JPS58212869A - ステンレス鋼の表面硬化肉盛溶接方法 - Google Patents
ステンレス鋼の表面硬化肉盛溶接方法Info
- Publication number
- JPS58212869A JPS58212869A JP9507782A JP9507782A JPS58212869A JP S58212869 A JPS58212869 A JP S58212869A JP 9507782 A JP9507782 A JP 9507782A JP 9507782 A JP9507782 A JP 9507782A JP S58212869 A JPS58212869 A JP S58212869A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- stainless steel
- build
- welding
- alloy
- hardening
- Prior art date
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- Pending
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B23—MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B23K—SOLDERING OR UNSOLDERING; WELDING; CLADDING OR PLATING BY SOLDERING OR WELDING; CUTTING BY APPLYING HEAT LOCALLY, e.g. FLAME CUTTING; WORKING BY LASER BEAM
- B23K9/00—Arc welding or cutting
- B23K9/04—Welding for other purposes than joining, e.g. built-up welding
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B23—MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B23K—SOLDERING OR UNSOLDERING; WELDING; CLADDING OR PLATING BY SOLDERING OR WELDING; CUTTING BY APPLYING HEAT LOCALLY, e.g. FLAME CUTTING; WORKING BY LASER BEAM
- B23K35/00—Rods, electrodes, materials, or media, for use in soldering, welding, or cutting
- B23K35/001—Interlayers, transition pieces for metallurgical bonding of workpieces
- B23K35/004—Interlayers, transition pieces for metallurgical bonding of workpieces at least one of the workpieces being of a metal of the iron group
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Plasma & Fusion (AREA)
- Arc Welding In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
この発明はステンレス鋼に表面硬化肉感溶接を施す方法
の改良に係夛、更に詳しく言えば腐食環境下における使
用によっても粒界腐食を生ずることのないステンレス鋼
表面硬化肉盛溶接方法に係る。
の改良に係夛、更に詳しく言えば腐食環境下における使
用によっても粒界腐食を生ずることのないステンレス鋼
表面硬化肉盛溶接方法に係る。
シールリングやポンプ部品等のステンレス鋼製機械部品
の摩耗を防ぐため表面硬化の目的でステライト合金或い
はコロモロイ合金等を肉盛溶接することが行なわれてい
るが、これを海水等の腐食環境下で使用すると硬化肉盛
・を施した部分に粒界腐食を生じ、肉盛層が剥離する等
のトラブルを生ずる。
の摩耗を防ぐため表面硬化の目的でステライト合金或い
はコロモロイ合金等を肉盛溶接することが行なわれてい
るが、これを海水等の腐食環境下で使用すると硬化肉盛
・を施した部分に粒界腐食を生じ、肉盛層が剥離する等
のトラブルを生ずる。
硬化肉盛用合金は硬化元素として０．３％以上のＣを含
有しているため、この合金をステンレス鋼に溶接肉盛す
ると硬化合金からＣ含有量の少ないステンレス鋼へ向っ
て溶接中にＣが拡散移動する。
有しているため、この合金をステンレス鋼に溶接肉盛す
ると硬化合金からＣ含有量の少ないステンレス鋼へ向っ
て溶接中にＣが拡散移動する。
そのため両者の境界近傍のステンレス鋼はＣ濃度が高く
なル、溶接後の冷却時に８００〜５５０℃の温度範囲を
通過する間に固溶限を超えて含まれているＣは母材の結
晶粒界に集まシ、これが粒界近傍のＣｒと化合してクロ
ム炭化物（Ｃｒ２３Ｃ６）を粒界に析出する。その結果
該個所の固溶Ｃｒの濃度が低下し、本来ステンレス鋼の
有する耐食性が著しく低下して粒界腐食を起し易くなる
ものと考えられる。
なル、溶接後の冷却時に８００〜５５０℃の温度範囲を
通過する間に固溶限を超えて含まれているＣは母材の結
晶粒界に集まシ、これが粒界近傍のＣｒと化合してクロ
ム炭化物（Ｃｒ２３Ｃ６）を粒界に析出する。その結果
該個所の固溶Ｃｒの濃度が低下し、本来ステンレス鋼の
有する耐食性が著しく低下して粒界腐食を起し易くなる
ものと考えられる。
本発明の方法は上記の如く母材ステンレス鋼が硬化肉盛
用合金の含有するＣを吸収して耐食性が低下することの
ないような硬化肉盛方法を提供することを目的とし、ス
テンレス鋼に表面硬化肉盛溶接を施す方法において、ス
テンレス鋼の溶接すべき表面にニッケルを下地材として
肉盛溶接しておいて、その上に硬化肉盛溶接を施すこと
を特徴とするステンレス鋼の表面硬化肉盛溶接方法に係
る。
用合金の含有するＣを吸収して耐食性が低下することの
ないような硬化肉盛方法を提供することを目的とし、ス
テンレス鋼に表面硬化肉盛溶接を施す方法において、ス
テンレス鋼の溶接すべき表面にニッケルを下地材として
肉盛溶接しておいて、その上に硬化肉盛溶接を施すこと
を特徴とするステンレス鋼の表面硬化肉盛溶接方法に係
る。
合金を肉盛溶接するので、ニッケル層とステンレス鋼と
の境界部罠はニッケルとステンレス鋼との合金層を生じ
、硬化合金を肉盛溶接中和硬化合金中のＣはすぐ下のニ
ッケル層内には移動するが、更にその下の高ニツケルス
テンレス鋼またはステンレス鋼母材までは移動しない。
の境界部罠はニッケルとステンレス鋼との合金層を生じ
、硬化合金を肉盛溶接中和硬化合金中のＣはすぐ下のニ
ッケル層内には移動するが、更にその下の高ニツケルス
テンレス鋼またはステンレス鋼母材までは移動しない。
従ってステンレス鋼は粒界腐食感受性を生じないのであ
る。
る。
次にステンレス鋼（ｓｕｓ３ｏ４または３１６）にステ
ライト系硬化合金を従来技術まだは本発明に係る方法で
肉盛溶接した試験片について粒界腐食試験を行なった結
果について説明する。
ライト系硬化合金を従来技術まだは本発明に係る方法で
肉盛溶接した試験片について粒界腐食試験を行なった結
果について説明する。
ステンレス鋼表面にニッケルの肉盛溶接を行なうのに使
用したニッケル溶接棒の化学成分組成は第１表に示すと
おシであシ、これを使用してＴｊｇ溶接法で１〜１．５
ｍ厚さに肉盛溶接し、その上にステライトを一層肉盛溶
接した。腐食試験液は硫酸で□、Ｈを調節した（水＋硫
酸＋１，５重量％Ｃｊ−）溶液を用い、試験片を５０′
Ｅ３間腐食試験液中に浸漬したのち引揚げて粒界腐食深
さを調べた。
用したニッケル溶接棒の化学成分組成は第１表に示すと
おシであシ、これを使用してＴｊｇ溶接法で１〜１．５
ｍ厚さに肉盛溶接し、その上にステライトを一層肉盛溶
接した。腐食試験液は硫酸で□、Ｈを調節した（水＋硫
酸＋１，５重量％Ｃｊ−）溶液を用い、試験片を５０′
Ｅ３間腐食試験液中に浸漬したのち引揚げて粒界腐食深
さを調べた。
腐食試験結果は第１図に示すとおシであって、Ｎｉ を
下地材として使用しない従来方法による場合は腐食試験
液のｐＨが低くなるに伴ない、粒界腐食深さが大きくな
るが、Ｎｉ を下地材として肉盛溶接した本発明の方法
によるものは全く粒界腐食を示さなかった。
下地材として使用しない従来方法による場合は腐食試験
液のｐＨが低くなるに伴ない、粒界腐食深さが大きくな
るが、Ｎｉ を下地材として肉盛溶接した本発明の方法
によるものは全く粒界腐食を示さなかった。
以上説明したように本発明の方法ではステンレス鋼に表
面硬化合金を肉盛溶接する場合、ニッケルを下地材とし
てステンレス鋼表面に肉盛溶接しておいて、該ニッケル
層の上に表面硬化合金を肉盛溶接するので表面硬化合金
のＣは下地材のニッケルまでは移動するが、その下のス
テンレス鋼までは移動することがないのでステンレス鋼
は粒界腐食を起さず、ステンレス鋼の耐食性を低下させ
ることはないし、ニッケル中に硬化合金からＣが移動し
て来ても炭化物を析出することはない。
面硬化合金を肉盛溶接する場合、ニッケルを下地材とし
てステンレス鋼表面に肉盛溶接しておいて、該ニッケル
層の上に表面硬化合金を肉盛溶接するので表面硬化合金
のＣは下地材のニッケルまでは移動するが、その下のス
テンレス鋼までは移動することがないのでステンレス鋼
は粒界腐食を起さず、ステンレス鋼の耐食性を低下させ
ることはないし、ニッケル中に硬化合金からＣが移動し
て来ても炭化物を析出することはない。
従って本発明の方法をステンレス鋼製のシールリング、
シャフトスリーブ、軸受、ポンプ部品、ノズル類、バル
ブ類、ミキサスクリュ羽根等耐食性と耐摩耗性を必要と
する機械部８忙適用すれば、耐食性を低下させずに耐摩
耗性を向上させることができるので、その実用上の効果
はきわめて大きい。
シャフトスリーブ、軸受、ポンプ部品、ノズル類、バル
ブ類、ミキサスクリュ羽根等耐食性と耐摩耗性を必要と
する機械部８忙適用すれば、耐食性を低下させずに耐摩
耗性を向上させることができるので、その実用上の効果
はきわめて大きい。
なお下地材として用いるニッケルは市販の純ニッケルが
好ましいが、これに限らずＣ含有量が約０．１％以下の
ニッケル基合金を使用しても同様な効果が得られること
は容易に理解されよう。
好ましいが、これに限らずＣ含有量が約０．１％以下の
ニッケル基合金を使用しても同様な効果が得られること
は容易に理解されよう。
第１図は本発明の方法によって溶接した試験片と従来方
法による試験片の腐食試験結果を対比して示すグラフで
ある。
法による試験片の腐食試験結果を対比して示すグラフで
ある。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 ステンレス鋼に表面硬化肉盛溶接を施す方法に゛おいて
、 ステンレス鋼の溶接すべき表面にニッケルを下地材とし
て肉感溶接しておいて、その上に硬化肉盛溶接を施すこ
とを特徴とするステンレス鋼の表面硬化肉盛溶接方法
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9507782A JPS58212869A (ja) | 1982-06-03 | 1982-06-03 | ステンレス鋼の表面硬化肉盛溶接方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9507782A JPS58212869A (ja) | 1982-06-03 | 1982-06-03 | ステンレス鋼の表面硬化肉盛溶接方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS58212869A true JPS58212869A (ja) | 1983-12-10 |
Family
ID=14127897
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9507782A Pending JPS58212869A (ja) | 1982-06-03 | 1982-06-03 | ステンレス鋼の表面硬化肉盛溶接方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS58212869A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6422470A (en) * | 1987-06-22 | 1989-01-25 | Westinghouse Electric Corp | Laminated metallic structure and manufacture thereof |
| KR100569896B1 (ko) * | 1998-12-31 | 2006-09-06 | 두산인프라코어 주식회사 | 내마모습동부품의 제조방법_ |
-
1982
- 1982-06-03 JP JP9507782A patent/JPS58212869A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6422470A (en) * | 1987-06-22 | 1989-01-25 | Westinghouse Electric Corp | Laminated metallic structure and manufacture thereof |
| KR100569896B1 (ko) * | 1998-12-31 | 2006-09-06 | 두산인프라코어 주식회사 | 내마모습동부품의 제조방법_ |
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