JPS58220877A - 殺菌性セルロ−ス繊維 - Google Patents

殺菌性セルロ−ス繊維

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JPS58220877A
JPS58220877A JP10157282A JP10157282A JPS58220877A JP S58220877 A JPS58220877 A JP S58220877A JP 10157282 A JP10157282 A JP 10157282A JP 10157282 A JP10157282 A JP 10157282A JP S58220877 A JPS58220877 A JP S58220877A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bactericidal
cellulose fibers
fibers
cellulose fiber
cellulose
Prior art date
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Pending
Application number
JP10157282A
Other languages
English (en)
Inventor
三郎 平岡
県 昭
千賀 允雄
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Rayon Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Rayon Co Ltd
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Filing date
Publication date
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  • Treatments For Attaching Organic Compounds To Fibrous Goods (AREA)
  • Chemical Treatment Of Fibers During Manufacturing Processes (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は恒久殺菌性を有するセルロース繊維に関する。
セルロース繊維製品は繊維自体秀吸湿性を有し、かつ織
地、絹地の′あいだにほこり等がたま健康人であればそ
れでも発病することは少ないが、乳幼児老人病弱者等抵
抗力の少ない者は発病の恐れがある。さらに病院等にお
い又は各種病原菌が浮遊しており、かつ術前、術複の患
者を含め体力の弱っている患者が多いため殺菌の必要が
ある。したがって洗濯ごとに日光消毒あるいは特別の殺
門処理を行なうが、殺菌効果の七十七、セルロース繊維
に殺菌剤を含浸させても1回の挽□濯で脱落し、恒久的
な殺菌効果は得られず、恒久性を与えるべく繊維に反応
さ、せると今度は殺菌剤の放出が生ぜず殺菌効果のほと
んどないものになってしまう。
本発明者らはこ□のような現状に鑑み、第4級アンモニ
ウムイオンに着目してこれをセルロース繊維から徐放さ
せることにより長期にわたる殺菌効果を与える方法につ
き鋭意検討をかさね本発明に到達したものである。
第4級アンモニウムイオンは微生物に対し侮優れた殺菌
作用を示し、例えばベンザルコニウムイオンはフェノー
ルの約500倍の殺菌力があり、しかも臭いや手荒れが
少ないので病院などで広く使用されている。
この様な第4級アン・モニウムイオンは極く微量でも殺
菌作用を有し、従って殺菌性を有する第4級アンモニウ
ムイオンの極(微量を徐々に供給してやることができれ
ば殺菌効果は長期間にわたって持続させることが可能と
なる。
本発明はセルロース繊維を直接染着性を有するアニオン
性基含有化合物で処理して得られるカチオン吸着パラメ
ーターが0.2以上のセルロース繊維又はセルロース繊
維含有成形物のカチオン交換基の一部又は全部に殺菌性
を有する第4級アンモニウムイオンを結合させることを
特徴とする殺菌性セルローろ繊維に関するものでああ。
        □゛ 本発明の殺菌性セルロース繊維およびその製品はカチオ
ン交換能を有するセルロース繊維のカチオン交換基にイ
オン結合している殺菌性を有する第4級アンモニウムイ
オンが繊維表面に徐々に溶出し、これが優れた殺菌性を
示すものである。
従って、通常の繊維の様なカチオン交換能を有しない繊
維については、繊維中の酸性基に殺菌性を有するカチオ
ン性物質を結合させても、カチオン性物質は溶出せず、
殺菌効果を示さない1 本発明のカチオン交換基としては第4級アンモニウムイ
オンを結合するものであればよ(、例えばカルボキシル
基、スルホン基、水酸基などがあげられる。
本発明におけるカチオン交換能を有するセルロース繊維
ならびにセルロース繊維含有成形物とはカチオン吸着パ
ラメーターで0.2以上である繊維ならびに繊維底形物
であり、カチオン吸着パラメータ]が0.2未満では恒
久殺菌性は付与できない。
本発明のカチオン交換能を有するセルロース繊維ならび
にセルロース繊維含有成形物はセルロース繊維又はセル
ロース繊維含有成形物をセルロース繊維に直接染着でき
るアニオン性基含有化合物で処理することによって得ら
れる。セルロース繊維を直接染着性な有する酸性基含有
化合物で処理すると該化合物がセルロース繊維に結合し
、カチオン交換能を有するセルロース繊維となる。この
場合、直接染着性を有する酸性基含有化合物としては無
色の直接染料、たとえば蛍光染料が好ましく用いられる
通常の直接染料を用いた場合でも本発明の目的とする恒
久殺菌性セルロース繊維ならびにセルロース繊維含有成
形物が得られるが、濃色に染色され、しかも染色竪牢度
が不充分であること、無色又は淡〜中色の恒久殺菌性繊
維製品は得られないという問題がある。
従って、無色の恒久殺菌性繊維製品を得る場合には直接
染着性な有する蛍光染料を用い、又淡〜濃色に染色され
た恒久殺菌性繊維製品を得る場合にはセルロース繊維を
反応性染料で所定濃度に染色した後、直接染着性を有す
る蛍光染料を染着させ、カチオン吸着パラメーターを0
.2以上にするのが好ましい。
また、直接染着性を有するアニオン性基含有化合物のセ
ルロース繊維への染着方法は通常の直接染料によるセル
ロース繊維の染色方法をそのまま使用することができ、
浸染法、パッドスチーム染色法、捺染法等が用いられる
この場合、カチオン吸着パラメーターは直接染着性を有
するアニオン性基含有化合物の染着量を多くするほど大
きくなる傾向を示す。
一方、本発明の方法で使用する蛍光染料としてはセルロ
ース繊維と直接染着性を有する酸性基含有蛍光染料であ
ればいずれでもよ(、例えばC,I Fluorsmc
@nt Br1ght@n1ng Ag@nt l 4
 。
22.24.301,32,37,84.85゜86.
87,90,134,153,166゜167.16L
  169,173,174゜175、 176. 1
77. 242  などを好ましく用いること、ができ
る。
一方、本発明で使用する殺菌性な有する第4級アンモニ
ウムイオンとしては水溶性塩の形で用いられ、トリメチ
ル屋第4級アンモニウム塩としては、例えばドデシルト
リメチルアンモニウムクロライド、ヘキサデタルトリメ
チルアンモニウムクロライド、オクタデシルトリメチル
アンモニウムクロライド、又ベンジル屋第4級アンモニ
ウム塩としては、例えばラウリルジメチルベンジルアン
モニウムクロライド、テトラデシルジメチルペンジルア
ンモニウムクロライド、オクタデシルジメチルベンジル
アンモニウムクロライド等が好ましく用いられる。
例えばカチオン交換能を有するセルロース繊維をテトラ
デシルジメチルペンジルアンモニウムクロライドを含有
゛する40℃の水溶液で浸漬処理すると繊維中のアニオ
ン性基とテトラデシルジメチルベンジルアンモチウムイ
オンが結合し、恒久殺菌性を有するセルロース繊維が得
られる。この場合、殺菌性を有する第4級アンモニウム
イオンの結合量はカチオン交換性セルロース繊維中の交
換基量ならびに水溶液中の殺菌性第4級アンモニウムイ
オンの濃度により調整することができる。
本発明の殺菌性セルロース繊維およびその製品の殺菌効
果はセルロース繊維中に含まれる殺菌性を有する第4級
アンモニウムイオンの溶出にもとづ(ものである。従っ
て長期間使用した後、殺菌性を有する第4級アンモニウ
ムイオンを含む水溶液で処理することにより殺菌効果を
再生させることが可能である。
本発明の殺菌性セルロース繊維およびその製品はカーペ
ット、ふとん1毛布、シーツ、ソックス等のインーテリ
ャ、寝装、衣料分野での利用価値がきわめて高い。
又、靴の中敷、ロープ、ネット等、微生物による腐敗を
防止する必要がある用途での使用が可能である。
、i。
以下、本発明を実施例によって説明するが、カチオン吸
着パラメーターならびに殺菌性の測定および洗濯は次の
方法でおこなった。
■ カチオン吸着パラメーター 供試試料を次の条件でC,I ベーシックバイオレツ)
1で染色し、供試試料に対する染料の染着量(rn m
ol/ky )を測定し、次式九よりカチオン吸着パラ
メーターを算出する。
カチオン吸着パラメーター(m mol/kyf1b*
r )  =* 供試試料の染着量−コントロール試料の染着量(*コン
トロール試料:供試試料の作成に当り使用した尿試料) ■ 染色条件 C,I  ベーシックバイオレット1  20 %ov
rp酢蒙     0,5% owP 酢醗ソーダ         0.5%・wp浴比  
   1:50 温度X時間      30℃×30分■ 殺菌性 供試試料を黄色ブドウ状球菌を植種した寒天培地上に置
き、37℃で24時間、菌の培養をおこない試料周辺の
黄色ブドウ状球菌の生育の有無により殺菌効果を判定す
る。
(殺菌効果) O:試料周辺での細菌の生育が認められず、ハローが発
生する。
Δ:試料周辺にはハローが発生しないが、試料表面での
細菌の生育は認められ ない。
×:試料表面での細菌の生育が認められる。
■ 洗濯 家庭用電気洗濯機を用い、中性洗剤ザブ(化工石鹸社製
> 11/Jを含有する30℃の水溶液中で15分間洗
濯した後、流水洗を5分おこない、脱水、乾燥する。繰
り返し洗濯は上記操作を繰り返し実施する一0 実施例−1 木綿100%からなる目付180 P/n?の精練した
平織物を直接染着性を有する蛍光染料Hakkol  
BE  (C0I  F1uor@+5oent  B
rlghting  Ag@nt85、昭和化学社製)
0〜5.0 % owf、芒硝40% owl %:金
含有る60℃の水溶液中[30分間浸漬処理した後、水
洗、乾燥し蛍光染料の染着量の異なる木綿織物を得た。
引続き、これら木綿織物を殺菌剤ラウリルジメチルベン
ジルアンモニウムクUライド5 % owf Y含有す
る4゛0℃の水溶液中に30分間浸漬処理した後、脱水
乾燥し、殺菌加工した木綿織物を得た。上記の蛍光染料
の染着量の異なる木綿織物のカチオン吸着パラメーター
ならびに殺菌加工した木綿織物の洗濯回数と殺菌性の関
係を測定し、次の結果を得た。
上記の結果より比較例で示した如くカチオン吸着パラメ
ーターが0.2より小さい木綿織物は恒久殺菌性を示さ
ず、カチオン吸着パラメーターを0.2以上にすると繰
り返し洗濯を20回おこなった後でも優れた殺菌性を示
すことが判る。
実施例−2 木綿50 ’%t アクリル繊維ボンネルV l 7 
B。
2d(三菱レイヨン社製)50%からなる混紡糸を用い
て作成した天竺編物を、直接染着性を有する蛍光染料M
ik@phor B8 (C0xF1uorva*nt
Br1ght1ng Ag@nt 90*三井東圧社製
)5%owf 。
芒硝40%owfを含有する60”Cの水溶液中に30
分浸漬処理した後、水洗、乾燥し、カチオン吸着パラメ
ーターを測定した結果0.5の値を得た。
引続き、この蛍光染料染着混紡編物を殺菌剤サニゾール
C(第4級アンモニウム塩、化工アトラス社製) 10
 % owfを含有する40”Cの水溶液中に30分間
浸□漬処理し晃後、脱水、乾燥し殺菌加工した木綿/ア
クリル繊維混紡編物を得た。
この編物の恒久殺菌性を知るため、洗濯20回おこなっ
た後、殺菌性を測定した結果、試料周辺での黄色ブドウ
状球菌の生育は認められず優れた恒久殺菌性な有してい
た。
実施例−3 実施例−1で用いた木綿の平織物を反応性染料を用い黒
色に染色した後、直接染着性を有する蛍光染料Mik@
phor MX (C,I Fluorese@ntB
rightlng Ag@nt 175.三井東圧社製
)5%ovf。
芒硝40 % owfを含有する60℃の水溶液中で3
0分浸漬処理した後、水洗、脱水し、引続き殺菌剤サニ
ゾールCIO%owlを含有する40℃の水溶液中に3
0分間浸漬処理した後、脱水乾燥し、殺菌加工した黒色
に染色された木綿、織物を得た。
この織物の恒久殺菌性を知るため、洗濯20回おこなっ
た後、殺菌性を測定した結果、試料周辺での黄色ブドウ
状球菌の生育は認められず優れた恒久殺菌性を有してい
た。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)  セルロース繊維を直接染着性を有するアニオ
    ン性基含有化合物で処−して得られる、カチオン吸着パ
    ラメーターが0.2以上のセルロース繊維又は該セルロ
    ース繊維含有成形物のカチオン交換基の一部又は全部に
    殺菌性を有する第4級アンモニウムイオンを結合させる
    ことを特徴とする殺菌性セルロース繊維。
  2. (2)  直接染着性を有するアニオン性基含有化合物
    が蛍光染料である特許請求の範囲i1項記載の殺菌性セ
    ルロース繊維。
JP10157282A 1982-06-14 1982-06-14 殺菌性セルロ−ス繊維 Pending JPS58220877A (ja)

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JP (1) JPS58220877A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63197473U (ja) * 1987-06-12 1988-12-20
WO2004081278A1 (ja) * 2003-03-13 2004-09-23 Takuo Sakai 抗菌性ペクトセルロース

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS63197473U (ja) * 1987-06-12 1988-12-20
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