JPS5821072Y2 - 蓄電池極柱封口部 - Google Patents
蓄電池極柱封口部Info
- Publication number
- JPS5821072Y2 JPS5821072Y2 JP1978024580U JP2458078U JPS5821072Y2 JP S5821072 Y2 JPS5821072 Y2 JP S5821072Y2 JP 1978024580 U JP1978024580 U JP 1978024580U JP 2458078 U JP2458078 U JP 2458078U JP S5821072 Y2 JPS5821072 Y2 JP S5821072Y2
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- JP
- Japan
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- pole
- column
- peripheral wall
- support ring
- pole column
- Prior art date
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- Expired
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-
- Y02E60/12—
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- Sealing Battery Cases Or Jackets (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は蓄電池極柱封口部の改良に関するもので、その
目的とするところは、極柱の腐蝕ならびにそれに因して
発生する電槽蓋割れなどの事故を未然に防止することに
ある。
目的とするところは、極柱の腐蝕ならびにそれに因して
発生する電槽蓋割れなどの事故を未然に防止することに
ある。
従来蓄電池極柱封口部は、第1図に示す如きものが用い
られた。
られた。
1は複数個の突出部2を放射状に突設せる例えば鉛合金
等よりなる極柱3を挿通口4において挿通せる電槽蓋、
5は0 ’Jソングンキング、6は極柱封口用ナンド、
Tは極柱3を極柱封口用ナンド6で締付げるためにそれ
ぞれに刻設された螺子部、8は極柱封口のためにコンパ
ウンドまたはワンクス等を極柱封口用ナンド6の上面部
の凹状部9に流し詰めて密封部を形成したる充填層であ
る。
等よりなる極柱3を挿通口4において挿通せる電槽蓋、
5は0 ’Jソングンキング、6は極柱封口用ナンド、
Tは極柱3を極柱封口用ナンド6で締付げるためにそれ
ぞれに刻設された螺子部、8は極柱封口のためにコンパ
ウンドまたはワンクス等を極柱封口用ナンド6の上面部
の凹状部9に流し詰めて密封部を形成したる充填層であ
る。
上記の如き構造を有する蓄電池極柱封口部においては、
蓄電池充電時に発生するガンシングに伴う電解液飛沫が
突出部2付近から極柱3の周壁面を伝つり滲出上昇し、
螺子部γの細隙を手細管現象的に滲上しようとする。
蓄電池充電時に発生するガンシングに伴う電解液飛沫が
突出部2付近から極柱3の周壁面を伝つり滲出上昇し、
螺子部γの細隙を手細管現象的に滲上しようとする。
ところがこれらの細隙に侵入し極柱3の周壁面を浸潤し
たる電解液は容易に往来置換えず、従って前記細隙間に
電解液が滞留せる場合には、該電解液のために、濃淡電
池となって極柱に局部的な電解作用が生じて酸化腐蝕が
発生し、その腐蝕によって突起状の腐蝕性生成物が析出
して極柱3の腐蝕を大きくし、遂には極柱3の破断ある
いは突起状生成物の膨張圧力による電槽蓋割れを生ぜし
める等の欠点を有していた。
たる電解液は容易に往来置換えず、従って前記細隙間に
電解液が滞留せる場合には、該電解液のために、濃淡電
池となって極柱に局部的な電解作用が生じて酸化腐蝕が
発生し、その腐蝕によって突起状の腐蝕性生成物が析出
して極柱3の腐蝕を大きくし、遂には極柱3の破断ある
いは突起状生成物の膨張圧力による電槽蓋割れを生ぜし
める等の欠点を有していた。
本考案は上記の欠点を除去するもので、極柱の外径より
幾分大なる口径を有するように電槽蓋に穿設された極柱
挿通口に極柱を挿通して形成される間隙部および前記極
柱挿通口を密封するため極柱の直径より大なる内径を有
する合成樹脂製極柱支持リングを内周に螺着したる合成
樹脂製極柱封口用ナツトな極柱に嵌挿したる時、極柱支
持リングと極柱周壁面との間に形成する間隙を以で極柱
周壁面を伝って滲み上ってくる電解液の流路、往来置換
通路とすると共に、前記極柱封口用ナンドの上面部に形
成せる凹陥部において極柱の周囲を液密に充填物を詰め
て充填%形成したことにより、極柱周壁にて電解液滴の
漏出および滞留堆積するのを阻止し、これが因にて生起
する極柱腐蝕を防止しようとするものである。
幾分大なる口径を有するように電槽蓋に穿設された極柱
挿通口に極柱を挿通して形成される間隙部および前記極
柱挿通口を密封するため極柱の直径より大なる内径を有
する合成樹脂製極柱支持リングを内周に螺着したる合成
樹脂製極柱封口用ナツトな極柱に嵌挿したる時、極柱支
持リングと極柱周壁面との間に形成する間隙を以で極柱
周壁面を伝って滲み上ってくる電解液の流路、往来置換
通路とすると共に、前記極柱封口用ナンドの上面部に形
成せる凹陥部において極柱の周囲を液密に充填物を詰め
て充填%形成したことにより、極柱周壁にて電解液滴の
漏出および滞留堆積するのを阻止し、これが因にて生起
する極柱腐蝕を防止しようとするものである。
図面について説明すると、10は周壁面において複数個
の突出部11を放射状に突設せしめたる鉛合金よりなる
極柱12を挿通せる極柱挿通口13を穿設せる電槽蓋に
して、例えば熱可塑性合成樹脂あるいはエボナイト等よ
りなり、極柱12は極柱挿通口13の中心部に位置して
、極柱12の外周面には間隙部14を形成せしめる。
の突出部11を放射状に突設せしめたる鉛合金よりなる
極柱12を挿通せる極柱挿通口13を穿設せる電槽蓋に
して、例えば熱可塑性合成樹脂あるいはエボナイト等よ
りなり、極柱12は極柱挿通口13の中心部に位置して
、極柱12の外周面には間隙部14を形成せしめる。
15は例えばネオプレン樹脂あるいは台底ゴム等よりな
るOリングパンキン、16は極柱挿通口13を被封する
例えばポリカーボネート樹脂等の合成樹脂よりなる極性
封口用ナンドにして、内周に刻設せる螺子により、同材
質よりなる極柱支持リング17の外周に刻設せる螺子と
螺合せしめられて、極性12に挿通する。
るOリングパンキン、16は極柱挿通口13を被封する
例えばポリカーボネート樹脂等の合成樹脂よりなる極性
封口用ナンドにして、内周に刻設せる螺子により、同材
質よりなる極柱支持リング17の外周に刻設せる螺子と
螺合せしめられて、極性12に挿通する。
13は極柱12の上部周壁面に凸段したるリブにして、
極柱支持リング11を極柱12に挿通する時、該極柱支
持リング1γの内周に穿刻された縦溝19と嵌合して該
極柱支持リング上面の固定窓20上に支着されたる時、
極柱12は該極柱支持リング11の中心部に突挿されて
極柱12の周面には空隙部21が形成される。
極柱支持リング11を極柱12に挿通する時、該極柱支
持リング1γの内周に穿刻された縦溝19と嵌合して該
極柱支持リング上面の固定窓20上に支着されたる時、
極柱12は該極柱支持リング11の中心部に突挿されて
極柱12の周面には空隙部21が形成される。
22は凹部23にコンパウンドあるいはワックス等のシ
ール材を流し詰めて形成される充填部である。
ール材を流し詰めて形成される充填部である。
本考案は上記の如き構造であるから、例えば極柱12の
周壁面に放射状に付設したる突出部11を介して電槽蓋
10の極柱挿通口13の中心部に挿通し、極柱12の外
周面に間隙部14を形成せしめて電槽蓋10の上面に突
出せしめ、更に該極柱12の上部円蓋に配設せるリブ1
3を案内として極柱支持リング1Tの縦溝19を嵌合し
て、該極柱支持リング17を螺廻方向に廻転せしめれば
、リプ18は縦溝19を離れて、固定窓20上に乗上げ
て停止し、極柱支持リング17はリプ18を介して極柱
12の外周面に同間隔の空隙部21を形成して電槽蓋1
0上に固定される。
周壁面に放射状に付設したる突出部11を介して電槽蓋
10の極柱挿通口13の中心部に挿通し、極柱12の外
周面に間隙部14を形成せしめて電槽蓋10の上面に突
出せしめ、更に該極柱12の上部円蓋に配設せるリブ1
3を案内として極柱支持リング1Tの縦溝19を嵌合し
て、該極柱支持リング17を螺廻方向に廻転せしめれば
、リプ18は縦溝19を離れて、固定窓20上に乗上げ
て停止し、極柱支持リング17はリプ18を介して極柱
12の外周面に同間隔の空隙部21を形成して電槽蓋1
0上に固定される。
而して極柱支持リング11の外周壁に刻設されたる螺子
に極柱封口用ナンド16を嵌合し、螺廻すればOリング
パンキン15を抑圧締着せしめて極柱挿通口13は被封
され、更に極柱支障リング17の上面部、即ち極柱12
の上部外周壁と、極柱封口用ナンド16の内面とによっ
て形成される凹部23にコンパウンドあるいはワックス
等のシール材を流し詰めて充填部22を形成せしめれば
、極柱挿通口14は液密的に封緘される。
に極柱封口用ナンド16を嵌合し、螺廻すればOリング
パンキン15を抑圧締着せしめて極柱挿通口13は被封
され、更に極柱支障リング17の上面部、即ち極柱12
の上部外周壁と、極柱封口用ナンド16の内面とによっ
て形成される凹部23にコンパウンドあるいはワックス
等のシール材を流し詰めて充填部22を形成せしめれば
、極柱挿通口14は液密的に封緘される。
かくして、電槽蓋10に有する極柱挿通口13と極柱1
2との間隙部14に沿って毛細管現象的に滲出上昇しよ
うとする電解液は、極柱12と極柱支持リング17との
空隙部21にも滲入するが、これより上部には充填部2
2が形成されているので上昇は遮られて外部への滲出漏
液の懸念はなく、一方極柱12の外周壁に付着し浸潤し
ている電解液滴は、間隙部14及び空隙部21により絶
えず原画され往来置換するので、従来の如く鉄部での電
解液滴の滞留堆積はなくなり、従って滞留堆積に因る比
重の高濃度化から生起する鉄部での濃淡電池の発生もな
く、極柱局部における電解作用による極柱酸化腐蝕の弊
害を完全に防止することができる利点がある。
2との間隙部14に沿って毛細管現象的に滲出上昇しよ
うとする電解液は、極柱12と極柱支持リング17との
空隙部21にも滲入するが、これより上部には充填部2
2が形成されているので上昇は遮られて外部への滲出漏
液の懸念はなく、一方極柱12の外周壁に付着し浸潤し
ている電解液滴は、間隙部14及び空隙部21により絶
えず原画され往来置換するので、従来の如く鉄部での電
解液滴の滞留堆積はなくなり、従って滞留堆積に因る比
重の高濃度化から生起する鉄部での濃淡電池の発生もな
く、極柱局部における電解作用による極柱酸化腐蝕の弊
害を完全に防止することができる利点がある。
上述せる如く、本考案は極柱周壁における電解液滴の滞
留堆積するのを阻止し、これび因にて生起する極柱腐蝕
を防止し得る等実用的価値甚だ大なるものである。
留堆積するのを阻止し、これび因にて生起する極柱腐蝕
を防止し得る等実用的価値甚だ大なるものである。
第1図は従来の蓄電池極柱封口部の要部断面図、第2図
は本考案蓄電池極柱封口部の要部断面図、第3図は第2
図におけるA−A’線に沿う断面図である。 12は極柱、13は極柱挿通口、14は間隙部、16は
極柱封口用ナンド、17は極柱支持リング、21は空隙
部。
は本考案蓄電池極柱封口部の要部断面図、第3図は第2
図におけるA−A’線に沿う断面図である。 12は極柱、13は極柱挿通口、14は間隙部、16は
極柱封口用ナンド、17は極柱支持リング、21は空隙
部。
Claims (1)
- 極柱の外径より幾分大なる口径を有するように電槽蓋に
穿設された極柱挿通口に極柱を挿通して形威される間隙
部および前記極柱の上部周壁面に凸段したりブを支持し
た極柱の直径より大なる内径を有する合成樹脂製極柱支
持リングと極柱周壁面との間に形成する間隙を以って、
極柱周壁面を伝って滲み上ってくる電解液の流路、往来
置換通路となすと共に、前記極柱支持リングの外周に合
成樹脂製極柱封口用ナンドを螺着して該極柱封口用ナン
ドの下面と電槽蓋上面との間でOリングパツキンを圧接
し、且つ極柱封口用ナンドの上面部に形威せる凹陥部に
おいて極柱の周囲を液密に充填物を詰めて充填部を形成
した蓄電池極柱封口部。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1978024580U JPS5821072Y2 (ja) | 1978-02-27 | 1978-02-27 | 蓄電池極柱封口部 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1978024580U JPS5821072Y2 (ja) | 1978-02-27 | 1978-02-27 | 蓄電池極柱封口部 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS54128033U JPS54128033U (ja) | 1979-09-06 |
JPS5821072Y2 true JPS5821072Y2 (ja) | 1983-05-04 |
Family
ID=28863331
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1978024580U Expired JPS5821072Y2 (ja) | 1978-02-27 | 1978-02-27 | 蓄電池極柱封口部 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5821072Y2 (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4024013Y1 (ja) * | 1964-08-22 | 1965-08-16 | ||
JPS4734668U (ja) * | 1971-05-18 | 1972-12-18 |
-
1978
- 1978-02-27 JP JP1978024580U patent/JPS5821072Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4024013Y1 (ja) * | 1964-08-22 | 1965-08-16 | ||
JPS4734668U (ja) * | 1971-05-18 | 1972-12-18 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS54128033U (ja) | 1979-09-06 |
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