JPS5821067Y2 - 低圧水銀蒸気放電灯 - Google Patents

低圧水銀蒸気放電灯

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JPS5821067Y2
JPS5821067Y2 JP14929080U JP14929080U JPS5821067Y2 JP S5821067 Y2 JPS5821067 Y2 JP S5821067Y2 JP 14929080 U JP14929080 U JP 14929080U JP 14929080 U JP14929080 U JP 14929080U JP S5821067 Y2 JPS5821067 Y2 JP S5821067Y2
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JP
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mercury
indium
bismuth
amalgam
vapor pressure
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JP14929080U
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JPS5670967U (ja
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ピーター・ホツケリング
フスターフ・アドルフ・ウエツセリンク
Original Assignee
エヌ・ベ−・フイリツプス・フル−イランペンフアブリケン
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は二個の熱電子放射電極とビスマス・インジウム
の水銀アマルガムと放電空間に具備させた低圧水銀蒸気
放電灯に関するものである。
低圧水銀蒸気放電灯は入力電気エネルギーを紫外線出力
に変換するのに水銀の蒸気圧が約6×10”mmHgと
なった時に最高変換効率を示すものでこの蒸気圧は40
℃付近に釦ける水銀の平衡圧に相当する。
このような放電灯は主として灯の供給入力と灯の点灯環
境、特に輻射による熱放散量とに関係する。
若し灯の周囲温度が規定の入力で40℃程度を超えるよ
うな放電空間温度となるならば上記の変換効率は低下す
る。
多くの場合外囲温度を一定に維持することは困難である
ので該変換効率従って光束出力は格別の対策を溝じなけ
れば変化する。
例えば換気が充分でない器具の中で点灯すれば灯の温度
は上昇する。
原則的に規定入力で点灯して如何なる外囲温度でも最大
光束出力を得ようとしても不可能である。
光束出力を増加しようとして電気的入力を増加した時も
灯の温度が昇って水銀蒸気圧も昇るので変換効率が低下
する。
既知方法の中でこのような温度上昇してもなお水銀蒸気
圧をなるべく一定とするには水銀アマルガムを使用する
にある。
アマルガムを取付ける位置は灯を規定の点灯状態とした
時に水銀蒸気圧が6 X 10−3mmHgからなるべ
く偏差が小さいような温度個所とする。
該温度は40℃である。既知のアマルガムはインジウム
と水銀より成り、インジウムと水銀が規定比率のものを
使用すれば相邑広い温度範囲で水銀蒸気圧が6X10
”mm Hg付近で安定する。
アマルガム中の水銀の比率を低くすれば広い安定蒸気圧
の範囲は得られるが、最良蒸気圧である6X10−3m
ytHgよりも高い値で安定しそのため電気的入力を有
効光束に変換する効率が低下するという困難が発生する
%にインジウム−水銀アマルガムを具える灯は室温では
アマルガムを具えない灯はど始動が容易でないことは知
られている。
その理由は室温では水銀だけの灯よりも水銀蒸気圧が低
いためである。
水銀比率の低いアマルガムを使用すれば一層室温に於け
る始動が困難となる。
灯の点灯中はアマルガム中の水銀比率は7層低くなるも
のでそれは水銀が、大低の場合存在する蛍光層によって
吸着されるためである。
このようにしてインジウム−水銀アマルガムを使用すれ
ば水銀蒸気圧が安定する温度範囲は確かに広くなるが始
動が困難となり効率が低下する。
本考案の目的はこれを救済しようとするにある。
本考案はビスマス・インジウムと水銀とのアマルガムを
封入した低圧水銀蒸気放電灯で、ビスマス対インジウム
のアトム比を0.45 : 0.55〜0.60 :
0.40とし、水銀対ビスマス・インジウムの和のアト
ム比を0.04 :0.96〜0.10:0.9として
成ることを特徴とする。
上記の通りのアマルガムを含有させた低圧水銀蒸気放電
灯は広い温度範囲に亘って水銀蒸気圧が6 X 10−
3mmHg付近に安定する。
このアマルガムを使用した灯の利点は室温でも水銀蒸気
圧は充分に高くそのため始動容易である点にある。
更に他の利点はこの灯の使用中に例えば蛍光層等に水銀
が吸収されてアマルガム中の水銀比率が低下した時に室
温で水銀蒸気圧が低下しているので始動は妨害を受けな
い。
又灯の使用中に最高変換効率を示す水銀蒸気圧は僅かし
か変動しない。
ドイツ特許第1149818号明細書にはインジウム・
錫やインジウム・ビスマスの水銀アマルガムも錫・カド
ミウムの水銀アマルガムも記載されている。
灯の寿命中に正しく付着していてアマルガム自身が正し
く可塑性を保有するためには該明細書によればアマルガ
ム形成金属と水銀との比率を4:1〜1:1とする必要
がある。
更にインジウム・錫と水銀との比率はインジウム・錫:
水銀を2.5 : 1とするのが好ましいとある。
錫:インジウムは重量比47:53が好ましいとありこ
れはアトム比46 :54となる。
ビスマスやカドミウムを使用した場合の比率は記載され
ていない。
上記ドイツ特許の場合でもアマルガムの壁付着強度は良
くなければならないので該明細書によれば水銀比率を比
較的大とする。
その結果は温度の関数である水銀蒸気圧の変化が純水銀
の場合と実質的に同一となる。
上記の通りアマルガムの形で放電空間に装着することか
できるが水銀と残余成分とを別々に装着することもでき
る。
例えば英国特許第1267175号明細書記載のように
水銀をカプセルに入れて装着すれば水銀を正確に秤量で
きる利点がある。
例えば通称ステムでも可であるが灯内の適当個所にイン
ジウム・ビスマス合金を装着することができる。
この点について本考案のインジウム−ビスマス比率なら
ば例えばステムに対する付着強度が大である。
アトム比0.45 : 0.55〜0.6:0.4と言
うビスマス−インジウム比率は0.53 : 0.47
と言うニーチクティック比率に近いから分解による障害
が最小である。
水銀とビスマス・インジウム和とのアトム比を0.04
: 0.96〜0.10 : 0.90に選択したた
めにて温度対蒸気圧曲線に略々水平な部分を得た。
その蒸気圧は約6 X 10 ” mmHgである。
若し水銀比率を0.04より小さくすると、比較的低温
における水銀蒸気圧が低すぎて良好な点弧が得られない
ため不可である。
すなわち、水銀比率のこの下限0.04が選ばれた理由
は、充分な蒸気圧の安定化と充分な点弧とがこの放電灯
で得られることを、絶対的に保証するためである。
次に、逆に、水銀比率が0.10を越えると、水銀蒸気
圧(約6x 10 mmHg )が略々一定である温
度範囲が狭くなってきて不可であり、例えば0.2以上
ともなれば蒸気圧安定化作用は失なわれ高温点灯時の光
束出力が減少する。
上記のようにインジウム・ビスマス合金を使用する灯の
製造方法では水銀と別に装着することができる。
そのような方法において生ずる問題の1つは、インジウ
ムとビスマスとの合金が室温において脆い性質を有する
ということである。
この結果、この放電灯のガラス部品表面に接してそのよ
うな合金を機械に塗布することが非常に困難になる。
この合金を熱間押出しによって得られる線状にして用い
ることによって、この欠点を軽減することができる。
その際にインジウムとビスマスとの合金が100℃を超
える温度において可成り延性でありかつ熱間押出しにそ
のように好適であるという事実を利用する。
棒状においてこの脆い合金は、それ故、約60℃の温度
において、少なくとも90°、好捷しくは120°の角
度において押出開口を通して押出さ力て線を形成する。
灯の製作時にこの線材の成る長さを例えばステムのよう
な装着予定個所へ溶融点より少し高い温度で溶射する。
図面につき本考案を説明する。
第1図において1は硝子バルブでマンガン及びアンチモ
ン活性化ハロ燐酸カルシウムの蛍光層2を有する。
バルブ内に水銀蒸気と稀ガス又は混合稀ガス例えばアル
ゴン・ネオン混合ガスを4〜6trrm Hgで封入す
る。
放電空間には両端に熱電極3゜4を設け、内部に水銀と
アマルガム可能な20〜600ηのインジウム・ビスマ
ス合金7を各ステム5,6に設ける。
第2図に於てA曲線は純水銀の温度対蒸気圧曲線でB及
びB′ 曲線はインジウム・ビスマスと水銀とのアマル
ガムの温度対水銀蒸気圧曲線で8曲線はインジウム−ビ
スマス−水銀の比が45:49:6の場合でB′曲線が
同じ(46:51:3の場合である。
C及びC曲線はインジウム−水銀アマルガムの水銀蒸気
圧曲線でCがインジウム水銀比94:6でC′が同じ(
97:3の場合である。
この曲線群からアマルガムの蒸気圧は純水銀よりも常に
低いこと、曲線B 、 B’ は同C2C′ よりも
広い温度範囲に亘って、最良値6×10 mmHg
の付近で平担であることが判る。
更にインジウム−ビスマス−水銀アマルガムはインジウ
ム−水銀アマルガムよりも室温で蒸気圧が高いことも判
り、始動が容易であることも判る。
更に水銀比率が低減すれば蒸気圧が安定する温度範囲は
広くなるが室温に釦ける水銀蒸気圧がインジウム−ビス
マス−水銀アマルガム中の水銀比率に関係なくなること
も判る。
従って灯の始動は総てのアマルガムに対してはそうでな
いことが判る。
第3図は各灯に同一人力を与えた場合の出力光束Φを示
す曲線で出力光束の最大値を100とした任意目盛にし
た。
曲線Aは水銀のみを封入した灯、曲線Bはインジウム−
ビスマス−水銀比率が45:49:6のアマルガムを封
入した灯、曲線Cはインジウム−水銀比率94:6のア
マルガムを封入した灯を夫々示す。
これによって本考案アマルガムを封入した灯の出力光束
は広い温度範囲に亘って高水準であることが判る。
又、本考案は次の態様を実施することができる。
放電空間に二個の熱電極とビスマス・インジウムの水銀
アマルガムとを具備させるに当って、ビスマス・インジ
ウム合金の棒を使用して最小角90゜の角度を有する押
出孔から60℃の温度で押出伸線して後、該合金を被着
しようとする放電灯内の個所へ該合金の溶融点の少し上
の温度で溶射すること。
以上要するに本考案は、水銀蒸気圧を広い温度範囲にわ
たって約6 X 10 ”mmHgの圧のもとに安定
に維持させるビスマス、インジウム及び水銀から戊る合
金が存在する低圧水銀蒸気放電灯である。
本考案による原子比を有するインジウムとビスマスとの
合金を用いると、放電灯のガラス部品への接着がさらに
特に良好になる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案放電灯を線図的に記載した縦断正面図で
、第2図は封入アマルガムの数列について示した温度対
水銀蒸気圧曲線で、第3図は外囲温度に対して出力光束
を示した曲線である。 1・・・・・・バルブ、2・・・・・・蛍光層、3,4
・・・・・・熱電極、6・・・・・・ステム、7・・・
・・・アマルガム。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 放電空間に二個の熱電極と、ビスマス・インジウムの水
    銀アマルガムとを有する低圧水銀蒸気放電灯に於て、ビ
    スマス対インジウムのアトム比を0.45 : 0.5
    5〜0.60 : 0.40とし水銀対ビスマス・イン
    ジウムの和のアトム比を0.04:0.96〜0.10
    : 0.9として成ることを特徴とする低圧水銀蒸気
    放電灯。
JP14929080U 1980-10-21 1980-10-21 低圧水銀蒸気放電灯 Expired JPS5821067Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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Publication Number Publication Date
JPS5670967U JPS5670967U (ja) 1981-06-11
JPS5821067Y2 true JPS5821067Y2 (ja) 1983-05-04

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