JPS5821193B2 - カバ−付炉に原料をガス密供給する装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 この発明はカバー付炉に装入物を供給する装置に関する
ものである。

フェロアロイ、銑鉄およびカーバイドの製造に用いられ
るカバー付炉では、原料は通常、炉の天井から突出しか
つ炉の内部に連通ずるいわゆる装入シュート内へ通じた
パイプによって上方ホッパおよびビンから炉へ供給され
る。

装入パイプおよび装入シュートは連続して原料の充填さ
れた状態で保たれ、従って装入パイプおよび装入シュー
ト内に装入物が入っている装置が得られ、炉への装入物
の供給は直接炉内の装入物の消耗に対して調節される。

このような装置の欠点は、装入パイプおよび軸が大気に
連通しているので炉の完全にガス密な封鎖を得ることが
できない点にある。

その結果、有毒なＣＯガスが外部へ漏れ得ることになり
、また空気が装置内に流入した時爆発のような火災が発
生し得る危険もある。

炉内に挿入する装入シュートの部分はさらに高温および
摩耗を受ける。

従ってこれらの部分は通常水で冷却する必要がある。

しかしながら、起り得る水漏れを発見することは困難で
あり、従って水が炉内に入り、損傷や事故を起す危険が
ある。

カバー付炉に装入物を供給する別の公知の方法は例えば
弁型または他の公知型の二つのトイによるバッチ状供給
を用いることにある。

しかしながら、このような装置では、バッチが炉に供給
される時炉からＣＯガスが二つの弁間の空所内へ漏れる
。

従ってこの方法でも、結果として有毒でしかも爆発の危
険のあるＣＯガスの問題が生じる。

そこでこの発明では、炉へのバッチ状装入ができると同
時に装入シュートと炉の天井との間のガス密連結を行な
う弁装置を提供する。

この発明による装置は外部弁ハウジング内に配置される
横にな−った回転可能な中空シリンダすなわちドラムか
ら成り、外部弁ハウジングの下方部分は半円筒形に形成
され、その内径はドラムの外径に相応している。

ドラムは堅固に接着されずにそれ自体の重量で直接弁ハ
ウジングの内部円筒面に当接し、回転運動はドラムの一
端壁においてタップに装着されるレバーによって伝達さ
れる。

またドラムは炉の天井の装入開口および装入シュートの
内径に形および寸法の相応した開口を備えている。

ドラムが通し軸に堅固に装着されずにそれ自体の重量で
弁ハウジングの半円筒形の下方部分に当接しているので
、完全な封鎖作用が得られ、ドラムと弁・〜ウジングの
下方部分との間にある装入物粒子がはさまった場合に装
置が動かなくなって回転示止まる危険はない。

ドラムは簡単に持ち上がって動き、そしてはさまった粒
子または塊が炉内へ入ると再び下がる。

この発明の一実施例を添付図面に概略的に示す。

第１，２図において、１は炉の天井を示し、２は炉の天
井における装入シュートの挿入部を示す。

３は外部弁へウジ／グを示し、この弁・〜ウジノブ２の
下方部分は半円筒形に形成されている。

４は中空円筒状回転装置すなわちドラムであり、このド
ラム４の外径は弁・・シリンタ３の下方部分の内径に相
応し、それでガス密封鎖がなされる。

５はドラム４の一端壁においてタップ１１に連結された
レバーであり、このレバー５はまた流体力または空気シ
リンダ６に連結されており、このシリンター６はドラム
４に矢印で示すような回転力を与える。

７は回転ドラム４の内部開口であり、この開ロアが装入
シュート８における開口９と合致した時この内部量ロア
を介して装入物がドラム４内に自由に流入できる。

ドラム４がシリンター６およびレバー５によって回転さ
れると、内部量ロアは装入シュート８内の装入物の柱か
ら離れて上方向に動き、ドラム４内の装入物と装入シュ
ート８との連通はたたれる。

そして装入シュート８内の装入物はドラム４の壁に当接
する。

装入シュート８はドラム４の壁に対して、ドラム４が回
転しても装入物が静かに横たわって壁に当接するような
角度に配置される。

ドラム４０回転中、炉内へ装入物を導く開口１０はドラ
ム４の壁で覆われる。

内部量ロアが装入シュート８と重なる位置からドラム４
が約１２０の角度回転すると、内部量ロアは外部弁・〜
シリンタ３の壁で覆われる。

こうして空気および装入物はドラム４内にガス密包囲さ
れる。

ドラム４な連続して回転させることによって、内部量ロ
アは炉内に通じる開口１０の上方の位置に動匂その後ド
ラム４内の装入物は炉内へ供給されてなくなり、そして
ドラム４内の空気は炉からのＣＯと共に燃焼され、それ
でドラム４内は燃焼ガスで充されるようになる。

ドラム４がさらに回転すると、ドラム４の壁は開口１０
を閉じ、そしてドラム４は。

内部量ロアが装入シュート８の前方の位置に来るまで動
き、ドラム４内に再び装入物が流入する。

この発明による装置によって、内部量ロアが上方に向い
ているとき、自動操作と同様に手動操作で修正材料２簡
拳かつ迅速に供給することができる。

従って炉の運転を止めずにカバー付炉においても電極の
まわりの領域に直接修正材料を供給することができる。

【図面の簡単な説明】

第１，２図はこの発明による装置を二つの異なる状態に
おいて示す断面図である。 図中、１は炉の天井、２は装入物の挿入部、３は弁・〜
シリンタ、４は水平回転中空ドラム、７は内部開口、８
は装入シュート、９，１０は開口である。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 弁ハウジング３内に水平回転中空ドラム４を設け、
   弁・・ウジング３の下方部分が半円筒形に形成され、上
   記水平回転中空ドラム４がそれ自体の重量で上記半円筒
   形の下方部分の内表面じ当接し上記半円筒形の下方部分
   の内径が上記水平回転中空ドラム４の外径に相応し、ま
   た上記水平回転中空ドラム４が、それぞれ炉の天井１の
   開口２および装入シュート８における開口９，１０の形
   および寸法に相応した開ロアを備えていることを特徴と
   するカバー付炉に原料をガス密供給する装置。