JPS58214901A - プラントのトリツプ指令回路 - Google Patents

プラントのトリツプ指令回路

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JPS58214901A
JPS58214901A JP9823682A JP9823682A JPS58214901A JP S58214901 A JPS58214901 A JP S58214901A JP 9823682 A JP9823682 A JP 9823682A JP 9823682 A JP9823682 A JP 9823682A JP S58214901 A JPS58214901 A JP S58214901A
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JP
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signal
trip
measurement
abnormality
monitor
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JP9823682A
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English (en)
Inventor
Kuniyuki Koushiro
幸城 国之
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Chiyoda Corp
Chiyoda Chemical Engineering and Construction Co Ltd
Original Assignee
Chiyoda Corp
Chiyoda Chemical Engineering and Construction Co Ltd
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Publication date
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    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05BCONTROL OR REGULATING SYSTEMS IN GENERAL; FUNCTIONAL ELEMENTS OF SUCH SYSTEMS; MONITORING OR TESTING ARRANGEMENTS FOR SUCH SYSTEMS OR ELEMENTS
    • G05B9/00Safety arrangements
    • G05B9/02Safety arrangements electric

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  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Automation & Control Theory (AREA)
  • Safety Devices In Control Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、火力発電所に天然ガスを供給するガス供給プ
ラントや都市ガス用のガス供給プラント等のプラントに
おいて、機器をトリップ(緊急停止)させるべき異常状
態が生じたときにトリップ指令信号を発生するトリップ
指令回路に関するものである。
都市ガスや火力発電所へ燃料ガスを供給するガス供給プ
ラントにおいては、ガスの安定供給を第1の条件とし、
特に信頼性及び安全性を最重要視した設計が望まれるた
め、耐圧性に優れ、高精度でしかも防爆対策上有利な電
子式アナログ計器が多く用いられており、異常時に機器
をトリップさせる場合にも、電子式アナログ計器を用い
てトリップ指令信号を得ている。近年電子式アナログ計
器は信頼性が著しく向上しており、特に室内に設置され
る計器は高い信頼性を有す柔か、屋外に設置される計器
ではトラブルが生じることがしばしばある。特にガス供
給7゛ラントではプラントの変量を検出する発信器や検
出器の検出端が低温にさらされることが多いため、検出
部に浸入した水分が凍結してスケールアウト状態になる
事故が多い。
電子式アナログ計器を用いてトリップ指令を得る従来の
トリップ指令回路では、上記のような事故が生じた場合
にもトリップ指令が出されるようになっていたため、機
器をトリップさせる異常状態が生じていないにも拘らず
トリップ指令が出されるという不都合があった。このこ
とを更に詳しく示すため、第1図を参照して従来のトリ
ップ指令回路を説明する。同図においてDI r D2
 +・・・Dnはそれぞれ、第1乃至第nのトリップ要
因を測定する検出部で、これらの検出部は種々の検出器
または発信器(差圧発信器、圧力発信器等)により構成
される。こ\でトリップ要因とは、ガス供給プラントの
場合は蒸発装置の流量、温度、圧力、レベル等の状態異
常である。S Tl−STnは第1乃至第nの信号変換
器で、これらの変換器は検出部D1〜Dnから得られる
測定値(検出値)を一定の測定範凹をもった標準化され
た電気信号に変換する。
TM+〜TMnはそれぞれ第1乃至第nのトリップモニ
タで、これらのトリップモニタはそれぞれ正常時閉接点
Mb+〜Mbn (’)レーコイルが励磁されていると
き接点M b s〜Mbnは閉じている。)を備えたリ
レーを有している。第1乃至第nのトリップモニタTM
+〜TMnはそれぞれ、第1乃至第nの信号変換器S 
T r = STnから出力される電気信号を設定値と
比較し、入力電気信号と設定値との関係が所定の機器を
トリップすべき条件を満したときにリレーコイルを無励
磁にして接点M b r −Mb nを開くことにより
トリップ信号を発するようになっている。こ\で機器と
は、プラントを構成する主機及び該主機を動作させるた
めの補機類で、ガス供 5 − 給ヲラントの場合、例えば主機は液1じ刀スτヌNIZ
させる蒸発装置であり、補機は蒸発装置に液化ガスを供
給するポンプやバルブ類である。
上記トリップモニタTM+〜TMn内の接点Mbl〜M
bnKは第1図の下方に示したようにバッファリレーX
1〜Xnのコイルが直列に接続され、これらの接点とリ
レーコイルとの直列回路は互いに並列に接続されて電源
に接続されている。バッファリレーX1〜Xnuそれぞ
れ正常時開接点(コイルが無励磁のときは閉じている。
) XI b = Xnbを有していて、トリップモニ
タTM+〜TMnでトリップすべき条件が満されて接点
M b I” Mb nが開いたときにリレーX1〜X
nが無励磁となって接点X+b〜Xnbが閉じ、これに
よυ所定の機器にトリップ指令が与えられるようになっ
ている。
上記のトリップ指令回路においては、1台の検出部と1
台の信号変換器と1台のトリップモニタとから構成され
ている回路を1ループと呼ひ、該ループがトリップ要因
毎に構成されている。即ち上記の例ではDs 、 S 
T1.TMtからなるループから 6− Dn 、STn、TMnからなるループまで合計n個の
ループが構成されている。そして従来のこの種の回路に
おいては、これらn個のループに対して共通のサーキッ
トブレーカ−〇BIを設けて、該ブレーカ−を通してn
個のループの電源ラインz+ I !!1〜An、ln
を制御電源PSに接続し、これらのラインをそれぞれス
イッチSW1+〜S W+ n及び5W21〜S W2
 nを介して信号変換器5Ts−8Tn  及びトリッ
プモニタT M+ −T Mnの電源端子に接続してい
た。また信号変換器ST+〜S’Tn及びトリップモニ
タTMI〜T M n  にはヒユーズFが内蔵され、
該計器に過電流が流れたときに該ヒユーズを溶断し、他
計器を保護するようになっていた。また上記のトリップ
指令回路に′おいては、接点Mb、〜Mbnを通してバ
ッファリレーX+〜Xnを動作させる回路に対してサー
キットブレーカ−CR2を設け、該ブレーカ−を通して
バッファリレーX1〜Xnの補助リレー回路を補助リレ
ー電源PS′に接続してbた。
上記のトリップ指令回路においては、検出部DB−Dn
を構成する計器が通常屋外に設置され、信号変換器ST
+〜STn及びトリップモニタTMI〜T M n  
を構成する計器は屋内に設置されてbる。
この回路において検出部D1〜Dnのいずれか、例えば
検出部DIに異常が生じると、この検出t!FlID+
が検出しているトリップ要因に異常が無いにも拘らず検
出部Dlから信号変換器ST+に与えられる測定信号が
異常な値にな5.  トリップモニタTMsでトリップ
すべき条件が満されて接点Mblが開くことがある。こ
のような状態が生じると実際にはトリップする必要がな
め機器が誤ってトリップされることになり、特にガス供
給プラントのように、負荷への安定供給を第1の条件と
する場合にt′i山々しき事態となる。また上記のトリ
ップ指令回路では、フェールセーフを図るために電源喪
失時にトリップ指令を出す方向に各計器及びリレー回路
の接点を構成しておく必要があるため、保守点検時に誤
って各計器内のヒユーズを溶断させたジスイッチを開す
たりした場合或いはヒユーズが劣化した場合に誤ってト
リップ指令が出される欠点があった。
更に上記のトリップ指令回路ではすべてのループの電源
ラインが共通のサーキットブレーカ−を介して制御電源
に接続されていた\め、保守点検時にこのサーキットブ
レーカ−を開いて電源を落すとすべてのループからトリ
ップ指令が出されてプラントが完全に停止してしまうこ
とになる。ガス供給プラントのように負荷への安定供給
を第1条件とする場合、このような事態が生じるのは絶
対に避けなければならない。そのため従来は、第1図に
示したように、各信号変換器及びモニタ毎にスイッチ及
びヒユーズを設けてbたが、この場合スイッチ及びヒユ
ーズの数が著しく多くなるため、保守点検に手間取るだ
けでなく、誤って正常なループのスイッチを開いてトリ
ップする必要のない機器をトリップさせてしまうことが
あった。
本発明の目的は、検出部の異常や電源の喪失等の事故に
より誤ってトリップ指令が出されるのを防止して信頼性
を向上させたプラントのトリップ指令回路を提供するこ
とにある。
本願第1の発明は、プラントの機器のトリップ要因を測
定して測定信号を出力する検出部と前記 9− 測定信号を所定の電気信号に変換する信号変換器と前記
電気信号を設定値と比較して該電気信号と設定値との関
係が所定の機器をトリップすべき条件を満したときにト
リップ信号を出力するトリップモニタとを有するループ
を各トリップ要因毎に構成してなるプラントのトリップ
指令回路において、前記測定信号の異常を検出したとき
及び電源が喪失したときに測定異常信号を出力する測定
信号異常警報モニタと該測定異常信号が入力されたとき
に警報を発する測定信号異常警報発生回路と前記測定異
常信号と前記トリップ信号とを入力として所定の機器を
トリップすべきことを指令するトリップ指令を出すトリ
ップ指令発生回路とを前記各ループに設けたこと、前記
トリップモニタは電源喪失時にはトリップ信号を出さな
いで異常警報のみを出すように構成したこと、及び前記
トリップ指令発生回路は前記測定異常信号が発生してい
ない状態で前記トリップ信号が発生したときにのみ前記
トリップ指令を出すように構成したことを特徴とする。
 10− また本願第2の発明は、上記第1の発明の構成に加えて
更に、前記各ループ毎にサーキットブレーカ−を設けて
該サーキットブレーカ−を介して各ループに電源を供給
するようにしたことを特徴とする。
以下第2図及び第5図を参照して本発明をその実施例と
ともに詳細に説明する。
第2図は本発明の基本的な構成の一例を1ループについ
てのみ示したもので、実際には同様の構成のループが各
トリップ要因毎に設けられる。第2図においてDは発信
器または検出器からなる検出部、STは検出部りから得
られる測定信号を一定の範囲の変化を示す標準化され7
’C電気信号e。
に変換する信号変換器である。信号変換器STから出さ
れる電気信号は測定信号異常警報モニタDMとトリップ
モニタTMとに入力されている。
測定信号異常警報モニタDMは信号変換器STから入力
された電気信号eBを2つの設定値Ss、Sz(>Ss
)と比較してS+≦88≦82の場合に測定信号が正常
に出されていると判断し、eB < Sl またはeg
>Stの場合に測定信号が異常である(検出部に異常が
ある)と判断する。これらの設定値SI。
Szは、標準化された電気信号が0〜100%の測定範
囲゛を外れたことを検出し得るように設定しておく。一
般に信号変換器STは、検出部りの測定範囲0〜100
%にある測定値を1〜s[vDc]または4〜20〔r
nADC〕といった一定の測定範囲をもった電圧信号ま
たは電流信号に変換するので、これらの信号が所定の変
化範囲を外れていることを検出することにより検出部り
にスケールアウトを生じるような異常が生じていること
を検出することができる。一般に、検出部の異常は測定
値のスケールアウト状態として現われるので上記のよう
な判定により殆んどの異常を検出することができる。ま
た検出部りが測定している変量の変化の時間的変化率が
所定の範囲にあることが予め判っている場合には、信号
変換器STから得られる電気信号の時間的変化率が所定
の範囲を超えたことを検出することによっても検出部の
異常を検出することができる。
測定信号異常警報モニタDMは、測定信号(検出部)の
異常を検出したときに測定異常信号eBを出力する。こ
の測定信号異常警報モニタDMはまた、電源喪失時(制
御電源からの給電が停止したとき)にも測定異常信号e
Bを出力するようにしておく。測定異常信号eユは測定
信号異常警報モニタDM内のリレーからのオンオフ信号
であるが、この測定異常信号eaを電源喪失時にも出す
ようにするため、リレーは正常時にそのコイルを励磁で
用い、異常時に該リレーコイルを無励磁で用いている。
トリップそニタTMは、信号変換器STから得られる電
気信号を設定値と比較して該電気信号と設定値との関係
が所定の機器をトリップする条件を満したとき(プラン
トの変量に異常があるとき)に、トリップ信号etを出
力するが、電源が喪失したときにはトリップ信号etを
出力しないようになっている。このトリツクブイ言号e
j もトリップ。
モニタTM内のリレーからのオンオフ信号であるが、こ
のようなリレーを用いる場合、該リレーは13− 正常時に非励磁状態で用い、トリップすべき条件が満さ
れたときに励磁状態にしてトリップ信号etを出力する
ようにしておく。
測定信号異常警報モニタDMから得られる測定異常信号
eBは、測定信号異常管、報発生回路Wに入力され、警
報発生回路Wは、測定異常信号eBが発生したときに測
定信号に異常があることまたは電源が喪失していること
を警報する。測定異常信号e8はまたトリップ信号et
とともにトリップ指令発生回路TRに入力されている。
トリップ指令発生回路TRは、測定異常信号6Bが発生
していない状態でトリップ信号etが発生したときにの
み所定の機器(検出部りが測定しているトリップ要因に
よってトリップさせるべき機器ンをトリップさせるトリ
ップ指令を発生し、測定異常信号e8とトリップ信号e
tの双方が発生しているときにはトリップ指令を出さな
いようになっている。第2図に示したトリップ指令発生
回路は、測定異常信号e8を否定する否定回路NOTと
、否定回路NOTの出力信号i&とトリップ信号+3t
14− との論理積をとるアンド回路ANDと、アンド回路AN
Dのアンドが成立した後一定の時間tだけ遅延させてト
リップ指令clを発生する遅延回路TDとからなってい
る。
上記検出部り、信号変換器ST、測定信号異常警報モニ
タDM、)リップモニタTM、及びトリップ指令発生回
路TRにより1つのループが構成され、同様のループが
各トリップ要因毎に設けられている。そして本発明にお
いては、各ループ毎にサーキットブレーカ−が設けられ
て、該サーキットブレーカ−を介して各ループに電源が
供給される。そして信号変換器ST及びモニタDM。
TM内のヒユーズは除去されている。
上記トリップモニタTMの設定値は、通常フルスケール
(信号変換器STが出力する電気信号の測定範囲)の5
0%付近に設定しておく。前述のように測定信号異常警
報モニタが電気信号のスケールアウトを検出することに
より測定信号の異常を検知するようにした場合には、殆
んどの場合、測定信号の異常時に先ずトリップモニタT
Mがトリップ信号etを発生し、次いで戒遅れ時間to
を経て測定信号異常警報モニタDMが測定異常信号ea
を発生する。このような場合測定異常信号Laを否定し
た信号篩とトリップ信号etとのアンドをとると、トリ
ップ信号etが発生してから測定異常信号eBが発生す
るまでの間eBとej とのアンドが成立することにな
り、このアンドの成立により直ちにトリック指令を発生
させると、測定信号に異常があるにも拘らずトリップ指
令が発生することになる。これを避けるため第2図に示
した例では遅延回路TDを設けている。この遅延回路T
Dの遅延時間tは上記to以上(t>to)に設定して
おく。この遅延時間tは当然トリップ要因毎に相違する
。尚第2図に示した例では、遅延回路(または遅延要素
)TDをアンド回路ANDの出力側に設けているが、ト
リップモニタTMの出力側に同様の遅延回路を設け、ア
ンド回路ANDの出力側に直接トリップ指令を得るよう
にしてもよい。
第2図に示したトリップ指令回路の動作は下記の通りで
ある。即ち、検出部りが測定している変量が所定の機器
をトリップすべき値に達し、信号変換器STから得られ
る電気信号e8がトリップモニタTMでの設定値を通過
すると論理値が「1」のトリップ信号etが発生する。
今検出部りに異常が無いものとすると、測定異常信号e
aは論理値がrOJであるので輸は「1」となり、アン
ド回路ANDのアンドが成立する。アンド回路ANDの
アンドが成立した後時間tを経過したときにトリップ指
令Ctが出され、所定の機器がトリップされる。
次に検出部りに異常が生じ、測定信号が異常になった場
合、先ずトリップモニタTMが論理値が[月のトリップ
信号6jを出力する。次いで測定信号異常警報モニタD
Mが論理値が[月Jの測定異常信号eBを出力するが、
トリップ信号etが発生してから測定異常信号e&が発
生するまでにはt。
の遅れ時間があるので、この時間toが経過するまでの
間はe&が「0」で4が[月となり、アンド回路AND
のアンドが成立する。しかし遅延回路 17− TDは遅延時間t(>to)が経過するまではトリップ
指令を出さないので、トリップ信号eljが発生してか
ら測定異常信号eBが発生するまでの過程でのアンド回
路ANDのアンドの成立によってトリップ指令が発生す
ることはない。論理値が[月の測定異常信号eBが発生
すると、iBが「0」になるためアンド回路ANDの出
力は「0」となる。したがって遅延回路TDはトリップ
指令Ctを発生しない。測定異常信号e4は測定信号異
常警報発生回路Wに入力されるため、この回路が警報を
発生し、検出部りに異常が生じていることを報知する。
電源が喪失して測定異常信号eBが発生した場合も同様
である。
また本発明の回路では各ループ毎にサーキットブレーカ
−を設けて、該ループ回路故障時にそのループ回路を切
離し、他のループ回路への波及を防止する。また各計器
内のヒユーズは該ループ内のいずれか1台のヒユーズが
溶断した場合にも、そのトリップ要因の機能は喪失して
しまうので、各計器内のヒユーズは全て除去する。仁う
するこ18− とにより、ヒユーズの劣化により電源が喪失するのを防
ぐことができる。また保護器の動作が行なわれたことの
確認は各ループ毎に設けられたサーキットブレーカ−を
チェックすることにより行なうことができ、各ループ内
の計器のヒユーズやスイッチ類を個別にチェックする必
要がないので、保護動作の確認を迅速に行なうことがで
きる。
また各ループ毎にサーキットブレーカ−を設けて電源を
分割しているため、特定のループのサーキットブレーカ
−のみを開いてそのループの保守点検を、他のループに
は何ら影響を与えることなく行なうことができる。更に
各ループにトリップ指令発生回路を組込んであるため、
この回路から直接機器にトリップ指令を与えることがで
き、バッファリレー回路等の別個の回路を必要としない
ので、電源喪失時の処理方法が非常に簡単になる。
次に第6図を診照すると、第2図のブロック構成をリレ
ーを用いて具体化した実施例の1ループの展開構成図が
示しである。第3図は、入力電気信号eBを設定値と比
較して所定の条件が満されたか否かを判別する電子式ア
ナログ計器から成るモニタTM及びDMと、トリップ指
令発生回路と時に無励磁(接点TMaは開)として用い
、信号変換器STから出力される電気信号e8が機器を
トリップする条件を満したときにリレーを励磁して接点
TMaを閉じるようになっている。また測定信号異常警
報モニタDMでは正常時にリレーのコイルを励磁して接
点DMaを閉じておき、測定信号の異常が検出されたと
き及び電源の喪失時にリレーコイルを無励磁にして接点
DMaを開くようになっている。信号変換器ST、測定
信号異常警報モニタDM及びトリップモニタTMの電源
端子がラインt、t’に接続され、これらのラインがサ
ーキットブレーカ−CBを介して制御電源PSに接続さ
れている。
測定信号異常警報モニタDMの接点DMaには、リレー
′−Xのコイルが直列に接続され、トリップモニタTM
の接点TMaにはリレーXの接点Xa と遅延リレーY
のコイルとが直列に接続されている。
そして接点DMaとリレーXのコイルとの直列回路及び
接点TMa、XaとリレーYのコイルとの直列回路の両
端に電源ラインt、iから電圧が印加されている。リレ
ーXは上記正常時閉(励磁で閉)接点Xaの他に正常時
開(励磁で開)接点xbを有し、該正常時開接点xbに
より測定信号異常警報発生回路Wが構成されている。こ
の接点xbは図示しない警報発生手段を駆動する電源(
制御電源PSとは別の電源)をオンオフするために用い
られ、接点xbの閉成により警報発生手段が動作して、
測定信号が異常であること、またはループの電源が喪失
したことを報知するようになっている。またリレーYは
正常時開(励磁で閉)接点Yaを有しており、この接点
Yaの閉成がトリップ指令となる。接点TMa、DMa
、リレーX、Y。
接点Xa及びYaによりトリップ指令発生回路TRが構
成されている。尚本実施例において検出21一 部りは通常屋外に設置され、その他の部分は屋内に配置
されている。
第5図の実施例において、リレーコイルYは、励磁され
た後遅延時間tが経過した時点で接点Yaを閉じ、時間
tが経過する前匹無励磁となったときには接点Yaを閉
成させることなくリセットされるようになっている。こ
のリレーYは第2の遅延回路TDに相当するものであり
、遅延時間tは前記toよりも長く設定されている。今
検出部りに異常が無いとすると、測定信号異常警報モニ
タDMのリレーは励磁されており、接点DMaは閉じて
いる。したがってリレーXは励磁されており、接点Xa
は閉じている。また接点xbは開いているため測定信号
異常警報が出されることはない。この状態で、検出部り
が検出しているトリップ要因が所定の機器をトリップす
べき条件を満すと、トリップモニタTMのリレーが励磁
されるため接点T M aが閉じる。これによりリレー
Yが励磁され、遅延時間上を経て接点Yaが閉じる。こ
の接点Yaの閉成により、所定の機器にトリップ指22
− 令が与えられ、該機器は緊急停止する。
次に例えば検出部り内に残留した水分の凍結等により検
出部りに異常が生じ、信号変換器STの出力信号e8が
瞬時に測定範囲以外(es>StまたはeB < S+
 )の値を示すようになると、測定信号異常警報モニタ
DMのリレーが消勢され、接点DMaが開く。そのため
リレーXが無励磁となり、接点Xaが開き、接点xbが
閉じる。接点xbの閉成により図示しない警報手段が働
らいて測定信号が異常であることを報知する。尚接点X
aが開く前にトリップモニタTMの接点TMaが閉じる
場合があるが、接点Xaが開く前には接点Yaが閉じな
いように遅延リレーYの時限tを設定しであるため、ト
リップ指令が発せられることはない。サーキットブレー
カ−CBが開いて電源が喪失した場合にも、モニタDM
の接点DMaが開くためリレーXが無励磁となり、接点
xbが閉じて図示しない警報手段を動作させる。このと
き接点Xaは開となジ、トリップ遅延リレーYは無励磁
のま\であって、接点Yaが閉じることはないのでトリ
ップ指令が発せられることはない。
尚第3図に示した実施例において、警報手段を駆動する
回路の構成によっては正常時開(励磁で開)接点xbO
代りに正常時閉(励磁で閉)接点を用いることができる
。同様に接点Yaの代りに正常時閉(励磁で開)接点を
用いて、該正常時閉接点の開路によりトリップ指令を与
えるようにすることもできる。
以上のように、本発明によれば、トリップ要因毎に構成
される各ループに測定信号異常警報モニタを設けて、測
定信号の異常が検出されたとき、及び電源が喪失したと
きにトリップ指令が出されるのを阻止するようにしたの
で、機器をトリップさせる状態が生じていないにも拘ら
ずトリップ指令が出されるといった不都合を無くすこと
ができ、信頼性を高めることができる。また測定信号の
異常及び電源の喪失が生じたときには、直ちに警報が発
せられるので事故に対する措置を迅速に講することがで
きる。特に本願第2の発明によれば、各ループ毎にサー
キットブレーカ−を設けて電源を分割したので、特定の
ループの保守点検を、他のループに何ら影響を与えるこ
となく行なうことができ、保守点検を容易にすることが
できる。また信号変換器及び各モニタ内にヒユーズを設
ける必要がないので、ヒユーズの劣化による電源喪失事
故を防ぐことができる利点もある。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のトリップ指令回路の一例を示す接続図、
第2図は本発明の実施例の基本的な構成を示すブロック
図、第3図は第2図の構成をリレーを用いて具体化した
実施例を示す接続図である。 D・・・検出部、ST・・・信号変換器、TM・・・ト
リップモニタ、DM・・・測定信号異常警報モニタ、W
・・・測定信号異常警報発生回路、TR・・・トリップ
指令発生回路、CB・・・サーキットブレーカ−025
− 第1図 第2図! 第3図

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)  プラントの機器のトリップ要因を測定して測
    定信号を出力する検出部と前記測定信号を所定の電気信
    号に変換する信号変換器と前記電気信号を設定値と比較
    して該電気信号と設定値との関係が所定の機器をトリッ
    プすべき条件を満したときにトリップ信号を出力するト
    リップモニタとを有するループを各トリップ要因毎に構
    成してなるプラントのトリップ拒否回路において、前記
    測定信号の異常を検出したとき及び電源が喪失したとき
    に測定異常信号を出力する測定信号異常警報モニタと該
    測定異常信号が入力されたときに警報を発する測定信号
    異常警報発生回路と前記測定異常信号と前記トリップ信
    号とを入力として所定の機器をトリップすべきことを指
    令するトリップ指令を出すトリップ指令発生回路とが前
    記各ループに設けられ、前記トリップモニタは電源喪失
    時にはトリップ信号を出さないように構成され、前記ト
    リップ指令発生回路は前記測定異常信号が発生していな
    い状態で前記トリップ信号が発生したときにのみ前記ト
    リップ指令を出すように構成されていることを特徴とす
    るプラントのトリップ指令回路。
  2. (2)  プラントの機器のトリップ、要因を測定して
    測定信号を出力する検出部と前記測定信号を所定の電気
    信号に変換する信号変換器と前記電気信号を設定値と比
    較して該電気、(i!号と設定値との関係が所定の機器
    をトリップすべき条件を満したときにトリップ信号を出
    力するトリップモニタとを有するループを各トリップ要
    因毎に構成してなるプラントのトリップ指令回路におい
    て、前記測定信号の異常を検出したとき及び電源が喪失
    したときに測定異常信号を出力する測定信号異常警報モ
    ニタと該測定異常信号が入力されたときに警報を発する
    測定信号異常警報発生回路と前記測定異常信号と前記ト
    リップ信号とを入力として所定の機器をトリップすべき
    ことを指令するトリップ指令を出すトリップ指令発生回
    路とが前記各ループに設けられ、前記トリップモニタは
    電源喪失時にはトリップ信号を出さないように構成され
    、前記トリップ指令発生回路は前記測定異常信号が発生
    していない状態で前記トリップ信号が発生したときにの
    み前記トリップ指令を出すように構成され、且つ前記各
    ループ毎にサーキットブレーカ−が設けられて該サーキ
    ットブレーカ−を介して各ループに電源が供給されてい
    ることを特徴とするプラントのトリップ指令回路。
JP9823682A 1982-06-08 1982-06-08 プラントのトリツプ指令回路 Pending JPS58214901A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0318323A2 (en) * 1987-11-25 1989-05-31 Westinghouse Electric Corporation Variable delay reactor protection system

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0318323A2 (en) * 1987-11-25 1989-05-31 Westinghouse Electric Corporation Variable delay reactor protection system

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