JPS5821483A - 石炭のガス化方法及びその装置 - Google Patents

石炭のガス化方法及びその装置

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JPS5821483A
JPS5821483A JP11924981A JP11924981A JPS5821483A JP S5821483 A JPS5821483 A JP S5821483A JP 11924981 A JP11924981 A JP 11924981A JP 11924981 A JP11924981 A JP 11924981A JP S5821483 A JPS5821483 A JP S5821483A
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JP
Japan
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slurry
water
water tank
pressure
gasifier
Prior art date
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Pending
Application number
JP11924981A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuo Miyatani
宮谷 和夫
Mizuho Hirato
平戸 瑞穂
Shuntaro Koyama
俊太郎 小山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Electric Power Development Co Ltd
Hitachi Ltd
Original Assignee
Electric Power Development Co Ltd
Hitachi Ltd
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Publication date
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Publication of JPS5821483A publication Critical patent/JPS5821483A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は灰分を溶融状態で処理する高圧の石炭ガス化炉
に係シ、特にスラッゾ化した灰分を水砕してスラリー化
し、このスラリーの圧力エネルギーをスラリー用水の圧
力媒体として利用する石炭のガス化方法及びその装置に
関する。
石炭をガス化して燃料ガス、あるいは化学工業用の合成
ガス等を製造する場合、(1)未反応チャーを減してガ
ス化効率を上げる、(2)水蒸気原単位を下げる、(3
)処理量を増す、等の要望を満すため、ガス化炉は次第
に高温化、高圧化のガス化条件に移行している。
しかしガス化炉内の温度を1100C以上にすると、石
炭中の灰分は溶融しはじめ、クリンカーの生成、あるい
は溶融固化等による炉内閉塞等のトラブルを誘発しはじ
める。このため石炭のガス化炉としては、炉内を高温し
て灰分を溶融させ、スラッゾ状態で系外に流出させる噴
流層、溶融層のガス化炉方式が用いられてきた。しかし
臓圧のガス化炉から溶融状態のスラッゾをそのま\の状
態で抜出すことは、現在の技術では不可能でおるので、
通常ガス化炉々底部に水槽を設け、この中に溶融スラッ
ゾを流下させて水砕し、スラッゾ・水のスラリーにして
系外に抜出している。
高圧ガス化炉からのスラリーの抜出しは、そのま\では
減圧弁の摩耗が隼しく使用できないので、例えば湿式の
高圧ロックホッパーを使用し、高圧スラリーをロックホ
ッパー内で減圧したうえ、大気圧下のスラリ一槽に放出
している。またスラリー〇抜出しに伴い、不足する水槽
中の水は新規に補給しなければならないが、この場合に
はガス化炉内の圧力以上に加圧して水槽に供給するため
、多大の加圧動力を必要とし、さらに常圧のスラリー廃
水は、適当な廃水処理をしたのち放流しているため、い
ずれも処理コストの嵩む欠点があった。
本発明の目的は、スラッゾ・水のスラリーの有する圧力
エネルギーを利用してスラリー用水を水槽内に供給し、
スラリー〇エネルギーを回収して省エネルギー化を図ろ
うとするものである。
本発明の特徴とする石炭のガス化方法は、灰分を溶融ス
ラッゾの状態に保って石炭をガス化し、この溶融スラッ
ゾをスラリー化してガス化炉系外に取出す高温、高圧の
石炭ガス化方法において、前記スラリーの有する圧力エ
ネルギーをガス化炉水槽にスラリー用水を供給する時の
圧力媒体としてなることにある〇 また、本発明石炭のガス化装置の特徴は、灰分を溶融ス
ラッゾの状態に保って石炭をガス化し、この溶融スラッ
ゾをガス化炉炉底に設けた水槽に流下させてスラリー化
する石炭のガス化装置において、前記スラリー用の用水
をノ・イドロホイストに導入する系統と、ガス化炉水槽
の高圧のスラリーをハイドロホイストに導入する系統と
、ノ・イドロホイストではスラリーを圧力媒体として前
記用水を加圧し、加圧された用水をノ・イドロホイスト
から更にポンプで加圧してガス化炉水槽に給水する系統
と、前記で圧力放出したスラリーをノ・イドロホイスト
から排出する系統とよシ構成してなることにある。
以下、本発明の一実施例を図によって説明する。
1は噴流層、溶融層等、灰分をスラッゾ状態にして処理
するガス化炉、2はガス化炉1の水槽、3は流下する溶
融スラッゾ、4は水砕スラップのスラリーである。ガス
化炉1内に供給された石炭は、高温下で酸素、水蒸気と
反応してガス化され、炉頂部から流出する。高温で溶融
した灰分は溶融スラッゾiとなり、炉底部を流下し、水
槽2中に落下して水砕されスラッゾはスラリー4となる
。このスラリー4はスラリー抜出管5よシ抜出され、6
〜11.12〜17の要素で構成されるハイドロホイス
トに送られる。6及び12は出入する液間で圧力交換を
行わせる供給室、7及び13は両液を区画するフロート
、8及び14はスラリー人口の操作弁、9及び15はス
ラリー出口の操作弁、10及び16は補給水出口の操作
弁、11及び17は補給水入口の操作弁である。ハイド
ロポイストロ〜11の作動を一連の系について説明する
と、ハイドロ献イストは先ず操作弁1o、8を閉じ、ス
ラリー用水タンク24中の補給水を配管18に設けた低
圧ポンプ26で加圧−し、操作弁11を通して供給室6
内に送入して内部を補給水で満しておく。フロート7は
補給水とスラリーの中間の比重になるよう予め調整しで
あるので、常時補給水とスラリー〇境界面に保持され、
両液の混合防止と、フロート検出器36.37による境
界面の検出に利用される。
供給室6内に補給水が満され、フロート検出器37によ
りフロートの位置が供給室6内最下端で検出されると、
出入口の操作弁8,10を開き、11.9を閉じるよう
自動的に制御される。その結果供給室6内の低圧補給水
はフロート7を介してガス化炉と同一の圧力に加圧され
、高圧のスラリーが操作弁8を通って供給室6内に流入
し、フロート7を上方に移動させつつ内部の補給水を操
作弁10を通して加圧ポンプ27に送シこむ。操作弁1
0を通して送シ出される補給水は、高圧のスラリーによ
シ既に高圧に加圧されているが、ガス化炉の水槽2に供
給するため加圧ポンプ27によシ管路抵抗の損失分を加
圧し、補給水供給管28を通してガス化炉の水槽2に圧
入する。
スラリーが供給室6内に充満し、フロート7の供給室6
上端への到達が検出器36によシ確認されると、出入口
の操作弁8.10が閉、11.9作が繰返される。なお
操作弁8を閉じ9を開くことによシ′大気圧に戻された
スラリーは、スラップ水分離器19に戻され、水砕スラ
ップ20は排出口21より取りだされる。またスラップ
を分離した廃水は、配管22に設けたポンプ23によシ
スラリ−用水タンク24に戻される。スラリー中の廃水
をそのま\水槽内の補給水として再利用することにより
、廃水処理を省略することができるので、処理費を大幅
に低減することが可能になる。
ハイドロホイストの供給室が複数になっている理由は、
交互に稼動させることによシ、スラリーを連続して抜出
すためである。
ガス化炉々底部の水槽2内の冷却水は、流下する溶融ス
ラップの膨大な顕熱、凝固熱により高温に加熱され、そ
のま\では沸騰して大量の蒸気を生成しガス化炉1内に
吹込まれる。しかしガス化炉1内ではこのように大量の
水蒸気は不必要であるばかシか、顕熱の持出しによりガ
ス化炉熱効率低下の原因になる。そこで水槽2にスラリ
ー冷却器33を設け、配管35に設けたスラリー循環ポ
ンプ34によりスラリーの除熱を行って水槽2内のスラ
リ一温度をガス化炉々内圧力の飽和温度以下におさえ、
水槽2内での水蒸気生成を抑制することが必要である。
次にハイドロホイストでは、供給室6から送り出される
液量と送り出す駆動スラリー量とは常に等しくなければ
ならない。水槽2内における高圧補給水、ガス化炉より
流下するスラリー、ガス化炉への蒸発水蒸気、および水
槽よシ抜出される高圧スラリー間の物質収支を考えると
、高圧スラリーにより供給室6より送り出される水量は
、流下するスラップ容積と蒸発する水蒸気相当分の水量
の差だけ過剰になっている。そこで加圧ポンプ27の出
口側に設けられた高圧水貯槽29より、液面調整弁30
を通し高圧余剰水を配管32を介して系外に取出し水槽
2内の収支を計ることが必要になるが、この場合補給水
、流下スラッゾ、蒸発水、および抜出しスラップの個々
の測定を行わず、水槽2に液面検出器31を設けて、水
槽2内の液面が常に一定になるよう液面調整弁30によ
多制御すれば、スラリー抜出しと冷却水の補給はハイド
ロホイストによシ自動的に行われ、制御はきわめて簡単
になる。なおこの場合の高圧余剰水はスラリー用水タン
ク24に戻すが、場合によってはガス化原料の石炭スラ
リー用水、高圧洗浄水として有効に利用することもでき
る。また水槽2内ではスラップが底部に沈降し2相分離
しないよう、スラリー循環ポンプ34によシ水槽2内の
スラリー攪拌を行い、常に均一なスラリー懸濁相を維持
させておくことがのぞましい。
なお、25はスラリー用水タンク24の補給水、38及
び39はハイドロホイスト12〜17のフロート検出器
、40はスラリー冷却器33の冷却水供給管、41はス
ラリー冷却器33で熱交換した蒸気排出管である。
本発明によれば、高圧ガス化炉々底部より水槽内に流下
してつくられた水砕スラリーの系外への排出にあたシ、
高圧スラリーの有する圧力エネルギーを利用して低圧の
スラリー用水を高圧ガス化炉に圧入することができるの
で、スラリー用水の圧入動力を大幅に低減することがで
き、省エネルギー化に大きく貢献する。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の一実施例を示す水砕スラップを抜出すプ
ロセスの構成を示すフローシートである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、灰分を溶融スラップの状態に保って石炭をガス化し
    、この溶融スラップをスラリー化してガス化炉系外に取
    出す高温、高圧の石炭ガス化方法において、前記スラリ
    ーの有する圧力エネルギーをガス化炉水槽にスラリー用
    水を供給する時の圧力媒体としてなることを特徴とする
    石炭のガス化方法。 2、灰分を溶融スラップの状態に保って石炭をガス化し
    、この溶融スラップをガス化炉炉底に設けた水槽に流下
    させてスラリー化する石炭のガス化装置において、前記
    スラリー用の用水をハイドロホイストに導入する系統と
    、ガス化炉水槽の高圧のスラリーをハイドロホイストに
    導入する系統と、ハイドロホイストではスラリーを圧力
    媒体として前記用水を加圧し、加圧された用水をハイド
    ロホイストから更にポンプで加圧してガス化炉水槽に給
    水する系統と、前記で圧力放出したスラリーをハイドロ
    ホイストから排出する系統とよりなることを特徴とする
    石炭のガス化装置。 3、ハイドロホイストから排出したスラリーをスラッゾ
    と水に分離する分離装置と、分離装置でスラッゾから分
    離された水を貯水槽に送水する系統と、貯水槽の水をス
    ラリー用の用水として・・イドロホイストに導入する系
    統とを設け、しかしてスラリー用水の循環系統を構成し
    てなることを特徴とする特許請求の範囲第2項記載の石
    炭のガス化装置。 4、ガス化炉水槽に設けた液面検出器と、ガス化炉水槽
    に給水する系統に設けた水槽と、この水槽より系外にス
    ラリー用水を排出するように設けた排出系統と、この排
    出系統に設けると共に前記液面検出器の信号で開閉作動
    する液面調整弁とよりすることを特徴とする特許請求の
    範囲第2項記載の石炭のガス化装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103764803A (zh) * 2011-09-07 2014-04-30 三菱重工业株式会社 炉渣排出系统、气化装置以及气化发电装置
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