱しこれにより圧填層は起爆して結
石を破砕する。
生体内に挿入し、結石に管体の開口部を隣接せしめ通電
すれば、抵抗線は発熱しこれにより圧填層は起爆して結
石を破砕する。
第2図は、第1図の電気による起爆手段に替えてレーザ
ーを使用した実施例を示し、図中、第1図と同一の番号
が付された要素は第1図の部材と同一である。
ーを使用した実施例を示し、図中、第1図と同一の番号
が付された要素は第1図の部材と同一である。
6は光ファイバーで一端は圧填層2に隣接され、他端は
図示しないレーザー発生装置に連結される。
図示しないレーザー発生装置に連結される。
レーザー発生装置からレーザー光線が発せられる。
とこれは光ファイバー6を通って圧填層2を照射し、か
くして圧填層2が起爆される。
くして圧填層2が起爆される。
次に実施例により本発明を更に詳細に説明する。
実施例 1
5Tn9のアセチレン銀を内径2mm、外径3朋、長さ
30朋のステンレス鋼管内に圧填し、第1図図示による
線爆発により水中で起爆し、高速度カメラで撮影して爆
発時のガス球の大きさを測定したところ、同じ量のアジ
化鉛の爆発時のガス球と比べ容積が8係であった。
30朋のステンレス鋼管内に圧填し、第1図図示による
線爆発により水中で起爆し、高速度カメラで撮影して爆
発時のガス球の大きさを測定したところ、同じ量のアジ
化鉛の爆発時のガス球と比べ容積が8係であった。
実施例 2
アセチレン銀2Tru?を内径2 mm、外径3mm、
長さ20mmのステンレス鋼管に圧填し、これを一端に
封じた内径31nrIL、厚さ1mrrtのポリエチレ
ン管に挿入して第1図図示による線爆発により爆発させ
たが管の損傷は全く無かった。
長さ20mmのステンレス鋼管に圧填し、これを一端に
封じた内径31nrIL、厚さ1mrrtのポリエチレ
ン管に挿入して第1図図示による線爆発により爆発させ
たが管の損傷は全く無かった。
実施例 3
アセチレン銅1.5■を内径1 mm、外径2酊のステ
ンレス鋼管に圧填した第2図図示による破砕装置を、豚
の尿管内に入れた直径2.5mmの石膏の球に接して爆
発させたところ石膏の球は完全に破砕されたが、尿管の
損傷は認められなかった。
ンレス鋼管に圧填した第2図図示による破砕装置を、豚
の尿管内に入れた直径2.5mmの石膏の球に接して爆
発させたところ石膏の球は完全に破砕されたが、尿管の
損傷は認められなかった。
アジ化鉛1.5Tn9を用いて同様の実験を行った場合
は石膏の球は破砕されるが同時に尿管も破れるなど大き
な損害が認められた。
は石膏の球は破砕されるが同時に尿管も破れるなど大き
な損害が認められた。
第1図は本発明の爆薬を用いた破砕装置の一実施例を示
す模式的断面図、第2図は他の実施例を示す第1図と同
様な模式的断面図である。 1・・・・・・管体、2・・・・・・爆薬圧填層、3・
・・・・・抵抗線、4・・・・・・脚線、5・・・・・
・填塞部材、6・・・・・・光ファイバー〇
す模式的断面図、第2図は他の実施例を示す第1図と同
様な模式的断面図である。 1・・・・・・管体、2・・・・・・爆薬圧填層、3・
・・・・・抵抗線、4・・・・・・脚線、5・・・・・
・填塞部材、6・・・・・・光ファイバー〇
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 アセチレンの金属化合物からなる尿路結石破砕爆薬
。 2 該アセチレンの金属化合物は、アセチレン銀、アセ
チレン銀 の中から選ばれたものである特許請求の範囲第1項記載
の尿路結石破砕用爆薬。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP55079846A JPS5822127B2 (ja) | 1980-06-13 | 1980-06-13 | 尿路結石破砕用爆薬 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP55079846A JPS5822127B2 (ja) | 1980-06-13 | 1980-06-13 | 尿路結石破砕用爆薬 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS577416A JPS577416A (en) | 1982-01-14 |
JPS5822127B2 true JPS5822127B2 (ja) | 1983-05-06 |
Family
ID=13701558
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP55079846A Expired JPS5822127B2 (ja) | 1980-06-13 | 1980-06-13 | 尿路結石破砕用爆薬 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5822127B2 (ja) |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH073514B2 (ja) * | 1985-12-26 | 1995-01-18 | キヤノン株式会社 | 像移動機構 |
US4844602A (en) * | 1986-11-04 | 1989-07-04 | Canon Kabushiki Kaisha | Optical system for deflecting image |
JPS63169614A (ja) * | 1987-01-07 | 1988-07-13 | Oputo:Kk | 像安定化装置 |
US4825851A (en) * | 1987-12-14 | 1989-05-02 | Duke University | Method for comminuting kidney stones |
DE4028359C2 (de) * | 1989-09-06 | 1994-05-19 | Asahi Optical Co Ltd | Bildstabilisierungseinrichtung |
CN109875643B (zh) * | 2019-03-25 | 2020-05-22 | 中国工程物理研究院化工材料研究所 | 一种基于微型电爆炸的侵入式体内治疗装置 |
-
1980
- 1980-06-13 JP JP55079846A patent/JPS5822127B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS577416A (en) | 1982-01-14 |
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