JPS5821149B2 - ボ−ル弁におけるボ−ル弁体密封構造 - Google Patents

ボ−ル弁におけるボ−ル弁体密封構造

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JPS5821149B2
JPS5821149B2 JP54062364A JP6236479A JPS5821149B2 JP S5821149 B2 JPS5821149 B2 JP S5821149B2 JP 54062364 A JP54062364 A JP 54062364A JP 6236479 A JP6236479 A JP 6236479A JP S5821149 B2 JPS5821149 B2 JP S5821149B2
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JP
Japan
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valve body
ball valve
seal rings
ring
ball
Prior art date
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JP54062364A
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JPS55155966A (en
Inventor
市丸常一
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ichimaru Giken Co Ltd
Original Assignee
Ichimaru Giken Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、ボール弁体を回動させて流体の流通及び遮断
を行なうボール弁に関するものである。
ボール弁は流体抵抗が少なく、開閉操作が容易で小型軽
量である等の様々な利点を有するものであるが、弁本来
の機能である流体の流通及び遮断の機能を発揮させるの
に最も重要であるボール弁体の密封手段は、いまだに確
実な密封性を長期にわたって保証し得る手段が開発され
ていないもので これによりボール弁は各種の利点を有
するにもかかわらず、一般的評価は低く、現状において
も適用分野が低圧の使用流体でかつ完全な遮断性を要求
されないような分野に限定されて使用されているにすぎ
ないものである。
そこで、従来、ボール弁において使用されているボール
弁体密封構造を以下の例に基いて説明すると、まず、フ
ッ素樹脂によるシールリングのみによる密封構造におい
ては、最初の新しい間は−の弾性を保有し、密封能力を
有するものであるが、期間が経過するにつれて弾性を失
ない、変形が永久変形となって弾性復帰せず、密封度が
短期間で急激に低下するものであった。
これにより、短期;開拓のシールリング交換を余儀なく
され、ボール弁の保守管理上において最大のネックとな
る欠点を有すると共に組立面においても誤差逃げがない
ために、製作上で寸法精度をよほど高めない限り、組み
立てがきわめて困難であるという欠点を有するものであ
った。
また、シールリングの後部に単一の皿バネを配置した密
封構造においては、皿バネによりシールリングが弾性化
し、初期においては密封能力を有するものであるが、期
間が経過しシールリングが摩耗していくと、皿バネは弾
性力保有幅が狭いために、皿バネによる押圧力は急激に
低下し、シールリングに対して弾性を付与する能力を失
ない、密封度が短期間で低下するものであった。
これにより、前述の例と同様に、短期間毎のシールリン
グ交換を余儀なくされ、かつ誤差:逃げがわずかである
ために組み立て上においても困難を伴なうものであった
また、シールリングと弁枠との間に、両面に突起を形成
した受圧リングを設けた密封構造にあっては、表面に突
起を設けているので、突起が圧力に耐えることができず
、つぶれてしまい、シールリングに強い押圧力を作用さ
せることができないという欠陥がある。
本発明は、上述のような従来のボール弁が有する欠陥を
解消せんことを目的とするもので、その要旨とするとこ
ろは、流通孔1を貫通してなるボール弁体2の回動操作
により流体の流通及び遮断を行なうボール弁において、
ボール弁体2の流通孔1の開口径より若干内径が犬であ
るフッ素樹脂によるシールリング3,3をステム4の回
動軸と平行にかつ前記弁体2を中心として互いに対向さ
せて配置し、同シールリング3,3のボール弁体2側を
同弁体2の曲率に一致させて密封面3a。
3aを形成すると共に同シールリング3,3の前記密封
面3a 、3aと対向する外周面に面圧調整用突条3b
、3bを形成し、かつ同シールリング3.3と弁棒5,
5との間に弾性素材からなりかつ内面を平らにした断面
が方形状のバックアップ、□リング6.6を配置し、同
リング6.6にシールリング3,3の面圧調整用突条3
b、3bをくい込ませることによりシールリング3,3
の密封面3a 、3aをボール弁体2に圧着当接させた
ことにある。
次に、本発明を図面に示す実施例に基いて以下詳細に説
明する。
ボール弁は流通孔1を貫通してなるボール弁体2の回動
操作により同孔1の位置を変化させ、流体の流通及び遮
断を行なうもので、ボール弁体2゜の回動操作は同弁体
2と嵌合するステム4の上端に設けた開閉操作杆1によ
り行なう(手動操作)か、ステム4の上端に電動開閉器
やシリンダー開閉器(図示していない)を設けて行なう
ものである。
そして、シールリング3,3はフッ素樹脂をJ素材とし
てボール弁体2の流通孔1の開口径より若干内径が犬に
なるように形成するもので、素材はフッ素樹脂のうち四
フフ化エチレン樹脂(商標名;テフロン)が高温や有機
溶剤に安定で若干の弾性を有し、かつ成型が容易である
という点から最も好ましいものである。
また、シールリング3゜3の配置は、第2図で示すよう
に、ステム4の回動軸と平行にボール弁体2を中心に互
いに対向させて配置し、さらにシールリング3,3の形
状は、第3図及び第4図に示すように、比較的高圧の流
体に使用する場合はボール弁体2側の接触面全部を同弁
体2の曲率に一致させて密封面3a 、 3aを形成す
るか、第5図に示すように、比較的低圧の流体に使用す
る場合はボール弁体2側の接触面の一部に凹陥部3 a
’を陥設して同弁体2の曲率に一致させて密封面3a、
3aを形成するものであり、シールリング3,3の前記
密封面3a、3aと対向する外周面には、第3図〜第5
図で示すように、面圧調整用突条3b、3bを形成する
ものである。
この面圧調整用突条3b 、3bの条数は実施例におい
ては2条であるが、1条でも数条でもよいもので、さら
にその形状は、第3図及び第4図においては、方形状で
あり第5図においては半円状であるが、凹凸面を形成す
ればよく、台形や三角形あるいはその他の形状であって
もよい。
しかも、前記密封面3a、3aを押圧する弾性力(面圧
)を調整するためには、第4図で示すように、突条3b
、3bの幅員tを適宜に設定することにより行ない得る
ものである。
そして、前記シールリング3,3に形成した面圧調整用
突条3b。
3bと弁棒5,5との間には、合成ゴム等の弾性素材に
よりなるバックアップリング6.6を配置するもので、
同リング6.6は第4図及び第5図に示すように、一定
の厚みを有する方形状断面のものを使用し、その取付状
態は第3図に示すように、突条3b、3bの頂面をシー
ルリング3,3と前記リング6.6との接触面とし、突
条3b。
3bの凹陥部を圧縮逃げとして、突条3b 、 3bを
リング6.6に喰い込ませた状態とし、これによりシー
ルリング3,3の密封面3a、3aをボール弁体2に圧
着当接させるものである。
尚図中8,8で示すものはシールリング3,3及びバッ
クアップリング6.6を保持するためのL型金具、9は
ステム用シールリング、10はシールリング押え、11
は弁棒5に突出した突起12に開閉時に当接する開閉ス
トッパー、5a。
5aはフランジ部である。
従って、本発明のボール弁体密封構造を有するボール弁
を使用するに際しては、シールリング3゜3の密封面3
a 、3aとボール弁体2の球表面とは、バックアップ
リング6.6とシールリング3゜3の突条3b、3b及
びシールリング3,3自体が有する若干の弾性により緊
密に圧着当接し、ボ−ル弁体2の流通状態及び遮断状態
で確実に流体の漏洩を防止して密封することができるも
のである。
つまり、第3図に示すように、バックアップリング6.
6は突条3b、3bにより、シールリング3,3と全面
接触するものではなく部分接触し、かつ凹陥部が圧縮逃
げとなるために十分な深さで圧縮でき、この圧縮力の反
力がそのままシールリング3,3に強い押圧力として作
用することによるものである。
また、長時間使用によりシールリング3,3の密封面3
a、3aが摩耗し、かつシールリング3゜3自体が老化
により弾性低下した際も、バックアップリング6.6が
十分な深さで圧縮され弾性保有幅が大きいために、密封
性の低下がほとんどないものである。
また、組み立てにおいても、前記説明の弾性保有幅が大
きいことによる誤差逃げがあるために、厳密にボール弁
体2とシールリング3,3とを合致させる必要がなく、
だれでも短時間で行ない得るもので、さらに製造におい
ても高い寸法精度に。
よる加工を要求されないものである。
また、上記と同様な理由により、流体の温度の変化によ
るボール弁体2の体積変化にも対応吸収することができ
るものである。
本発明は上述のように構成したので、ボール弁体2の密
封を確実にしかも長期にわなって保証し得る効果を有す
るもので、これに付随してボール弁の保守管理の手間を
著しく省き得るものであるる。
また、誤差逃げを有するために組み立てがきわめて容易
であると共に構造が簡潔でしかも高い寸法精度を要求さ
れないために製造上においても労力の節減を達成し得る
効果を有するものである。
さらに、ボール弁体2の体積変化にも密封性を損なうこ
となく対応し得る効果を有するものである。
又、バックアップリング6.6を、内面を平らにした断
面方形状に形成したので、内部応力の分布が流線形にな
り、シールリング3,3を強い押圧力で押圧することが
できるという効果もある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のボール弁体密封構造を有するボール弁
を示す一部切欠斜視図、第2図は同ボール弁の縦断正面
図、第3図は第2図A部拡大図、第4図は本発明の要部
であるシールリングとバックアップリングの一例を示す
断面図、第5図は間両リングの他側を示す断面図である
。 1・・・・・・流通孔、2・・・・・・ボール弁体、3
・・・・・・シールリング、4・・・・・・ステム、3
a・・・・・・密封面、3b・・・・・・面圧調整用突
舟、5・・・・・・弁棒、6・・・・・・バックアップ
リング。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 流通孔1を貫通してなるボール弁体2の回動操作に
    より流体の流通及び遮断を行なうボール弁において、ボ
    ール弁体2の流通孔1の開口径より若干内径が犬である
    フッ素樹脂によるシールリング3,3をステム4の回動
    軸と平行にかつ前記弁体2を中心として互いに対向させ
    て配置し、同シールリング3,3のボール弁体2側を同
    弁体2の曲率に一致させて密封面3a、3aを形成する
    と共に同シールリング3,3の前記密封面3a。 3aと対向する外周面に面圧調整用突条3b。 3bを形成し、かつ同シールリング3,3と弁枠5.5
    との間に弾性素材からなり、かつ内面を平らにした断面
    が方形状のバックアップリング6゜6を配置し、同リン
    グ6.6にシールリング3゜3の面圧調整用突条3b、
    3bをくい込ませることによりシールリング3,3の密
    封面3a 、 3aをボール弁体2に圧着当接させたこ
    とを特徴とするボール弁。
JP54062364A 1979-05-19 1979-05-19 ボ−ル弁におけるボ−ル弁体密封構造 Expired JPS5821149B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS63298364A (ja) * 1987-05-29 1988-12-06 Ricoh Co Ltd コロナ放電装置

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JPS4815874U (ja) * 1971-07-02 1973-02-22
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