JPS5821884Y2 - 引手 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、ドアーに取付ける引手に関するもので、そ
の目的とする所は、ブツシュ−により錠片を没入させる
ものにおいて、簡単な機構により上記錠片の没入を阻止
するものである。

従って、引手以外に別の錠前を取付ける必要もない効果
を有する。

以下、この考案の実施例を添付図面に基いて説明する。

図において、Ａはドアー、ＢはドアーＡを挾んで固定し
た引手で゛ある。

上記引手Ｂの上部内に中空室１を設け、この中空室１と
引手Ｂの表面とが連通ずる透孔２を設ける。

３は先端が引手Ｂの裏面に突出し、かつ透孔２に末端の
突軸部４を嵌挿した軸材で、この軸材３に上記突出部４
が突出する復帰性の弾機５を付与する。

引手Ｂの裏面には、軸材３の先端面と先端部の一側縁と
が接触する回動片６の末端を軸線が垂直となるピン７を
介して軸着する。

８は回動片６の先端部の他側縁から突出する突片、９は
上記回動片６間に位置してドアーＡに組込んだ錠杆で、
この錠杆９はバネ１０により突出性を付与し、かつ錠杆
９の末端部には、突片８の先端を嵌入する孔１１が設け
られており、以って突軸部４のブツシュ−にともない回
動する回動片６を介して錠杆９を没入する。

１２は室内側引手Ｂの中空室１内にあって軸材３と平行
するよう□に軸承した軸材で、この軸材１２の外端側に
設けである撮み１３を上記引手Ｂめ表面に露出さ、＋！
テおく。

１４は軸材３の末端部に下端を固定した突出板。

上記軸材１２には、その軸材１２の回動にともない突出
板１４と接触して軸材３の没を阻止する邪魔板１５が設
けられている。

この邪魔板１５は、円形板と、この円形板の一周縁に設
ける切欠部１６とで構成し、この切欠部１６の縁を下側
で水平となるように回動させると、その邪魔板１５と突
出板１４との衝突がない。

また、室外側の引手Ｂには、邪魔板１５の回動操作軸１
７が設けられており、かつ操作軸１７と軸材１２とを、
角軸とその角軸が嵌入する角孔とで連結し、操作軸１７
の先端面には、硬貨或はドライバー等と掛合する溝１８
が設けられている。

１９は軸材１２に末端側を固定した突片で、この突片１
９の先端にＶ字状の傾斜面２０を設け、かつ片側の傾斜
面２０に板バネ２１の先端部を圧接して上記軸材１２の
回動を９０°で停止（切欠部１６の縁が下側で水平とな
る位置と、垂直となる位置とで）させる。

２２は、回動片６に回動性を付与するバネで、このバネ
２２により軸材３にその回動片６を圧接する。

上記構成から成る本考案に係る引手によれば、ドアーＡ
の閉鎖にともない枠の縦框と錠杆９の先端とが接触する
と、バネ１０を圧縮しで錠杆９は没入する。

しかして、縦框の凹入孔２３と錠杆９とが一致すると、
その凹入孔２３に錠杆９が嵌り込んでドアーＡの閉鎖状
態を維持する。

上記ドアーＡを開放するには、引手Ｂを把持するのと同
時に突出部４を押圧すると、突出板１４の先端に切欠部
１６を一致させであるので、邪魔板１５に突出板１４が
衝突することなく前進する軸材３により回動片６を回動
させる。

従って、孔１１に嵌入する突片８により錠杆９を没入さ
せるので、ドアーＡの開放が可となる。

上記ドアーＡの閉鎖時に、突出板１４の先端と切欠部１
６とが不一致となるよう撮み１３により軸材１２を回動
（図示の場合９０°）させ、以って突出板１４にその突
出板１４の前進を阻止するように邪魔板１５を臨ませて
おくことにより、突出部４をブツシュ−しても邪魔板１
５と突出板１４とが衝突する。

従つね、撮み１３を回動するのみの簡単な操作によって
回動片６の回動かありえないのでドアーＡの閉鎖状態を
維持する効果を有する。

また、引手と錠前とを一々取付ける必要もない。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案に係る引手の一部切欠側面図、第２図は
同上の要部横断平面図、第３図は引手の背面図、第４図
は同上の要部縦断背面図である。 Ａ・・・・・・ドアー、Ｂ・・・・・・引手、１・・・
・・・中空室、２・・・・・・透孔、３・・・・・・軸
材、４・・・・・・突軸部、５・・・・・・弾機、６・
・・・・・回動片、７・・・・・・ピン、８・・・・・
・突片、９・・・・・・錠杆、１０・・・・・・バネ、
１１・・・・・・孔、１２・・・・・・回転軸、１３・
・・・・・撮み、１４・・・・・・突出板、１５・・・
・・・邪魔板、１６・・・・・・切欠部、１７・・・・
・・操作軸、１８・・・・・・溝、１９・・・・・・突
片、２０・・・・・・軸材、２２・・・・・・バネ、２
３・・・・・・凹入孔。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. ドアーを挾んで止着した引手と、この引手間にあってド
   アーの縦框面から先端が常に突出するように組み込んだ
   出没自在の錠杆と、上記の引手に外部からのブツシュ−
   にともない前進するよう組み込んだ軸材と、軸材の前進
   にともない錠杆を没入させるよう設けた回動片とから戊
   るものにおいて、引手内の上記軸材に突出板を設け、ま
   た、引手の表面に外端の撮みが露出するよう上記引手内
   に軸材と並行する回動軸材を設け、さらに、回動輪材に
   突出板の先端と衝突して軸材の前進を阻止する邪魔板を
   設け、上記邪魔板の一周縁部に突出板の先端衝突しない
   切欠部を設けたことを特徴とする引手。